『第17精鋭部隊』
ミッドチルダ臨海空港の大規模火災にて活躍した特務隊のメンバーを中心にした地上の中核を担う精鋭たちで構成された部隊である。本来なら結成時に誠を隊長にする予定だったが当人が監視官としての任務が内定していたことで固辞をした。なお副隊長は地上本部に勤めてから見た目が全く変わってなく『永遠の17歳』と呼ばれたいと願う37歳2児の母親であった
「あれか」
ホテルアグスタ周辺に到着した誠は全翼機のような見た目のガジェットにホーミング型の射撃魔法を放って1機撃墜する。地上では17部隊の面々が陣形を組んでI型をどんどんスクラップにさせていった
『ザフィーラたちは撤退したのでしょうか?』
「撤退命令は出ているが、我はまだ戦えるって言ってそうだな」
『そのモノマネ似てませんよ』
六課の面々も気になるが目の前の敵を殲滅するのが先だ!飛行するガジェットたちの機動力は高く狙撃手たちも照準を合わせることに苦労しているが、1人の隊員が囮役となって引き付けて当てやすいように誘導している
「考えて動いてくれるからやりやすい!」
『六課に欲しいですね』
彼女と語り合いながらも撃墜スコアを稼いでいく、新型といえど機動力に特化したことで装甲は脆弱である。背中を心配する必要こそないが次々と現れてくるのは少々厄介だ
『六合塚三佐!』
「どうした?」
『ガジェットたちが二手に分かれてレリックの方に向かってます。雑兵はこっちで押さえつけますので三佐はレリックの確保をお願いします』
「了解!」
部隊を指揮する隊長の姿を見て良い人材が育っていることを感じた彼は少し笑みをこぼしてしまう。じきに自分の階級を追い抜いていくだろう。時代を作るのは隠居した老人ではない!
『道を作ります』
杖の先に炎のように揺らめく真っ赤な魔力を一気に集めると
「『ルシフェリオンブレイカー』」
高町なのはのスターライトブレイカーのような砲撃魔法だが出力調整を施しているので魔力消費を抑え2発目までのインターバルを短くしている。射線上にいたガジェットを一掃しレリックのある場所まで全速力で飛ばす
「反応はこの辺だな」
『誠さん!あそこ』
ガジェットが1点に群がるポイントがあり蹴散らすと探していたレリックを発見した。封印を施すと『四次元マンション』の中に入れて一件落着と思いきや
「IS発動 ライドインパルス!」
高速で飛来した物体の突進を受けてしまい彼は吹き飛ばされ壁面に激突してしまう。早すぎて当たる直前まで気付くことが出来なった
「ガジェットでは役に立たないな」
彼を攻撃した彼女はボディラインが浮き出る水色のスーツを着込んでいた。背丈は高く男性と遜色ない出で立ちながら胸と尻は女性らしさを強調している。倒れている誠に近づこうとした刹那
「
ヘソから引っ張られる感覚に陥り、拳を構える誠に接近しそうになるが足を地面に突き刺して奥歯を強く噛みしめて踏ん張っている。股を大きく開いてガニ股になって力を籠める姿は、あきらかに女の子がしてはいけない顔をしている
「マジかよ!馬鹿力にもほどがあるだろ」
今までこれに耐えた魔導士はいなかった。なのに目の前のボインちゃんは力技で接近しないようにしている。レリックを狙っているということは
「噂のバンジーガムもこんなものか」
「なん……だと」
涼しい顔という訳ではないが余裕があるように見えた。自身の方へ引き寄せようとしても手足に虫のような羽を複数展開し悲鳴のような音を奏でている
「あれが答えか」
【おそらく機動力をアシストするものかと】
「どんな出力してんだよ、作ったヤツを技術部にスカウトしたいね」
綱引き勝負を諦め、力強く踏み込んで彼女の間合いに飛び込んだ!スピードならレヴィとユニゾンした方が対等に持ち込めるが防御力が劣ってしまう。最初に受けた突撃のダメージは相当痛かった
「名前と住所と電話番号を教えてくれると助かるんだが」
「戯言を」
徒手空拳の攻撃では躱されてしまうので、相手のスピードを利用して腕を取り背負い投げからの間接技でチョークスリーパーで首を締め上げると、彼女は能力を発動し殺虫剤を噴きつけられた羽虫のようにランダム機動で飛行し誠を壁面に叩きつけようとするが
「ふ~ッ!」
「ウ…あぁぁん」
耳元にこそばゆい息を吹きかけられてしまい、味わったことのない感覚に彼女の力は抜けてしまう。今度は親指を立てて脇腹の柔らかいところに突き刺しすと嬌声をあげて体をくゆらせてしまった。当然その隙を逃す誠ではない
逆さにして彼女の頭部を右肩に乗せると両手で相手の両腿を掴む(その瞬間にちょっと尻を触っている)首折り・股裂き・背骨折りを同時に行う必殺技『
「カメハメ式キン肉バスター!」
