東方怠惰人   作:栗ンプ

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第12話です。どうぞ!(^^)


決着

レ「なんで⁉︎ どうして生きているの⁉︎」

 

レミリアが声をあげて驚いている。他の面々は目を丸くしているだけで声も出ていない。まぁそりゃそうか、フランの攻撃をあれだけ受けたのに生きてるんだもんなぁ。

 

朱「言ったろ? 真面目にやるって。こっからはお遊びなしだ……元々遊ぼって言われたのにお遊び無しってのもおかしいけどな。」

フ「なんで?」

朱「ん?」

フ「なんで壊れないの?」

 

フランが少し怯えた感じで問いただしてくる。嫌われなきゃいいけどなぁ、子どもに嫌われるのって結構ある傷つくし。でも、もう容赦はしない、情け無用だ。

 

朱「そりゃあ、俺が真面目に戦うからだ。」

フ「そう、じゃあ……やってみてよ。」

朱「あぁ、やってやるよ。」

 

そう言って凄まじい殺気をあびせる。全員が酷く怯えて数歩下がっている中、フランだけは冷や汗をかいているだけだった。

 

朱「さて、行くぞ?」

フ「ッ‼︎」

 

そう言うと朱人は一瞬消えたかと思うと、フランの目の前に移動していた。フランが構える時にはもう遅かった、朱人は両手でフランの両耳の辺りを叩いた。するとフランは足がふらつき耳や鼻から血を流し、倒れそうになる……が、朱人は倒れてくるフランの腹を蹴り飛ばし、フランは紅魔館まで吹っ飛んで行った。

 

レ「フランッ⁉︎ 貴様よくも!」

朱「黙ってろ、これはお前とは関係無い戦いだ。邪魔をするな。」

 

ガラガラと音を立てながらフランが紅魔館から這い出てくる。

 

フ「ケホッ、ケホッ、そうだよお姉様、邪魔しないで? 折角面白い玩具を見つけたんだもん。」

レ「でも!」

フ「邪魔しないでって言ってるの。」

 

フランが殺気を出す。中々デカイな、流石原作最強クラスで吸血鬼なだけはあるな。

 

美咲「「妹様……。」」

朱「さぁ、どうした? お前からはかかってこないのか?」

フ「言われなくても!」

 

フランが猛スピードで朱人に向かって飛んでいく。手には剣を構え、切り裂こうとしている。しかし、朱人はそれを見切り上へ躱し、剣を掴むと一気に引き寄せ遠心力を使いフランを地面へと叩きつける。

 

フ「カハッ!!!」

朱「そら、どうした? そんな攻撃じゃ当たんねぇぞ。」

フ「くそ、舐めるなー!!!」

 

立ちあがり、怒りに任せ、がむしゃらに剣を振るうが全く当たらず、朱人は足を引っ掛けてフランを転ばせた。顔面から思いっきり転んだ。

 

フ「痛っ!」

朱「おら、俺を壊すんだろ? オモチャみたいに、やってみろよ。」

フ「うう、アァァァァァァァアアアア!!!」

 

涙目になりながらもフランは諦めずに向かってくる。そろそろ終わらせるか? とか思ってたら美鈴が割り込んできた。面倒くせぇな。

 

美「朱人さん!もうやめて下さい!これ以上は妹様が死んでしまいます!」

フ「美鈴、邪魔しないでって……。」

美「出来るわけないでしょう⁉︎ お願いします、朱人さん!」

 

美鈴、頼むから邪魔しないでくれ。これはフランの為でもあるんだ。

 

レ「咲夜、もしあいつがフランを殺しそうになったら時を止めてフランを連れて逃げなさい。なんとしてもよ。」

咲「最初からそのつもりで御座います、お嬢様……。」

 

レミリア達も何か話してるな、大方咲夜さんに時を止めてどうこうしてもらおうって話だろ。絶対に邪魔はさせねぇけどな。

 

霊「魔理沙、あいつあの吸血鬼を殺す気でいるわよ。」

魔「本気か⁉︎ 朱人、本当にそいつを殺す気なのか⁉︎ それはルール違反だぜ⁉︎ ただでさえ弾幕ごっこもして無いのに殺しなんて!」

朱「先に来たのはこいつらだ、俺はそれを買った。ただそれだけの事だ。」

 

こいつら滅茶苦茶勘違いしてるな。無理もないか、無気力だった野郎が急に殺気を飛ばし出したんだもんな。さて、それじゃあ終わらせるか。

 

朱「そろそろ、終わらせてやる。」

フ「へぇ、やって見せてよ。」

朱「……覚悟は良いか……。」

フ「ッ⁉︎ 消えた⁉︎」

 

俺は某格ゲーの大技をするため遥か上空へジャンプした。そして……

 

朱「愚か者め‼︎」

フ「上⁉︎」

レ「ッ⁉︎ 咲夜‼︎」

咲「駄目です!早すぎて間に合いません!」

霊魔美「「「朱人(妹様)‼︎」」

 

ズドーーーン!!!

