デュエル・マスターズDD 〜Dream creatures & Dragon girls〜 作:特撮恐竜
ツルギの裏モデルはインフィニット・ストラトスの織村一夏、アボルの裏モデルはハイスクールD×Dの木場祐斗です。
ツルギとアボル、両者共にイケメンという設定にした時に2人を裏モデルとして選びました。
尚、印象は少ないかもしれませんが一夏は公式でイケメンという設定があります。
ある方から指摘を受けまして、ヤバーダンの能力で出したジャシン帝はハイパー化出来ないらしいのでデュエルを結構変えました。
「邪魂の王道 ジャシン帝?何だそれ⁉︎」
ツルギは目の前に現れたジャシン帝の姿に驚きを隠せない。これまで見た事のない姿をしたジャシン帝の姿を見た事で唖然としているのだ。その一方でデュエルを見守るアーシュ達はジャシン帝の透けた体に注目していた。
「ツルギはんも知らへんのやな。あの姿のジャシン帝王・・・。」
「それより見て下さい‼︎あの姿・・・か、体が透けてます‼︎」
「もしかして幽霊みたいな感じだったりして‼︎」
「ゆ、幽霊⁉︎」
メガの発言にアーシュが怯え始める。実はアーシュ、お化けやホラーが大の苦手なのだ。アボルはどう説明するか悩むもすぐに真実を打ち明けた。
「御免ね。実はジャシン君訳あって肉体を奪われて魂だけの体になってるんだ。だから今のジャシン君は本来ならアーシュちゃんの言う様に幽霊に近いかな?」
「えええ⁉︎」
「何だと⁉︎」
背景ストーリーで各文明のトップクラスのクリーチャーを退けてきたジャシン帝の強さを知るツルギにとってアボルの今の発言は驚きを隠せるものでは無かった。あのジャシン帝の肉体を奪い、倒してしまう程の存在がいるという事実に戦慄しているのだ。
「お前ら一体何があったんだよ⁉︎」
「・・・話したい所ではあるけど、今はデュエルに集合しよう。終わったらその後に幾らでも話してあげるから。」
「・・・分かった。」
話が終わり、デュエルに戻る。アボルはジャブラッドのカードに手を付ける。
「ジャブラッドとファウン=テインでシールドを攻撃‼︎」
ファウン=テインの水流とジャブラッドが口から放つ黒い波動が一気にシールドを4枚砕いた。破壊されたシールドがカードとなってツルギの手に渡ると先程召喚したジャシン帝(邪魂)に手を付ける。
「後は邪魂の王道 ジャシン帝でダイレクトアタックするのみさ。」
「待てよ‼︎ソイツは召喚酔いで攻撃出来ねえ筈だろ⁉︎」
『甘いわ小僧‼︎ヤバーダン=ロウの力で出た余は出たターンに攻撃出来るのだ‼︎』
「何だって⁉︎」
「不味いです‼︎ツルギ君にはもう動けるブロッカーがいません‼︎」
「うわー、ツルっちが大ピンチだよ〜‼︎」
「ここでS・トリガーが出なきゃツルギはんの負けや‼︎」
(頼む‼︎来てくれS・トリガー‼︎)
ツルギは祈りを込めて3枚のシールドだったカードをチェックする。そして1枚のカードを見ると笑みを浮かべてその場で使用した。
「S・トリガー龍幻のトラップ・スパーク発動‼︎アボルのクリーチャーを全てタップだ‼︎更にドラゴンを持つザーディクリカがいるから相手のクリーチャーを1体マナゾーンに送れる‼︎アビスベルの方をマナゾーンに‼︎」
「くっ‼︎だがマナゾーン行きはジャブラッドの能力で回避するよ‼︎」
「更にもう一枚S・トリガー発動‼︎ミステリー・キューブ‼︎」
「な、2枚目だと⁉︎」
2枚目のS・トリガーが出た事にアボルが驚くとツルギの山札がシャッフルされ始める。そしてシャッフルが終わり、山札の1番上を捲ってメガ・マグマ・ドラゴンが飛び出した。
「メガ・マグマ・ドラゴンを場に‼︎登場時能力でパワー5000以下を全て破壊‼︎」
「ジャブラッドの能力で破壊を防ぐよ!」
