ちなみに感想に「イチロー強っ!?」とのコメントがあったので補足させていただきますと
イチロー>越えられない壁>IS>軍隊
というこの二次創作内基準があります。この中にニンジャが加わると
イチロー>ニンジャ>越えられない壁>IS>軍隊
となります。ご了承ください。因みに忍殺なニンジャは出てきません。
無事自己紹介も終わり授業に入り、更には授業が終わり現在1限目の休み時間。炎の入学生、一夏は清々しい顔つきで座っていた。はたからみてみればその顔つきは自信に満ち溢れ、もう全てに置いて慣れちまったぜっ!ていうくらい自信に満ち満ち溢れた顔つきである、がーーー
(だめだっ、これは辛いっ‼︎いやっ、言うほど辛くはないがーーーとても居心地が悪い‼︎)
内心ボロボロであった。当たり前だ、思春期の男子高校生が女子しかいないこのIS学園に放り込まれたのだ。女子珍しがってこの1の1に一夏を見に来ている。正直一夏からしてみれば居心地が悪いものがある。だが、しかし!そんな居心地の悪さを感じていた一夏に、突如精神的電流が流れ、思いっきり立ち上がりーーー
「ふっふっふ……はーっはっはっはっはっはっは‼︎‼︎‼︎これだっ‼︎これこそが『逆境』ってやつかっ‼︎‼︎‼︎」
なんと!この漢‼︎いきなり高笑いをしだした‼︎そして一言、
「俺を見に来てくれたのかは知らんが、初めまして‼︎俺は炎の入学生、織斑一夏‼︎好きな言葉は逆境‼︎!みなさん、よろしくっ‼︎!」
先制攻撃、いや先制口撃とでも言わんばかりに大声で自己紹介始めたのだ。流石にこの行動に面を食らったのか、3年も2年も、更には一夏を見に来た他のクラスの1年まで他に何も言えずに少し静まり返った後に「よ、よろしく…」としか言えずに帰ってしまった。そこで再度自信に満ち溢れた表情で席に座る。こうすれば蜘蛛の子を散らすように皆帰っていくと考えた行動だろうか?否!そうではない!一夏の本能が咄嗟に「自己紹介をするんだっ!」と叫んだ故の行動、つまり思いつきである。しかし効果は覿面、居心地の悪さも少しは減ったようだ。
さて、ここでISの説明を更に少しだけしよう。10年前、一夏が5歳の時にIS出現してから世界の状勢が一気に変わった。既存兵器は全て鉄クズと化してしまい、軍事バランスは崩壊。しかも開発したのが日本であった為世界中で「また日本か!」や「何故日本はイチローやニンジャといい兵器かどうか曖昧なモノを出すんだ‼︎」などという罵声のような褒め言葉のようなものをいただいた。そしてアラスカ条約なるものでISについての条約を結んだ。また、ニンジャには結構誰でも条件さえ満たせばなれるのだが、ISは手軽な上に女性しか使えない。つまり『女性=偉い(ニンジャやイチローには敵わない)』という残念な思考が世界中に浸透してしまったのであった。説明終わりっ!
「早弁でもするか」
疲れてしまったのかそれとも警備員とのファイトで空腹になってしまったのか昔ながらの革鞄からおにぎりを取り出し食べようとすると、それを邪魔するような素晴らしいタイミングで凛とした声が一夏にかけられる。
「……ちょっといいか?」
「んが?…そ、その顔つき!そしてその髪型はっ⁉︎」
「おい、一夏やめてくれ、恥ずかしいから、な?」
「まさかお前……俺の幼馴染の篠ノ之箒か⁉︎」
凛とした雰囲気、そして日本刀を思わせる印象。それは一夏の中で何年経っても色褪せる事はなかった。
「ああ、廊下いいか?」
「早くしろ」
そう言い残し一夏よりも先に廊下へ出て行く箒。そしてそれに慌てて立ち上がりついていく一夏。廊下に出るとそこで話していた女子がまるでモーゼの必殺「海断斬」で海を割ったかのように真ん中に道が出来る。その様子を見て箒は何も言わず。一夏は驚きながら歩き出す。
「そういえば、箒」
「なんだ」
「去年、剣道の大会で優勝したってな、おめでとう!
