何だかんだと恋運ぶ呪いの花   作:SUN'S

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ときめきクリティカル 急

右京さんによるラブレター作戦を受け、あかねさんは響君とデートしている。色々と大変な事もあるけど、横恋慕はダメだと私は思う。

 

「小鎌さん、そっちはどう?」

 

「やばいわね。句のヤツが手を繋いだわ」

 

クワッと戦々恐々とした顔付きになる小鎌さんは双眼鏡を置き、グルグルと回る目を見開いて「姉である私より先を行くの?」とか「姉より優れた弟はいない」とか「でも、友達の恋路を邪魔したくない」と、ブツブツと変な言葉を呟いている。

 

なんだか大変そうかな。

 

そう私は思っているとあかねさんと響君は動き出し、句君と天道先輩も動き出した。しかし、どちらを観察すれば良いのだろう?

 

「ん?……早乙女君、女装に目覚めたのかな?」

 

「え?あらまあ、本当に乱馬君じゃない」

 

まさかデートしているあかねさんと響君の邪魔をするつもりなの?と考え、思わず槍に手を伸ばしかけるけれど。早乙女君とあかねさんは許嫁だった。

 

それなら問題ないかな。

 

まあ、危なかったら止めよう。

 

「……小鎌さん、これいつまで続けるの?私も借りてた本を読みたいんだけど」

 

「切さん、筋トレ馬鹿で怪力アホの句のデートよ?見守らないと何するか分からないでしょう。下手したらなびきが怪我するかも知れないわ」

 

成る程、そこまで考えていたわけね。

 

弟想いの小鎌さんに感心していたそのとき、私と小鎌さんの目の前を大きな風呂敷を背負ったお爺ちゃんが通りすぎ、直ぐに戻ってきたかと思えば新品の下着を置いて、また走り去る。

 

「わははははっ、勝負下着じゃ!」

 

「切さん、捨てるから貸しなさい」

 

そう言うと小鎌さんは本当に下着を捨てようとするから交番に届けて、ついでにお爺ちゃんの事も注意して貰おうと話す。

 

まあ、それで終わるならとっくに真面目な格闘家をしているわよねと苦笑を浮かべつつ、早乙女君とあかねさんと響君から離れる。

 

「やばいわね。句となびきが変なのに絡まれてる」

 

「トラ柄ビキニ、ハイカラだね」

 

「切さん、あれはハイカラでいいの?」

 

良いセンスだと私は思う。

 

なにより自分のスタイルに自信を持つことはとても大事だ。そう話しながら歩いていたその時、句君ともう一人の男の子が落雷にあった。

 

いや、違う。今の落雷はトラ柄ビキニの女の子が雷を放っていた。静電気や生体電流を利用した格闘技は幾つか存在するけど。

 

彼女みたいに強烈な技は初めて見たかな。

 

句君もビックリしているけど。天道先輩に当たらないように鎖分銅で避雷針を作り、彼女に電撃が飛ばないようにしていたのは高得点だね。

 

 

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