メガ・マグマ・ドラゴンが登場と同時に火を吹き、ド・ノラテップとジャシン帝(邪魂)を焼き尽くそうとするもジャブラッドに守られる。一方でデュエルを見守っていたメガは場に出たメガ・マグマ・ドラゴンに目を奪われていた。
「どないしたんや、メガ?」
「もしかしてメガちゃんも・・・。」
「はっ‼︎・・・御免御免、ボクもあのドラゴンを見た瞬間何か気になっちゃって・・・さっきの2人と同じだよ。」
「どうする?まだやるか⁉︎」
「これ以上出来る事はないからここでターンエンドにさせてもらうよ。」
アボルがターンエンドを宣言したと同時にアビスラッシュで出たヤバーダン=ロウが山札に戻ろうとするとジャブラッドの能力で墓地のカードが4枚山札に行き、場に留まる。ツルギは山札を見て最後の賭けに出ようとしていた。
「ここで決めてやるぜ‼︎」
「でももうツルギ君の切札のドギラゴンさんは・・・。」
「大丈夫だ‼︎ドギラゴンのカードはドギラゴン剣だけじゃねえ‼︎ここでそいつを引けば俺が勝てる‼︎」
「えっ⁉︎ドギラゴンってドギラゴン剣だけじゃないの⁉︎」
「色々な姿があるんだぜ。それを今見せてやるよ‼︎」
アーシュ達が見守る中、ツルギは山札の1番上に手を伸ばす。アボルもその様子を見つめる中、ツルギの指がカードを掴んだ。
「このドローは・・・激しく重いぜ・・・だが‼︎俺は引く‼︎例えこの指が‼︎べっっっっきり折れようともなぁ‼︎ドカンと行くぜドロドロドロドロドロドロドロドロドロオオオオオオオオオオオオ‼︎」
ツルギが力強く引いたのは赤と白の鎧を纏う光文明が入ったドギラゴンのカードだった。そのカード『蒼き守護神 ドギラゴン閃』のカードを手札に入れたツルギは笑みを浮かべずにはいられなかった。
「再び来たぜ‼︎俺の切札‼︎これがラストターンだ‼︎このターンで俺が勝つ‼︎メガ・マグマ・ドラゴンで攻撃‼︎そして革命チェンジ‼︎赤き鎧も勇者の証‼︎蒼きマントと赤き剣は最強の守護者の証‼︎蒼き守護神 ドギラゴン閃ここに降臨‼︎」
『パギャアアアアアアア‼︎』
「そいつを出してきたか‼︎」
「赤いドギラゴン⁉︎」
『よっしゃあ‼︎俺、復活だぜええええ‼︎』
「ドギラゴンさん⁉︎」
「無事やったんか⁉︎」
『俺達クリーチャーはデュエルなら死ぬ事はねえ‼︎』
「ドギラゴン閃のファイナル革命発動‼︎山札の上から4枚表向きにしてコスト6以下になるように多色クリーチャーを出すぜ‼︎」
山札から4枚捲り、2枚目のカードを見るとそのカードを手に取る。そしてそのカードをバトルゾーンに出すと両手に青い装飾のガントレットを付けた大きな2本角のドラゴンが飛び出した。
「『ボルシャック・サイバーエクス』をバトルゾーンに‼︎登場時能力で邪魂の王道 ジャシン帝を手札に‼︎」
「ジャブラッドの能力で手札行きを阻止‼︎」
ボルシャック・サイバーエクスの能力で水流がジャシン帝を包み、手札に戻されそうになるが墓地から山札にカードが戻り、場に留まる。しかし、それでツルギの動きは止まる事はない。そのままドギラゴン閃で攻撃に入った。
「ドギラゴン閃でシールドをトリプルブレイクだ‼︎」
「もう向こうに動けるブロッカーはいません‼︎このままいけばツルギ君の勝ちです‼︎」
「よっしゃ‼︎行けツルギはん‼︎」
「いっけ〜‼︎」
ドギラゴン閃がシールドを全て口に咥えた剣で叩き割る。アーシュ達がツルギの勝利を確信する中、アボルはシールドだったカードを手札に加わり、S・トリガーがあるか確認する。そして次にアボルの口から出た言葉はツルギの勝利を確信したアーシュ達を驚かせるに十分だった。
「S・トリガー『悪灯 トーチ=トートロット』‼︎」
「マジか・・・しかもそのアビスかよ⁉︎」
「そんな・・・。」
