【完結】転生って人の心とかないんか?―有象無象のヒーローごっこ、三歩下がってついといで。 作:まだら模様
ドブカス感が強くなりそうな傾向になりますが、ご観覧いただければ幸いです。
雑な作りや突貫工事なので、その点は勢いで書いています。
感想や評価付与をいただければ励みになります!
また、次回から1話かまとめて何話ずつかなるべく毎日投稿する予定です。
筆が死ななければ…なんとか…
とりあえず第九話です!是非読んでください!
個人戦トーナメントの抽選が終わり、試合までの間、グラウンドは奇妙な熱気に包まれた。
応援合戦。レクリエーション。観客を沸かせるための余興の時間。
直哉はスタンドの端、誰も座っていない一角に一人で腰を下ろして、目を閉じていた。
目を閉じながら、意識だけを研ぎ澄ませていた。
(落花の情——)
前世の記憶を手繰る。禪院家の奥座敷で、古い書物を読み漁っていた頃の記憶。御三家に伝わる技術の断片。前回の様に使えるようになれば、先頭の幅が広がる。
まだ理論だけだ。体現できていない。
でも、輪郭だけは見えてきている。
「禪院くーん! 応援合戦、参加しないの?」
明るい声が飛んできた。
直哉は目を開けた。
視線の先——グラウンドでは、女子たちがチア衣装に着替えさせられていた。蛙吹梅雨が無表情でポンポンを持ち、耳郎響香が嫌そうな顔をしながら衣装に袖を通していた。麗日お茶子は頬を赤くしながらも、どこか楽しそうに笑っていた。
その光景を、直哉はしばらく見ていた。
「あはは」
小さく、笑い声を漏らした。
笑い声の温度は、マイナスだった。
「滑稽やね」
誰かに言うつもりはなかった。ただ、口をついて出た。
「自分が何のためにここに来たか、忘れてもうたん? 体育祭は戦場やろ。勝つために来た場所で、衣装着て踊って——傷の舐め合いなら他所でやってよ」
声をかけてきた生徒が、引きつった愛想笑いを浮かべて去っていった。
直哉は再び目を閉じた。
(悟くんは、こういう場所では何を考えてたんやろな)
あの人なら、たぶん全部笑い飛ばしながら、それでいて誰よりも強かった。楽しむことと強くあることが、あの人の中では矛盾していなかった。
(甚爾くんは——そもそもこういう場には来んやろな。必要のない場所には一秒もいない人や)
自分はどちらでもない。楽しめるほど余裕もなく、切り捨てるほど達観もできていない。
ただ——焦っていた。
個人戦まで、時間がない。
直哉は一人、喧騒の外側で、呪力の感触を手繰り続けた。
くじ引きの結果、トーナメント表はこのようになった。
【左ブロック】
1. 緑谷 出久 vs 葉隠 透
2. 禪院 直哉 vs 常闇 踏陰
3. 轟 焦凍 vs 砂藤 力道
4. 飯田 天哉 vs 発目 明
【右ブロック】
5. 爆豪 勝己 vs 麗日 お茶子
6. 切島 鋭児郎 vs 瀬呂 範太
7. 芦戸 三奈 vs 八百万 百
8. 上鳴 電気 vs 峰田 実
「第一試合、緑谷出久対葉隠透!」
ミッドナイトの声が響いた。
直哉は試合を見ていなかった。
緑谷が勝つ。それは分かり切っていた。葉隠の透明は奇襲には向いているが、一対一の個人戦で継続的に主導権を握るには、攻撃の決め手が薄い。緑谷のOFAの出力と機動力に対して、透明というだけでは足りない。
案の定、短時間で決着がついた。
観客の歓声。緑谷が勝ち進んだことへの拍手。
直哉はその音を、遠い雑音として処理しながら、ゆっくりと立ち上がった。
「第二試合、禪院直哉対常闇踏陰!」
常闇踏陰は、入場してくる直哉を静かに見ていた。
黒いコスチューム。背中の闇から這い出るダークシャドウ。あの個性は、騎馬戦でも目立っていた。
巨大な呪力——ではなく、この世界では「個性」と呼ばれるもの——を纏った異形の存在。光が弱いほど強くなり、暗いほど凶暴になる。
常闇は言った。
「禪院。俺は手を抜かない。お前の力、本気でぶつかる価値があると判断した」
重々しい声だった。真剣な目だった。
直哉は常闇の顔を見て——
「寒いねん」
と言った。
常闇が、ぴたりと止まった。
「……なに?」
「だから、寒いって言うてんねん」
直哉は歩きながら言った。立ち止まりもせず、構えもせず、ただ普通に歩くような速度で、常闇との距離を詰めながら。
「『手を抜かない』? 『本気でぶつかる価値がある』? 君ねえ、俺に向かって『俺はお前を認めた』って言いたいんやろ。でも——俺、君に認められたくて戦ってへんねんけど」
「……っ」
