心配性の実力者は今日も鍛え続ける   作:大気圏突破

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桃色✕巨乳✕ツリ目=最高ですね

『道に人が倒れていたらどうする?』

 

▶関わりたくないから見過ごす

▷人として助けるのが当然

 

 上の選択肢にカーソルを当てた貴方への質問です

 

『倒れている人が性的にストライクな人物だったら?』

 

▶助けるのが人として当たり前じゃないか

 

 

 これは変態でもある誠が今回の騒動に巻き込まれる発端となる出来事であり、彼の未来まで関わるのであった

 

 

 

 

 夏をすっとばして11月に突入した。水着イベント?もちろんありましたよ、アリシアと同じ紺色のスクール水着を纏うプレシアを見ましたよ!しかも目の前で着替えるから色々見えましたよ!

 

「少し大きいわね……『縮小』できる?」

 

 ワンサイズ大きいスクール水着を彼女の為に小さくしたら見事に尻が食い込んで居酒屋のポスターにありそうなハイレグに変貌した。流石にこれで市民プールや海には行けないので『四次元マンション』にビニールプールを設置して水遊びを満喫した。もちろん写真に収めてある

 

 

 

「寒いの〜」

 

 朝のトレーニングが終わり2人が眠る自宅へ向かっている誠の生活は充実していた。恭也のしごきはキツイが優秀な先生からの指導は有意義なもので成長を実感している。

 

 またプレシアの料理に関してもレパートリーが増えたのも大きな要因である。転生した頃は玄関を開けても無人の部屋だったが『おかえり』と言ってくれる人がいる

 

 

「(今日はパンだといいな!)」

 

 市販ではなくプレシアが自作するパンはふわふわでコーンポタージュに浸して食べるのが最高である。アリシアの大好物で苦手な野菜もサンドイッチにしてしまうと完食する。少し早い駆け足で公園の前を通ると

 

「………酔っ払い?」

 

 ピンク色の髪をポニーテールに束ねた女性が倒れていた。行きでは見かけなかったので自身がトレーニング中にここで倒れたんだと思った

 

 

「(デカい)」

 

 厚手の服からでも分かる双丘は呼吸をする度に存在感を示す。流石に倒れている女性を襲うことなんてしない、とりあえず彼は身体強化を発動して彼女を持ち上げるとベンチの上に寝かした

 

「(なんで怪我してるんだ?……はっ!まさかアルコールを無理やり飲まされて、乱暴されそうになったのを逃げて)」

 

 彼の頭の中では脚本・監督・編集が当人のドラマが放送され、波打ち際の崖で2時間ドラマの帝王が犯人と向き合っている

 

「(とりあえず治せそうなところはやっておくか)」

 

 一応プレシアから回復魔法を習っているが骨折・打撲を治せる代物ではなく擦り傷や切り傷を治して肌を綺麗にするレベルが限界である

 

 彼にだって苦手分野は存在する。師匠の彼女は短所を克服するのではなく長所を伸ばして弱点を見えなくする指導方針で教育している

 

「…うっ!……」

 

 意識が覚醒しかけているのか呻き声を上げるので誠は自販機へ向かって走り出した

 

 

 

 

 

 慢心が油断を引き起こしてしまった。多勢に無勢だったが雑兵に後れを取ることはないと思っていたが、この国の言葉に『窮鼠猫を嚙む』という文言がある。決死の爆発力を見せつけた若者は私に傷を負わせ追撃を受けてしまった

 

 蒐集を終えたが無事とは言えなかった。主と他の騎士が住むここまで帰ってくることが出来たが疲労で足が重くなり今までの寝ずの日々が祟ってしまう

 

「(少し休もう)」

 

 主が目覚めるまで少しだけ時間はある。それまでに起きれば…

 

 

「……ここは?」

 

 目を覚ました彼女は記憶を呼び起こすがベンチに座ったことを覚えていない、ここまで歩いてきたことを思い出すが先のシーンが頭の中に浮かび上がらなかった。朝の冷たい空気を肺に取り込んで白い息を吐き出すと自身の違和感に気付く

 

「…?傷が癒えてるだと!」

 

 脚や腕に負っていた傷跡が無くなっていた。回復魔法を施せば治すことも可能だが魔力が乏しい身にそんな余裕はなかったはず。顎に手を当てて考えているとジャージ姿の少年が近寄ってきた

 

「大丈夫ですか?」

「…君は?」

「そこで倒れていたのを見つけて…とりあえずここまで」

 

 手に持っていたお茶を渡してくれた。主以外にも優しい若人がいるとは

 

「すまない迷惑をかけた」

「逃げてきたんですよね?」

「えっ?」

 

 まさか蒐集された管理局の関係者なのか?最悪の場合はこの少年をここで

 

「追われているのなら警察に行った方が、それに犯人の名前や」

「ちょっと待て!君は何と勘違い―――」

 

 その言葉を聞いた誠は脳内で再生した2時間ドラマの内容を口にすると彼女は目を点にさせて寒空に響く声で笑っていた。

 

 誤解を訂正させると互いの自己紹介をしてシグナムと名乗った彼女は再び頭を下げて礼の言葉を述べ気になったことを尋ねる

 

