心配性の実力者は今日も鍛え続ける   作:大気圏突破

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目覚めた新たな性癖

 高町なのはとフェイト・テスタロッサを取り込んだ【闇の書の意志】は上昇し地上にいる5人を見つめていた。こうなるとユーノとアルフで月村たちを守ってもらうしかない、なのはならカートリッジシステムを用いて強力なバリアを張ることが出来るが、使い魔たちでは心許ない

 

【マスター!】

「分かってる」

 

 ジャックドールが言おうとしていることは分かっている。できるだけ離れた位置で戦闘をする!向こうの攻撃が強力なら出し惜しみせずに最大出力で手を出し続ければ防御せざるを得ない

 

 得意の『四次元マンション』を使った戦法は封じる。扉を作る隙は大きく自らピンチを招いてしまう。そして初見だとブラフも通用しないのも厄介だ!…そして1つだけ懸念していたことがある

 

 

「ユーノ!」

「どうしたの?僕たちのことは気にせず」

「違う。蒐集された魔法は”借り物”って言ったよな?」

「そうだけど…それが」

 

 テニスの王子様で樺地が『手塚ゾーン』や他の技をコピーしたが、急な雨に対応することが出来ずに負けてしまった。どんなに強い技でも本人と他人では誤差が生じる。しかし使い手本人を取り込んだらどうなる?

 

 

「3対1かよ!」

 

 彼女はレイジングハートに似た杖を呼び出してアクセルシューターを放ってきた。なのはの12発とは違い、威力の伴った256発の魔力弾が5人に襲い掛かるが誠がカートリッジロードを行い剣を地上に突き刺して1番強固な防御魔法『守護方陣』を展開し全弾を防ぎきった

 

 

「俺が飛んだら逆方向へ逃げろ!」

「分かった。なら僕の魔力を使ってくれ」

「私のもだ」

 

 自分たちは戦闘の足手まといになる。せめて死地に赴く彼に何かをしたいと思った

 

「じゃあ行ってくる!」

「待ちなさいよ!」

 

 飛び立つ前にバニングスが彼の肩を掴んで止めていた。彼女は誠の心臓に軽くパンチを入れると真っ直ぐに見つめ

 

「2人を連れ戻してきてよ絶対に!はやても助けなさい」

「やんちゃな勝利の女神様だ」

「ロクゴウ君、ごめんなさい何も出来なくて」

 

 その言葉に無言で頷くと一気に飛び立ち、ラスボスの前に対峙した

 

「ジャックさん……行くよ!」

【OK!かましてやりましょう】

 

 

 

 アースラのブリッジで彼女たちは戦局の行く末を見ていた。年端もいかない子供たちを最前線に立たせ自分たちは安全から見守ることしか出来ないことに自身の無力さを通例に感じとっていた

 

「艦長!アルカンシェルですが」

「ダメよ!こんなところで発射したら戦っているみんなが」

 

 管理局の艦船武装の中でも屈指の殲滅力を誇る魔導砲は、11年前に起きた闇の書が暴走した時にも使われた装備であり空間歪曲と反応消滅で対象を殲滅する。その効果範囲は発動地点を中心に百数十キロに及んでしまう

 

 

「歯痒いものね」

「信じることしか出来ないって…」

 

 モニターに映る彼は必死に食らいついている。もうすぐでクロノが帰ってくるが取り込まれた彼女たちを救う一手になるのか?

