心配性の実力者は今日も鍛え続ける   作:大気圏突破

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プレシアの年齢ですが38歳にさせてもらいます。60代と明記されいる作品もありますが熟女の範疇を超えているので


犯人は高町なのは

 ケモミミ巨乳女との激闘を終えた誠は『四次元マンション』の中でグッタリとしていた。受けたダメージは甚大だったが

 

「(アッパーじゃなくて掌底だったら揉めていたよな)」

 

 下半身を熱くしながら右手に残った胸の感触を振り返る余裕があるなら大丈夫だろう。彼はマンション内を芋虫のように這いずりながらペットボトルのキャップを開けて中身を飲み干してしまう

 

 

「(回復魔法なんて使えねぇよ、それにあのボインちゃんが言ってた”白い子”って俺以外にも居るってことだよな?)」

 

 名前を聞くのを忘れていたので彼女のことをボインちゃんと命名した誠は今後の身の振り方について考える。刺激物まみれにさせたが再び襲ってくる可能性は十分にあり得る。今回は上手く逃げることが出来たが次も上手くいくとは思えない

 

 

「(白い魔法使いと手を結ぶことが出来れば最悪を脱せるんだよな)」

 

 とどのつまり共通の敵を持つ仲間が欲しい、もしその魔法使いが組織に属しているのであれば庇護下に置いてもらいたい、そうすれば命の保証はされるはずだ!

 

 

「(とりあえず明日は休もう)」

 

 流石にこの状態で学校に行くのは不可能と判断した誠は目を閉じて夢の中に旅立つのだが、痛みで覚醒してしまい眠ることが出来ず呻き声をあげながら早く治ることを祈っていた

 

「(次は尻と一緒に絶対に揉んでやる)」

 

 前言撤回する。神様よこの野郎に最大限の痛みを与えたまえ!

 

 

 

 

「アルフ…どこ?」

 

 金髪の少女は時間になっても帰ってこなかった使い魔を捜していた。念話を飛ばしても返答はなく彼女は不安にかられてしまう。もし彼女に何かあったら自分は……

 

 不安を拭いさるように顔を振ってマイナスなことを霧散させる。悪いことばかり考えていたら現実になってしまう。もしかしたらどこかのペットショップで尻尾を振りながらドッグフードを眺めているのかもしれない、そのシーンを想像して笑みをこぼしていると異臭が漂ってきた

 

「……っう……ん」

 

 鼻を押さえても隙間から入ってくる臭いに顔をしかめる。生ゴミの臭いにしても強烈すぎるのだ!角を曲がった先にその発生源が存在する。駆け足で走りさろうとしたが

 

「…ィト」

 

 それは小さく掠れた声だが彼女にとって慣れ親しんだ声だった。異臭の発生源に捜していた使い魔が大の字で倒れていた。顔面は真っ赤に染まり出血していると思い白いハンカチを取り出して拭こうとしたが耳をつんざくような叫び声をあげてしまう

 

 

「アルフ!」

 

 もう臭いのことは気にしていなかった。彼女を背負って隠れ家に連れて行こうとすると

 

「気を…付けて、アイツは変な…魔」

「喋らないで!すぐに治すから」

 

 少し前に出会った白い魔導士はこんなことをしなかった。もしかしたら管理局に感づかれた可能性もあるがアルフを捕まえなかったことが気になる。まずは治療を最優先に考えた彼女は夜空をバックに飛び立つのであった

 

 

 

 

 誠は1日にだけサボり翌日からトレーニングを再開させた。いつも丘で素振りをしていると恭也に止められてしまう

 

「怪我をしてるな」

「ちょっと階段から落ちてしまって」

「そんな状態でトレーニングをしても変なフォームになってしまうぞ!」

「すいません」

 

 スポーツドリンクを受け取ると彼が隣に腰を下してきた

 

「最近なのはの様子が変なんだ」

「どんな風に変なんですか?」

「妙によそよそしいというべきか隠し事をしているように見える」

 

 神妙な顔つきになる彼を見ながら誠は彼女のことを思い浮かべるが特に気になったことはなかった。強いて言えば授業中に居眠りをしているのが今までより多く見受けられるぐらいだ

 

 

「誰だって知られたくない秘密の1つや2つありますって」

「そうだろうか?」

「そうそう、例えば俺がドラキュラやチュパカブラみたいな血を吸う化物だったら誰にも言いませんって」

 

 その言葉を口にした途端に強烈な殺気を浴びせられ周囲の木々から鳥たちが逃げるように飛び立ってしまう。誠は片膝をついてしまい呼吸が荒くなる

 

「すまない」

 

 謝罪の言葉を受けた誠は立ち上がると時計を確認し自宅へ戻った。なぜ恭也があそこまで殺気を飛ばしたのが気になるが考えたところで思いつかない、それよりも今日の図工で現代アートを作れという難題に頭を悩ませるのであった

 

 

 

「現代アートってなんだよ!」

 

 結局完成したのは紙粘土に集めてきた小物を貼りつけて作った代物で題名なんて思いつかなかった。他のクラスメイトも頭から煙を噴かしてグッタリとしているが恭也の妹から変な視線を向けられているのであった

 

 

 

「先生トイレ掃除終わりました」

「ありがとう」

 

 放課後に各クラス持ち回りで行うトイレ掃除を済ませた誠は職員室で報告をした。担任の先生は赤い縁の眼鏡が似合う知的な女性でスーツ姿に引き締まった胸や尻の主張が強い、これで彼氏がいないなんて世の男性の目は節穴だと思う。