 

辺りに轟音が鳴り響く。フランはぎゅっと目を瞑っているが一向に攻撃が当たる気配がない。どういう事だと思い目を開けると、フランに当たる直前に手を止めている朱人の姿が目に入った。

 

朱「ふう、焦ったー!ギリギリセーフ!ったくもうちょい上手くやれよ俺……ここまでした俺が言うのも何だけど、大丈夫かフラン、立てるか?」

フ「どうして? どうして殺さなかったの?」

朱「質問を質問で返すなー!……と言いたい所だけど、殺さなかったってのは当たり前だろ? 吸血鬼とは言え子供を殺したら俺もう生きていけねぇよ。それにこれは荒療治だ。」

フ「荒療治?」

朱「おう、フランが狂気を抱えてるってのは一目見て分かったからな。殺す気でかかりゃお前も狂気じゃなくて本気になるって思ったんだよ。ま、賭けだったんだけどな。ハハハハハハハ!!!」

 

そう言って豪快に笑い飛ばすが周りはシーンとしている。あれ? これやっぱ俺が悪い? そりゃそうだわな、側から見りゃ大人が女の子をボコボコにしてるようにしか見えねぇもんな。よし!謝ろう!

 

朱「すいませんでした!!!orz」

フ「え?」

朱「いくら荒療治とは言え女の子をここまで痛めつけた事には深く反省しております!本当に申し訳ありませんでした!」

 

ジャンピング土下座をかまして謝りまくる。女の子に土下座してる大人かぁ、みっともないなぁ(泣)

 

フ「フフッ。」

朱「え?」

フ「フフフッ…アハハハハ!」

朱「おい、フラン? もしかして、また狂気モード入っちゃった?」

フ「ううん、違うの。私の事思ってしてくれたのに急に謝るから可笑しくなったの。」

 

これは、許してくれてるのか? 分からん、さっぱり分からん。ただ、フランは涙を少し流しながらこう言ってきた。

 

フ「ありがとう!お兄様!」

朱「え、お、おう……てか、お兄様⁉︎」

フ「どうしたの? もしかして嫌?」

朱「いや、そーゆー訳じゃ無いけど、俺ってそこまで身分も高くないし、お兄様って呼ばれんのも初めてだからなんか変な感じがしてな、出来れば普通に呼んでくれないか?」

 

するとフランはうーんと唸りながら考え込む、そして、あっと言って恐ろし事を言い出した。

 

フ「じゃあ、お兄ちゃん!」

朱「……ゴハッ!!!」

フ「お兄ちゃん!どうしたの⁉︎ 急に血を吐いて、怪我してるの⁉︎」

朱「いや、違うんだフラン。何でもないから気にすんな。」

 

まさかフランに満面の笑顔でお兄ちゃんと呼ばれる日が来ようとは、しかも凄まじい威力だな。どんな攻撃よりも効いたぜ、こりゃあ。

 

朱「フラン? 俺は別にお前の兄ちゃんでもないから普通に朱人とかって呼んでくれていいんだぞ?」

フ「じゃあ朱お兄ちゃん!」

 

駄目だー!この子全然分かってねぇ!ヤバい!これはヤバい!でも凄ぇ嬉しい!

 

朱「じゃあもう、それで良いや。改めて、俺は嵐間朱人、人間で外来人だ。よろしくなフラン。」

フ「私はフランドール・スカーレット、あそこに居る吸血鬼の妹。よろしく朱お兄ちゃん。」

朱「おっと!そう言えば戦ってる時お前を随分傷つけちまったな、ちょっと待ってろ。」

フ「え? 私は大丈夫だよ? 頑丈なんだから!」

朱「馬鹿、それじゃ俺が浮かばれない!良いからジッとしてろ。」

 

俺は美鈴にした様に手をフランに翳して傷を治す。

 

朱「ほれ、これでもう大丈夫だ。」

フ「凄ーい!全部治った!ありがとう、朱お兄ちゃん!」

 

うんうん、やっぱ子供はこう純粋な方が良いな、歪んでたらいかんですよ。さて、そろそろ固まってるあいつらに声かけてやるか。

 

朱「おーい、お前らいつまで固まってるつもりだ?」

レ「ハッ⁉︎ フラン!大丈夫? 怪我はない⁉︎」

美「妹様ー!大丈夫ですかー!」

咲「妹様!お怪我はございませんか⁉︎」

 

みんなフランを心配して駆け寄ってきた。いい家族だな、フラン。

 

フ「みんな、ありがとう。私は大丈夫だよ。朱お兄ちゃんが治してくれたから!」

レ「そう、良かったわ。」

朱「レミリア、本当に悪かったな。お前の大事な妹を傷つけて。許してくれ。」

レ「いえ、元はと言えばこちらの責任。それにフランを殺さずにいてくれたどころかこの子の狂気すら取り除いてくれたんだもの。謝るのはこちらの方よ、そして感謝するわ。」

咲「嵐間様、有難う御座いました。」

美「朱人さん、本当にありがとうございました!」

 

何故か礼を言われた。本当に何故?

