デュエル・マスターズDD 〜Dream creatures & Dragon girls〜   作:特撮恐竜

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この世界のデュエマのメディア展開ですが切札家の物語は原作通りに進んでいますがウィン編に関しては決闘学園編終了後、我々が知る歴史とは異なる展開を見せています。またLOSTは連載されていません。
なのでこの世界観では月軍をはじめとした超化獣や後に出てくる蒸気の騎士団及びLOSTに出たクリーチャーはツルギ達にとって未知のクリーチャーとなります。

それとクリーチャーワールドで起こった戦いですがこれでも結構端折ってます。なのでいつかエピソード0として完全版を出すつもりです。


目撃‼︎ハイパーモード(中編)

半年前、クリーチャーワールドで大きな戦いが起きた。人間界で事件や事故を起こすクリーチャー達の脅威から人間を救うべく、選ばれたクリーチャー達が旅立とうとしたその日、Q.E.Dやアアルカイトなどの水文明のクリーチャー達になって開発された人間界に繋がるゲートが襲撃を受けたのだ。現在、ゲートの周りでは人間界に行くメンバーを決める会議に出席したクリーチャー達が襲撃者達を迎え撃っている。

その乱戦の中、宙に浮くジャシン帝の姿が目に映った。その姿をいち早く確認したのはジャシンと因縁がある2体のクリーチャーで白き翼を持つ龍『豪炎の龍皇 ボルシャック・カイザー』と車のような姿の『ドラン・ゴルギーニ』だ。

 

『ジャシン、貴様何故ここに⁉︎』

『愚問だな、これほどの騒ぎになっているというのに気付かない訳あるまい。ほう、これがあちらの世界に行く扉か。』

『貴様、一体何を・・・まさか‼︎』

『行け‼︎我が僕共‼︎人間の世界に乗り込むのだ‼︎』

 

ジャシン帝の声で控えていたアビスロイヤル達が次々とゲートに突入していく。そして髑髏の龍『邪龍 ジャブラッド』が飛び込んだのを最後にジャシン帝もゲートに飛び込んだ。それを見たドギラゴンは両手にドリルを備えたロボット『コマンダー・テクノバスター』を叩き斬る。

 

『お前に用はねえ‼︎』

 

ドギラゴンはコマンダー・テクノバスターを斬り裂き、スクラップにするとジャシン帝が飛び込んだ人間界へのゲートに目を向ける。それを見たヌンチャクを持つ小さなハムスターみたいなクリーチャー『風の1号ハムカツマン』がドギラゴンを呼び止める。

 

『ちょっ、団長‼︎何するつもりや‼︎』

『ミラダンテ、革命軍の同志達、ゲートを閉じろ‼︎これ以上、コイツらを人間世界に行かせる訳にはいかねえ‼︎』

『そ、それはそうですが・・・貴方はどうするつもりですか⁉︎』

『奴を止める‼︎この世界はお前らに任せたぜ‼︎』

『まさか・・・ボス、カツえもん‼︎団長を止めるんや‼︎』

 

4足の光り輝くドラゴン『時の革命 ミラダンテ』がゲートを閉じる用意をする中、ハムカツの声で体が大きなハムスターのクリーチャー『漢の2号 ボスカツ』と侍を思わせる衣装を纏ったハムスターのクリーチャー『刀の3号 カツえもん』がドギラゴンの方を向く。しかし、彼らは間に合わず、ドギラゴンは真っ先にゲートに突入していった。

 

『団長おおおお‼︎』

『団長殿おおおおお‼︎』

 

ゲートに突入したドギラゴンは人間界に繋がる時空のトンネルを飛ぶジャシン帝を見つけるとすかさず飛び込み、剣を突き立てた。

 

『待ちやがれ‼︎』

『ぬおっ、貴様余を追って来たのか‼︎』

『テメエをあっちに行かせるかよ‼︎』

『小賢しい‼︎目障りだ‼︎』

 