「剣を嗜むのか?」

「どうして分かったんですか?」

「その手を見れば分かる。非常勤で剣道場に赴いているのでな」

 

 誠の手のひらを触りマメが固くなってるところを人差し指でつつく、慣れないこそばゆい感覚に少し照れるのであった

 

「シグナムさんに指導されるなんて幸せ者ですね」

「教え甲斐はあるが軟弱者が多くて困った奴等だ!誠よ少し見せてもらえるか?」

 

 

 

 この人も高町一家のようにバトルジャンキーなのか?そもそも初対面の小学生に頼むことじゃないと思うが、素敵な女性に対して良いところ見せたいと張り切ってしまうのは男の性だと言える

 

 木刀を包みから取り出して構えると恭也から指導を受けたことをシグナムの前で披露し、半年前は出来なかった落ちて来る葉を4分割した

 

「良い師に恵まれたな」

「バーサーカーの生まれ変わりだと信じてますよ」

 

 拍手をしたあとに彼女は立ち上がり木刀を貸してほしいと頼んできたので手渡すと

 

“フンッ!”

 

 それは音を置き去りにしたような感覚だった。一切の無駄を省いた動きで木刀を操ると2枚同時に落ちてきた葉を6分割の12片にしてしまう。実力差をまざまざと見せられてしまい意気消沈するが彼の頭に手を乗せて

 

「精進すれば道は開く」

 

 彼女なりのエールなのだろう木刀を返してもらいシグナムは家族の待つ家に帰った。時計を見た誠は彼女の背中を見て周囲に人がいないことを確認すると地面に手をかざして扉をつくり中に入っていくが、それを振り返った彼女に見られていることに気付いていなかった

 

 

 

 

「進捗はどうだ?」

「まだ4割にも届いていないわ」

「っんだよ!こんなことじゃはやてが」

「落ち着けヴィータ」

 

 暗い部屋で4人の騎士たちが顔を合わせるが全員の顔は険しく和気あいあいの雰囲気とは呼べない状態である

 

「やはり秀でた者から蒐集せねば」

「んなこと分かってる。でもそんな奴が簡単に」

「いるわ」

「私も1人心当たりがある」

 

 2人の顔は悲痛な表情を浮かべていた

 

「じゃあそいつから…っでどんな奴なんだ?」

 

 この4人の中で口が悪く背の1番小さい女の子が身を乗り出すような形でシグナムたちに問い掛けるが、煮え切らないような顔をしている

 

 

「すこし前に立ち往生していたはやてちゃんを助けてくれた男の子なの」

「こっちは剣の道を歩む少年だ!そして私を救ってくれた。恩人に対して無礼なことを」

「そんな綺麗事言ってる場合かよ!お前等が嫌ならザフィーラとあたしでやってくる」

 

 彼女は会話を切り上げて部屋から出て行ってしまった。残された面々は深い溜息を吐いて今後のことについて話し合うのであった

 

 

 

 

 

「(あいつが休むなんて)」

 

 誠は主のいない高町なのはの席を見ていた。しかも朝のトレーニングに恭也は珍しく不参加を伝えてきた。電話口からでも分かるレベルで店内が慌ただしいのが聞こえてくる

 

「(どうでもいいか)」

 

 高町父たちとは話をする仲だが末っ子のなのはとは殆ど言葉を交わさない、作品を壊された日以来、今日に至るまで彼女から謝罪の言葉は受けていないのだ!

 

 

 

「(厄介なことが起きているかもな)」

 

 下校の時間となり周囲の面々は友達と帰るが誠はぼっち帰宅である。クラスで話す奴はいても深い関係にはならない

 

 道端の石を蹴りながら自宅までの道のりを歩いていると急に音が無くなる。さっきまで蹴っていた石が見当たらなかった……その刹那

 

 

 

「テートリヒ・シュラーク!」

 

 大声で叫びながら紅いゴスロリ風の格好をしたチビッ子が身の丈程のハンマーを振り上げて突進してきた!明らかに殺意の込められた一撃に吹き飛ばされてしまった

 

「やったのか?」

「いや…直撃のタイミングをずらされた。多分後ろに飛んで威力を削ぎやがった」

 

 吹き飛ばした先の瓦礫を見つめながら1人と1匹は会話をしながら相手の出方を伺っている

 

 

 

「(半年振りか!)」

 

 久々に受けたダメージを確認しながら誠は地面に背をついて空を見上げていた。どうやら自分は閉じ込められた獲物らしい

 

「(マンションを使って逃げることも出来るが追い掛けられるだろうな、じゃあやるしかないか)」

 

 何を狙っているのか分からないが友好的ではないことを理解した。中で長らく埃を被っていた金属バットを取り出して数回素振りを繰り返す

 

 

「ロリは生憎守備範囲外なんだよ」

 

 

 彼の目の前には轟音を響かせた鉄球が迫ってくる。しかし彼は避けようとせずにバットを構えて魔力を纏わせると思いっきり振り抜いて叫ぶ

 

『剛の秘打法"覇竹"』

 

 戦いの火蓋は切って落とされるのであった

 

 




ヴィータとの戦闘に入りました

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