心配性の実力者は今日も鍛え続ける   作:大気圏突破

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ゴールデンウィーク中に終わるかも


なんやかんや最後は彼頼み

 召喚獣の力を取り込んだクロノになす術なく倒されてしまった守護騎士たちを見て、再び絶望の闇に陥ってしまった八神はやてに救世主は訪れるのでしょうか?さておかしいと思いませんかキャロは何も命令をしていないのに何故クロノは攻撃を始めたのか?もしかしたら彼は…もう

 

それではStrikerS最終決戦パート2レディィゴー!

 

 

 

 目の前の光景に八神はやてとシャマルは戦慄していた。フィクションなら復活した仲間たちと共に悪を打ち破って目の前にいる敵の洗脳も解かれてハッピーエンドになるのが定番だがそうは問屋が卸してくれなかった

 

「リインフォース!はやてちゃんの権限を奪って逃げて」

『シャマル…』

 

 今の状態なら強制的に融合事故を引き起こして身動きのとれない彼女をこの場所から逃すことができる。わずかな時間でも構わない自分がクロノと対峙している間に安全なところまで、主を守ってこその守護騎士だ!

 

「早く!」

『だが!お前が』

 

 なかなか動こうとしない彼女に舌打ちしたシャマルは、敵対するクロノから視線を逸らしてしまったことで攻撃を受けてしまった。誰もが倒れてしまうと思ったが気力を振り絞り直立しクラールヴィントで彼の首を拘束している

 

 肉弾戦では1番弱い彼女だが、はやてのことを守りたい気持ちは誰よりも強い!10年前に犯した罪をみんなで背負って生きていくつもり……だったが

 

 

「シャマル!」

 

 気力でポテンシャルの差を埋めることは出来なかった。殴り飛ばした先に彼女がいて2人して勢い良く壁面に叩きつけられた。もう終わりを悟った八神は心の中で今まで関わった人たちに最後の言葉を述べようとしたが、クロノが突然苦しむように爪で自身の喉を引っ掻き血を流している

 

 

「なにが起きてるんや?」

 

 彼は更に苦しみ己の体を傷つけ呻き声で空気を震わせる。観ていた人たちも異変に気付きザワつくとキャロが落ち着かせるために命令を下すが、意に反してしまい彼女に攻撃を与え観客席まで叩き飛ばした

 

 

 

 

「暴走しとるんか?」

 

 見境のない攻撃はフィールドを破壊し瓦礫を作り出す。今なら彼を拘束して無力化させることができるが杖を握る力すら無かったが

 

 

伸縮自在の愛!(バンジーガム)

 

 慣れ親しんだ声と共に突如としてクロノの動きが止まった。彼は足を力強く動かそうとしているが地面と磁石でくっついているように引き剝がすことが出来ない

 

 

「負傷者を運び出せ!」

「折れた骨が臓器に刺さっている可能性がある慎重に」

「三佐!もう少しだけ時間を稼いでください!」

 

 フィールド内に救護班がなだれ込むように突入し守護騎士や八神を担架やストレッチャーで運び出していく、誠はバンジーガムとバインドでクロノを拘束し動きを封じている

 

「まこと…くん、なんで?」

 

 なぜ彼が自分たちを助けてくれるのか分からない、長年の付き合いでこんなことをしないのは百も承知だ!まさか10年前の約束の為に信念を曲げたのか?

 

「はやて!」

「フェイトちゃん…なんで誠君が?」

「召喚士の女の子が場外に飛ばされて戦闘継続が不能になったの」

 

 バリアジャケットを纏った友人が自分を抱き上げて質問に答えてくれた。あの攻撃でキャロは意識を失いフィールドに戻ることができなかった。大将が戦闘不能となれば召喚獣が健在でも敗北が確定する。つまりこの勝負は八神の勝ちなのだ!

 

 

「後は誠に任せよう。私たちがいても邪魔になるだけだから」

「でも…1人で」

 

 手負いとはいえ守護騎士たちが束になっても勝てない相手に1人で挑むなんて無謀すぎる。動ける魔導士たちを総動員しないと勝てる相手じゃない

 

 

「負けないよ誠なら」

「フェイトちゃん」

『さっさと泣き虫を連れて逃げろ!怪我しても労災扱いにしないぞ!』

 

 ブチ切れている誠は鬼ような形相と怒号のような声で通信を入れてきた。ケツを叩かれた2人は慌てるようにフィールドから去ると彼はクロノに向けてメタルシャフトを突きつける

 

 

「てめぇ俺のボーナス!どうしてくれるんだ!」

【また稼ぎましょうよ】

 

 正義感ではなく賭けに負けた腹いせで怒っている。彼の頭の中では高町なのはが乱入して勝負が有耶無耶なると見込んでいたが彼女は現在迷子で会場内を彷徨っていた

 

 貯金額が少し減っただけだが賭けに負けるのが気に食わない、別にクロノは悪くないがイライラのはけ口が欲しかった。10年前からコイツとは価値観が合わなかった。辞書で『水と油の関係』と調べたら例題として2人の名前が書かれているはずだ!