ドギラゴンの顎に膝蹴りを撃ち込み、引き剥がしたジャシン帝は掌にエネルギーを集めて紫色の破壊光線を放つ。ドギラゴンはそれを避けると再びジャシン帝に突進した。ジャシン帝は舌打ちしながら掌に再びエネルギーを集めて破壊光弾を連発する。ドギラゴンは必死にそれを避けると口に咥えた剣に自身の力を集め始めた。ジャシン帝も拳に闇のエネルギーを集め始める。そして両者が共に動き出し、そのまま突撃した事で剣と拳がぶつかり合う。

 

『ぐぐぐぐぐぐぐ‼︎』

『ぬおおおおおお‼︎』

 

そのまま両者が意地を見せぶつかり合いを続けると思われたその時、2体の上から稲妻が襲い掛かる。

 

『があああああっ⁉︎』

『ぐうううううっ⁉︎』

 

真下におり、まともに回避できず直撃したドギラゴンとジャシン帝は急降下していく。降下する中でドギラゴンとジャシン帝が上を見上げるとそこにはまるでバレリーナを連想させるフォルムと金色の装飾を纏った女神像を思わせるクリーチャーがいた。そのクリーチャーは高笑いしながら2体を見下ろしている。

 

『喜ーッ喜ッ喜ッ喜ッ喜ッ喜ッ‼︎』

 

2体を見下して高笑いする女神像みたいなクリーチャーは更にエネルギーを集めて電撃を放つ。そして人間界の上空にクリーチャーワールドからのゲートが開き、クリーチャー達は流星となって世界中に降り注いだ。

そして現在、両者共に人間の相棒を見つけた事でデュエルを通し、半年の月日を経て、再びドギラゴンとジャシン帝の激突が始まろうとしていた。

 

「ドギラゴン剣のファイナル革命発動‼︎コスト6以下になるように多色クリーチャーをバトルゾーンに出せる‼︎もう一体、流星のガイアッシュ・カイザーをバトルゾーンに‼︎」

 

流星のガイアッシュ・カイザーがもう一体バトルゾーンに飛び出すとアーシュの目がそちらに写る。何故かガイアッシュ・カイザーから目を離せないアーシュにギャイが話しかけた。

 

「アーシュはん大丈夫か?何かあのドラゴンに目がいっとるけど。」

「はっ⁉︎・・・す、すみません。何故かあのドラゴンを見て目が離せなくなって・・・。」

 

前のツルギとのデュエルの時に続き、流星のガイアッシュ・カイザーに何故か視線を向けてしまう自分を不思議がる中、ツルギの声でドギラゴンが動いた。

 

「ドギラゴン剣でジャシン帝を攻撃だ‼︎」

『うおらああ‼︎』

『むおおおっ⁉︎』

 

2体目の流星のガイアッシュ・カイザーが出現したと同時にドギラゴン剣がジャシン帝に剣を突き立てる。そのまま剣でジャシン帝を斬り裂こうとした時、アボルは手札を2枚墓地に放った。

 

「えっ⁉︎手札を捨てた⁉︎」

「ジャシン帝は手札を2枚捨てればバトルゾーンを離れない‼︎」

「嘘、じゃあ・・・。」

 

アーシュがアボルの言葉を察してバトルゾーンに目を向ける。そこではドギラゴンを押し返すジャシン帝の姿があった。

 

『図が高いぞ、無礼者‼︎』

『ぐっ、ぐぐぐぐ‼︎』

 

ドギラゴンは力を振り絞るも剣を掴んだジャシン帝に投げ飛ばされた。そのまま空中で回転して着地すると舌打ちしながら悪態をつく。

 

『クソ‼︎』

「落ち着けって。まだ勝負は終わってねえ。ガイアッシュ・カイザーでシールドをダブルブレイク‼︎」

「ジャシン帝でブロック‼︎また手札を2枚墓地へ‼︎」

 

ジャシン帝はガイアッシュ・カイザーの水流を弾き返してアボルのシールドを守る。今の攻撃でツルギのターンが終わるとメガが先程のターンで呼び出したガイアッシュ・カイザーに目を向けながら疑問を口にした。

