転生した職員の話。   作:先沙奈美

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1話目です。
ところどころLobotomyCorporationの単語が出ます。あとがきに軽く意味や手に入れたスキルの説明などが書かれてるのでご覧していただけると幸いです。単語の意味は某青P百科事典などから調べてます。



1話

その日…私が死んだ日。

いつも通り私達職員は管理人の指示に従いエネルギーを抽出するために働いていた。

確かその日はいつもと違って何故か会社自体が動いたりしてて大変だった記憶がある。

そうして頑張って業務を終わらせると、会社から謎の… だけど暖かい光が出ていっていた。

そうしてその日は帰還命令が出たから帰ろうと思ったんだけど…何故か、管理人の部屋に入ってしまった。多分会社が回転したりして方向感覚が狂ってたんだろね。しかも管理人はいなかった。普段はここで仕事してたり、遊んでたりしてるのに…。

そして戻ろうとしたんだけど…とあるものを見つけた。それは私達がエネルギーを抽出しているアブノーマリティと呼ばれる存在の図鑑だった。一応長い付き合いだし、普段行かない場所に来たからせっかくだしそれを読むことにした。それを完全に覚え、読み終わるのにかかった時間は数十分くらいだったと思う。

なぜならそれは私の唯一の取り柄とも言える完全記憶能力と呼ばれる能力のお陰だ。

これは何故かこの翼の1つであるL社に就職してから発現した謎の能力。なんだけど……。

おそらく本来の完全記憶能力と比べて私のは劣ってると思う。なぜなら本来の能力なら多分一瞬でも見れば写真みたいに鮮明に覚えていられるけど、私は覚えたい物の内容の全体を1度、脳に完全に入れないと鮮明に覚えられない。そうしないと曖昧で何となくしか覚えられない。

そして図鑑を完全に脳に入れ込み、完全に記憶し終えた後、帰ろうと思い部屋から出ると……

 

そこから先は記憶がない。何度思い返そうとしても思い出せない。

なんで? 一応私の取り柄である完全記憶能力は一瞬でも見てれば少しは覚えているはずだし…。

 

てか私の名前は?…何故か思い出せない。私関連の記憶が…そこだけまるで黒く塗りつぶされたように… なにも思い出せなくなってる。何かおかしい。

もう一度思い返せ、私。あの時、私に何が起きた。

そう思い、少しずつでも何か思い出そうと脳みそを回し続ける。

そうすると…少しずつだけど朧げに記憶が戻り始めた。

 

そうだ…。確かあの時…アンジェラ様とセフィラ達の戦いに巻き込まれて…私死んじゃったんだ。多分戦ってる時に体が上と下に分かれたんだよね。死ぬ最後の前に見た景色は、私の下半身と建物の破片だった。そのまま意識が薄れていって、このまま死んだいったあの子の元に行けると思ったんだけど…。

確か私の意識が薄れている時、声が聞こえたんだよね。その声はセフィラ達や職員達とは違う今までに聞いた事のない異質なもので、何故か私の考えてたことに反応してた気がする。

あの時…私は何を考えていたんだっけ?

確か…

【こんなことになるなら、私もアブノーマリティみたいな存在だったらな…そうしたら私も体が丈夫で、倒されても回復して、こんな簡単に死ななかったはずなのに…。】

《確認しました。全アブノーマリティの性質を再現。……成功しました。これにより身体構造の変化……成功しました。ユニークスキル『変異者達(アブノマ) 』を獲得しました。》

【あともう少しEGOを使いこなしてたらな〜 私戦い苦手だったし、例えばゲブラー様みたいに強くなりたかったな。】

《確認しました。全EGOの再現、複製……成功しました。ユニークスキル「幻想自我(エゴ)』を獲得しました。》

【てかこの声何? まあいいか。私も死ぬのか…まだ私やり残したこと沢山あるのに…まだ仕事とかやること沢山残ってるのに…こんなことなら管理人とかに押し付けてれば良かった。そうすれば私がやるよりも上手くやってくれるし。あっでもそしたらセフィラ達に怒られちゃう。多分アンジェラ様が1番キツいこと言ってきそう。】

《確認しました。管理人の再現。……失敗しました。代行措置として、セフィラの再現。……失敗しました。さらに代行措置として、記憶よりマニュアルを再現。……成功しました。ユニークスキル『管理説明書(マニュアル)』を獲得しました。》

《ユニークスキル 『変異者達(アブノマ)』 『幻想自我(エゴ)』 『管理説明書(マニュアル)』を獲得したことにより、アルティメットスキル『管理之王(ロボトミーコーポレーション)』へと進化しました。》

《これによりエクストラスキル『四刻色来(ガーディアン)』『管理人特権(プリビレッジ)』を獲得しました。》

【なんか謎の声がはっきり聞こえるようになってきたし、もうダメかも…。】

そのまま私の意識が薄れ…もう二度と目が覚めることがなかった…… 普通はそうなるはずなんだけど…。

なぜか目が覚めた。それに上下に分かれたはずの私の体が元に戻ってる。

そしてここはどこ?見渡す限り岩、岩、岩、岩。嫌になる程岩しかなかった。てか岩?もしかして…ここは洞窟なのかな?

