心配性の実力者は今日も鍛え続ける   作:大気圏突破

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とりあえずA’s編は終わり


シリアス?尻も大好きだ!

 雪の降るクリスマスイブに『闇の書事件』は解決した。闇の書と対話を終わらせた八神はやてだが防衛プログラムが暴走する恐れがあるので、現地で…つまり海鳴市で処理することになった。彼女は海上に『闇の書の闇』を捨てた。まるで燃えるゴミを火曜日に捨てるような感覚で

 

 もちろん取り込まれたヴォルケンリッター達も復活した。なお主である八神はやてはスキンシップと称して胸を揉むのが趣味であり、全員の魔力が回復するまでお気に入りのシグナムの胸とリインフォースのバストを揉み比べていた

 

「それでは作戦を開始します!」

 

 

 アースラ艦長であるリンディの号令で始まった『闇の書の闇』の殲滅作戦は単純なことだった。簡単に言えば全員でボコって弱ったところで宇宙に転送し主砲のアルカンシェルで破壊する。それではダイジェストでお送りいたします

 

 

 

「轟天爆砕!! ギガント、シュラアァァァアアアアアアクッッッ!」

 

 先陣を切った鉄槌の騎士と自称するヴィータは、勇者王が振いそうな巨大なハンマーを作り激突させた。力比べを押し切ると後ろにいた遠距離攻撃持ちが

 

「エクセリオン・バスタァァァアアッ!!」

「駆けよ隼!」

【Sturmfalken!】

 

 触手を巻き込みながら防御結界を2層破壊する。健在する触手は空に浮かぶ魔導士たちに襲い掛かるがザフィーラとアルフが前に立って全てを処理していった

 

「やるわよフェイト」

「はい!」

 

 テスタロッサ親子が並び立ち詠唱魔法を発動する準備を行う

 

「凍てつけ!!」

【EternalCoffin】

 

 時間を稼ぐ為にクロノは、グレアム提督から受け取ったデュランダルで周囲を氷結させるが30秒すら持たずに砕かれてしまったが

 

「ジャックさん」

【クァンタムストリーム】

 

 左手で拳を握り右肘の内側に挟む込む、半円の赤い軌道を描きながらL字を作ってチャージされた魔力を一直線に放出し3層目の結界にヒビを入れる

 

 

「天光満つる処に我はあり」

「黄泉の門を開く処に汝あり」

「「出でよ!神の雷」」

 

「「インディグネイト・ジャッジメント!」」

 

 天から降り注ぐ無数の雷の剣が襲い掛かりヒビ割れた3層目を突き破って4層目まで破壊すると八神はやての魔法が間髪入れずに炸裂し『闇の書の闇』を守る結界は全てなくなった。そして戦力外だったアースラの武装局員も攻撃に加わり再生を阻害し、準備を整える

 

 

「全力全開!スターライト」

「雷光一閃!プラズマザンバー」

「響け終焉の笛ラグナロク」

 

 

「「「ブレイカーーーーー!!!」」」

 

 

「本体コアは?」

「ダメです!まだ露出しきれてません」

 

 少女たちのトリプルブレイカーよりも若干相手の防御力が勝っていた。もう1度攻撃を繰り出そうにもチャージしている間に再生が進んでしまう…しかし

 

「師匠!雷で俺に攻撃を」

「分かったわ」

 

 プレシアは残った魔力で弟子にダメージを与えた。誰もがトチ狂ったのか?と思っていたが彼の右足に魔力が集中し『闇の書の闇』に向かって蹴り出した

 

「スーパー」

【イナズマ】

 

「【キィィィィッック!】」

 

 全てを突き破り、序にテルミット反応を起こす粉末を仕込んでいくと電気の力で起爆し体内で燃え盛り、耳をつんざく咆哮と共にコアが露出した

 

「長距離転送!」

「目標軌道上!」

「「「転送!」」」

 

