今回のepisode5.5はなるべくスマートに終わらせたいと思います。
六時間目が終わり鞄に教材を入れた。みんなもうすぐ文化祭なので気が浮かれている。ナンパされるかも、楽しみぃ〜など色々な理由がある。まぁ、ぶっちゃけ俺はダルいと思う。
人生で数度しか体験できない文化祭。しかしこんな言い方もできる。
人生数度じゃ楽しみなんか忘れんだろ!と。
別にそこまで言う気はないが、あまり文化祭はやる気が起きない。
中学の時は学校が荒れていたから文化祭どころではなかった。だから文化祭は未経験。
しかし、俺はあまりチャレンジをするタイプではない。何でもそのまんまが一番。そういう考え方。だから相当な事でないと考えを変える事はない。
「文化祭かぁ〜、だるいわぁ〜」
俺が音をあげると白浜と倉本に聞かれてしまった。
「何でですか?あんなに楽しいのに!」
「そうか、楽しいのか」
俺は力の無い声で白浜に応答する。白浜は相手にされなかったためにムゥッとほっぺたを膨らませながら少し怒る。そんな白浜を見る方が断然楽しいのだが。
倉本は俺の意見に賛同した。
「まぁ、確かにあんな事をするんだったら大変で嫌になるわな」
そう、倉本が言っている『あんな事』。それはGHBが文化祭の時にする活動。
『どこでも助っ人』である。
このどこでも助っ人は人数が足りない所などの所に助っ人に行くというもの。つまりは自ら縁の下の力持ちになるという事。
これがダルいったらありゃしない。この学校は文化祭には力を入れているらしく準備が大変。なので、多くの出展団体から助っ人のお願いがくる。
今までにもペンキ塗りや、荷物運びなどをやらされてきた。しかも、それが当日になったら何倍にも仕事量が増える。
「でも、楽しいじゃないですか!みんなで頑張って文化祭というものを作り上げるのは」
「……お前のは正論だけどなぁ。でも、人には好き嫌いがあるもんよ」
すると倉本が鼻血を垂らしながら白浜にこう言った。
「まぁ、この愚民はともかく、私は舞ちゃんがイク姿を見る事が出来るなら文化祭もろとも好きになっちゃうよ」
おぉぉぉい!何をいっとんじゃぁぁ!
が、しかし白浜はこの言葉がエッチな意味とは気づかない。
「行く?どこへ?」
ありがとうございます!神様!白浜が言葉の意味をわからなくて良かった。後で倉本めっためったにしますから!
「ほら、部室に行くぞ愚民。それと舞ちゃんも一緒に
俺は倉本の首根っこを掴んだ。
「おい!それ以上言ったら逝かせるぞ」
「えっ?イカス?やだ。私まだ処女なの。初めては優しく……ね?」
「ね?じゃねぇよ!ってか何暴露してんだよ!」
「おい、愚民。それ以上大声で言うのはやめといたほうがいいぞ。愛しの舞ちゃんに聞かれてるぞ」
「……ちっ!」
俺は掴んでた首根っこを離した。それを見ていた白浜はこう言った。
「お二人って仲がよろしいんですね。まるでおしどり夫婦みたいに」
「誰がおしどり夫婦じゃぁ!」
「誰がおしどり夫婦じゃぁ!」
「ほら、息ぴったり」
「ああ、もう、とにかく部室に行くぞ」
「はいっ!そうですね」
俺たちは部室に向かった。そして部室に着いた。するとそこにはある人がいた。
「お、お前は、多田森……」