「君の美学とか、ダークシャドウへの矜持とか、俺には一切関係ないんよ。俺が欲しいのは勝利だけや。それだけ」
常闇の目に、怒りが宿った。
ダークシャドウが大きく膨らんだ。
「——行けっ、ダークシャドウ!!」
巨大な影が迫った。
直哉は——その瞬間、投射呪法を起動した。
(刻む——)
ダークシャドウの「次の一手」が見えた。右から左へ薙ぐ。直哉の上半身を狙っている。その軌道が、コマ送りの映像のように、直哉の脳に焼き付いた。
一歩、左へずれた。
ダークシャドウの腕が、直哉の右肩をかすりもせずに通り過ぎた。
「——え」
常闇が目を見開いた。
直哉はその隙に、常闇の懐へ踏み込んでいた。足裏に呪力を集中させて地面を蹴り——右手が常闇の胸に触れた。
接触。
投射呪法が刻む。常闇の体の「次の動き」が読める。後退しようとしている。左足から引こうとしている。
直哉は左足が動く前に、常闇の体重をそちらへ誘導するように、腰から押した。
常闇がバランスを崩した。
ダークシャドウが主人を守ろうと引き戻そうとした——その一瞬で、直哉は常闇の腕を掴んで、境界線の外へ向けて投げた。
「————!!」
常闇の体が場外へ転がった。
静寂。
それからどっと、観客席がざわめいた。
「しょ、勝者——禪院直哉!!」
ミッドナイトの声が響いた。
直哉は場外に転がった常闇を一瞥して、それから視線を外した。常闇がダークシャドウに何か語りかけているのが見えたが、直哉にはどうでもよかった。
「美学、か」
呟いた。
「呪力もない個性頼りで、それで誰かと対等に戦えてると思てるのが、もう終わってんねんけどな」
誰にも聞こえない声で、直哉は言った。
控え室に戻りながら、直哉はモニターで他の試合を横目に眺めた。
轟焦凍対砂藤力道。
砂藤が剛力を使って突進した。轟が氷を展開した。砂藤の足が凍りついた。それで終わりだった。
「火力が自慢?」
直哉はモニターを見ながら、鼻で笑った。
「猿やね」
轟の氷と炎の個性は、この世界では規格外の力だ。それは認める。でも——ただ「強い力を持って生まれた」だけで、本人の格は何も証明されていない。
生まれついての才能で他者を圧倒することに、何の価値がある。
(甚爾くんは、その逆やった。何も持たずに生まれて、何も持たない体一つで、「あっち側」にいる全員を上回った。それが本物の強さや)
轟の試合は、直哉の目には「才能の垂れ流し」にしか映らなかった。
次の試合——飯田天哉対発目明。
発目が大量のサポートアイテムを展開して、飯田を翻弄しようとしていた。飯田が道具扱いされていることに戸惑っていた。
「適材適所やん」
直哉は呟いた。
「君はヒーローやなくて素材。それに気づいてる発目ちゃんの方が、よっぽど合理的や」
飯田が発目を場外に押し出して勝利した。
直哉はモニターを見るのをやめた。
右ブロックの試合——爆豪対麗日——は、直哉には必要なかった。爆豪が勝つ。それだけだ。
ただ一つ、直哉が頭の片隅で整理していたことがある。
緑谷出久という存在について。
あの力——OFA(ワン・フォー・オール)——は、蓄積する力だ。今の緑谷は、まだその出力を体が耐えられていない。使えば体が壊れる。壊れながら使っている。それでも戦っている。
(馬鹿な奴や。でも——)
直哉は目を細めた。
(あの力の本質は、まだ引き出せていない。「一点集中」じゃなく、「全体に通す」感覚を掴めば、体への負荷は全然変わるはずや。呪力の扱いと本質的には変わらん。流れを体全体に均等に通す——全体への展延。それを、あいつはまだ知らない)
知っている。
直哉は原作を知っている。緑谷がこの後職場体験を通して「フルカウル」と呼ばれる技術を習得することを。全身にOFAを纏って、出力を抑えながら機動力を上げる運用方法を。
それはまだ先の話だ。今の緑谷には、その概念さえない。
(面白い駒やとは思う。でも今日は——俺の引き立て役や)
直哉は立ち上がった。
「第五試合、禪院直哉対緑谷出久!」
緑谷は、ボロボロだった。
葉隠戦で指を骨折していた。包帯が巻かれ、それでも出てきた。目だけが、まだ燃えていた。
直哉はそのボロボロの体を見て——口の端を上げた。
「緑谷くん、まだやるん?」
穏やかな声だった。京言葉の柔らかさで、包まれた言葉だった。
「そのボロ布みたいな体で俺の前に立つとか、失礼にも程があるわ」
緑谷の眉が、ぴくりと動いた。
「……関係ない。まだ戦える」
「あはは、健気やね」
直哉は笑った。笑顔のまま、歩き始めた。
