【完結】転生って人の心とかないんか?―有象無象のヒーローごっこ、三歩下がってついといで。 作:まだら模様
眠りの中で出会った、前世からの「最悪のバグ」伏黒甚爾。
圧倒的な格の違い、蹂躙、そして「有象無象」という屈辱的な宣告。
しかし、禪院直哉という男の執着は、絶望の底でこそ真価を発揮します。
230メートルの檻を抜けた先、彼が掴み取った「あっち側」の輝きを、どうぞご覧ください。
キャラ崩壊、ストーリー崩壊などの可能性がございます。
ご注意ください。
評価付与、感想は直哉の未完成の領域に拍車をかけて完成への糸口になります!
伏黒甚爾は、灰色の平原に立ち、不快そうに目を細めた。
視界には、奇妙な「霧」が立ち込めている。
ここは現実(うつつ)の直哉が、睡眠中に無意識に拡張し続けた精神世界だ。魂が形を成しきれていない未完成の領域であるがゆえに、空間そのものが不安定な靄に包まれている。その影響か、甚爾の眼には、目の前にいる存在の顔も、体格も、不鮮明な輪郭としてしか映っていない。
(……領域展開か? いや、妙だな)
甚爾の脳裏に、冷徹な思考が走る。
天与呪縛。呪力を完全に捨て去ったこの肉体に、本来「領域」は作用しない。必中効果の対象として認識されないはずの自分が、なぜこの不細工な空間に引き摺り込まれているのか。
(何か特殊な『縛り』か。あるいは……このガキの無意識が、俺を『敵』として強烈に定義してやがるのか)
この空間は、洗練された術式による閉鎖空間ではない。もっと生々しく、執念深い、魂の「染み」のようなものだ。直哉の深層心理が、前世の記憶から引きずり出した「俺(甚爾)という恐怖」を具現化し、自らを苛む檻として構築してしまったのだ。
(ハッ、術式持ちか、それともただのイカれたガキか。どっちにしろ、趣味の悪いツラしてやがる)
甚爾は相手の顔を認識できぬまま、腰の呪霊から特級呪具を無造作に引き抜いた。
「……甚爾、くん? なんで、なんであんたがここに……ッ!」
直哉の声が、不細工に裏返る。
ヒロアカの世界で、ようやく手にした『空写』の400メートル。相澤に見せつけた自分の「格」。それらすべてが、目の前の男の「立ち姿」一つで、砂の城のように崩れ去っていく。
「おい、ガキ。……何ボサっとしてんだ。殺しに来たんだろ」
甚爾の足が、霧を切り裂いて地面を叩いた。
音すらない。次の瞬間、直哉の視界から男が消えた。
「——っ!?」
空写(眼)が捉えるよりも早く、肉肉しい圧力が直哉の腹部を抉った。
肺から空気が一気に絞り出される。衝撃波が脳髄を揺らし、直哉の体は、自分が支配しているはずの領域を、不細工に転がり抜けた。
「……ハッ、反転術式はどうした? 呪力による強化は? ……口ほどにもねぇな」
甚爾が、獲物をいたぶる獣のような足取りで、倒れ伏す直哉に肉薄する。直哉は必死に手を伸ばし、扇子を開こうとするが、指先が言うことを聞かない。本調子どころではない。この男が目の前にいる。その事実だけで、直哉の魂は、かつての禪院家の冷たい畳の上に引き戻されていた。
「……雑魚だな、お前」
甚爾の無造作な蹴りが、直哉の側頭部を捉えた。
灰色の平原に、赤い鮮血が不細工に飛び散る。
「ありえへん……なんで、甚爾くんが……ッ!」
直哉の思考は、最悪の混濁の中にあった。
眼前に立つ、黒い半袖シャツの男。
その男が、かつて前世で「死んだ」ことを、直哉は誰よりも知っている。五条悟に敗れ、この世から消え去ったはずの、絶対的な『最強』。
