オホーツクの暁鐘 ~アイヌと極寒の諸民族を導き巨大連邦国家を創る~   作:サウス

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第18話:白銀の死神と、焙烙の悪魔【1659年 冬】

 アイヌモシㇼ(蝦夷地)の冬は、圧倒的な白さと静寂を纏った「死神」が支配する季節だ。

 すべてを凍らせるシロッキ(猛吹雪)が吹き荒れ、見渡す限りの森は深い雪の下で沈黙する。気温が極限まで下がった夜明け前には、森の木々の中の水分が凍って膨張し、「パーンッ!」という和人の鉄砲のような凍裂(とうれつ)の音が静寂を切り裂く。不用意に外を歩けば、容赦なく吹き付ける地吹雪が方向感覚を狂わせ、吸い込んだ空気が肺の中で細かい刃のように凍りつき、雪の重みと極寒にあっけなく命を散らすことになる。

 

 この季節、アイヌの戦士たちはチセ(家)の中で炉の火に当たり、春を待つのが常識だった。西で泥沼の抗争を続けているオニビシの軍勢も例外ではない。冬の飢えで痩せ細った彼らに、この深い雪を漕いでサㇽ(沙流)の森まで攻め込んでくるような体力も狂気も残されてはいなかった。

 冬のアイヌモシㇼにおいて、軍事行動は「不可能」なのである。

 

 ――しかし。その絶対の常識を覆すための戦いが、ニプタイ(二風谷)では、まだ太陽も昇らぬ早朝から始まっていた。

 

「もっと力を込めて固めなさい! 隙間があれば、そこで余計な空気が燃えて煙が出るわ!」

 片隅に設けられた工房の中。ミナの鋭い声が響いていた。

 そこでは、村の女性たちが顔を炭で真っ黒にしながら、エモの搾りカスを炭化させたものと木炭の粉を混ぜ合わせ、木型に入れて力強く押し固める作業を黙々と続けていた。

 

「これくらいでどうでしょうか」

「……ダメ、やり直し。端が少し脆いわ。これはただの炭じゃない、外で命を張る男たちの『見えない防具』なのよ。少しでも煙が出れば、それは不合格だと思って」

 ミナの厳しい品質管理のもと、次々と『エモ練炭』が生産されていく。水分が極端に少なく炭化が進んだこのブロックは、雪山で燃やしても敵に居場所を知らせる「煙」が全く出ない、戦術的な熱源だった。

 

 その隣のチセでは、これから雪中訓練へ向かう遊撃隊長のカントたち十名の若者が、ハルコルから直接、茶色い脂のブロックを受け取っていた。

 

「これが新しく作った携行食『ペミカン』だ」

 ハルコルは、獣の脂で完全にコーティングされたそれをカントの手に握らせた。

「干し肉を砕いて、ヒグマの脂で極限まで固めてある。火を起こさなくても、かじるだけで膨大な熱量が腹の底から湧いてくるはずだ。……いいかい、カント。森の中では絶対に火を焚くな。匂いも煙も出すな。冬の森は、わずかな痕跡が命取りになるからね」

「承知しています、ハルコル様。……こいつと練炭があれば、冬でも何日も行動できますよ」

 

 カントは力強く頷くと、部下たちの方を振り返った。

「よし、装備の点検だ! 弦の張りはどうだ!」

「問題ありません! 予備の腱(トリップワイヤー)も腰に巻きました」

 若者たちが、雪と同化するための真っ白な兎皮の外套(がいとう)を羽織りながら、手際よく鉄の機械弓(クロスボウ)の調子を確かめる。彼らの間には、無駄口こそないものの、厳しい訓練を共に乗り越えてきた者特有の、研ぎ澄まされた緊張感と深い仲間意識が漂っていた。

 

「行くぞ。サㇽの森は、俺たちの庭だ」

 カントの号令とともに、白い外套の十人が、猛吹雪の吹き荒れる白銀の死地へと、音もなく姿を消していった。

 

 