 

「どうしたの?」

「美人で素敵な先生が担任で最高だなって思ってました」

「嬉しいことを言ってくれるね。でもそんなことを言っても成績は上げないから」

 

 本心の言葉を口にしているのに冗談だと思われてしまった。それでもまんざらでもない表情を見せてくれる彼女は本当に素敵な人だと思ってる

 

 職員室から出た彼は教室に放置してあるカバンを取りに戻る。下校時間はとっくに過ぎているのでボッチ帰宅だがいつものことなので問題無い、そして教室のドアを開けるとそこには自分の作った現代アートを持ち去ろうとしている高町なのはがいた

 

 

「おい!なにしてる」

「あっロクゴウ君」

 

 彼女は手に持っていた作品を後ろに隠そうとしていたがバレバレだ!ぎこちない作り笑いを浮かべて何もしていないアピールをしているが大根役者の演技に騙されるほど愚か者ではない

 

 

「俺の作ったヤツをどうするつもりだ?」

「なっなんの……ことかな?」

 

 目を逸らして口笛を吹こうとしているが無情にも空気が漏れる音が聞こえるだけである。誠は一気に距離を詰めて彼女が背中の後ろに置いた自分の作品に手を伸ばす

 

 

「あっ……待って!これは危険な」

「俺の作ったヤツが危険って何だよ!」

「違うの、そうじゃなくて」

 

 彼の手から奪い返そうして彼女(なのは)は飛びかかるが身体能力が全然違う為あっさりと躱されてしまう。

 

 

「ったく、この前は犬耳女に襲われて今日はこれかよ」

「いぬ…みみ女?」

「そうだよ胸のデカい犬耳ぉ」

 

 その言葉を言い切る前に助走で加速をつけてタックルしてくるのを半身で避けようとするが、運動音痴のなのはが直前に足を引っ掛けてしまい軌道がそれてしまった。机を巻き込みながら運悪く直撃を食らうが受け身を取ること成功したが…

 

 

「ありゃりゃ」

「…あっ!」

 

 彼の作品は見事にバラバラとなってしまい床の上には粘土に張り付いていた小物たちが散乱している。そして間の悪いことに

 

 

「大きな音がしたけどいったい何があったの?」

「高町に図工で作ったヤツを壊されました」

 

 二次元あるあるならここで女の子の罪を被ってしまうのが当たり前だが、こいつはフェミニストではなく変態だ!

 

「高町さん本当ですか?」

「……はい」

 

 彼女は俯いて涙を浮かべ罪を認める。結局3人で散らばった小物を片付け担任が持ってきたビニール袋に散らばった破片を詰めてランドセルの中に入れた。なのはは教室に残されてしまい説教と反省文を書かされるのであった

 

 

 

 

 

 

 

「(木刀を貰ってからトラブルが起きすぎだろ!呪いの品じゃないよな?)」

 

 自室で包まれていた木刀を眺めながら血痕がついていないのか確かめているが見当たらない、しかしこれを貰ってから立て続けにトラブルに巻き込まれているのは事実である

 

 

「飯にするか」

 

 ランドセルの中からビニール袋を取り出して『四次元マンション』の物置きに放り込んだ!その中には水色の宝石も混入していたが当人は燃えないゴミの日に出すつもりだ

 

 炊飯器のスイッチを押すと玄関のチャイムが鳴りドアスコープで覗き込むと外に恭也と1組の男女が立っていた

 

 

 

「本当にすまない!」

 

 3人を招き入れると正座した高町家の面々は揃って頭を下げた。どうやら作品を破壊したことが担任から自宅に伝わり彼の住所を知る恭也が両親を引き連れて謝罪に来た。別に慰謝料請求するわけでもないし終わったことに対してネチネチを嫌味を言うつもりはない

 

 

「本人が反省してればいいですよ!」

「だが、筋を通さないと」

 

 筋を通すなら壊した本人が謝りに来るべきだと思うが現在彼女は姉の美由希に絞られているみたいだ!3人はお詫び品としてケーキの詰め合わせを置いていったが誠は生クリームよりも小豆系のものを好む、どうやって消費しようか悩ませるのであった

 

 

 

 

 それからの日々は特に何も起きなかった。5月の中旬ぐらいに少し早めの台風が住んでいるところに直撃し大きな被害を及ぼしたがインフラはすぐに復旧し、倒壊した家屋もすぐに建て直された。彼は日々のトレーニングを欠かさずに行い、手加減状態の恭也と木刀の打ち合いが出来るようになった

 

 

「小太刀二刀御神流?」

「あぁ俺の扱う剣技の名称だ」

 

 随分と中二病チックな名前である。何度か演武を見せてもらったが説明するのが難しく『凄くて凄い』としか言えなかった。恭也曰く誠に剣士としての才能があるかもしれないとのこと、とりあえず返答は保留にして朝のトレーニングを終わらせた

 

「(朝はご機嫌な朝食~~~♪)」

 

 襲われない日々が続き気が緩んでいる。鼻歌を奏でながら自宅のドアを開けると

 

「……なにこれ?」

 

 そこには液体に満ちたカプセルに入った全裸少女とノーブラで胸の北半球とヘソと太ももを露出しハイレグ気味で結構際どい恰好をした熟女が倒れていた。どうやらトラブルが舞い込んでしまったようだ。とりあえず彼は両手を合わせ熟女のヒップを眺めることに注視するのであった

 




無印編は本人のいないところで終わりました

A’s編に入る前に(6月からの半年間)熟女たちとの交流になります

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