それがなぜ、ヒロアカの世界で、よりによって自分の無意識の底に現れる。
「……なんで、死んだはずやろ……あんたは……ッ!」
直哉は震える手で、無理やり扇子を開こうとした。
指先が痙攣し、呪力の操作が驚くほどに不細工だ。
それでも、生き残るために、抗うために、直哉は反射的に術式を投射する。
「『空写』……ッ!」
400メートルの広域索敵ではない。精度を極限まで高めた、殺傷のための設計図。
だが、展開された「眼」が映し出すのは、やはり情報の「空白」だった。
甚爾の肉体には、個性の構造も、力の流れも存在しない。ただの「肉塊」としてそこに在るだけの男に対し、直哉の術式は空振りを続ける。動揺も影響して相手を対象とした先読みも機能しておらず、戦闘に活かせる状況ではなかった。
「——遅ぇよ」
甚爾の掠れた声が、至近距離で響いた。
直哉が『空写』の解像度を上げようと意識を割いた、そのわずかコンマ数秒の隙。
甚爾の拳が、防御を固める暇もなく直哉の顎を撥ね上げた。
「が……ぁっ!?」
脳が揺れ、視界が真っ白に染まる。
直哉の体は、慣性を無視した暴力によって地面を跳ね、灰色の平原を不細工に転がった。
「『鏃』ッ!」
転がりながら、直哉は必死に呪力を練り、空写でごくわずかな相手の動きを読み必死な思いで鏃を相手を穿ちに行った。
これまで数多の敵を沈めてきた、必殺の一撃。
だが、甚爾はそれを避けることすらしなかった。
ただ首をわずかに傾け、飛来する『鏃』の一撃紙一重でかわすと、そのまま突進の勢いを殺さずに直哉の胸ぐらを掴み上げた。
「……これが『技』か? 随分と、お利口さんな戦い方だな。動揺で軌道がバラバラなんだよ」
甚爾の冷徹な双眸が、霧越しに直哉を見下ろす。
直哉は苦悶に顔を歪めながらも、至近距離から『術式反転』を叩き込もうとした。
投射ではなく、その逆転。相手の空間そのものを固定する精密な一撃。
だが、甚爾は直哉が呪力を溜めるよりも早く、その手首を万力のような力で握り潰した。
「ぐ、あぁぁぁああああっ!!」
「無駄だ。呪力だの術式だの、そんなチャチなもんに頼ってるから、俺みたいな『空白』に触られただけでパニックになるんだよ」
甚爾は、ゴミでも捨てるかのように、直哉を平原の果てへと放り投げた。
地面に激突し、バウンドする直哉。
全身の骨が悲鳴を上げ、反転術式で治癒しようとするが、精神の動揺が激しすぎて呪力の生成が追いつかない。
「……ハッ、本当に、雑魚だな。お前」
甚爾の足音が、死神の刻む秒針のように、ゆっくりと近づいてくる。
直哉は血を吐きながら、暗い霧の中に消えていく自分の矜持を、必死に追いかけていた。
灰色の平原に、肉が潰れる鈍い音が断続的に響く。
直哉は、自分が今どこを向いているのかさえ分からなくなっていた。
視界を埋め尽くすのは、霧と、自分の口内から溢れた鉄の味だけだ。
「『空写』……っ、全方位、展開……っ!」
血反吐をぶち撒けながら、直哉はなりふり構わず呪力を放出した。
自身を中心に、半径数十メートルの空間に数千、数万の「眼」を強制的に結実させる。誰が、どこから、どのような予備動作で動こうとも、その情報のすべてを脳内に強制同期させる「絶対的な監視網」。
だが。
その数万の「眼」が捉えたのは、やはり無残な『空白』だった。
(いない)
空写の網に、甚爾は掛からない。
五感のすべてを研ぎ澄ましても、甚爾という存在は、世界から切り取られたかのように情報の欠落として振る舞う。
「そこ」にいるはずの男が、術式の上では「存在しない」と定義され続ける矛盾。
