東方怠惰人   作:栗ンプ

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7話です、お楽しみ下さい(^^)


異変

朱「へぇ〜、まぁまぁのとこだな。」

 

紫が用意した部屋に行ってみると日常生活で使う大抵の家具がある和室だった。今日から長いことここに住む事になるのだ、自分色に染め上げていこう。しかし……

 

朱「それより部屋っつったのに家丸々渡してきやがって、恩がデカ過ぎるな。」

 

そう、紫は部屋にだけではなく家を1つ渡してきたのだ。こんな事されたらいつかお返しをしなければならない。てかあいつなら絶対求めて来るな、滅茶苦茶怠い。

 

朱「はぁ……とりあえず、他のとこも見とくか。」

 

家の中を探索し台所やトイレの場所を調べた。どうやら一人暮らしするには勿体無いくらいの良物件のようだ。

 

朱「そういやこれから一人暮らしか、掃除洗濯家事全般、全部俺がやんのか……ふぅ、だりぃ。」

 

ポケットからタバコを取り出し一服する。これから山の様に非日常が続くと想像すると嫌気がさす。

 

神『まぁそう言うな、こんな事なかなか体験出来んぞ?』

朱「俺は平和に暮らしてぇんだよ、非日常なんざこれっぽっちも求めてねぇ。」

神『勿体無いのぉ、お主ぐらいの歳じゃともっと刺激を求めるかと思ったがの。』

朱「刺激なんかいらねぇよ。」

 

そう言いながら神と喋っているが側から見れば一人で喋っている変人の様にしか見えない。そしてそれは見られていた。

 

紫「何一人でぶつぶつ喋ってるの?」

朱「(見られてたか)別に、ただの独り言だ。」

紫「そう? 誰かと会話してる風に見えたけど?」

朱「ここに俺以外に誰がいんだよ。」

紫「そうね、てっきり現実を知っておかしくなったのかと思ったわ。」

朱「んなわけねぇだろ、つか何人の事盗み見してんだよ、ついでに盗み聞きも。」

紫「あら、ごめんなさいね。貴方が一人で何喋ってるのか気になってね。後、部屋はどう? 気に入ってくれた?」

朱「趣味悪いなあんた、あぁまぁまぁだ。それよりなんで家ごとなんだよ。」

紫「いいじゃない、その方が便利でしょ?」

朱「……後でなんか要求してきても俺は答えねぇぞ。」

紫「それはどうかしらね?」

神『朱人、恩は返さんとダメじゃぞ?』

 

わぁってるよ、ったくよ。面倒くさいな

 

紫「それじゃあ、私は帰るからこれから大変だろうけど頑張ってね。」

朱「心にもない言葉をありがとよ。」

紫「貴方って本当いじわるね、そんなんじゃモテないわよ?」

朱「ほっとけ余計なお世話だ、なんなら貰ってくれんのか?」

紫「ん〜考えといてあげるわ、フフッ。」

 

こっちから願い下げだよ。

 

紫「それじゃ、またね。」

朱「出来ることならもう来るなよ。」

 

そう言って紫はスキマの中へ入っていった。……さて、これからどうすっかな? ジジイ紅霧異変までどのくらいだ?

 

神『あと一週間ってところじゃの。』

 

一週間か……関わりたくねぇけど恐らく関わるんだろうな。

 

神『まぁ関わるの。」

 

他人事みたいに言いやがって、元はと言えばてめぇの所為だろうが。はぁ面倒くさ……とりあえず今日は寝よ。

 

神『まだ昼間じゃぞ? 早くないか?』

 

良いんだよ、眠い時に寝れるんだから最高じゃねぇか。睡眠欲とその他諸々をオンにしてっと。さてと、俺は寝るからな、絶対起こすんじゃねぇぞ。

 

神『はいはい、お主が睡眠を邪魔されるのが嫌なのは分かっとるよ。』

 

そうか、それなら話は早いな。またいつかな、おやすみ。

 

神『あぁ、おやすみ。(いっかって……)』

 

 

ーーー1週間後

 

神『おい、いい加減に起きんか。』

 

う〜ん……うるさいなぁ、後2日寝かせろ。

 

神『寝過ぎじゃ馬鹿たれが!一週間丸々寝るとは思わんかったぞ!』

 

寝たい時に好きなだけ寝れて体にもなんの問題もない……何て素晴らしい能力なんだろう。ありがとうジジイ、それしか言う言葉が見つからない。

 

神『やかましいわ!とにかくさっさと起きんか!』

朱「ちっ、分かったよ。ふぁ〜……だりぃ。」

 

そうこうしていると紫が現れた。こいつは玄関からこれねぇのか?

 

紫「おはよう朱人……って、貴方すごい寝癖ね。どれだけ寝てたの?」

朱「一週間。」

紫「……え?」

朱「一週間、あの後すぐ寝てずっと寝てた。」

 

紫がかなり引いている。別に良いじゃねぇか。

 

紫「食事とかはどうしたの?」

朱「俺は食わなくても大丈夫な体なんだよ。」

紫「貴方って本当に人間?」

朱「お前に言われたかねぇよ。」

 

ちなみに紫が妖怪とゆうのは聞いている。博麗神社にいた他の面子の正体も言わずもがな。

 

紫「それもそうね、それよりもそのお前って言うのやめてくれない? 私にも名前が有るんだから。」

朱「じゃあ八雲な。」

紫「出来れば下の名前で呼んでちょうだい。なんだかむず痒いわ。」

朱「もっちっと仲良くなったらな。まぁ無いだろうけど。それより何の用だ?」

 

大方予想はついてる、どうせ異変だ。

 

紫「実は今、異変と呼ばれるものが起きているのよ。それを解決して欲しいの、霊夢と一緒にね。」

 

ほら来た、あーあ面倒くさいなぁ……ん? 待て今起きているって言わなかったか?

 

朱「異変? 起きている?」

紫「窓の外を見てみなさい。」

 

紫に言われた通りに窓の外を見ると一面紅色に染まっていた。さながらホラー映画の演出の様に……

 

朱「なんじゃこりゃあああ!!!」

紫「これが異変よ、これの原因を調べて潰してきて欲しいのよ。」

 

ヤバい想像以上だ、本物は違うな。ってそんな事思ってる場合じゃねぇな。これから紅魔館に向かう訳か

 

朱「八雲なら分かるんじゃねぇのか? あのスキマでパパッと犯人のとこ行ってよ。」

紫「こう見えて私も忙しいのよ、だから霊夢と朱人の頼んでるんじゃない。」

 

ホントかよ、にわかには信じがたいな。

 

朱「俺に拒否権は?」

紫「無いわね。」

朱「だろうな、はぁ〜……怠い。それと、なんで俺の事名前で呼んでんだよ?」

紫「ん? 朱人の事、ちょっと気に入ってるからね。」

朱「……そうかよ、はぁ〜あ怠い事がまた増えた。」

紫「それはあんまりじゃない?」

朱「そうござんすね、とにかく博麗んとこ行ってくる。」

紫「ええ、頼んだわよ。」

朱「頼まれましたよ……これで家の貸し借りはチャラだからな。」

 

そう言って朱人は家を出て行った。

 

紫「……嵐間朱人、貴方の力見せてちょうだい?」

 




あけましておめでとうございます、お久しぶりです(^^)
今回から遂に異変へ突入していきます、主人公がどうなっていくか楽しみですね(笑)
次回は戦闘になるかもしれませんが、まぁ彼の事なのでまともな戦いは起きないです。

それではまた次回に(`・∀・´)ノシ
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