「せやけど1体だけやで‼︎大した事あらへんやろ‼︎ツルギはんの場には攻撃可能なクリーチャーが2体もおる訳やし‼︎」
「いや、彼女1人いるだけで十分さ‼︎登場時能力発動‼︎相手は自分のバトルゾーンの中で1番パワーが低いクリーチャーを選んで破壊する‼︎さあ、選ぶんだツルギ‼︎」
「・・・ザーディクリカを墓地に。」
ツルギの選択でザーディクリカが爆発し、破壊される。そして更にツルギを追い詰める一言が飛び出した。
「闇のクリーチャーが3体いるからシビルカウント3も発動‼︎相手はパワーが1番高いクリーチャーを選んで破壊する。」
「え?今、ツルギ君のバトルゾーンで1番パワーが高いのって・・・。」
「そう、出したばかりのドギラゴン閃だ。ツルギ、君には選択の余地はない筈だよ。」
「すまねえ、ドギラゴン・・・。」
『ぐああああああ‼︎』
ドギラゴンがまたしても倒された事にアーシュ達は驚きを隠さずにいる。そんな中、メガがまださっきファイナル革命で呼んだボルシャック・サイバーエクスを見てツルギを励ますが、それでもどうにもならなかった。
「で、でもツルっちにはまださっきのファイナル革命で出したドラゴンもいる筈だよ‼︎」
「ああ、今度こそ決めてやるぜ‼︎ボルシャック・サイバーエクスで攻撃‼︎」
「トーチ=トートロットでブロック‼︎」
「これで動けるブロッカーはいない‼︎ザーディクリカでダイレクトアタック‼︎」
ザーディクリカが手に持ったロッドでアボルに向かっていく。そのままダイレクトアタックが執行されると誰もが思った時、シールドから手札に加えたカードに手を伸ばす。
「革命0トリガー『革命の裁門』‼︎」
「何⁉︎革命0トリガーだと⁉︎」
「嘘⁉︎革命0トリガーって確か・・・前にもツルギ君が・・・。」
「トドメを刺される時のみ使える1発逆転のカードだ。アビスデッキにそれ入れてたのかよ⁉︎」
「革命0トリガーは結構使えるからね。この呪文の効果で山札を捲り、それが闇のクリーチャーなら相手のクリーチャーを破壊出来る‼︎さて、その結果は・・・。」
アボルが引いたのはフォークに似た槍を持つ『フォーク=フォック』だった。それはつまりツルギにはもう手が無くなった事を意味していた。
「闇のクリーチャーだったから残るザーディクリカを破壊‼︎EXライフのシールドもさっき砕いたから復活も出来ないよ‼︎」
「くそ、ターンエンドだ‼︎」
「そんな・・・それじゃ本当に・・・ツルギ君の負け⁉︎」
アーシュ達が沈む中、ツルギの最後のターンが終わるとアボルはドローを終え、即座にジャブラッドのカードに手を伸ばす。
「僕のターン‼︎邪魂の王道 ジャシン帝の力でハンマ=ダンマを墓地から召喚‼︎更にジャブラッドとファウン=テインをタップし、ジャシン帝のハイパーモードを発動‼︎」
『ジャブラッドよ、ファウン=テインよ‼︎余に力を寄越すのだ‼︎』
ジャシン帝(邪魂)はジャブラッドとファウン=テインから力を貰い、自身のハイパーモードを解放する。その姿は正に邪神と言えるタコのような悍ましい怪物となった。
「こ、これがジャシン帝のハイパーモード・・・。」
「ホンマに邪神って感じの見た目になったな・・・。」
「それより今の何⁉︎ハイパーモードを解放するのに2体もクリーチャーを使ったけど⁉︎」
「2体のクリーチャーでハイパーモードを解放するのが『OVERハイパー化』さ。更にハンマ=ダンマの能力で山札から4枚墓地に‼︎そしてボルシャック・サイバーエクスを破壊‼︎」
更にハンマ=ダンマの能力で山札から4枚墓地にカードが送られ、ハンマ=ダンマに殴られてボルシャック=サイバーエクスが破壊される。
「ジャシン帝で攻撃する時、攻撃時能力発動‼︎山札から3枚墓地に送り、墓地にあるカード以下のコストのクリーチャーを2体まで破壊出来る‼︎もう君にはEXライフのシールドもない‼︎よってザーディクリカを破壊‼︎」