 

「ねえねえ、何でツルっちファイナル革命で出したガイアッシュ・カイザーで攻撃しないの?もう向こうの手札は無いからジャシン帝を倒せるし、ドギっちの効果でスピードアタッカーになってる筈なのに。」

「多分、ジャシン帝を留まらせないようにする為に敢えてシールドを攻撃しなかったんだと思います。」

「そうか、壊したシールドは手札になるから、向こうに手札を与える事にもなる‼︎それに向こうは4ターン目やのにもう手札が無い。手札があるのと無いのでは大分違うからな‼︎これはチャンスやで‼︎」

「アーシュ、ギャイ、2人もだいぶデュエマを分かってきたな。でもそう一筋縄じゃいかないぜ。」

 

ツルギの言葉でアーシュ達は頭に疑問が湧く。アボルの方も手札が無いにも関わらず余裕の表情を見せていた。

 

「その通り。僕のデッキは手札が無くともデュエルが進むのさ。ジャシン帝の効果でアビスを墓地から召喚出来る様になる。『ハンマ=ダンマ』を2体アビスラッシュで召喚‼︎」

「嘘⁉︎墓地からクリーチャーを⁉︎」

「せやけど、そのカード4マナのカードやで‼︎2体召喚するなら8マナいるんちゃうんか⁉︎」

『甘いわ小娘‼︎余の力で墓地から出るアビス共のコストを2つ下げる事が出来るのだ‼︎』

「えっ⁉︎それじゃホンマに2マナでそのクリーチャーを⁉︎」

 

ジャシン帝の効果で墓地から召喚する事で即攻撃できるアビスだけが持つ能力『アビスラッシュ』を与えられた両腕がトンカチになったアビスが地面から這い出る。更に墓地召喚の際、コストを2下げるジャシン帝の能力でコスト4のクリーチャーが2体も出されたのだ。デュエマを始めたばかりのアーシュ達にとってアボルのプレイは驚きを隠せない。

 

「ま、まさか墓地から出てくるなんて・・・。」

「墓地って破壊されたクリーチャーや使われた呪文を置くだけじゃなかったんだね。」

「この為に墓地を増やしてたんやな。」

「ハンマ=ダンマは山札から4枚墓地に置き、そして墓地のカードよりコストの低いクリーチャーを破壊出来る‼︎その効果でガイアッシュ・カイザーを破壊だ‼︎」

「クソ、やられた‼︎」

「これで邪魔者はいなくなった‼︎ハンマ=ダンマ2体でシールド撃破‼︎」

「嘘⁉︎スピードアタッカーでもマッハファイターでもないのに出たターンで攻撃出来るなんて‼︎」

「それがアビスラッシュだ。」

 

ハンマ=ダンマが両腕でガイアッシュ・カイザーを殴り飛ばす。2体の龍が爆発してツルギの墓地に送られるとすかさずハンマ=ダンマがツルギのシールドを叩き割る。しかし、シールドの破片でツルギが傷付く事はなかった。

 

「シールドの破片で傷が付いてません‼︎真のデュエルみたいにクリーチャーとシールドが実体化してるのに‼︎」

「ホンマに真のデュエルとは違うんやな。」

「ツルっち、S・トリガーは⁉︎」

「ちょっと待ってろ、今確認する。・・・駄目だ。」

「そんな〜。」

「ターンエンド。そしてアビスラッシュで出たハンマ=ダンマを山札の1番下に。」

 

アボルのターンが終わると同時にアビスラッシュで出て来たハンマ=ダンマ2体はカードになると山札の1番下に送られる。ツルギにターンが回り、山札からカードを引くと引いたカードを見てガッカリと項垂れた。

 

「どうしたん?」

「いや、コイツは出来ればシールドに入ってて欲しかったなって思ってよ。呪文ドラゴンズ・サイン‼︎『龍風混成ザーディクリカ』をバトルゾーンに‼︎」

 