「騎馬戦、1000万ポイントで一位やったっけ。ああ、あれは君が稼いだんやなくて、障害物競走の結果が乗っただけやんな。運だけで天辺に座って、他人の成果を借りて——それで『一位』のつもり? 泥棒にも程があるわ」
「——っ」
緑谷の顔に、明らかな動揺が走った。
「俺はそういうのが一番嫌いやねん。自分の実力と、運と、他人の助けを混同してる奴。『みんなのために』とか言いながら、実際は自分が一番前に立ちたいだけの奴」
「違う——!」
緑谷が踏み込んできた。
OFAを右腕に集中させて、拳を繰り出した。骨折した指でも、それだけの出力が出る。
直哉は——投射呪法を展開した。
(刻む——)
緑谷の拳の軌道が見えた。右から来る。でも本命はその後だ。拳をフェイントにして、体ごとぶつかってこようとしている。直哉の体重を利用して場外に押し出そうという意図が、体の重心の移動から読めた。
「惜しいな」
直哉は右に半歩ずれた。緑谷の体が空を切った。
その瞬間——直哉の左手が、緑谷の背中に触れた。
(刻んだ——)
緑谷の「次の動き」が焼き付いた。体勢を立て直そうとする。右足から踏ん張ろうとしている。
直哉は右足が動く前に、緑谷の体重を前方へ送り出すように、肩甲骨のあたりを押した。
緑谷がつんのめった。踏みとどまろうとした。
直哉は追いつかなかった——ではなく、待った。緑谷が体勢を立て直す、その「一瞬の静止」を投射呪法で読んで。
そこに、踏み込んだ。
呪力を右の拳に集中させて——腹部を、打った。
「——かはっ!!」
緑谷の体が折れた。
膝をついた。それでも倒れなかった。目だけがまだ、直哉を見ていた。
「……まだ、立てる」
「知ってる」
直哉は答えた。
「でも、なんのために?」
緑谷が顔を上げた。
直哉はその目を見ながら、静かに言った。
「君、その力——体に通す感覚、ズレとるよ」
緑谷が、ぴたりと止まった。
「一点に集中するから体が壊れる。呪力でも個性でも——流れってのは、点じゃなく、全体で通すもんや。川に例えたら分かりやすいかな。一箇所だけ太くしたら、そこだけ決壊する。でも流れが全体に均等やったら、川は形を保ったまま、ずっと流れ続ける」
緑谷の目が、大きく見開かれた。
「——な、んで」
「なんで知ってるか?」
直哉は薄く笑った。
「さあ。知ってるから、知ってる」
それだけ言って——直哉は表情を消した。
「でも、それを教えてあげる道理は、今の俺にはないねん」
緑谷の目に、怒りと悔しさが混じった。
「なんで——なんでそんなこと言うんだ! 分かってるなら——」
「何が『みんなのために』や」
直哉の声が、静かに、しかしはっきりと落ちた。
「自分一人も守れん弱者が、高いところから物抜かさんといて」
緑谷の表情が、凍った。
「君が傷つくたびに、君の周りの人間が何を感じるか——考えたことあるんか。体を壊しながら笑顔で立ち上がって、それを『諦めない心』とか思ってる? 違うよ。ただの自己満足や。周りを不安にさせて、心配させて、それで『俺は頑張った』とか——笑えるわ」
「……っ」
「君の『みんなのために』は、結局自分のためやろ。自分が誰かの役に立ちたい、自分が諦めない姿を見せたい、自分が認められたい——全部、自分のためや。それを綺麗な言葉で包んで、自分でも気づいてへん」
緑谷の体が、震えていた。
怒りなのか、悔しさなのか、それとも——何か別の感情なのか。
「……違う」
緑谷は言った。でも声が、揺れていた。
「違う、って言い切れる?」
直哉は問いかけた。
問いかけながら、緑谷に近づいた。ゆっくりと。踏みにじるような速度で。
「体が壊れても立ち上がる。それは勇気でも何でもない。ただ、自分を守ることすらできてへん、ということや。弱者が、強がってるだけや」
緑谷の膝が、ぐらりと揺れた。
「——立てへんやろ」
直哉は静かに言った。
「今の君には、俺の前に立てるだけの「格」がない。それだけの話や。今日のところは——ここまでにしといたげるわ」
直哉は緑谷の肩を、軽く、まるで挨拶のように押した。
それだけで、緑谷の体は場外へ、力なく転がった。
審判のミッドナイトが、腕を上げた。
「勝者——禪院直哉!!」
観客がざわめいた。
あの緑谷出久が——騎馬戦で1000万ポイントを守り抜いた緑谷出久が——こんなにあっさりと。そういう空気が、スタンドに広がった。
直哉は振り返りもせず、退場口へ向かった。
その背中に、緑谷の声が追いかけてきた。
「……禪院くん」
直哉は止まらなかった。
「なんで——なんで、あんなこと言ったんだ」