「……よし、今日の雪中行軍の訓練はここまでだ。雪を掘って身を隠せ」

 昼下がり。カントが低く命じると、若者たちは手慣れた様子で雪を掘り、ニプタイへと続く獣道の両脇に音もなく身を潜めた。

 

 猛吹雪の中で半日も外を歩き回り、雪の穴で待ち伏せの訓練をするなど、以前であれば確実に凍死する自殺行為だった。しかし今、彼らの顔に悲壮感はない。

 

「……冷えるな。だが、昔の冬の狩りに比べりゃ、まるで温泉に浸かってるような気分だぜ」

 カントは外套の懐に手を入れ、ふうっと小さく息を吐いた。懐に抱いた素焼きの壺の中では、ミナたちが作り上げた『エモ練炭』が、静かに、しかし力強く熱を放ち続けている。

 さらにカントは腰の袋からペミカンを取り出し、ガリッと音を立てて齧った。濃厚な脂と肉の旨味が広がり、即座に体を内側から燃やすエネルギーへと変換されていく。

 

「煙の出ない火と、凍らない極上の飯。ハルコル様の『知恵』のおかげで、俺たちは冬の最大の敵である寒さと飢えから完全に解放されている。冬に行動できるなんて夢みたいだ」

 

 彼らはこうして冬の雪中戦闘の練度を極限まで高めていたのだ。

 ――しかし。この日、彼らの前に現れたのは、想定していた人間の兵士などではなかった。

 

 

 ピィン……ッ。

 猛吹雪の森の中。雪の下に隠されていた『獣の腱の糸』が、何者かの重い足に引っ張られて微かに鳴った。

 

(……来た。誰だ? この猛吹雪の中で動ける人間がいるのか?)

 カントは眼光を鋭くし、掘った穴の縁からそっと身を乗り出して吹雪の向こうを凝視した。

 三十歩先。真っ白な雪煙の中から、ゆっくりと「それ」が姿を現す。

 

「……なっ」

 カントは思わず息を呑み、全身の毛穴が粟立つのを感じた。

 そこにいたのは人間ではない。見上げるほどの巨体を揺らし、肩を怒らせて雪を掻き分ける黒い悪魔。戦乱の足音や異常気象によって冬眠しそこね、極限の飢えと寒さによって完全に正気を失った巨大なヒグマ――『穴持たず(ウェンカムイ)』だった。

 

「グルゥゥ……ォォォォ……」

 ウェンカムイは、血走った濁った眼をニプタイの方角へ向けていた。

(あの化け物、ニプタイの食料の匂いを嗅ぎつけてきやがったのか……!)

 

「村には絶対に行かせるな。ここで仕留めるぞ!」

 カントの鋭い舌打ち(合図)と共に、潜んでいた十人の遊撃隊が一斉に雪原に立ち上がり、鈍く光るクロスボウの引き金を引いた。

 

 ヒュッ、ドンッ!!

 十本の太い鉄の矢が吹雪を切り裂き、巨熊の胴体や肩に正確に突き刺さった。人間の兵士であれば、即座に絶命して雪に沈む完璧な一斉射撃だった。

 

 しかし。

「ガァァァァァァァァァァッ!!!」

 ウェンカムイは倒れるどころか、自らに突き刺さった矢の痛みに激昂し、天地を揺るがすような凄まじい咆哮を上げた。冬を越すために蓄えられた分厚い皮下脂肪と丸太のような巨大な筋肉の壁が、クロスボウの威力を吸収し、致命傷に至る前に完全に止めてしまっていたのだ。

 

「リィィィィィィィンッ!!」

 怒り狂った巨熊が、地響きを立ててカントたちめがけて凄まじい速度で突進してくる。

 

「散れッ!!」

 カントの怒声と同時、彼らが潜んでいた雪の盛り上がりが、巨大な爪のただ一撃で跡形もなく粉砕された。

 雪を蹴立てて散開しようとした若き隊員の一人が、深い雪に足を取られて無様に転倒する。その頭上に、涎を垂らした巨熊の顎(あぎと)が迫った。

 