洞窟なんて本でしか見たことないけど…体も元に戻ってるし起き上がるか。

起き上がり自分の体について少し調べてみる。

一旦私の顔とか全体を見れる物を見つけてからまとめようと思い、それを探してここから歩いてみると、水たまりを見つけた。

そこで今の私の姿を見てみると…

顔は前と同じで、目と髪の色が白。あと若干体が大きくなってる。服装はL社で配られたスーツはここに来る途中に触ったりした感じ、L社のと同じみたい。

そんなこんなで私の体を調べていると…

???(おい!そこの小娘よ。)

私(えっなに?)

なんか頭の中に声が響いてくる。

???(そこで何をしておる。)

私(誰?)

そう思い私は周りを見渡すと…

そこにはいた。黒く光る鱗に包まれた巨大なドラゴンと…小さな丸い液体?がいた。

 




ステータス
主人公
名前 なし(不明)
種族 不明
称号 なし
魔法 なし
スキル 
  ・ユニークスキル『四刻色来(ガーディアン)
ロボトミ内の試練のうち琥珀、深紅、緑、紫の四種の中、黎明、白昼、夕暮、深夜の四種を使える。

  ・ユニークスキル『管理人特権(プリビレッジ)
管理人ができることを大体できる。職員雇用と契約などができる。
・職員雇用 職員を雇える。こうして雇った職員は主人公の命令を聞き、色々役に立ってくれる。
・契約 他の会社の力を一時的に使えるようになる。R社のウサギチームやTT2プロトコルで時間を止めたりできる。

  ・アルティメットスキル『管理之王(ロボトミーコーポレーション)
変異者達(アブノマ) 』 『幻想自我(エゴ)』 『管理説明書(マニュアル)』の三つを合わせ進化したスキル。上2つもこのスキルにより手に入れた。それに加えL社の研究内容も使えるようになる。
合わさったスキルは
  ・『変異者達(アブノマ)
アブノーマリティの力を使えるようになる。基本主人公の中におり、その時エンケファリンを生成している。使う時はそのアブノーマリティを全身、一部、単体の三種類纏うことができ、基本全身に纏われる。エンケファリンは魔素に変換できる。
・全身 主人公の全身にアブノーマリティの力を宿す。この時EGOも自動的に装備される。基本一体ずつしか使えない。
・一部 主人公の一部にアブノーマリティの力を宿す。一部分だけにアブノーマリティの力を集めるので、全身よりも出力が高い。同時に最大5体まで使える。
・単体 主人公とは別にアブノーマリティを出す。出したアブノーマリティは主人公の命令をある程度聞き、倒されても主人公の体に戻る。

  ・「幻想自我(エゴ)
アブノーマリティのEGOを使えるようになる。『変異者達(アブノマ) 』に比べ出力が上がったり、一度に複数個使えたり、ある程度大きさなどを変えることができたり、他の人にも渡すことができる。

  ・『管理説明書(マニュアル)
主人公の知らないアブノーマリティや世界の詳しい説明、記憶したものの情報などをいつでも見れるようになる。簡単に言うと『大賢者』の森羅万象みたいなもの。

耐性 ???


単語
・アブノーマリティ 現代科学では説明不能な未知の怪物で全個体がエンケファリンと言うエネルギーを放出する。これを収容してエンケファリンを取り出すのがLobotomyCorporationの主な仕事。ZAYIN、TETH、HE、WAW、ALEPHの五つ危険度がある。次回作からは幻想体と呼ばれるようになった。
・翼 LobotomyCorporationなどの舞台となる都市の中の26区域を治める大企業。一つの大企業につき一区域を治めている。主に特異点と呼ばれる強力な技術を持っており、基本的にA社やB社のように頭文字で呼ばれる。ロボトミ内ではではL社(Lobotomy Corporation)やR社(ウサギチームなどの会社)、T社(TimeTrack社。)などが出ている。
・アンジェラ 管理人(主人公)に付き合うAI。基本的に目を閉じており、管理人を導くように行動している。
・セフィラ L社の施設の各部門を管理するために作られた複数人のAI。名前の由来は生命の樹。
マルクト、イェソド、ホド、ネツァク、ティファレト、ゲブラー、ケセド、ビナー、ホクマーの十人がいる。色々秘密がある。
・EGO L社の特異点である「心を物理的に抽出する」によりアブノーマリティから抽出されたもの。武器と防具、ギフトがあり、武器は普通の武器と比べ、瞬時に武器の扱い方を理解できるが、基本的に装備者の命を守る程度の力しか出せない。
・試練 アブノーマリティよりも不定形な存在のため収容できない。
琥珀、深紅、緑、紫、以外にも碧、蒼白がある。それぞれにテーマがあり、琥珀が食品。深紅がカーニバル。緑が機械。紫が古代の創造物と宗教。碧が近代産業と戦争。蒼白は他の試練と異なり独自のテーマを持っている。
黎明、白昼、夕暮、深夜の四つの時間帯があり、遅くなるほど難易度が上がる。
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