デュエル・マスターズDD 〜Dream creatures & Dragon girls〜 作:特撮恐竜
どう触れるかについては投稿される時までその時までお待ち下さい。
「煌龍サッヴァークの登場時能力発動‼︎
『しまった‼︎』
「よっしゃ‼︎これでブロッカーは消えたも同然や‼︎」
「しかも今度は手札じゃないから再召喚も出来ない!いける‼︎勝てるよ‼︎」
「ダークマスターズで最後のシールドを破壊‼︎」
「これで終わりだ‼︎ガイアッシュ・カイザーで」
『待てよ、S・トリガー発動‼︎』
「なっ⁉︎ここでS・トリガーが来るんか⁉︎」
「呪文『
ガイアッシュ・カイザーがドルゲーザに水流を放つ。しかし、ドルゲーザは水流を突っ切りながら突進し、渾身の拳を叩き込む。ガイアッシュ・カイザーは一度は耐えて、尻尾に仕込んだメイスを叩き込む。ドルゲーザも拳で迎え撃つ。当初は互角に思えたがやがてガイアッシュ・カイザーの拳に耐え切れず、メイスがひび割れる。そしてガイアッシュ・カイザーがドルゲーザの鉄拳を受け、腹に大きな穴を開け大爆発を起こす。クリーチャーを1体失うがツルギは物ともしていなかった。
『更にドルゲーザの能力でバトルゾーンにいるジャイアントの数だけドロー‼︎』
「また手札が増えてもうた‼︎」
「あっちの方が手札の数も圧倒的に上になっちゃったよ‼︎」
「まだだ‼︎まだカツキングがいる‼︎ダイレクトアタックを決めるには十分だ‼︎」」
メガとギャイが焦るもまだ攻撃可能なクリーチャーがいるツルギは慌てない。テンサイ・ジャニットの方はトドメの一撃が来ようとしているのに慌てる様子を見せない。その事をギャイが不思議がる。
(あいつ、何で焦りを見せねんのや?トドメが来るんやで。)
「カツキングでダイレクトアタック‼︎」
カツキングがツルギの声で突撃する。そのままカツキングがテンサイ・ジャニットに一撃を決め、ツルギの勝ちが決まると思われたその時、ジャニットが先程ドルゲーザの効果で手札に加えたカードのうち1枚を発動させた。
『ニンジャ・ストライク5発動‼︎『怒流牙
「何⁉︎ニンジャ・ストライクだと‼︎」
「何あれ⁉︎S・トリガーでもないのにツルっちのターンにクリーチャーが‼︎」
「何がどうなっとるんや⁉︎」
マナゾーンに特定の数のマナがあり、相手が攻撃かブロックする時にタダで場に出るシノビを種族に持つクリーチャーが使える固有の能力『ニンジャ・ストライク』により、猿飛佐助がモチーフの小型のドルゲーザみたいなクリーチャーが飛び出した。
『登場時能力発動‼︎山札から一枚引き、手札を1枚捨てる‼︎先程引いた手札を墓地に‼︎』
「えっ⁉︎何でそんな勿体無い事をするの⁉︎」
『そして相手のターンにこのカードは手札から捨てられる時、そのままバトルゾーンに出せるんだ‼︎行け、『霧隠蒼頭龍バイケン』‼︎』
怒流牙
「嘘やろ、おい・・・。」
「まだツルっちのターンなのにクリーチャーが3体も出て来るなんて‼︎S・トリガー以外にもこんな逆転法があったんだ。」
『バイケンの能力でカツキングを手札に‼︎これでもうダイレクトアタックは出来ないぞ‼︎更に怒流牙
「クソ、ターンエンドだ‼︎」
バイケンの起こす水流でカツキングがカードとなってツルギの手元に戻る。ニンジャ・ストライクの効果で怒流牙
『僕のターン‼︎
テンサイ・ジャニットは自身のターンが来ると雲のような体の巨人を呼び出す。するとテンサイ・ジャニットの山札が動き出し、3枚のカードが飛び出した。
『登場時能力で山札から3枚シノビを選び、手札に加えられる‼︎『怒流牙 セイカイザ』、『霧隠オロチ』そして『
「えっ⁉︎そのカード、8マナだよ‼︎既に4マナ使ってるから召喚出来る訳なくない?」
