デュエル・マスターズDD 〜Dream creatures & Dragon girls〜   作:特撮恐竜

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お待たせ致しました。次回はいよいよ彼女達の初登場回です。
生徒会メンバーとの交流や王道篇の要素に触れてたら思ったより時間が掛かっちゃった・・・。



ツルギの葛藤(後編)

メガはここでS・トリガーが出た事とアーシュのカードがS・トリガー持ちだった事に驚いている。それはデュエルを見守っていたアーシュ本人も同様だった。

 

「ええっ⁉︎ここでかいちょーが出るの⁉︎」

「私ってS・トリガー持ちだったんですか⁉︎」

「ああ、その通りだぜ。アーシュの登場時能力で山札から1枚をマナに置き、マナからドラゴンを回収だ。回収するのは勿論、13マナのメガだ。」

「うわそれズルい‼︎かいちょーの能力でボクを回収すれば、大抵のクリーチャーを手札に戻せんじゃん‼︎」

「キャプテン・ドラッケンを手札に戻しな。」

「うう・・・。」

 

メガは渋々キャプテン・ドラッケンを手札に戻した。それでもまだ攻撃可能なクリーチャーが2体いるのを確認したメガは攻撃に入る。

 

「いいよ、ボクにはまだ攻撃可能なクリーチャーが2体もいるもん‼︎それでボクの勝ちは確定だよ‼︎ボルシャック・クロス・NEXでダイレクトアタック‼︎」

「アーシュでブロック‼︎」

「アーシュちゃんがやられちゃいマシタ‼︎」

「いや、本物の私は無事ですから‼︎その言い方はやめて下さい‼︎色々と誤解を招きますよ‼︎」

「でも、ツルギはんにはもうブロッカーはおらん‼︎!打つ手無しや‼︎」

「今度こそ決めるよ〜‼︎ピース・盾・ルピアでダイレクトアタックだ‼︎」

 

メガは先程ギャラクシー・ルピアの進化元に選ばなかった方のピース・盾・ルピアのカードをタップし、ダイレクトアタックに入った。するとツルギは笑みを浮かべながら先程シールドから手札に加えたカードの内1枚を使用する。

 

「スペシャルゲストの登場だ‼︎ニンジャ・ストライクで『光牙王機ゼロカゲ』をバトルゾーンに‼︎」

「うええ⁉︎ニンジャ・ストライク⁉︎」

「ツルギはんもニンジャ・ストライク持ちのカードを持ってたん⁉︎」

「今朝、デッキの調整やってる最中に偶然部屋で見つけたから入れたんだよ。」

「偶然見つけたっておい・・・。」

 

テンサイ・ジャニットが使ったシノビにメガとギャイは驚きを隠せない。ツルギの発言にすずが呆れるがブロッカー持ちのシノビが出た事でメガの攻撃が止まる。

 

「その攻撃を防ぐぜ‼︎」

「ううっ‼︎ボクの攻撃可能なクリーチャーがいなくなっちゃった・・・仕方ないや。ターンエンド。」

 

メガの最後の効果が終わり、ツルギにターンが回る。ツルギは先程アーシュの効果でマナから回収したカードを早速バトルゾーンに出した。

 

「俺のターン‼︎これがラストターンだ‼︎このターンで俺が勝つ‼︎バルガ・ド・ライバーで攻撃‼︎攻撃時能力で山札の1番上を表向きにするぜ‼︎」

「あれがドラゴンならタダで出て来ますよ・・・。」

「・・・来たぜ‼︎行け、『真久間メガ』‼︎」

「ボクのカード⁉︎」

「ツルギはん、やりおったで‼︎」

 

スマホの闘技場にメガが降り立つ。その瞬間、メガは相手のバトルゾーン全体を口から吹く炎をで包み込んだ。

 

「メガの登場時能力発動‼︎相手のパワー13000以下のクリーチャー達を問答無用で全て焼き尽くすぜ‼︎」

「ぱ、パワー13000以下の相手クリーチャーを全てだと⁉︎」

「大抵のクリーチャーを破壊出来るワ‼︎」

「何やその能力⁉︎無茶苦茶すぎやろ‼︎」

「えーっ、凄っ‼︎ボクってそんな強力な能力があったんだ‼︎」

「感心してる場合か⁉︎貴様今大ピンチなんだぞ‼︎」

「メガちゃんのクリーチャーが全て破壊されたからツルギ君のシールドがまた回復してますからね‼︎」

「あっ・・・いけね・・・。」

「更にバルガ・ド・ライバーによる攻撃で最後のシールドを破壊だ‼︎ユスティーツアでダイレクトアタックだ‼︎」

 

