第1章
第1話
転生した。
なぜこうなったのかはわからない。だが、事実起きたことはうけいれよう。
転生5年、自分は、FGOのアルジュナオルタの力を持って、現代日本に転生したらしい。
前世の俺は、18歳で車にぶつかり、死亡したと思われる。
前世では、特に特徴のない一般人だった。だから、転生できて良かったと思っている。たが、神様に会ったわけでもないのに、なぜこんな力を持っているのかはわからない。
現代日本でこんな力は持て余すと自分でも思っていた。
しかし、今朝朝のニュースでやっていたある人物によって、この世界がペルソナ5の世界だと分かった。
······わかってしまったのだ。
[情熱帝国]に、あの斑目が出ていたからだ。
前世の俺は特徴のない一般人だと言ったな。そんな俺だが、ペルソナ世界に転生して、チートハーレムを作りたいと考えていた。その願いがかなって嬉しくて、つい叫んでしまっていた。
その後親に何事だと、言われてしまった。
紹介し忘れていた。今世の俺の名前は、神木零という。
黒髪黒目のイケメンだ。
で、これからどうするかのハナシ。
正直、ペルソナが使えなくても、アルジュナオルタの力を持っている俺は、ペルソナのラスボスだろうが、余裕で、倒せてしまうことだ。
だが、今倒してしまうと、ヒロインたちと、イベントが消えたり、関わる機会がなくなったりしてしまう。あと、油断や慢心して負けたりしたら、絶対に嫌だからある程度は物語にそって行動し、自分の持つ力を鍛えると決めた。
そして、忘れないうちにペルソナについて知っていることをメモに書いた。自分はペルソナ5からしかやっていなく、ペルソナシリーズの、3や4のことは2次創作ぐらいでしか知らない。まあ、自分のもつアルジュナオルタの千里眼超越を使えばいろいろわかってしまうだろうけど、基本的には使わない予定だ。どうしようもなければ、使うが·····。
そして、あれから9年の時がたち、14歳。中学3年生になった。
前世の記憶をもとに、魔術などを鍛錬したり、株や、魔術で作った黄金などを売って金を儲けたりした。当然テストなどは常に1位。肉体のスペックヤベー······。
と思っていると、一人の女子が近づいてきた。頭がよくて、容姿も優れていると目立つものだ。可愛い女の子に好かれるのはわるくないと思う。近づいてきた女の子は、あのペルソナ5で有名な人物でもある。
鈴井志帆だ。ペルソナ5で出てくる主人公の最初の敵、鴨志田
その鴨志田にセクハラ被害にあって、自殺未遂をした女の子。
その事件をキッカケに主人公の仲間になる高巻杏という女の子が、怪盗団に入り鈴井志帆の仇討ちをするという最初のイベントに出てくるサブキャラだ。(死んでない)
「今日の放課後、時間取れる? 一緒に遊びに行かない?」
「いいよ鈴井。どこに行く?」
鈴井志帆とは、中学に入って仲良くなった。前世から思っていたが、転生したら鈴井志帆を救って俺に惚れてほしいと思っていた。
「駅の地下にあるモールに行かない?」
「分かった。」
こんな感じの日々を過ごしていた。
******
そして1年後、予定通りに秀尽学園に入学。
あと1年で物語が始まる。そう思うと、ワクワクする。
鈴井に苦しい思いをさせるのは、とても罪悪感がわくけれど、今鴨志田に手を出したら物語が始まらなくなる。
すまない鈴井。物語が始まるまで頑張って耐えてくれ。
ヤバいことに気づいてしまった。
この世界、ペルソナ5でも、ザ·ロイヤルの方だった。
なぜ、このことが分かったのかというと、ロイヤルで有名な芳澤すみれを救ったからだ。
芳澤すみれというと、事故により芳澤すみれを庇って、芳澤かすみが死亡し、心に深い傷を残し、丸喜拓人というキャラの持つ、「曲解」を使い自分を芳澤かすみだと思い込ませられた人物だ。
ココで少し丸喜拓人のことを教えよう。
丸喜拓人は認知について研究をしていたキャラで、過去に恋人の留美の家族が殺され、丸喜は「誰でもいいから力を貸してほしい」という、半ば他人任せなセリフをつぶやきアザトースの力を借りて留美を救います。
ロイヤルだったことに気づき丸喜や、芳澤姉妹をどうしようかと、悩んだ。
******
月日が経ち、今日は4月10日。明日は主人公が来る日である。
鈴井や他のバレーボール部員の傷が痛そうだ。
俺が力を使えば、すぐになおせるが、今手を出したら全てが台無しだ。俺は鴨志田をみて、何度も殺しそうになったりもした。鈴井に話しかけても暗い表情で、大丈夫や何でもないなどいわれ、罪悪感などがわいた。
主人公と行動して、一緒にパレスに潜入して認知世界に行けるアプリを手に入れよう。
絶対に鈴井を、自殺未遂を起こさせない。絶対に救う。
******
4月11日
この日は、イベント通り雨がふってきて主人公の隣で雨宿りをする。そのあと、鴨志田がきて高巻杏が車で学校に向かって走ってきた金髪のヤンキーみたいなやつが雨宿りしに隣にきた。
「ちっ‥‥‥零かよ。あと誰だこいつ···?」
「見たことないから、転校生だろ。」
「そうなんじゃないか?」
「そうなんじゃないかって···」
「でお前の名前は?」
「雨宮蓮」
「俺は、坂本竜司。」
「そして俺が、神木零だ。」
「さっさと行くぞ。」
俺はようやく物語が始まったんだと実感した。