「こっちだ、化け物ォッ!!」

 別の隊員が咄嗟に声を張り上げ、石を熊の顔面に投げつけて間一髪で標的を逸らす。

 

「次弾を装填しろ! 胴体じゃダメだ、眼か口の中を狙え!!」

 カントは足のあぶみにクロスボウを掛け、渾身の力で弦を引き上げようとした。しかし、バネの力に依存するこの武器は、再装填にどうしても数秒の「致命的な隙」が生じる。

 この近距離で、巨熊相手に数秒立ち止まることは死を意味した。

 

「装填の間を稼げ! 雪でも枝でもいい、投げつけて目を逸らさせろ!」

 吹雪の中で、知恵と技術の結晶であるクロスボウと、大自然の理不尽な暴力との、死と隣り合わせのゲリラ戦が始まった。

 若者たちが石や折れた枝を次々と投げつけ、熊の意識を分散させる。

 

「ガァァッ……!」

 矢の痛みと目まぐるしく動く人間たちに翻弄されたのか、ウェンカムイがふと動きを止め、吹雪の奥へと後ずさるように姿を消した。

 

「……逃げたか?」

「バカ野郎、油断するな! 穴持たずは知恵が回るぞ!」

 カントが叫んだ直後。正面から消えたはずの巨熊が、恐るべき速度で雪を回り込み、彼らの完全な『死角(背後)』の木立から音もなく飛び出してきた。

 

「そこかッ!! お前ら、囮(おとり)になれ! 俺が撃つ!!」

 カントの指示に、三人の隊員が熊の真正面に立ち塞がり、決死の覚悟で槍を構えて大声を上げた。

 その挑発に乗った巨熊が、前足を高く上げ、人間たちを噛み砕こうと巨大な口を限界まで大きく開いた。

 

 ――その瞬間。横手から回り込んでいたカントが、雪を滑るように膝をつき、クロスボウの引き金を引いた。

 放たれた矢が、赤黒く開かれた熊の口内へと、吸い込まれるように深々と突き刺さる。

 

「ギィィヤァァァァッ!!」

 脳天を内側から突き抜ける一撃を受け、ウェンカムイは激しく雪の上を転げ回り、やがて大量の血を吐いて、ついに動かなくなった。

 

「……はぁっ、はぁっ……」

 カントはクロスボウを下ろし、膝に手をついて荒い息を吐いた。

 誰も死んではいない。しかし、全員が極度の緊張で滝のような汗を流していた。エモ練炭とペミカンで体力を温存し、連携の訓練を積んでいなければ、間違いなく全滅していた。

 

「……オニビシの兵より、よっぽど恐ろしいぜ。鉄の矢をあそこまで弾き返すなんてな」

 カントは、血に染まった雪原を見下ろしながら、自分たちの「最強の武器」の絶対的な限界を、背筋の凍る思いで痛感していた。

 

 

 その日の夕刻。

 ニプタイの広場に運び込まれたウェンカムイの巨大な死骸を前に、村の重鎮たちは息を呑んでいた。

 

 ハルコルと野鍛冶のカニタは、熊の胴体に刺さったクロスボウの矢を引き抜き、その先端を険しい顔で見つめていた。カニタが手で打った自慢の鉄の鏃(やじり)が、熊の硬い骨にぶつかって無残にひしゃげている。

 

「……弓の弦の張力、つまり『バネと腕力』という物理の力には、どうしても越えられない限界があるんだ」

 ハルコルは、ひしゃげた矢を握りしめながら、誰にともなく低く呟いた。

 

「巨大な熊の脂肪と筋肉に、矢の威力が完全に吸収されてしまっていた。……和人の足軽たちが着る薄い鉄の鎧なら、このクロスボウでも十分に貫ける。だが、もし敵の将兵が鉄砲を弾き返すような分厚い重装甲を着ていたら致命傷にはならない。そして何より――」

 