 あとは宇宙にいる大人たちに頑張ってもらおう。フィナーレぐらい決めてくれ

 

「闇の書の悲劇を終わらせるわ!アルカンシェル用意! 」

「了解!」

「(これが私の…最後のケジメ!)」

 

「アルカンシェル発射ッ!!」

 

 

 アースラの前方に備えられた砲門から目映い光が放たれた。これまで自分たちの脅かしていた悪夢が宇宙の塵となって消えた。局員たちは泣いて喜び抱き合っている

 

「…艦長」

「ようやく終わったわ」

 

 もう少しで25日を迎える。どうやら自分たちは闇を祓い平和をプレゼントするサンタクロースのようだ!疲れた体を休めたいがまだやらなければならないことが残ってる

 

 

 

 

 

 騒動が終わって数時間後のことだった。リインフォースは消滅しようとしていた。なのはとフェイトが泣きながらデバイスを構えて震えていたが、車椅子で駆けてきた八神はやてが追い縋って涙を溢れさせている

 

「頑張って制御するから消えんといて!」

「ですが……私が存在すれば闇が再び」

 

 泣きじゃくる彼女に困り果てたリインフォースに誠が近づいてくる。誰もがはやてを引き剥がすと思っていたが

 

 

「オラッ!」

 

 ポケットから何かを取り出して握り拳を作るとリインフォースの心臓部分に叩き込んだ!

 

「いったいなにを?」

 

 こんなシーンで胸を揉むとは思えないが変態な誠である。否定することが出来ない、彼は握っていた拳を開けるが中には何も無かった

 

 

「やっぱりな!」

「誠どうしたの?」

「命の珠が消えている」

「それって、アリシアを助けたロストロギアの?」

 

 フェイトの問い掛けに彼は頷く、ここに来てから彼のポケットの中で『命の珠』が光続けていた。最初は八神はやてに反応していると思っていたがリインフォースに向けて強く輝きを放っていた

 

 

「でもリインフォースさんは死んでいた訳じゃ」

「自ら命を絶とうとしただろ」

「そうだけど……じゃあどうなったの?」

 

 なのはの頭では理解することが出来なかった。いや…この場にいる殆どの面々が状況を把握することが出来ていなかった

 

 

「防衛プログラムの反応が……消えた」

「「「「…えっ!!」」」」

 

 胸を押さえ黙っていた彼女の言葉に、全員が同じ顔で驚きリインフォースのことを見つめていた

 

 

「リインフォースどういうことだ!」

「どうもこうも……言葉の通りだ烈火の将、私の体内から防衛プログラムが消えてしまった。いやまだ違和感があるが」

 

 まだ戸惑う彼女は自分の体に起きたことを上手く把握することが出来ずに、自身の手で体のあちこちを触っている

 

 

「ザオリクだけじゃなくてシャナクの効果もあったのか」

 

 ドラクエのマイナー呪文を口にしても分かる人は少ない、とりあえず彼女の中に存在した防衛プログラムは消失した。つまりこれからも八神はやてたちと暮らすことが出来ることだ!

 

 

「何故」

「なにが?」

「私に使ったロストロギアは大切な…」

 

 こんな自分の為に使うものではなく彼がピンチに陥った時に使うべきでは?

 

「猫耳コスプレ仮面に襲われて死にかけた時に『命の珠』は全く反応しなかった。だからこれは自分ではなく他者を助けるロストロギアだと仮定した」

「それでも私なんかに!」

 

 仮にそうだとしても自分ではなく自身の大切な人に使うべきだと思った。敵対したとはいえ彼のことを痛めつけてしまった自分に使用するべきでは無い

 

 

「てめぇは八神の家族だろ?半年前に"家族総出で助ける"って言われたんだ!お前がいなかったら八神は嘘つきになってしまう」

「そんな……そんなことのために」

「所有者は俺だ!俺がどう扱おうが勝手だ!もう終わったんだよ、こんな寒いところより暖房のある部屋で続きを話そう」

 