ザーディクリカはジャシン帝の触手に貫かれて破壊される。クリーチャーも全滅し、シールドも0となり負けが確定したにも関わらずツルギは笑っていた。
「ハハ・・・ハハ・・・ハハハハハハハハハ‼︎アボル、やっぱりお前強えよ‼︎今回は負けたけど凄え楽しかったぜ‼︎」
「僕もだよ。」
「次は絶対負けねえ‼︎俺もハイパーモードの力を手に入れてお前に絶対勝ってやる‼︎」
『ドギラゴンの使い手よ。貴様とのデュエル、それなりに楽しめたぞ!だがこれで終わりだ‼︎」
「邪魂の王道 ジャシン帝でダイレクトアタック‼︎」
ジャシン帝(邪魂)の触手の先にエネルギーが集まり、ビームとなって発射される。それを受けたツルギはデュエル台のカードをばら撒きながら吹っ飛んだ。
「うわああああ⁉︎」
「ツルギ君(はん)‼︎」
「ツルっち‼︎」
アーシュ達がツルギに駆け寄るもツルギは何事も無かったかのように起き上がる。それを見て彼女達は容体を心配した。
「アーシュ?メガにギャイ?3人ともどうした?」
「つ、ツルギ君怪我はありませんか⁉︎」
「思い切り直撃したけど平気なんか⁉︎」
「ああ、全然大丈夫だ。」
「良かった〜‼︎クリーチャーの攻撃が直撃したからどうなるかと思ったよ〜‼︎」
「だから言ったろ?大丈夫だって。これでアボルの事、信じてくれるやな?」
アーシュ達は顔を見合わせて頷く。そしてデフォルメされた姿になったお互いの相棒クリーチャーが出てくるとドギラゴンはアボルを見る。
「ドギラゴン、お前はどうだ?アボルの事、信じてくれる気になったか?」
『そうだな・・・お前とアボル、お互いすげえ楽しそうだったし、それに俺もデュエル中、お前から邪な心とかは感じなかったよ。しょうがねえから今回はお前を信じてやる‼︎』
「ドギラゴン‼︎」
『但し、ソイツの管理は厳重にしてくれよ‼︎』
「勿論だ。この世界に迷惑は掛けない。約束する。」
ドギラゴンもこのデュエルを経て親友を信用してくれた事にツルギは安堵する。そしてデュエル中に気になった事を訊ねた。
「なあ、今のジャシン帝には肉体が無いって言ってたよな?何があったんだ⁉︎」
「ああ、その事だね。実は高校の入学式の日、あるクリーチャーと戦って、その時にジャシン君は肉体をバラバラにされて奪われてしまってさ。」
「は⁉︎」
「「「えええっ⁉︎」」」
『何だと⁉︎』
ツルギ達はアボルの言葉に震撼する。特にジャシン帝の強さを知るツルギとドギラゴンはアボルに思わず詰め寄った。
「あのジャシン帝をバラバラに出来る奴なんているのかよ⁉︎一体何処のどいつがやったんだ⁉︎」
『特徴は⁉︎文明は⁉︎種族はどんな奴だったんだ⁉︎』
「お、落ち着いて‼︎今からちゃんと話すから‼︎」
『ドギラゴンよ、貴様は知ってる筈だぞ。こちらの世界に来る途中で乱入してきたあの忌々しき悪魔なのだから。』
ドギラゴンはジャシン帝の言葉を聞いてあの日を思い出す。完全に思い出すと同時に口を開いた。
『まさか・・・アイツか⁉︎』
「心当たりがあるのか⁉︎」
『ああ、この世界に来る途中に戦った‼︎奴が乱入してきたから俺はコイツと決着をつけられ無かったんだ。」
「そうか、余程強い奴だったんだな。」
『フン。不意打ちさえ無ければ、余の敵では無かった‼︎影から奇襲してきおって‼︎お陰で供物も食えんわ‼︎』
「あの〜、ちょっと待って下さい・・・。」
ジャシン帝の発言にアーシュが恐る恐る挙手する。ジャシン帝は不機嫌そうに彼女に目を向けた。
『何だ小娘?』
「さ、さっき供物って言ってましたけど・・・い、一体何を供物に?」
「嫌な予感しか無いんだけど・・・。」
「ま、まさか人間の肉とか言わへんよな?」