一夏がその事を言うと、箒は顔を赤らめて口をへの字に曲げてしまう。
「なんでそんなこと知ってるんだ」
「昇にいちゃんが教えてくれたんだ、『箒が優勝したぞ!』って」
「そ、そうか、昇さんがか……」
不機嫌そうな顔を作る箒。しかし内心は「昇さんナイスっ‼︎」と言いながらガッツポーズでもしてそうである。
「ああ、後さ」
「な、何だ⁉︎」
「本当に久しぶりだな、箒。俺が闘志にいちゃんの家に居候する事になってから会ってなかったけど、すぐわかったぜ」
「え……な、何故すぐわかったんだ?というかお前不屈さんの家に居候してたのか」
「まあ、髪型一緒だし、幼馴染だしな。なかなか楽しかったぜ、闘志にいちゃんと一緒に過ごすのさ。闘志にいちゃんや大和にいちゃん、それにたまに遊びに来る昇にいちゃん達に『漢とは』とか教えてもらえたしな」
(今一夏がこうなった理由がはっきりとわかった気がする)
そうこう話しているうちに2限目開始のチャイムが鳴る。
「行こうぜ箒、あんまり遅れると千冬姉の胃にダメージを与えちまう‼︎」
「それはお前だけだからな」
えっ、という顔をしながら箒が戻るのを少し見送り、我に戻って走り出す一夏。既に千冬が教室に入ろうとしているところだ。
「くっ、間に合えっ‼︎必殺、織斑スライディング‼︎」
千冬が開けたドアに向かって走り、千冬の足元をスライディングしながら入って行く。そしてそれを見た千冬は胃を抑えながら教壇に立った。
「ここまでで何かわからない事はありますか、織斑くん?」
授業の中盤、真耶が一夏に聞く。そして一夏は「はい、一応戦闘についてだけはわかりましたが他は全然わかりませんっ‼︎」と返しまた千冬の胃にダメージを与えた事以外は普通であった。因みにわからないところは真耶が放課後教えてくれるらしい。やったぜ。そして一夏が理解したと言った戦闘についてはまだ今日はやっていない範囲であった。授業中に勝手に教科書を読み進めたのである。
そして、2限目の休み時間。今度こそ早弁をしようと思っていた一夏にいきなり声がかけられる。
「ちょっとよろしくて?」
「えっ?」
声の方を向いてみれば、鮮やかな金色のウェーブがかかった髪に青色の瞳のいかにも高貴な感じの女生徒が立っていた。
「訊いてます?お返事は?」
「あ、ああ…聞こえているが?一体どういう用件なんだ?腹が減ったからちょっと飯を食いたいんだが……」
「まあ!なんですの、そのお返事。わたくしに話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるんではないかしら?」
「あーっと、ごめんな、俺、君が誰か知らないんだ」
一夏としては同年代に対する礼儀を最大限に尽くしたつもりでオブラートに包んだ筈だったのだがどうもかなりその答えが気に入らないものだったらしく、つり目を細めていかにも男を見下すような口調で続ける。
「わたくしを知らない?このセシリア・オルコットを?」
「そうか、セシリアさんか!これからよろしくな」
「ちょっと、わたくしの話を遮らないでくださいますか⁉︎」
「……いいことを教えてやるぜ、セシリア」
「いきなり呼び捨てですの⁉︎」
「いいか、日本にはこういう言葉がある。
『これはこれ、それはそれ』だっ‼︎」
「…だ、だからなんですの⁉︎」
気圧されて困惑した調子で続けるセシリア。それにも関わらず続ける一夏。
「つまり、そういうことなんだ。確かに君は凄いのかもしれない、よくわからないけど」
「え、ええ、スゴいんですのよ!なんたってわたくし、代表候補生なのですから‼︎」
「しかーしっ‼︎今俺が空腹なのと、君が凄いのは関係がないんだぜっ‼︎だからそうやって自分が凄いことを引き合いに出して、俺の早弁を邪魔されると正直困る‼︎そう、その困り具合はあたかも〆切直前の炎尾先生が『あえて寝る!』との名言を残して寝てしまった時くらい困る‼︎」
「炎尾先生って誰ですの⁉︎」
「だからわかってくれ、セシリア‼︎」
「わかりませんわ!って無視しないでくださいませんか⁉︎ちょっと⁉︎」
そういうとその後、チャイムが鳴るまでセシリアを華麗にスルーして持ってきた弁当を食べたのであった。
早く一夏くんにISを使わせたいですね。因みにこの一夏くんは教科書捨ててません、むしろ毎日通学途中の筋トレと称して無意味に持ち歩いています。授業以外では読まないでしょう
因みに偉人は大体必殺技もってます