 

「クライドさん…」

 

 亡き夫の名前を口にするリンディは祈ることしか出来なかった

 

 

 

 

 

「刃以もて血に染めよ。穿てブラッディダガー!」

 

 21本の血の色をした鋼の短剣が高速で迫ってくる。誠はヌンチャクを作って振り回しながら打ち返し反射した刃がビリヤードの玉のように他の刃を巻き込んで落としていく

 

「今度はこっちからだ!」

 

 既にカートリッジを複数使用し必要以上に身体強化を行っているが攻撃が殆ど防がれてしまう。なのはとフェイトを取り込んでいるということは2人の記憶を彼女が引き継いでいる。つまり彼の戦い方は全て見切られているのだ

 

 

「そんなものか」

 

 バルディッシュを展開しフェイト以上のスピードで突っ込んでくる。一直線に迫ってくるのでタイミングを見計らってカウンターを仕掛けるが

 

「ぐふっ!」

 

 シャマルの使っていた『旅の鏡』を利用した部分転移で脇腹に彼女の拳が突き刺さる。想定外の攻撃を受けてしまったが拳を掴んで右肘と右膝で上下から挟撃して僅かながらダメージを与える

 

 

【上です!】

 

 今度はヴィータが使用した鉄球が複数飛来してきた。防御魔法を貫いてくる厄介な技だが

 

伸縮自在の愛(バンジーガム)

 

 十八番を膜のように展開し全てを受けきる。ゴムの弾性を利用して跳ね返そうとするがガムを展開していた腕が水を絞る雑巾のように絡まってしまう

 

「ジャイロ回転か」

「貴様のその技は厄介だが封じてしまえば容易いものだ!どうする解除しなければ捻じれるぞ」

「親切に教えてくれてどうも!」

 

 彼は腕のガムを解除をするが

 

「縮め!」

 

 自身の足の裏と地上に繋げていたガムを発動し垂直に落ちて鉄球を回避し、脇腹を攻撃してきた時に付着させていたガムを使ってロケットのように突撃して腹に頭突きをかました

 

 互いの手を握り力比べの様相となる。彼女の蹴りと誠ヘッドバットが同時に炸裂するが2人は離れない『旅の鏡』を使ってブラッディダガーを彼の背中に着弾させるが退かずに攻撃を続ける

 

「主の願いを…貴様は邪魔を」

「その願いのせいで世界が壊れたら叶える場所がねぇだろ!」

「戯言を」

 

 ノーモーションで放たれたディバインバスターを四方八方から受けてしまったせいで、繋いでいた手が離れてしまい地上の建物の中にまで落ちてしまった

 

【マスター!】

「大丈夫だ致命傷じゃない!しかし強いなセクシーちゃんは」

【近・中・遠において隙がありませんね】

「危険手当がないとやってられないよ」

 

 こっちの攻撃は見切られ対策を講じられている。さっきのように至近距離まで持ち込んでしまえば多少のダメージを与えることが出来るがパワー勝負でも分が悪い、どんなに思考を巡らせても勝つビジョンが見えてこない!

 

 大の字になって空にいる彼女を見つめていると、ムチムチとした太ももの隙間から白い下着が存在感を主張するように露になっていた

 

【マスターどうしました?】

「良い眺めだなって、柔らかそうだなアレ」

【好きなようにしてみたらどうですか?】

 

 

 シグナムとの戦闘でも触るチャンスはあったのに手は伸ばさなかった。アルフのはわらび餅のような感触だった。プレシアのも温かくて良かった。闇の書って自分が生まれるよりも前に作られたアンティークだ!年上好きとして少し興味が沸いてきた

 

 

 

 

「終わりか?」

 

 彼が落ちていった建物にスターライトブレイカーを打ち込んだ瞬間に影が飛び出し猛スピードで突撃してきた。闇の書の意志はレイジングハートで振り払おうとするが体を捻って回避され接近を許し防御の姿勢になるが彼の手は拳ではなく開いて胸に置かれていた

 

「なっ!なぁっ!」

 

 表現出来ない感情に襲われる。顔や胸の奥が熱くなって変な汗が噴き出し呼吸と鼓動が早くなる。今まで味わったことのない感覚で思考がおかしくなりそうだ

 

 

「可愛い反応するね。揉まれるのは初めて?」

「貴様なにを!」

 

 右のチョッピングで頭を狙ったが

 

「じゃあ次は脇」

 