ツルギが召喚したメガは最後のシールドを破壊する。そのままユスティーツアでダイレクトアタックを決めようとするがそれをメガが止める。

 

「G・ストライク『コッコ・ルピアGS』‼︎ユスティーツアの攻撃を停止だよ‼︎」

「でもそれだけじゃ俺のクリーチャーを止められねえだろ?」

「ううっ・・・。」

「ドギラゴン剣でダイレクトアタック‼︎」

「うわーん負けた〜‼︎今度こそ勝てると思ったのに〜‼︎」

 

メガの負けが決まり、彼女が思わず崩れ落ちる。するとツルギが手を差し伸べた。

 

「メガ、いいデュエルだったぜ。」

「ツルっち・・・えへへ。」

 

メガもツルギの手を掴んで立ち上がる。ツルギの表情を見てメガも彼が心に引っ掛かる思いが消えたと思い、笑顔になる。

 

「ツルっちもスッキリしたみたいだね。」

「ああ・・・皆、本当にいいんだな?」

「当たり前やろ。」

「わらわにかかれば月軍などなんて事ない‼︎」

「朕達なら大丈夫デス‼︎」

「ツルギ君にだけ辛い思いはさせたくありませんから。」

 

それぞれが思いを口にする。そして最後に目を合わせたメガも笑みを浮かべて頷いた事からツルギは生徒会メンバー全員に呼び掛ける。

 

「アーシュ!メガ!ギャイ!すずちゃん!ゼオスさん!俺に力を貸してくれ‼︎一緒に月軍と戦ってくれ‼︎」

「ええ‼︎」

「うん‼︎」

「勿論や‼︎」

「ああ‼︎」

「ハイ‼︎」

 

彼女達の意思を確認したツルギは月軍の事を話すべきか否かの葛藤から解放されて座り込む。しかし、それでももう1つの悩みは消えずにいた。

 

(けど、ドリームの力の事はまだなんだよなぁ・・・その辺はどうしよう。話すべきだろうか・・・?)

「ところで今日の生徒会の仕事は進みましたか?」

「「あ・・・。」」

「悪い・・・やってねえ。」

 

アーシュの言葉を聞いてツルギ達は思わずやばいといった表情になる。ツルギが校長と揉めた事や先程のメガとのデュエルがあった事ですっかり忘れてたメガとギャイは顔を青くする。ツルギが申し訳なさそうに謝るが、アーシュの方は予想が付いていたのかあっさりと受け入れた。

 

「まあ、そうだとは思っていましたよ。皆さんで今からちゃっちゃと終わらせましょう。」

「6人全員が揃えばすぐ終わらせられマス‼︎」

「全く・・・仕方ない奴らだな。借し1つだぞ。」

(こっちの方は見抜かれずに済んだか・・・助かった!)

 

ゼオスとすずも先程のツルギVSメガを知っていたからすぐに受け入れて、皆で協力しながら今日の生徒会の仕事に取り組む。ツルギももう1つの悩みを見透かされず、安堵して仕事に取り組んだ。そして1時間ほど経つと、漸く今日の仕事が終わる。

 

「はーっ・・・終わった終わった。」

「これで完成だな・・・今年度の部活予算案の計画書及び申請書。」

「後は各部に配るだけですね。」

「そろそろ日も暮れそうだし、帰りましょうか!」

 

ツルギ達は完成した部活の予算関連の書類を纏めて、帰りの準備に入る。その中でアーシュがツルギに話し掛けた。

 

「ツルギ君、少しいいですか?」

「ん?どうした?」

「私達のドラゴンの力の事で校長に直談判してくれた事、本当に嬉しかったです。でも、1つ約束して下さい。無茶な事はしないって。」

「アーシュ・・・。」

「もし、校長に手を出してしまったら生徒会存続の危機になりかねません。そうしたらメガちゃんを含めた生徒会メンバーの学校生活にも影響を及ぼすかもしれません。他にも学校活動全体にも色々な影響が出る可能性も考えられます。・・・だからお願いします。」

