何だかんだと恋運ぶ呪いの花   作:SUN'S

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応援します、Myダーリン!! 破

私と京子さんが話している間に、あかねさんはバレー部の助っ人として試合に参加したというのに、格闘チアリーディング部を名乗る相手の妨害を受け続け、怒ってチアリーディング部に文句を言っている間に、ふつうに負けてしまったそうだ。

 

「貴女、九能さまのなに!?」

 

「妻だ」「奥さんかな」

 

USO(ユーエスオー)!?あり得ない、そんな眼鏡を掛けた地味な、地味……か、顔とスタイルは確かにものすごく良いですわね。だけど、九能さまはMARIKO(エムエーアールアイケーオー)、私の物よ!」

 

「切君、浮気ではないぞ」

 

「知っているかな」

 

やいのやいのとフサフサした何かを振って勝負を宣言してきた彼女に「待ちな!」と聞き覚えのある女の子の声が聞こえ、フェンスの上を見上げる。

 

「ムッ。おさげの女、なぜここに?」

 

早乙女君、なんでまた女の子に?と小首を傾げつつ、私と九能先輩、剣道部のみんなは二人のにらみ合いを静観している。

 

巻き込み事故は怖いからね。

 

「その勝負、オレが代わりに受けてやる」

 

「あら、あなたも狙っているのね。良いわ、KUNOU(ケーユーエヌオーユー)!九能さま、私のこの溢れてしまう愛を必ずや貴方にお届けします!」

 

「う、うむ、そうか」

 

スタスタと走り去る彼女に手を振り、早乙女君に視線を向けるとやる気に満ちていた。私としては、あのチアリーディングの衣装を早乙女君が着ることの方がかなり気になっている。

 

小太刀さんのときもそうだったけど。

 

早乙女君は身体のラインが出る服を着ても何も思わないのだろうかと考える。まあ、そんなことは絶対にないんだうけど。

 

うん。とにもかくにも二人は応援して戦うことを選んだわけかな。しかし、あとであの電柱に隠れているあかねさんに説明しないと大変なことになる。

 

「切君、断じて浮気でははないぞ」

 

「もう、九能先輩のことは信じてるよ」

 

「そ、そうか」

 

「九能部長ならやりそうだけどな」「まあ、交際は申し込んでも好きや愛しているは言わずにいた九能の事を信じてやらんでもない」「ってか。普通に断れば良かったじゃねえの?」

 

「己らは黙っとれ!」

 

竹刀を振るって怒る九能先輩にクスクスと笑いながら、部活に戻っていく彼に手を振って、いまだにバレていないと思っているあかねさんの肩を叩く。

 

「ど、どうしよう、切さん」

 

「フフ、あかねさんも素直になっちゃえば良いんじゃないかな?」

 

そうすれば何も悪いことなく、まるっと収まるとは思うんだけど。でも、京子さんは早乙女君のことも狙っているみたいだし。

 

どうするのかな?

 

 

 

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