「いや、出来る‼︎奴はG・ゼロ持ちだ‼︎」
「G・ゼロ?」
「指定された条件をこなしてりゃ、タダで使える能力だ。クリーチャーなら特定の種族が特定の数とかな。」
『その通り‼︎コイツのG・ゼロはジャイアントが4体いる事‼︎既に条件は満たした‼︎出でよ、終の怒流牙 ドルゲユキムラ‼︎』
召喚されたばかりの
「これがアイツの切札なんか・・・。」
「凄い強そうなの来たね・・・。」
「実際ヤベエぞ、あれ。」
『ドルザユキムラの登場時能力発動‼︎マナゾーンからクリーチャーを3体回収し、手札と入れ替える‼︎そしてマナから回収したクリーチャーの中から
「何⁉︎」
「2体目やて⁉︎」
体よりも巨大な腕を持つ巨人はバトルゾーンに出てくると即座に水流と葉っぱの嵐に覆われる。そして2体目のドルザユキムラが手に持つ刀で嵐を切り裂いて姿を現した。
「嘘だろおい・・・。」
『再びドルゲユキムラの登場時能力でマナからクリーチャーを回収し、そのままドルゲーザを召喚‼︎』
「は?アンタそれ8マナのクリーチャーやで‼︎マナ絶対に足りひんやろ‼︎反則や‼︎」
「いや、出来る‼︎ドルゲーザは特定の種族の数だけ召喚コストを下げられる『シンパシー』を持っているんだ‼︎奴の場合、ジャイアントとアース・イーターの数だけ召喚コストを2まで下げられる‼︎」
「何やて‼︎」
ダークマスターズの能力で手札から捨てられたドルゲーザが怒流牙
『ドルゲーザの能力で再びジャイアントの数だけ手札をGET‼︎更に今、ドルゲーザの能力で手に入れた手札からドルゲユキムラを場に出すぞ‼︎今出したドルゲーザをそのままドルゲユキムラに進化だ‼︎』
「3体目⁉︎嘘でしょ⁉︎」
ドルゲーザが更に一回り大きくなり、その身に忍者服が纏われる。そして鋭い刀が具現化するとそれを手に取り、構えを取るドルゲユキムラの姿が見えた。
「パワー17000のトリプルブレイカーが3体、しかも3体とも進化クリーチャーかよ‼︎」
「進化クリーチャーは召喚酔いせえへん‼︎大ピンチやでこれ‼︎」
「ツルっち、どうするの⁉︎」
「クソ‼︎」
『考えてる暇なんて無いぜ‼︎お前はここで死ぬんだからな‼︎これでお終いだ‼︎まずはドルゲーザ、序盤に僕の手札を奪ったその忌々しい闇のドラゴンを殴り殺せ‼︎』
ドルゲーザの拳がダークマスターズの顔面に命中する。力強いジャイアントの拳は闇の龍の頭の骨を容易く砕く。頭の骨が砕ける音が響いた後、ダークマスターズの体は大爆発を起こした。
『続いてドルゲユキムラでトリプルブレイクだ‼︎』
ドルゲユキムラの刀の一閃がツルギのシールドを3枚真っ二つにする。シールドが斬られて砕けるとその衝撃でツルギの体が吹っ飛んだ。
「うわああああああああああ‼︎」
「ツルっち‼︎」
「大丈夫か⁉︎」
「あ、ああ・・・平気だ。」
ツルギは何とか立ち上がると3枚のシールドだったカードを掴む。そしてその内1枚をそのまま突き出す。
「S・トリガー発動『蒼神龍トライクラブ・トライショット』‼︎」
ツルギの手に渡ったカードが光り、上半身は青い体のドラゴンだが下半身がタコのようなクリーチャーが飛び出す。トライクラブ・ショットは手元の金色のゴルフクラブに力を込めて2発の水の弾丸を打ち出した。
「トライクラブ・トライショットの登場時能力で2体目のドルゲーザとバイケンを手札に‼︎」
『馬鹿め‼︎そいつだけで止められるものか‼︎ドルゲユキムラで最後のシールドを破壊‼︎』
「ブロックだ‼︎」
ドルゲユキムラの刀がシールドに迫るとトライクラブ・トライショットが立ち塞がり、ゴルフクラブで受け止める。しかし、あっさりとその巨体はゴルフクラブごと真っ二つにされてしまう。