 ハルコルは血に染まった雪を見つめ、声を落とした。

「この武器には、敵の突進をその場でへし折る阻止力』がない。敵の陣形ごと吹き飛ばす『面制圧』の力がないんだ。もし松前の正規軍が、数百の波となって一斉に押し寄せてきたら、一人を射抜くのに数秒かかるクロスボウでは決して数が間に合わない。防衛線はあっけなく食い破られることになる」

 

 その冷徹な戦術的評価に、ペカンクㇽやカントたちの顔に深い影が落ちた。

 

「筋肉の力や、弓の反発力に頼っていてはダメだ。……敵の鎧の厚さも、数の暴力も一切関係なく、肉片ごと全方位を吹き飛ばすような、全く別次元の『力』がどうしても必要なんだ」

 ハルコルは立ち上がり、カニタへと鋭い視線を向けた。

「カニタ。準備はできているか」

 

「……ええ。とっくに」

 カニタは、ひしゃげた矢を放り捨て、ギラギラとした目をハルコルに向けた。

「奥の工房で、お待ちしておりますよ」

 

 

 しばし後。

 ニプタイの居住区から遠く離れた、『秘密工房』の中では、不気味なほどの静寂と異様な熱気が満ちていた。

 

「……硝石が七・五。木炭が一・五。そして硫黄が一の割合だ」

 ハルコルが前世の記憶から引き出した黄金比率を口にしながら、それぞれ細かく挽かれた粉末を天秤で正確に量り、木製のすり鉢へと移していく。

 傍らでは、カニタが額に汗を浮かべながら、その粉を木のすりこぎで丹念に、そして絶対に火花が散らないよう息を殺して慎重に混ぜ合わせていた。

 

「ハルコル様、こいつが本当に『雷(カムイフㇺ)』を呼ぶのかい? ただの臭え黒い粉にしか見えねえが」

「ああ。これを硬い入れ物に詰めて火をつければ、中で急激に膨れ上がった空気が爆発を起こし、一瞬で周囲を木っ端微塵に吹き飛ばす力が生まれるんだ。……松前の和人たちが独占している火縄銃の弾を、さらに強力な『爆弾』にしたようなものさ」

 

 ハルコルは、足元に置かれた「素焼きの壺(陶器)」を指差した。

 それは、水やエモ練炭を入れるための、村の女たちが焼いたありふれた陶器だった。

 

「だがハルコル様。そいつを外殻にするなら、薄い陶器じゃあ爆発の力が逃げて、敵を殺しきれねえんじゃねえですか? 鉄の毬(まり)を俺が打った方が……」

「鉄の毬は、貴重な鉄を使いすぎる。僕らには無駄遣いできる鉄の余裕はない」

 

 ハルコルは首を振り、陶器の壺の中に完成したばかりの黒色火薬を慎重に流し込んだ。そして、木箱の中から「あるもの」を取り出した。

「だから、外殻は陶器でいい。その代わり、中身で殺傷力を上げる。……使えなくなった鉄の鏃の欠片、折れた釘、そして鋭く割れた小石だ」

 

 ジャラジャラと、火薬の隙間に無数の鉄片や小石がぎっしりと詰め込まれていく。

 カニタはそれを見て、ハッとして息を呑んだ。

「……なるほど。爆発した瞬間に、その鉄の欠片や小石が全方位に飛んでいく『散弾』になるってわけか。それなら、ただの陶器でも周囲の敵の肉を蜂の巣にできる」

 

「それだけじゃない」

 ハルコルはさらに、小壺に入ったねっとりとした液体――今日仕留めたヒグマの皮下脂肪から取った『獣の脂』を、火薬と鉄片の隙間に流し込んだ。

「この脂を混ぜておくんだ。爆発した瞬間、高温で火が着いた獣の脂が周囲に飛び散る。粘り気のある燃える脂は、和人の鎧の隙間や敵の毛皮にへばりついて、水や雪を被っても簡単には消えない」

 