『血風聖霊ザーディア』の体に『龍素記号Sr スペルサイクリカ』の頭がモザイクで接合された合成クリーチャーがバトルゾーンに現れるとディスペクターが持つ固有の能力『EXライフ』で山札の上から1枚がシールドに追加される。更にザーディクリカの能力で先程使用したドラゴンズ・サインがツルギの手に渡る。

 

「ザーディクリカの登場時能力発動‼︎手札か墓地からコスト7以下の呪文をタダで唱えられる‼︎もう一度ドラゴンズ・サイン発動‼︎再びザーディクリアをバトルゾーンに‼︎」

「あれはさっき使った呪文⁉︎」

「という事は・・・。」

「2体目のザーディクリカを場に‼︎再びEXライフでシールドを追加‼︎そして登場時能力で『ミステリー・キューブ』発動‼︎」

 

再びシールドが増えると、唱えた呪文の効果でツルギの山札が自動的にシャッフルされ始めた。シャッフルが終わるとツルギは山札の1番上に手を乗せる。

 

「この呪文は山札をシャッフルし、1番上のカードがクリーチャーならそのままタダで出せるんだ‼︎」

「何や、そりゃまたお得な呪文やな‼︎」

「頑張れツルっち〜‼︎」

 

ギャイとメガの応援も重なり、ツルギは祈りを込めてカードを捲る。そして捲られたカードを見て笑みを浮かべるとそのままバトルゾーンに出した。

 

「来たぜ‼︎地封龍ギャイア‼︎」

「あれは私とのデュエマでも使ったドラゴン‼︎あのドラゴンがいれば登場時能力を持つクリーチャーは出せません‼︎」

 

ツルギのバトルゾーンに頭に立派な角を備えた筋肉質なドラゴンが飛び出す。ギャイは思わず目をギャイアに向け、そのまま見惚れる。新しく出てきたドラゴンに見惚れる幼馴染に思わずメガが話しかけた。

 

「どったの、ギャイ?」

「えっ⁉︎ああ・・・すまん。何かあのドラゴンを見た瞬間目が離せなくなっとった。何でか知らんねんけど・・・あのドラゴンがウチに思えたんや。」

「ギャイちゃんもですか⁉︎私もさっき、流星のガイアッシュ・カイザーを見てそんな気分になったんですよ‼︎」

「ええっ⁉︎何で何で⁉︎そんな事あるの⁉︎」

「さ、さあ・・・。」

「ドギラゴン剣でシールドを攻撃‼︎トリプルブレイクだ‼︎」

 

アーシュ達がさっきの自分達の姿を不思議がる中、ツルギの攻撃が始まる。ツルギの声で再びドギラゴンが走り出した。

 

「ジャシン帝で防ぐよ‼︎」

『小癪な革命トカゲめ‼︎返り討ちにしてくれようぞ‼︎』

 

ジャシン帝が立ちはだかり、ドギラゴンの剣を受け止める。しかし、手札が無い今のアボルではジャシン帝の破壊を防ぐ事が出来ず、今度はドギラゴンが押し切り、ジャシン帝を大きく斬り裂いた。

 

『もうアボルには手札はねえ‼︎お前の負けだ、ジャシン‼︎』

『おのれ‼︎ぐおおおおおお‼︎』

「ザーディクリカでシールドをダブルブレイク‼︎」

 

ドギラゴンがジャシン帝を斬り裂く。ジャシン帝が倒された事を確認するとツルギはザーディクリカのカードをタップする。するとザーディクリカは手持ちのロッドでシールドを2枚砕いた。そのまま2体目のザーディクリカで攻撃を続行しようとした時、アボルがシールドだったカードの内、1枚を使用する。

 

「S・トリガー『地獄門デス・ゲート‼︎』‼︎厄介な地封龍ギャイアを破壊‼︎」

「何⁉︎」

 

宙に開いた扉から無数の牙が飛び出し、ギャイアを襲う。ギャイアは牙に噛みつかれ、爆発すると墓地に送られた。

 