『アカネちゃんで最後のシールドを破壊‼︎攻撃時能力で最初に攻撃したドルゲーザをマナに送り、ジャイアント・メクレイド8発動‼︎『怒流牙 サイゾウミスト』をバトルゾーンに‼︎』
アカネが動いたと同時に緑のマフラーを纏い、顔を四角いマスクで覆った忍者の巨人が姿を見せた。アカネが鈍器を仕込んだポンポンでシールドを砕くと同時にテンサイ・ジャニットのシールドが1枚追加される。
「ぐうっ‼︎」
「怒流牙 サイゾウミストの登場時能力でシールドを1枚追加‼︎これでもうお前に勝ち目はない‼︎」
「アカン、大ピンチや‼︎」
「頑張って、ツルっち‼︎」
ドルゲユキムラが鞘から刀を抜き、ツルギに向ける。ツルギはアカネに壊されたシールドだったカードを掴むとそれが光り出した。カードが光った事を確認するとツルギはそれをすぐさまバトルゾーンに出す。するとガイアッシュ・カイザーのホログラムが映し出される地図が姿を見せた。
「S・トリガー『ガイアッシュの
『何⁉︎くそ、ターンエンドだ‼︎』
「ターンを終えたな・・・G・ゼロでクリーチャーを出したから再び流星のガイアッシュ・カイザーを召喚だ‼︎」
「よっしゃ、凌いだで‼︎」
「今なら決めれるよね、ツルっち‼︎」
「ああ、このターンで全て終わらせてやるぜ‼︎」
ツルギは先程壊されたシールドの中にいたガイアッシュ・カイザーを出して自身のターンを迎えると覚悟を決めて山札を引く。
「このドローは・・・激しく重いぜ・・・だが‼︎俺は引く‼︎例えこの指が‼︎べっっっっきり折れようともなぁ‼︎ドカンと行くぜドロドロドロドロドロドロドロドロドロオオオオオオオオオオオオ‼︎」
ツルギが山札を引くと出てきたのは自身の相棒であるドギラゴンのカードだった。ツルギはそれを見て歓喜の声を上げる。
「よっしゃああ‼︎来たぜ俺の切札‼︎これがラストターンだ‼︎このターンで俺が勝つ‼︎まずは2体目の悪魔龍ダークマスターズ召喚‼︎」
再びダークマスターズが召喚されるとまたしてもテンサイ・ジャニットの手札が公開される。ツルギはその中から3枚のカードを選んだ。
「ダークマスターズの能力で手札から3枚選ぶぜ‼︎怒流牙 サイゾウミスト、怒流牙
『ぼ、僕のシノビ達が・・・。』
「これでニンジャ・ストライクを使えるクリーチャーは1体だけだ‼︎行け、ガイアッシュ・カイザー‼︎その時、俺の相棒が革命チェンジで参上だぜ‼︎ 行け、蒼き団長 ドギラゴン剣‼︎ 」
「来たーーー‼︎待ってたよ‼︎」
「よっしゃ‼︎これで勝利も同然や‼︎」
『俺も待ってたぜ‼︎出番が来るのをな‼︎』
ドギラゴンがガイアッシュ・カイザーと入れ替わり、バトルゾーンに降り立つ。ドギラゴン剣が降り立ったのを見てメガとギャイは歓喜な声を上げる中、ニンジャ・ストライクを持つクリーチャー達を一気に3体失ったテンサイ・ジャニットは元より青いその顔が更に青くなっていた。
『お、お前・・・あのドギラゴンのパートナーだったのか⁉︎』
「へっ‼︎今更怖気ついても遅いんだよ‼︎ファイナル革命発動‼︎コスト6以下になるように多色クリーチャーをバトルゾーンに‼︎行け、『電龍 ヴェヴェロキラー』‼︎」
ドギラゴン剣の能力で2頭の頭を持つラプトルと呼ばれる肉食恐竜に似た姿の赤いドラゴンが飛び出す。そしてドギラゴン剣はそのままテンサイ・ジャニットのシールドに向かっていく。
「ドギラゴン剣で今度こそ最後のシールドを撃破‼︎」
『ニンジャ・ストライク4発動‼︎『光牙忍ハヤブサマル』をバトルゾーンに‼︎』
ドギラゴン剣が最後のシールドを砕こうとした時、テンサイ・ジャニットの手札からハヤブサに似たフォルムの無機質なクリーチャーが飛び出す。