 誠は倒れた車椅子を戻すと持ち主を抱き上げて乗せた。頭に積もった雪を払うとシグナムを呼んで後ろから押すことを頼んで先に帰った

 

 

「誠は私たちのサンタクロースなんだね」

 

 フェイトの言葉に全員が頷くのであった

 

 

 

「ジャックさん」

【なんでしょうかマスター?】

「多分俺たちは海鳴で暮らすことは出来なくなる」

【私たちは一蓮托生です】

「心強いよ」

 

 今回の騒動は確実にリンディたちの所属する組織に報告される。騎士たちとタイマン出来る存在を地球に置いておくことは無い

 

【1つ質問です】

「何?」

【リインフォースの揉み心地はどうでしたか?】

「柔らかさの中に芯の硬さがあった」

 

 戦闘に乗じて数多くの胸を揉んだが彼女の胸は最高だった!ガチャでいればSSRランクだと断言できる。雪道に小さい足跡を残し先端が冷えてしまった手をポケットの中に入れて彼は今日が25日であることを思い出した

 

 

 

 

 

 

 クリスマスパーティー?25日に行うのは無理でした。事後処理や聴取が立て続けに行われ解放された時には世間は門松を飾る準備をしていた。でも流石に何もやらないという訳にはいかないので翠屋を貸し切って忘年会が行われ隠していた事実を公表した

 

 

「なっ……なの、なのはが浮いてる」

「恭ちゃん、誠君が……床から出てきた」

 

 目の前で魔法少女の3人と守護騎士が変身し、『四次元マンション』の扉から彼が登場すれば一般人は驚いてしまう。バニングスと月村は戦闘シーンを見ていたが誠の能力を見て顎に手を当てていた

 

 彼らの脳が再起動するまで10分程度かかったが受け入れてもらった。そっからはどんちゃん騒ぎの様相となり日付けを跨ぐ手前まで続いた。なお八神はやての手は常にリインフォースの胸を揉んでいたのは言うまでもない

 

 

「なぁ…誠」

 

 散らかった店内のゴミを片付けている時に恭也から語り掛けられた

 

「今まで鍛えていたのって」

「魔法を制御する為というか使い手が未熟だと暴走すると思って」

「そうか」

「お父さんから逃げる時に身体強化を使ったのに、なんで普通に対応するんですか?」

 

 なのは以外の高町家の面々は素の身体能力が高いがヒエラルキーの最上位にいるのは一家を纏める母親である。その話をなのはから聞いた時に逆らってはいけない存在だと肝に銘じた

 

 

「経験の差だな」

「何と戦ってきたんですか?」

「その話はいい、離れるんだろ?」

「リンディさんの配慮で中学まではここで暮らしますが、向こうとこっちを行ったり来たりの生活になりますね」

 

 聴取を受けているときに伝えられたが誠のことを放置するのは不可能であった。管理局側はすぐに取り込みたいと動いていたがリンディが待ったをかけてくれた。なのはも同様である

 

 

「なのはのことを任せても」

「恭也さんが心配するほど弱くないですよ!あいつは」

「そうだな、それにまだ時間はある鍛えてやるか」

 

 頑張れなのは!お兄ちゃんたちが君のことをビシバシ鍛えてくれるぞ!魔法使いを圧倒する猛者たちの指導を受けて成長してくれ

 

「もちろん誠も一緒だから!」

 

 巻き添えが確定した。仕方がない

 

 

 

 

 そして年が明けリンディ・ハラオウンは艦長職を辞することを発表したことで事態は急変する




リインフォースの扱いですが「ツヴァイ」と同じようにします。そのため「夜天の魔導書」は破壊されていないので継続使用になります。ユニゾンデバイスとしてシグナムとヴィータと融合したり単独戦闘も可能です

とりあえずストライカーズ編に入るまでの準備期間(2~5話)を書いてから入ります

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