 

 

「アンタを捜すのにこっちは方々に頭を下げて」

「…………」

 

 誠の怒りにクロノは無言で無表情だった。彼の労力や今回の賭けもクロノからしたら対岸の火事である。恨まれるのは筋違いだ

 

 

 

「とりあえず気が済むまでボコす!」

【マスター…人間がしちゃいけない顔になってますよ】

「生まれつきの顔だ!」

 

 加速して距離を詰めるとメタルシャフトで薙ぎながら攻撃を仕掛けるが風に揺らめくティッシュのようにヒラリと避けて顎に向けてカウンターを繰り出してくる

 

「ちっ!」

 

 迫って来る腕を蹴り上げて軌道をずらすと浮き上がった腕をとってアームブリーカーで骨や関節にダメージを与えるが痛がる様子は全くなかった

 

 クロノは誠の背後を奪うとチョークスリーパーの体勢で回転し振り回す。遠心力によって首がどんどん絞まり呼吸が出来なくなるが腕力で抜け出し、彼の頭頂部に両手を置いて体操競技の鞍馬のように回転していく、52の関節技の1つ

 

「グローバル・プレーン・スピン!」

 

 回転の速度をドンドン加速させてダメージを蓄積させる。次第に彼は直立するのが困難なり地面に膝をついてしまったところでボティ・アタックを仕掛けるが腹を蹴り上げられ、誠の背中が砂まみれになってしまう

 

「飛翔斬」

 

 地面でのたうち回る誠に向けてクロノは上昇し魔力で作ったマントを纏いドリルのように回転しながら心臓を狙ってくる

 

「こいつで寝とけ!」

 

 反転して避けると勢いで起き上がり、アックスボンバーで顔を攻撃しクリーンヒットさせてよろけさせた。彼はクロノの頭部を両手で掴むと連続して頭突きを叩き込む、互いの額から流血し目に血が流れ込んでくる

 

 クロノの右手にシャマルを攻撃した白虎の爪が装着され暴れるように振り回す。彼はバク転をしながら後方に退避しながらフォトンスクリューを連発して攻撃を与えるがダメージは殆ど無い

 

【あまり効いてないですね】

「近接戦闘で仕留めるしかないな、レヴィたちを六課に置いてきたのは失敗だったな」

【前はどうやって倒したんですか?】

「男の急所に激辛ボールを投げつけてボウリング玉を直撃させた!」

 

 そういえばジャックドールをプレシアから貰う前のことだった。クロノが小さいシンボルをさらけ出して縦横無尽に飛び回りながら泣き叫ぶ姿は今でも覚えている

 

 

 

「今でも通用するかな?」

【子供の頃のトラウマってなかなかぬぐえませんよ】

「流石に、もう激辛ボールなんて持ってないぞ」

 

 ミッドチルダに来てから1回も使用していない、激辛ボールで使用していた調味料はマンションの中にストックしてあるが封を切らずに放置したままである。だがもうやるしかないか

 

 クロノは足に力を入れて再び接近してきたので誠は彼の勢いを利用して一本背負いを成功させる。受け身がとれなかったことで肺の空気が全て放出されてしまったことでクロノの体は硬直してしまった

 

「お客様~当店自慢のブレンドをご堪能下さい!」

「おぅぐぅぅおおぅぅ!」

 

 彼の顔面でデスソースの瓶を砕き中身を飛散させる。手で顔を拭おうとすればするほど痛みがドンドン広がっていく更に今度はチューブわさびを2本取り出して鼻の穴に装着し強く握った

 

「あがっががっがgヴはghがががjぐtstgはjg」

「お代わりはまだまだあるぞ」

 

 デスソースにキャロライナ・リーパーとドラゴンズ・ブレスを口内に注ぎ込み、通販サイトで購入したラベルに髑髏マークが書かれた瓶に『体に不調をきたしても責任を負いません』と記された誓約書を捨てて中身を全て体内につぎ込んだ

 

 額から出血しているということは当然のことだが傷口が存在する。しかもガラス瓶で攻撃したから小さい傷も存在する。そこに激辛の香辛料が連続で押し寄せたらどうなる?そして鼻の粘膜は刺激に弱いそんなところにチューブわさびが投入されたらどうなる?

 

 

「改造されても効くんだな」

 

 殺虫剤を噴きつけられた虫のように断末魔を叫びながら悶え苦しみ力尽きようとしている。誠はバインドでクロノを固定するとマンションの中から鉄アレイを取り出し彼の足の小指に強く叩きつけた

 

「ががっがgじゅあgjhgjがyがが‼」

「小指はもう1本あるだろ?」

 

 左足の小指にも叩き落し追撃のダメージを与えると、ゴルフスイングの要領でメタルシャフトを第1打目のドライバーのように強く…そして速く振り抜いた

 

 ゴルフなら球が必要?あるじゃん男には大事な…とても大事なタマが2個も備わっているよね?しかも彼の馬鹿力で壊れることのない強度を誇るメタルシャフトでそんなことをしたらどうなると思う?答えは簡単!

 

「…あっ………がっ」

 

 粉々に砕け散る。一連の戦闘を見ていた世界の男性たちは自身の股間を押さえ痛みを想像するのであった

 

(マネー)の始末は(タマ)でつけさせてもらったよ!」

 

 彼の八つ当たりはこれにて終わった




カーインライジング強かったですね(それじゃない)

やっぱりクロノを倒すには原点に立ち返って香辛料と急所破壊にしようと決めていました。なお10年前より彼の被害は甚大になっています。最初は誠をピンチにさせてエイミィが登場して「帰ろうよクロノ君」的な雰囲気にするつもりだったのですが、筆者の技量不足によるものです

この後は事後処理をしながら、問題を片付けていきます

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