『ハヤブサマルの効果でハヤブサマル自身をブロッカーにしてブロック‼︎』
『お前に用はねえんだよ‼︎』
ハヤブサマルがシールドの前に立ちはだかり、ドギラゴンに向かっていくもあっさりとドギラゴンの剣に斬り捨てられる。
「ヴェヴェロキラーの能力発動‼︎最初に攻撃したクリーチャーをアンタップだ‼︎もう一度行けドギラゴン‼︎」
『おうよ‼︎』
『ぐわああっ⁉︎』
ドギラゴンが今度こそ最後のシールドを叩き割った。最後のシールドだったカードを手元に加わると今度は先程ファイナル革命で出したヴェヴェロキラーが動き出す。
「ヴェヴェロキラーでダイレクトアタックだ‼︎」
『G・ストライク発動、フェアリー・Re・ライフ‼︎ヴェヴェロキラーの攻撃を停止だ‼︎』
「でもこれでお前に俺の攻撃を止める手段はねえ筈だ‼︎さっきダークマスターズの効果で見た時に俺が捨てさせた3体を除けはハヤブサマルしかニンジャ・ストライクを持つクリーチャーがいないのを確認してるからな‼︎」
『ぐっ・・・ぐううう‼︎』
「お前のせいで怖い思いをしたすずの分の怒りも喰らいやがれ‼︎サッヴァークでダイレクトアタックだ‼︎」
『うわああああああああああああああ⁉︎』
サッヴァークの無数の光の剣がテンサイ・ジャニットに降り注いだ。降り注ぐ光の剣にテンサイ・ジャニットは貫かれ、あっという間に奈落の底に落ちる。デュエルが終わり、ツルギが勝利するとメガが喜ぶがギャイがそれを戒める。
「やった〜‼︎ツルっちが勝ったよー‼︎」
「アカン‼︎まだすずの無事を確認せな‼︎」
「そ、そうだった‼︎」
「急ぐぞ2人とも‼︎」
3人は階段を駆け降り、すずの元に向かう。一階に着くとアーシュの姿が見えたツルギは彼女の元に向かう。
「ツルギ君‼︎」
「アーシュ、アイツは無事か⁉︎」
「ええ、ゼオスさんがすずちゃんを助けてくれたんです。」
アーシュの視線の先には無事な姿のすずの側にゼオスがいた。アーシュの話によれば落ちてきたすずをゼオスが受け止めたらしい。学校の屋上から落ちた人間を受け止められるゼオスの身体能力にツルギとギャイが唖然とする。
「屋上から落ちた人間を受け止めたのかよ⁉︎」
「よう無事やったな・・・。」
「朕の国、戦いで吹っ飛ばされるの日常茶飯事!すずちゃんを受け止める事くらい簡単ネ‼︎」
「アンタ本当に何処から来たんだよ・・・。」
「でも、すずぽよが無事で良かったよ〜‼︎」
「ホンマどうなる事かと思ったわ。」
「クリーチャーの方はどうなりました?」
「楽勝‼︎ツルっちがチョチョイと倒してくれたよ。」
「いや、大分苦戦したぜ。ニンジャ・ストライクのせいでよ。」
すずが無事な姿を見せた事に改めて安堵する3人の横ですずは何かを考える。そしてアーシュを見据えて口を開いた。
「流星アーシュ、先程の姿といい貴様は何か大きな使命を背負っているのだな。わらわは貴様を責任感の欠片もなく、やる気も一切感じられない何も考えてない会長だと思っていた・・・。」
「凄い言うやん・・・。」
「だが、いち早く危険を察知し、生徒達を安全な場所に誘導したりと冷静な判断力を持っている。」
「そ、そんな事ありません‼︎さっきだって目一杯で‼︎」
「それに人の細かい部分、いいところに気付いてくれる力がある。今回はわらわの負けだ。もしかしたら貴様は生徒会長の器に相応しいのかもしれない。」
「すずちゃん・・・。」
「いいか、あくまで『今回は』だぞ‼︎近くで見て生徒会長が務まらないと感じたら即刻変わってもらうからな‼︎」
「は、はい‼︎」
「そ、それから・・・サーヴァ・K・ゼオス。」