「……何を探してんだよ」
背後。
あまりにも無機質な声が、耳元で囁かれた。
「ひ……ッ!?」
直哉が振り向くよりも早く、甚爾の太い腕が、直哉の首を背後から力任せに締め上げた。
頚椎がミシミシと悲鳴を上げ、視界の端が火花を散らす。
「が、はっ、……ぁぐっ……!!」
「『眼』を増やせば、俺が視えるとでも思ったか? お前がやってんのは、情報の整理じゃねぇ。ただの『現実逃避』だ」
甚爾はそのまま、直哉をコンクリートのような硬質の地面へと、全力で叩きつけた。
背骨が砕けるような衝撃。
直哉は反射的に『反転術式』を回そうとする。だが、甚爾の追撃はそれを許さない。
倒れ込んだ直哉の胸部を、甚爾の軍靴が容赦なく踏み抜いた。
「ぐ、っ、お……ぁ……!!」
「反転……治癒……っ、しろ、俺……っ!!」
脳内で必死に呪力を変換する。正のエネルギーを紡ぎ、破壊された組織を再構成しようと足掻く。
しかし、甚爾の踏みつける力は、再生の速度を遥かに凌駕していた。
ミシミシと肋骨が内側に折れ、肺を圧迫する。
「治癒の術を回すのに必死で、防戦一方か。……お前、本当にそれだけでここまで来たのか?」
甚爾の言葉は、物理的な暴力以上に直哉の魂を切り裂いた。
相澤との特訓、緑谷への執着、400メートルの到達。
それらすべてが、この男の前では「ままごと」に過ぎないと言われている。
直哉は震える手で甚爾の脚を掴もうとしたが、その指は無残に弾かれた。
「……ハッ、不細工な足掻きだな。お前、自分が何者か分かってねぇだろ」
甚爾は一度脚を引くと、サッカーボールでも蹴るかのように、直哉の横腹を真横から振り抜いた。
直哉の体は、霧の深淵へと礫のように飛ばされた。
もはや受け身すら取れない。
灰色の霧の中、転がり続ける直哉の脳裏に、かつての禪院家の冷たい廊下が、フラッシュバックのように蘇り始めていた。
直哉の指先が、灰色の土を不細工に掻いた。
『反転術式』による治癒の光は、もはや蛍の火のように弱々しい。砕かれた肋骨が肺を突き、呼吸のたびに、泡混じりの血が口端から溢れ出す。
「……ぁ……が、はっ……」
視界が、暗い。
空写(眼)の幾千もの視界はすべて砂嵐に飲まれ、脳内に流れ込むのは「情報の欠落」という名の激痛だけだ。
甚爾は、逃げようとする直哉の髪を無造作に掴み上げ、その顔を強制的に上向かせた。
「……何が『特別』だ。何が『相応しい』だ」
甚爾の冷徹な声が、霧を切り裂いて直哉の鼓膜に突き刺さる。
直哉の瞳に映るのは、自分を映さない、虚無のような男の双眸だ。
「さっきから見てりゃ、術式の練度も、反転の回し方も、そこらで見かける『ありふれた術師』と何も変わらねぇ。お前、自分が他人と違う何かだと、本気で思ってんのか?」
「……ちが、う……俺は……」
直哉は血を吐きながら、掠れた声で否定しようとした。
俺は禪院直哉だ。
特別で、雅で、誰よりも「あっち側」に近い存在なのだと。
「いや、同じだ。……お前は、俺が今まで踏み潰してきた、名もなき有象無象の一人でしかない。その辺の道端で野垂れ死んでる『凡夫(ゴミ)』。それ以上でも、以下でもねぇよ」
甚爾は、心底興味を失ったかのように、直哉を突き放した。
地面に叩きつけられた直哉の脳裏に、その「凡夫」という言葉が、呪いのように木霊する。
凡夫。
有象無象。
その辺で野垂れ死んでいるゴミ。
——違う。
——俺は、そんな「不細工な側」の人間やあらへん。
その瞬間、直哉の意識は、現実の屋上からも、夢の平原からも切り離された。
真っ暗な闇の向こう側。