 拳を握って親指を出すと脇の窪みに突き刺さり、彼女はまた可愛らしい声を出して”ピクッ!”と震えてしまい腰が引けてしまったところを狙われ、開いてしまった太ももの間に誠の頭が侵入し肩車をする姿勢になる

 

「あ~プニプニして気持ちいい」

【マスターって変態ですか?】

「変態でもあるが正しいな!」

 

 読者なら彼のこと変態と呼んでも構わない、上下を入れ替え彼女の頭を地面に向けて落下する。中国のエッチが否…叡智が詰まった必殺技

 

九龍城落地!(ガウロンセンドロップ)

 

 地上に激突したが頭部に防御魔法を展開し、直撃のダメージは無かったが衝撃まで吸収することは出来なかった。しかし誠は彼女の背中に馬乗りになるとムチムチする太ももの感触を確かめるように

 

「痛タタタタァァァ!」

 

 逆エビ固め(ボストンクラブ)を繰り出していた。技の返し方なんて分からない!闇の書の歴史の中にプロレス技に関する記載は1つも存在しないから通じてしまう。無理やり力ずくで押し返すと今度は腕ひしぎ十字固めを決められてしまった

 

「まだまだ味わってもらうからな!」

 

 迫ってくるプロレス技の応酬に戦慄する彼女は、取り込む相手を間違えてしまったと思うのであった

 

 

 

 

 

 

 

「あれもう朝?」

 

 ベッドの上で目が覚めた彼女は幼稚園(・・・)に行く服装に着替えると台所まで降りていった。既に家族全員が集まってなのはの到着を待っていた

 

「今日は早く起きたね」

「うん、だってお父さんが幼稚園の参観日に来てくれるもん」

「いいな~私の時は毎年海外にいたから」

 

 姉の美由希は口を尖らせて愚痴をこぼしていたが兄の恭也が窘めた。父は仕事の都合で家を空けることが多く行事に参加出来ないことが多々あり、家族に寂しい想いをさせていたが末っ子のなにはには甘く仕事を早く切り上げてくる

 

「ほら早くしないとフェイトちゃんが来ちゃうわ」

「いただきま~す!」

 

 毎日幸せで家族と友達と一緒に楽しく過ごし、また明日がやって来る

 

 

 

「なのは今日は何して遊ぼうか?」

「冒険に行こう!隣町に駄菓子屋ができたの」

 

 ここには辛い現実なんて存在しない、まるで『夢』みたいだ!悲しくて苦しくて寂しいことは何1つ存在しない、もう独りで涙をこぼすことなんて……

 

 

「そう…これは『夢』なんだ!」

「どうしたの?なのは」

 

 手を繋いでいる友達(フェイト)が不思議そうな顔をして覗き込んでくる

 

「帰ろうか」

「帰るって!ここは」

「誰も傷つかない理想の夢だね」

 

 胸に手を当てて大切な相棒の感触を確かめる。知り合って半年だけど自分のことを1番近くで見ていてくれた。互いに傷つき再び空に戻る力を得た

 

「行くんだね」

「うん…楽しい夢をありがとう」

 

 魔法少女の力を身に纏い彼女は飛び立った。夢から覚める方法は1つしかない

 

「レイジングハート行くよ!」

【OK】

 

 カートリッジを複数射出し最大出力でぶっ放す!高町なのはが最も得意とする砲撃魔法

 

「全力全開!スターライトブレイカー!」

 

 

 

 

 なのは・フェイト・はやての3人が現実世界に戻り最初に目にしたのは

 

「助け…て」

 

 アルゼンチンバックブリーカーを受けている闇の書の意志だった。もちろん誠の右手は彼女の胸の上にあった

 




感動的でシリアスな雰囲気にするつもりだったけど、何故かこうなってしまった

いっそのこと最後の全員攻撃をアニメとは全然違う形にしてみようと思います。(他作品でも全員攻撃で解決してますし)

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