すずはアーシュからゼオスに視線を移す。自身より大きい彼女の顔に一瞬だけ見上げるとそっぽを向いて顔を赤くしながら口を開いた。
「貴様のお陰で命拾いした。だから・・・その、ありがとう。」
「いいのヨ。朕達はもう友達だもノ。」
「だ、誰が友達だ‼︎勝手に決めるな‼︎友達になった覚えは無いぞ‼︎」
「あらあら、可愛いわネ!」
「ぐえええ、苦しい・・・‼︎」
馬鹿力のゼオスに抱き締められて、すずは苦しそうな姿を見せる。メガは先程のすずの発言を思い出して訊ねた。
「あれ?って事はすずぽよ、生徒会に入るの?」
「おやおや、無事メンバーが揃ったようじゃな‼︎」
「校長先生⁉︎」
「アンタ、何でここに⁉︎」
メガが疑問を口にしてすずがそれに気付いた時、校長が姿を見せた。校長の言葉にすずが疑問を抱く。
「メンバー?何の事だ?」
「生徒会のメンバーじゃよ‼︎2人が加入し、これで完璧じゃ。」
「セイトカイ?それって美味しいのデスカ?」
「待って下さい‼︎お二人はまだドラゴンの力の事を何も知りませんし、ゼオスさんに至っては誘ってすらいません‼︎」
「まさか・・・2人とも今すぐ逃げろ‼︎」
「お主ら2人にドラゴンの力を付与する‼︎」
アーシュとツルギが校長を止めに入るが既に遅く、すずとゼオスにドラゴンの角と尻尾が生えてしまう。2人はドラゴン娘になった自分に驚いている。
「な、何だこれは⁉︎角が生えたぞ‼︎」
「アラアラ大変。何だか力が漲ってクルワネ!」
「尻尾まで生えてる⁉︎元に戻せクソジジイ‼︎」
「無理じゃ。生徒会に入ると決まったからには男子の蒼井君以外はドラゴン娘になる運命なのじゃ。」
「こんな姿になるなんて聞いてないし、そもそも入ると言ってないだろ‼︎」
「そうヨ。朕、まだ何も知らないのダケド?」
「大丈夫じゃ。既に優秀なメンバーが揃った。後は流星君が教えてくれるじゃろう。」
「え?また私⁉︎」.
すずとゼオスが校長に詰め寄り、アーシュが慌てる中ツルギとドギラゴンが体を震わせている。2人は顔を上げると怒りの形相で校長を睨んだ。
「テメエ、すぐに彼女達を元に戻しやがれ‼︎」
『テメエは何処まで身勝手なんだ‼︎前に言ったよな⁉︎彼女達の意思も考えずに強制的にドラゴンの力を与えて戦いに巻き込むなってよ‼︎』
「貴様はさっきの⁉︎」
「まあ、ちっちゃなドラゴン⁉︎可愛いワネ〜‼︎」
「ツルギ君にドギラゴンさん⁉︎」
すずとゼオスがツルギの側に現れた青い小さなドラゴンに驚く中、アーシュ達が困惑する。彼女達の様子も見ずにツルギの怒りと同調する様にドギラゴンは巨大化し、本来の姿を見せた。
「ドギラゴン‼︎俺はもう怒りで頭がどうにかなりそうだ‼︎お前は⁉︎」
『安心しなツルギ‼︎俺もお前同様怒りを我慢できねえ‼︎アークゼオス、テメエをここでぶった斬ってやらあ‼︎』
「ちょっ‼︎ドギラゴン、本来の姿に戻っとるで‼︎」
「気持ちは分かるけど落ち着いて〜‼︎」
「ここで校長に手を出したら退学になっちゃいますよ〜‼︎」
「おっと、そろそろワシは仕事に戻らねばな。ではさらばじゃ‼︎」
「『テメエ、逃げんじゃねえ‼︎』」
「ツルギ君、ドギラゴンさんお願いだから落ち着いて下さ〜い‼︎」
あの後、何とかアーシュ達が2人を宥め落ち着きを取り戻す。そして放課後、ツルギ達は生徒会室に集まり、すずとゼオスに全てを説明していた。
「という訳でドラ娘生徒会が結成されましたが、何だかすみません。」
「何故貴様が謝る?全てあのクソ校長のせいだろう。」
「そうヨ。それに朕はとても楽しみだワ。日本の学校、とても面白いのネ。ワクワクしまス。」
「普通の高校ではこんな事あらへんで。」
「心配な事もあったケド、この学校に来て良かったデス。日本に来て、すぐに魂の友にできマシタカラ。」