かつての禪院家の、冬の冷たい廊下。
才能の有無だけで、人間の価値が家畜以下にまで貶められる、あの「底辺」の景色がフラッシュバックする。
そこで出会った。
この世の理(ことわり)から外れ、ただそこに立っているだけで、すべての術師を過去にする
「力」。
——そうや。
——俺は、あの背中を見た時、決めたんや。
直哉の魂が、底底から震え出す。
屈辱が、恐怖を塗り潰していく。
甚爾の「有象無象」という宣告が、直哉の奥底に眠っていた「意地」という名の火種を、不細工に、そして雅に爆発させた。
「……ハッ。有象無象、やと……?」
倒れ伏したまま、直哉が低く笑った。
喉に詰まった血を吐き出し、折れた指で地面を強く掴む。
「……俺を、あんな……不細工な奴らと一緒に、すなよ……ッ!!」
灰色の平原に、場違いな笑い声が漏れた。
直哉の喉から溢れるのは、もはや悲鳴ではない。泥を啜り、誇りを踏みにじられた果てに、なおも消えぬ「選民」としての呪詛だ。
「……ハッ、不細工な……。本当に、最高に不細工やわ、俺」
直哉は、折れた腕を無理やり反転術式で繋ぎ止め、ゆっくりと、だが確実に地面を踏み締めた。
脳裏に焼き付いているのは、かつての冬の廊下。
あの日、自分を「凡夫」の群れから切り離してくれた、あの圧倒的な背中。
(あっち側に、立つんや……。俺は、あんたの隣に立つために、ここまで……地獄のような研鑽を積んできたんやぞ……ッ!)
その瞬間、直哉の周囲の霧が、不自然なほどに「静止」した。
無意識の暴走、未完成の領域。その混沌とした空間のすべてが、直哉の強烈な自意識によって、瞬時に再定義される。
「『空写』……ッ、二つの設計(モード)、同時・強制同期(リンク)!!」
精度優先の収束。距離優先の拡散。
本来、決して相容れないはずの二つの指向性が、直哉の「狂気」という触媒を得て、一つの設計図へと強引に統合された。
直哉の脳内に流れ込む情報の洪水。解像度は極限を超え、甚爾という「空白」の存在さえも、空間の僅かな歪みとして、その網膜に、鮮明に「視認」させる。
「——逃がさへんで、甚爾くん」
直哉の瞳が、黒い火花を散らした。
呪力が、これまでの「薄く、広く」ではなく、針の先ほどにまで一点に、過剰に圧縮される。
「『鏃(やじり)』……連続、同時、多重発動!!」
大気を震わせる轟音。
直哉の背後に、数十、数百の不可視の連撃が、一斉に襲いかかった。
物理法則を嘲笑う、超音速の初速。
直哉の体は、ただの移動ではなく、空間そのものを「射抜く」弾丸と化した。
甚爾の冷徹な眼が、初めて驚愕にわずかに揺れる。
「……ハッ、速ぇな」
甚爾が特級呪具を振り下ろす。その軌道さえも、今の直哉には「不細工な予備動作」にしか見えない。
直哉は『鏃』の反動を利用し、空中で不自然なほどに急激な方向転換を繰り返す。
右、左、上、下。
残像すら残さない、死の舞踏。
そして、甚爾の懐。
情報の空白、その中心。
「……あっち側に行くのは、俺や。あんたやあらへん……ッ!!」
直哉の拳に、この世の理が歪むほどの「黒い稲妻」が宿る。
呪力と衝撃が、一兆分の一秒という奇跡のタイミングで交差する。
空間が、直哉の意志を祝福するように、パキリと音を立てて爆ぜた。
抉り取るような一撃。
直哉の咆哮が、灰色の世界を白銀に塗り潰していく。
『ガッ、……アァッ!!」
打撃と呪力の衝突誤差が
0.000001
秒以内の時に発生する空間の歪み…それは『黒閃』
通常の2.5乗以上の衝撃力を生み、その後この一撃を放った本人はゾーン状態に入る。