臀部で着地するのではなく膝から着地した。彼女には問いただしたいことがあるのでスグル版でオーバーキルせずに師匠のカメハメ式でダメージを抑えた
地面に倒れる彼女を捕縛しようとするが急に立ち上がり能力を発動させたのか両手足に紫色の羽が展開された。威力を抑えたとはいえキン肉バスターを受けている体は深く傷ついている
「ライド……インパルスゥゥゥゥ!」
「スカッドパニシュメント!」
互いの攻撃がぶつかり合い剣道の残心のように立ち位置が入れ替わる。彼の背後で倒れる音がして振り向いたがボインちゃんはいなかった
「セインか………すまない」
「トーレ姉」
「地上のエースは一筋縄ではいかないな」
仲間のセインに助けられた彼女は戦闘をしていた場所から遠く離れたところまで撤退していた。命令された訳ではないが心配になって追いかけてきたのである
「次は負けない」
「トーレ姉…言いにくいことなんだけど」
「どうした?」
「前…というか下見てよ、下!」
顔を赤らめているセインを変に思い、言われた通りに視線を下に向けると
「なっ!」
着用していたナンバーズスーツが破れていた!しかもただ破れたのではなく、鎖骨部分からベロンっと引き千切れたように破れていたので両胸が露出し股の部分まで引き裂かれていた
「こんなもの見られても構わない」
「いや構ってよ!」
「ドクターにスーツを強化するように進言しよう」
圧迫から解放された胸を揺らしながら拠点に向かおうとするトーレを追いかけるセインは何か隠せるものが無いか探しているが見つからず、露出狂の姉と共に帰還するのであった
「レリックは確保したが、すまない重要人物と思われる奴を逃した」
『探索班を出しますか?』
「いや、目的は達した他の隊員は?」
彼は今回のことを報告する為に部隊長と通信を繋いだ
『軽症者が3名だけです。今は新型ガジェットの回収と機動六課の逃げ遅れがいないか探索中です!あとはこちらでやりますので帰還してください』
「了解!それと敬語は使わなくていい、そっちが隊長で俺が部下なんだから」
『そんな…だって私より』
「いずれ俺より偉くなるんだ!慣れてくれ」
通信を切ると手に持っていた彼女の着ていたスーツを観察する。あれだけの戦闘を行ったのにも関わらず大きな損傷が無かった
『誠さん敵とはいえ女性の衣服をジロジロ見るのは』
「あの師匠の弟子だよ俺は」
『そうでした。フェイトさんにスケスケ下着をプレゼントする人の弟子でしたね』
「え…マジ?」
『マジですよ、卒業式の日にアリシアさんに見せてもらいました』
フェイトよ残念だったな既にスケスケ下着のことは誠にバレてしまった。でも大丈夫だ!3人の中で1番心を許しているのは君だから、たとえ変態的な趣味に倒錯しても受け入れてくれるはずだよ…多分…きっと………大丈夫なはず
「これが諸君ら機動六課が出張中に起きた出来事だ!」
海鳴市から戻った八神はやては、ミッドチルダへ帰還した瞬間に待ち構えられていた局員に連行され地上本部の会議室に通された。室内にはレジアス中将の他に『海』と『陸』の大御所たちが座って彼女のことを険しい目つきで睨んでいる
海鳴市滞在3日目に次元震が収まり、通信が出来るようになり向こうからの知らせを聞いて顔が真っ青になってしまった。自分たちが居ない間にレリックが発見されグリフィス二尉が率いる交代部隊が出撃し敗走した。整備スタッフに無理をしてもらい急ピッチで直してもらったが到着したのは一報を耳にしてから18時間後であった
「第17精鋭部隊と六合塚三佐の活躍によってレリックは無事に確保された」
「六課の隊員たちは?」
「負傷の大小はあるが死者は居ない」
その言葉を聞いて彼女の心臓は落ち着きを取り戻し脈拍も戻った。しかし会議室にいる将官クラスの面々は眉間に皺を寄せたまま戻すことはなかった
「八神はやて二等陸佐…古代遺物管理部機動六課の設立目的を述べよ!」
責任者である八神はやてにとって長い1日がスタートするのであった
ティアナの誤射イベント回避(もしかしたら模擬戦であるかも)
機動六課の代わり活躍する地上部隊
ナンバーズ3のトーレとの戦闘で彼女のスーツを破って胸を露出させる(イメージ絵はルパン三世の峰不二子が裸でライダースーツのファスナーを上げる前の状態ですがガッツリ先端とヘソ下10センチまで見えています)
なおトーレに羞恥心はなくそのままラボに帰宅し他の戦闘機人がドン引きしていた
実はトーレはもう少し後の登場を考えてまして、誠とデートさせるつもりでした(他のナンバーズが尾行するシチュエーション)
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