『ふん、そんな下らんものではない。アボルが捧げていた供物にして極上の肉・・・それはタコさんウインナーだ。』
その瞬間、アーシュ達の思考が完全に停止する。ツルギも一瞬思考が停止するがデュエマの原作漫画でタコさんウインナーが好物のジャシン帝を知っている為、すぐに受け入れて正気に返った。その一方でアーシュ達はまだ固まっているため、彼女達を叩き起こす。
「お、おい大丈夫か3人とも⁉︎」
「はっ⁉︎だ、大丈夫です‼︎少し頭が混乱してました‼︎」
「いや、衝撃すぎて思わず固まっちゃったよ〜‼︎」
「何でやねん‼︎邪神名乗るクリーチャーの好物がタコさんウインナーなんや‼︎」
『この世界に来て初めて食べたのがタコさんウインナーだったからだ。何か文句あるか⁉︎』
「いや、無い‼︎無い筈なんやけど何か納得いかへん‼︎タコさんウインナー?ええ・・・?」
「・・・一応聞くけどコイツ、ウィンのジャシン帝じゃないよな?ウィンの世界から来たんじゃないよな?」
「勿論。彼は君のドギラゴンがいた世界と同じ出身だよ。」
「何でしょう?平和的な筈なのに・・・。」
「人間の心臓とか肉とか言われるよりいい筈なのに・・・。」
「何か納得いかへんわぁ・・・邪神名乗るクリーチャーの好物がタコさんウインナーって・・・。」
「それで話は戻すけど、一体何と戦ったんだ?」
「ああ、奴の名は」
ツルギの言葉で話が戻り、アボルが戦った存在の名を語らうとした時、彼の携帯に着信が鳴る。
「御免、電話だ。もしもし、母さんどうしたの?・・・・・・え?僕宛の荷物が届いた⁉︎・・・うん・・・うん・・・差出人はアメリカから⁉︎・・・うん・・・分かった。すぐ戻って確認するよ。御免、この話はまた今度でいいかい?」
「構わねえよ。」
「御免ね。じゃあね、ツルギ‼︎行くよ、ジャシン君‼︎」
『フン‼︎』
ツルギ達を背にアボルとジャシン帝はその場から去っていく。ツルギかアボルの背中を見送るとアーシュ達もアボルが帰るのを確認して手を振る。
「じゃあな〜‼︎」
「またお会いしましょう‼︎」
「バイバーイ‼︎」
「気を付けてな‼︎」
一方で自分の住む街に帰ったアボルの横でジャシン帝が呟いた。
『奴らとの戦いに友を巻き込もうとするとは・・・貴様にしては珍しいな。』
「いや、僕も出来れば奴らとは僕と君だけで決着をつけたいよ。でもそう一筋縄でいく相手じゃないでしょ。奴ら・・・・・・・・・月軍のデーモンは。」
アボルの記憶の中で女神像みたいな姿のクリーチャーと真のデュエルで戦った記憶が蘇る。その記憶の中で女神像みたいなクリーチャーは不気味な笑い声を放っていた。
『喜ーッ喜ッ喜ッ喜ッ喜ッ喜ッ喜ッ喜ッ喜ッ喜‼︎』
その夜、何処かの家の部屋で1人の少女が何かを書いていた。白髪の小柄な少女は必死な顔で筆を進める。
「よし‼︎待っていろ流星アーシュ‼︎真の生徒会長に相応しいのがどちらか思い知らせてやる。」
彼女の机の封筒には果し状と書かれてあった。
ツルギ「桜龍高校生徒会による今日の切札紹介‼︎本日紹介するのは邪魂の王道 ジャシン帝‼︎」
アーシュ「アビスベル=ジャシン帝が新たな力を手に入れた姿です、普段は3マナでパワー5000、墓地からクリーチャー召喚を可能にします‼︎」
ツルギ「最大の特徴は2体のクリーチャーをタップして発動させるOVERハイパー化によるハイパーモードの能力‼︎山札から3枚墓地に送り、攻撃時に墓地のカードのコスト以下のクリーチャーを2体破壊出来るぜ‼︎しかもハイパーモードになった時はパワー13000のトリプルブレイカーだ‼︎
アーシュ「アボルさんの話だとこの姿は肉体を奪われた事で手に入れた力らしいです。あのジャシン帝から肉体を奪える存在・・・一体どんなクリーチャーがいるんでしょう⁉︎」