そんな事をしていると霊夢と魔理沙が話かけてきた。

 

魔「朱人ー!大丈夫なのか? 怪我とか無いのか?」

霊「朱人!あんた、弾幕ごっこの?ルールまで無視して!どうなるか分かってるの⁉︎」

朱「分かってるよ、だから今謝ってるだろ? 悪かったよ、本当に。」

霊「今後二度と、こんな事が起こらない様にしてよね。それから、紫!見てんでしょ!出て来なさい!」

 

そう言うとスキマから紫が出てきた。このアマ最初から見てやがったな!

 

紫「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ〜ん。」

霊「あんた、朱人の事調べる為に連れて来させたでしょ?」

紫「何のことかしら〜?」

霊「惚けても無駄よ、あんたの事だから朱人の力が知りたくて関わらせたに決まってるわ。」

紫「……流石ね霊夢、正解よ。」

朱「ハメやがったな⁉︎ このクソッタレィ!嘘つきみぃ!……忙しいだの借りだの、あれは俺を引っ張り出すための口実か⁉︎」

紫「借りは本当に有るでしょう?」

 

クソ!何も言い返せん!

 

紫「まぁ朱人の力は大体分かったわ。能力までは分からないけど、やっぱり相当な力を持ってるわね。」

霊「そうよ、あんた能力無いとか言ってたくせに。何で嘘ついたの?」

朱「喋ると面倒な事になりそうだったからだ。言っとくけど今後も喋る気は無いからな。」

紫「貴方らしいわね、まぁ良いわ。それじゃ、私は帰るからね。じゃあね〜。」

 

そう言って紫はスキマへ戻って言った。クソ!いつかギャフンと言わせてやるからな、覚悟しろよ!そして霊夢はレミリア達に話しかける。

 

霊「で? そっちの話は終わったかしら? 早くこの霧何とかして欲しいんだけど。」

レ「そうね、分かったわ。この霧は消すわ……でも一つお願いが有るの。」

霊「何かしら?」

レ「フランを定期的に外に出したいのよ、この子の為にもね。元々この霧はフランの為に出したの。だから、たまにで良いから朱人と一緒に遊ばせてあげても良いかしら?」

フ「お姉様……。」

霊「それは私が決めることじゃ無いわね。どうなの朱人、お願い聞いてあげるの?」

 

え? 俺? マジかよ。まぁでも子供は好きだし(likeの方で)別に良いか。

 

朱「あー、フランが良いなら俺は構わねぇよ。」

フ「朱お兄ちゃん……良い!朱お兄ちゃんとお外で遊びたい!」

魔「珍しいな、朱人が引き受けるなんて。」

朱「珍しいって言うほど絡んでもないだろ。」

魔「つれないなぁ。」

霊「まぁそう言うことだから、良いらしいわよ?」

レ「ありがとう、朱人。貴方には本当に感謝しても仕切れない。」

朱「別に良いって、俺もここで暴れちまったのと、遊ぶくらいなら問題無いからな。」

レ「そんなの……とりあえず霧は取り除くわね。咲夜、パチェに伝えてきて頂戴?」

咲「畏まりました。」

霊「やれやれ、やっと終わったわ。これで異変は解決ね。」

 

怠い事はほとんど俺の様な気が……まぁ良いか、考えるのも面倒くさい。さて、家に帰りますか。

 

 

 

 

 

こうして紅霧異変は無事解決した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ふと見てみるとお気に入り10突破とUA1000突破してた。
どういうことなの……気付いたら鼻歌歌って踊っていました(笑)
戦闘より会話の方が長いって……クソ駄文で申し訳ありませんorz
さて、紅魔郷をクリア出来ましたね!今回は某格ゲーの豪○の禊を出してみましたが、表現が難かったです。セリフで分かった人の方が多いかな?
そしてフランちゃんが仲間に加わった!幼女軍団結成中!作者はロリコンではありませんよ(笑)(咲夜さん大好き)

さて、次回は宴ですかね〜。うまくいくかな?

それではまた次回(`・∀・´)ノシ
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