これを経験しているかどうかで、呪力効率、呪術の核心を掴むという意味でも天と地を分ける
灰色の世界が、黒い稲妻に切り裂かれた。
直哉の拳が、甚爾の分厚い胸板にめり込む。一兆分の一秒。呪力と衝撃が、完璧な調和(シンクロ)を持って一点に爆ぜた。
理外の肉体。呪力を拒絶する「空白」。
だが、今の直哉が放ったのは、単なる呪力の塊ではない。
前世の執着、今世の研鑽、そして「あっち側」へ立つという狂信的な自意識。それらが混ざり合い、物理法則を強制的に書き換えた、魂の一撃だ。
ドッ、と空間が震えた。
甚爾の巨体が、防戦の姿勢すら許されず、灰色の霧を突き破って後方へと吹き飛ぶ。
平原の地面が、その衝撃の余波だけで、巨大なクレーター状に爆ぜ散った。
「……ハッ、……ははっ!!」
直哉は、どす黒く光る拳を見つめ、狂ったように笑った。
黒閃。
かつて、五条悟や夏油傑、そして……この伏黒甚爾が当然のように踏み入っていた、極致の領域。
今、俺はそこに立っている。
その瞬間、心象風景(ゆめ)の激震は、現実の肉体へと伝播した。
——現実、雄英高校・寮、教員部屋
「……禪院!?」
直哉の監視を続けていた相澤消太が、思わず絶句して一歩引いた。
緑谷の監視を終えた後、目を閉じて眠っていたはずの直哉。その全身から、これまでの「雅」な呪力とは似ても似つかぬ、刺々しく、禍々しい黒い雷光が溢れ出していた。
有英屋上のフェンスが、直哉から放たれるプレッシャーだけで、飴細工のように歪む。
異変を察知して駆けつけた爆豪や轟も、その光景に足を止めた。
「……何だ、ありゃ。……個性の暴走か?」
「いや、違う。……あいつ、笑ってやがる」
爆豪の言葉通り、眠る直哉の口元は、三日月のように吊り上がっていた。
肉体が、精神の進化に追い付こうと、ミシミシと音を立てて変質していく。
——再び、心象風景。
クレーターの底から、ゆっくりと、影が立ち上がった。
甚爾だ。
胸部からは血が流れ、シャツは無残に引き裂かれている。
だが、その顔に浮かんでいたのは、退屈な「侮蔑」ではなかった。
「……ハッ。ようやく、まともな面(ツラ)になりやがったな」
甚爾が、凶悪な笑みを浮かべて、口元の血を拭った。
霧が晴れていく。直哉の「覚醒」が、この未完成の領域に、強固な法(ルール)を与え始めていた。
「……甚爾くん。あんたに『雑魚』と言われるのは、もう飽きたんやわ」
直哉は、扇子を再び雅に開き、黒い稲妻を纏わせたまま、不敵に言い放った。
「……甚爾くん」
「あんたに追いつくために、ここまで来たんや」
「——せやけど、もう違う」
「ここから先は、“越えるため”や」
「——あんたを」
……ハッ、ようやく。
ようやく、ここまで来たわ。
黒い火花。
俺の設計図(プライド)を塗り潰す、理外の暴力。
甚爾くん、あんたの隣に立つのは、不細工な凡夫共やあらへん。この俺や。
そして本日、4月1日、エイプリルフール。
本来交わるはずのない二人が相見える、夢のような儚い、けれど熱い邂逅。
一年に一度くらいは、こんな嘘のような日があってもいいじゃないか——そんな想いを込めて、この一撃(黒閃)を綴りました。
というわけで、第55話でした。
ついに放たれた「黒閃」。そして現実の一部すらも侵食し始める直哉の変貌。
この激アツ展開に「鳥肌が止まらない!」「直哉、最高にかっこいい!」と思った方は、ぜひ**【評価(8〜10点)】や【しおり】やお気に入り登録応援をいただけると、直哉の領域がさらに加速します!