「ここでS・トリガー⁉︎でも破壊だけじゃ・・・。」

「破壊だけじゃないよ。この呪文は破壊されたクリーチャーのコスト以下のクリーチャーを場に出せるのさ。」

「嘘⁉︎破壊されたコスト以下のクリーチャーを⁉︎」

「今破壊されたの何マナやったん?」

「確か・・・9。」

「それ、大体のクリーチャーは出せるやないか⁉︎」

「その通り‼︎8マナの『深淵の憤髄 ファウン=テイン』を墓地から蘇らせる‼︎」

 

アボルのバトルゾーンで地面が盛り上がると噴水を思わせるアビスが這い出てくる。その時、再び地面が盛り上がり、新たなアビスが這い出ようとしていた。

 

「何だそれ⁉︎噴水のアビスロイヤルか⁉︎」

「ファウン=テインの登場時能力で墓地からコスト3以下の闇文明のクリーチャーを2体蘇らせる‼︎行け、『ド・ノラテップ』‼︎そして邪龍 ジャブラッド‼︎

 

地面から出てきたのは翼竜のプテラノドンを思わせる頭と胴体に異形の顔が付いたアビスに巨大な骸骨だった。巨大な髑髏が出た瞬間、山札から更に2枚墓地に行く。

 

「嘘⁉︎まだツルギ君のターンなのにクリーチャーがあんなに⁉︎」

「ていうかあの髑髏は何⁉︎」

「ジャブラッドはクリーチャーとタマシード両方だ。けど闇のクリーチャーかタマシードが4体無いとクリーチャーにならねえ。だからあんな姿なんだよ。」

「それでもツルギはんのターンにクリーチャーが2体も出てきた事やろ。ヤバいんやないか?」

「ジャブラッドの能力でデッキから2枚墓地へ‼︎ツルギ、まだ君のターンだけどどうするんだい?」

 

ツルギは自身のバトルゾーンと相手のバトルゾーンを見比べる。ドラゴンズ・サインでザーディクリカが次の自分のターンまでブロッカーである事を考えた末、ターンを終える事にした。

 

「ターン終了だ。その時、ザーディクリカの能力発動‼︎呪文を唱えてたからパワー5500以下を破壊して1枚ドロー出来る‼︎ド・ノラテップを破壊だ‼︎」

「ジャブラッドの能力発動‼︎墓地から4枚を山札の1番下に置く事でアビスは場に留まる‼︎」

「嘘⁉︎墓地のカードを山札に戻して破壊を免れた⁉︎」

「こんな風に墓地を利用出来るなんて!」

 

ザーディクリカのロッドがド・ノラテップを貫くも山札の1番下に墓地のカードが送られた事で破壊を逃れる。そしてアボルにターンが来た。

 

「僕のターン、再び邪侵入発動‼︎デッキの上から4枚墓地に置き、再びコスト4以下のアビスをバトルゾーンに‼︎」

「それってまさか⁉︎」

「そのまさかさ。甦れ、アビスベル=ジャシン帝‼︎

『フハハハハハハハハハ‼︎帰ってきたぞ‼︎』

『畜生‼︎しつこい野郎だぜ‼︎』

 

再び冥府の扉が開くと再びアビスベル=ジャシン帝が姿を見せる。ドギラゴンが悪態をつく中、ジャシン帝が姿を見せたと同時にジャブラッドが本来の姿である髑髏の龍となった。

 

『ジャブラアアアアアアアアアアア‼︎』

「ひっ⁉︎骸骨のドラゴン⁉︎」

「あれが真の姿なんやな。」

「更にジャシン帝の能力で墓地のアビス達がアビスラッシュを使えるようになる‼︎アビスラッシュ発動‼︎ジャシン帝とド・ノラテップの効果で『超霊淵 ヤバーダン=ロウ』を墓地から2マナで召喚‼︎」

「何だそのアビス⁉︎マーダン=ロウなのか⁉︎」

 