直哉は、立ち止まった。
振り返らなかった。ただ、立ち止まった。
「……川の話。全体に通す、って」
緑谷の声は、震えていた。でも、確かめるような声だった。
「あれは——本当のことなの?」
直哉は少しの間、何も言わなかった。
それから、歩き始めながら、背中越しに言った。
「さあ。参考にするかどうかは、君の勝手や」
「でも——」
「一つだけ言うとくわ」
直哉は歩きながら、声だけを残した。
「今日の君は、確かに弱かった。でも、弱さの種類は——悪くない。折れてへんから」
それだけ言って、直哉は退場口の影の中に消えた。
廊下は静かだった。
スタンドの歓声が、壁越しにくぐもって聞こえてくる。
直哉は一人で廊下を歩きながら、先ほどの戦闘を反芻していた。
緑谷の動き。OFAの出力パターン。骨折した指でも繰り出せる爆発的な一撃。あの力の「種類」は、呪力とは異なる。でも「流れ」としての本質は、似ている。
(全体に通せるようになったとき——あいつはどこまで行くんやろな)
思って、すぐに苦々しく感じた。
(どうでもええねん。俺には関係ない話や)
でも——脳裏に残っていた。緑谷の目が。ボロボロの体で、それでも直哉の言葉を確かめようとしていた、あの目が。
(弱者の目やった。でも——諦めてへん、弱者の目や)
(甚爾くんが若い頃、そういう目をしてたんやろか)
違う。甚爾くんは最初から諦めることを知らなかったんじゃない。諦めることを「選ばなかった」だけだ。それは全然違う。
(俺は——今日、勝った。でも「格」を見せたか? 本物の強さを——見せられたか?)
直哉は立ち止まった。
右手を見た。緑谷の腹を打った拳。呪力を込めた一打。
(まだ、黒閃じゃない。呪力の核心には、届いていない)
それが、直哉の腸を静かに焼いた。
勝った。圧倒した。でも——それは「格の違い」ではなく、「技術の差」に過ぎなかった。
本物の「あっち側」は、そういう次元にいない。
甚爾くんは、呪力すら持たずにそこにいた。悟くんは、生まれた瞬間からそこにいた。真希ちゃんは——理不尽な壁をねじ伏せて、そこへ向かっていた。
(俺はまだ、その入口にも立っていない)
廊下の壁に、背中を預けた。
スタンドの歓声が、くぐもって聞こえてくる。次の試合が始まっているのだろう。爆豪くんか、轟くんか。
(準決勝。次は——轟くんや)
直哉は目を閉じた。
轟焦凍。炎と氷の両方を持ちながら、炎を封印している。理由は知っている。前世で、原作を読んで知っている。父親への反抗。エンデヴァーへの拒絶。でも——
(その話は、関係ない。俺には)
直哉が轟に興味があるとすれば、それはただ一点。あの出力を両方解放したとき、投射呪法で対処できるか。炎の熱量と、氷の展開速度。両方同時に来たとき、「刻んだ」情報で先回りするのが間に合うか。
(間に合わんかもしれんな、今の俺では)
その可能性を、直哉は冷静に見積もった。
怖くはない。ただ——足りない、という事実がある。
(足りないなら、埋める。それだけや)
直哉は目を開けた。
壁から背中を離して、歩き始めた。
準決勝まで、まだ時間がある。その時間を使って——考える。相手の動きを頭の中で再現して、どう対処するかを組み立てる。
感情は要らない。怒りも焦りも、今は燃料に変換する。
(俺は泥の中にいる。でも——泥の中から咲くのは、俺一人でええ)
廊下の窓から、青い空が見えた。
直哉はそれを一瞬だけ見て、視線を前に戻した。
上を見ている余裕は——まだない。
ん…?
どうやら最後に直哉が言いたいことがあるみたいです。
何々…?
「約3000人も見物人がおって、声(評価)上げんのは5人だけ? 案外、行儀のええ連中やね。……もっと騒いでもええんやで?
そして評価が6.3? ……ハ、君らの基準ってその程度なん? 俺の価値、まだ半分も分かってへんみたいやね。……次、轟戦。本物の『特別』を見せたるわ。見逃さんといてな」
とのことです。
明日の投稿、是非お楽しみに!
(8話)今回のような直哉のドブカス感の方が良い?
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今回の直哉(ドブカス感強化)
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1〜7話の純粋に力に貪欲な直哉
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もっとドブカス(人の心とかないんか?)