「ひっ……!」

 カニタは思わず喉を鳴らして後ずさった。

 それは、和人たちの歴史において『焙烙火矢(ほうろくひや)』と呼ばれた兵器を、前世の近代兵器(対人地雷と焼夷弾)の悪魔的な思想で極限まで強化した、正真正銘の大量破壊兵器だった。

 

 万が一ここで暴発すれば、飛び散る鉄片と燃える脂によって、二人は火に巻かれるだろう。だからこそ、こんな山際の隔離された場所で調合を行っているのだ。

 

「北の海と山を越える大動脈を、さらに太く整備する。そして……この『焙烙(ほうろく)』を量産し、僕らの防衛を鉄壁のものにするんだ」

 ハルコルは壺の口を木の栓で硬く塞ぎ、導火線となる麻紐を差し込むと、静かに、しかし冷たい炎を宿した眼で笑った。

 

 カニタは、出来上がった不気味な陶器の爆弾と、ハルコルの横顔を交互に見つめ、しばらく無言でいた後、静かに口を開いた。

「……分かってますよ。こいつが何をするか、俺には全部見えてる。でも、あの村の子供たちの顔が浮かんだらよ……やるしかねえじゃねえですか。どんな悪魔でも、俺が形にしてみせますよ」

 

 それは、単なる職人としての興味を超えた、自らの手で時代を変えるという血を吐くような重い覚悟の言葉だった。

 

 1659年、冬。

 雪の森ではオニビシの兵たちが寒さに震えてチセに引きこもる中。過酷な自然の理と物理の限界を前世の科学知識で覆そうとする少年は、吹雪に閉ざされた山際の実験工房で、着実に「時代を変える黒い雷」を育て始めていた。




第18話をお読みいただき、ありがとうございます!

おまけの解説コーナーです。

【アイヌの伝統的な防寒着と雪山のサバイバル】
マイナス20度にも達する極寒のアイヌモシㇼにおいて、アイヌの人々は自然の恵みを最大限に活かした、極めて優秀な防寒技術を持っていました。
代表的なものが「獣皮の衣(エゾシカや犬などの毛皮で作った風を通さないコート)」と、「チェㇷ゚ケリ(鮭の皮で作った長靴)」です。特にチェㇷ゚ケリは軽く、防水・防風性に優れており、さらに靴の中に乾燥した草(スゲなど)をフカフカに敷き詰めることで、現代の防寒ブーツにも劣らないほどの高い断熱性を発揮し、足先の凍傷を防ぎました。
また、極寒の雪山で最も恐ろしいのは、寒さそのものよりも「動いてかいた汗が凍り、急激に体温を奪われること(汗冷え)」です。

【シロッキと凍裂(とうれつ)】
シロッキはアイヌ語で猛吹雪のこと。
凍裂は、気温がマイナス20度を下回るような極寒の夜明け前、樹木の中の水分が凍って膨張し、幹が激しい音を立てて裂ける自然現象です。「パーン!」と銃撃のような破裂音が森に響き渡り、北海道の厳しい冬の恐ろしさを象徴しています。

【ペミカン】
北米の先住民が作っていた保存食をモデルとした携行食です。乾燥させて粉砕した肉や果実を、熱した獣の脂で固めたもの。極寒の地でもガチガチに凍らず、火を使わずにそのままかじるだけで莫大なカロリーを素早く摂取できるため、のちの時代の南極探検隊なども重宝した「最強のサバイバル食」です。

【煙の出ない炎(エモ練炭)】
木炭や、十分に炭化させた植物の搾りカスは、燃焼時の煙(未燃焼ガス)がほとんど出ません。一酸化炭素は発生するため雪洞などの完全な密室での使用は命に関わりますが、風の通る塹壕や外套の隙間でカイロとして使う分には、敵に発見されない最高の熱源となります。

【黒色火薬の配合比率】
硝石75%、木炭15%、硫黄10%(7.5:1.5:1)。これが黒色火薬の最も爆発効率が高いとされる配合比率です。木炭が燃料となり、燃えやすい硫黄が着火を助け、硝石が急激な燃焼のための酸素を供給します。

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