アボルが召喚した暖炉のアビスロイヤル『深淵の壊炉 マーダン=ロウ』を小型化したようなクリーチャーはこれまでにツルギが見た事のないカードだった。それを見てツルギは驚きを隠せずにいる。

 

「その通り。彼はマーダン=ロウがハイパーモードの力を得てパワーアップした姿さ。」

「ハイパーモード?何だよそれ⁉︎」

「もしかして君はまだ見てないのかな?だったら僕が教えてあげよう‼︎まずはヤバーダン=ロウの登場時能力でドギラゴン剣を破壊‼︎」

『先程のお返しをさせてもらうぞ、ドギラゴン‼︎やれ、我が僕ヤバーダン=ロウよ‼︎』

『はい、ジャシン様‼︎』

 

ヤバーダン=ロウが噴き出した炎がドギラゴンを焼き尽くす。パワー関係なくクリーチャーを焼き尽くす炎にはドギラゴンも耐え切れず大爆発を起こした。

 

『すまねえ、ツルギ・・・ぐああああああああ‼︎』

「ドギラゴン‼︎」

「更に破壊したクリーチャーのコストの数、山札から墓地にカードを送る‼︎」

「確かドギラゴン剣のコストは8ですから・・・8枚も墓地に‼︎」

「更にド・ノラテップをタップ‼︎ヤバーダン=ロウのハイパーモードを解放だ‼︎」

 

ド・ノラテップが黒い光を見せると同時に黒い粒子が溢れ出す。そしてその粒子がヤバーダン=ロウに降り注いだ時、異変が起こる。ヤバーダン=ロウの姿が大きくなり、背中に2つの大砲を備えたツルギが知るマーダン=ロウに似た姿になったのだ。

 

「えええ、一体何が起こったんですか⁉︎

「何だよそれ⁉︎クリーチャーがパワーアップしやがったぞ‼︎」

「これこそがハイパーモード‼︎他のクリーチャーが力を与える事で隠れた真の姿を見せる事が出来るのさ‼︎」

「何だそれ⁉︎こんなの初めて聞いたぞ‼︎」

「本物のクリーチャーを相棒にしている僕達だからこそ出来る芸当かな?ヤバーダン=ロウでシールドを攻撃‼︎」

「ザーディクリカでブロックだ‼︎」

 

ヤバーダン=ロウの大砲から強烈な炎が噴き出される。咄嗟にザーディクリカのカードをタップして防御の姿勢に入るとザーディクリカがシールドを守った。パワー9000のヤバーダン=ロウの炎にザーディクリカが負けそうになった時、ツルギが追加したシールドを墓地に送った。

 

「EXライフのシールドを犠牲にザーディクリカを場に‼︎」

「えっ⁉︎シールドを犠牲にクリーチャーを守った⁉︎」

「ディスペクターは2体のクリーチャーが合成されているから2つの魂がある。その魂がさっきのシールドだから一回までなら生き残れるんだ。」

「けど、これで君のシールドが減ったのは事実さ。これで僕はこのターンでトドメまでいける。ヤバーダン=ロウの攻撃時能力発動‼︎墓地からコスト8以下のクリーチャーを出す事が出来る‼︎」

「何、また墓地から出すのか⁉︎」

「その通り、その効果で出すのは僕の相棒の新たな姿だ。今こそ見せよ‼︎魂となった新たなジャシン帝、その名も『邪魂の王道(アビスキング)ジャシン帝』‼︎」

 

アボルの発言と同時にヤバーダン=ロウが冥府の扉を開く。そしてそこからタコのような触手を靡かせたマントを羽織る体が透けたジャシン帝が姿を見せた。

 

『フハハハハハハハハハ‼︎見よ、これが我が新たな姿だ‼︎』




今回のアビスデッキを作る際に何人かのデュエマSSを書いているユーザーさんの意見をお聞きしました。答えて下さったユーザーさんには感謝の気持ちで一杯です。
答えて下さったユーザーさん、本当にありがとうございました‼︎
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