「魂の友?」
「朕の母国では魂の戦いの後、お互いの名前を呼ぶ事で魂の友になれるノデス。」
「「お前の母国は修羅の国か?」」
「魂の友もいる生徒会楽しそうダワ。」
ゼオスのいた国でのとんでもない風習に思わずツルギとすずの言葉が1つになる。その一方でメガはゼオスの楽しそうという言葉に同調していた。
「分かる分かる‼︎楽しそう〜‼︎」
「まあ、結成してしまった以上やるしかないか。」
「そうだな。それに逆に考えてよ、あの校長が好き勝手にやってんだぜ。だったら俺達も好き勝手にやらせてもらおうぜ。」
「せやな、ツルギはんの言う通りや‼︎」
ツルギが立ち上がると続いてアーシュ達の立つ。そして彼らは机の真ん中にお互いの手を重ね合わせた。
「よっしゃ‼︎ここに今、桜龍高校生徒会が正式に結成だ‼︎皆で楽しんでいこうぜ‼︎」
「「「「オオー‼︎」」」」
全員が一致団結したその時、アーシュが突然倒れ出す。ツルギは思わず彼女を支え起こした。
「お、おいどうした⁉︎」
「す、すみません・・・私、こんな高濃度のエモさを感じるのが初めてで嬉しくてつい・・・。」
「ったく、心配掛けんなよ・・・ん?何だ?」
ツルギがアーシュを支え起こすと同時にツルギのデッキが光が出て来る。ツルギはそれを確認すべく、デッキを取り確認するとガイアッシュ・カイザー、メガ・マグマ・ドラゴン、ギャイア、ダークマスターズ、サッヴァークのカードが点滅していた。
「な、何ですかこれ⁉︎」
「カードが光っとる⁉︎」
メガが指差すとカードの絵が点滅と同時に変化していく。そして強く光り出した。やがて光が収まると全員が驚きを隠せなくなる。何と5枚のカードはアーシュ達生徒会メンバーの絵に変わっていたのだ。
「な、何だこれは⁉︎」
「朕達の絵?」
「どうして私達の絵に変わってるんですか⁉︎」
「一体何がどうなっとんねん⁉︎」
「し、知らねえよ‼︎」
「ドギっちは⁉︎」
『俺だって初めて見たぜこんなの‼︎』
ツルギ達が戸惑う中、カードの名前も変わり出す。流星のガイアッシュ・カイザー、メガ・マグマ・ドラゴン、地封龍ギャイア、悪魔龍ダークマスターズ、煌龍サッヴァークのカードはそれぞれ『流星アーシュ』『真久間メガ』『地封院ギャイ』『熊田すず』『サーヴァ・K・ゼオス』と生徒会メンバーの名前と化して能力も変化していたのだ。これにはツルギも驚く事しか出来なかった。
「何だよこれ、何がどうなってやがるんだよ⁉︎」
その頃、栗茶市から少し離れた町では学校から戻ったアボルが自宅の自室にいる。アボルは帰宅して早々に、先日アメリカから送られてきた荷物の中身を困惑しながら読んでいた。
「本当、何でこんな物がこの世に・・・。それにこれは僕よりツルギに送るべき物だろ・・・。」
アボルが困惑しながら読んでいたのはかなり古い何かの古文書だった。そしてその古文書には何とツルギの相棒であるドギラゴンが描かれていた。
メガ「桜龍高校生徒会による今日の切札紹介‼︎今日の切札は終の怒流牙 ドルゲユキムラだよ‼︎」
ギャイ「パワー17000のトリプルブレイカーでジャイアントが4体おればG・ゼロでタダでジャイアントから進化出来る強力なクリーチャーや‼︎」
メガ「登場時能力でマナにあるクリーチャーを3体まで手札と入れ替える事が出来るよ‼︎序盤にマナが重くて召喚出来なかったクリーチャーなんかをこの能力で回収すればまた召喚出来るようになるんだ‼︎」
ギャイ「勿論ドルゲユキムラ自身を回収する事も可能や‼︎しかもドルゲユキムラ自身を回収すればそのまま進化させる事も出来るで‼︎一気に超パワーの進化クリーチャーを並べて大逆転を決めたろうやないか‼︎」