 

アーシュはキラキラJKライフというのを夢見ている。そんな彼女は生徒会という今の居場所を気に入っており、もしもツルギが校長と何かトラブルを起こした事で、生徒会活動に何か支障を来たす事があれば、自分を含めた生徒会メンバーの居場所が無くなってしまうかもしれないと考え、ツルギに進言したのだ。ツルギはアーシュの真剣な顔を見て暫く沈黙する。そして数十秒後、再び口を開いた。

 

「分かったよ。約束する。」

「ツルギ君‼︎」

「でも、言うべき事は言うつもりでいるぜ。じゃねえとあのジジイ凄え無茶苦茶な事を要求して来そうだからな。」

 

校長の人柄とこれまでの言動を思い知ったアーシュはツルギの発言に頷く。そして全員が帰りの準備が進み、帰宅につく。ツルギは電車通学しているアーシュ達に駅まで自転車を漕いで付き添う。

 

「それにしても今日こそは勝てると思ったのにな〜。」

「それに関してはホンマに思ったで‼︎」

「私もツルギ君が負けると思いました。メガちゃん、強くなりましたよね。」

「えへへ‼︎」

「お前らが一昨年の冬休みに開催されたあの大会にいたらまた違っていたかもな。」

「一昨年の冬休み?」

「前に話したろ?中学2年の頃にクラス全員で全国規模のデュエマの大会に出たって。それ、一昨年の冬休みの時期に開催されたんだよ。」

「へ〜。」

「あっ‼︎もう駅が見えましたよ。」

 

彼女達と話しながら帰り道に付き添っていると駅が見える。ツルギは彼女達が駅に入る所まで見送った。

 

「それじゃあ、また明日‼︎」

「じゃーねー‼︎」

「ほなまたな‼︎」

 

彼女達を見送ったツルギは再び自転車を漕ぎ出して帰路に着く。そして家に帰宅すると、自室の机に備えられた椅子に腰掛けて何かを考えている表情になる。そんなツルギにドギラゴンが問い掛ける。

 

『なぁ、ツルギ。』

「何だよドギラゴン。」

『ちょっと外に出ねえか?』

「ん?ああ・・・いいけど。」

 

私服である赤と青のパーカーにジーンズを着たツルギがドギラゴンに連れられて外に出る。すると外に出たドギラゴンは本来の姿に戻った。これにはツルギも慌て出す。

 

「ドギラゴン、お前何本来の姿になってんだ‼︎誰かに見られたら」

 

ツルギが最後まで言い終える前にドギラゴンはツルギを掴むと自身の背中に乗せる。そして空高く飛び立った。

 

『しっかり捕まってな‼︎』

「うわああああああああああ⁉︎」

 

ツルギは振り落とされないようにドギラゴンにしがみつく。そしてツルギが目を開けると既に街が真下にあり、人々が点のように小さく見えていた。既にドギラゴンの真下には東京タワーが見えている。

 

「うわぁ、凄え‼︎・・・滅茶苦茶高え・・・。」

『へへっ‼︎こういうのもいいもんだろ‼︎特にお前ら人間にとってはさ』

「ああ、最高だな‼︎」

『そうか・・・ツルギ、御免な。』

「何の話だよ?」

『俺の事で悩ませちまった事だよ。お前の悩みの原因ってアイツらに月軍の事を巻き込みたくないだけじゃなく、俺を・・・ドリーム・クリーチャーの力に目覚めさせる為の夢への思いもあったんだろ?』

 

ツルギは目を見開いて驚く。自身がアボルからドリーム・クリーチャーの話を聞いて以降、口にしていなかった思いは既に相棒に見抜かれていたのだ。

 

「お前・・・何でその事を⁉︎」

『アーシュ達に月軍の事を話してもまだその辺で心が引っ掛かっているような顔になっていたからな。』

「ドギラゴン・・・。」

『それに俺はお前と1つ屋根の下で暮らしてんだ。お前がアボルから聞かされた話に加えて俺のカードを眺めてりゃ予想はつくさ。』

「そっか・・・。」

 

ドギラゴンの口から出た説明に納得する一方でツルギは口を開かずにいた。自身の夢への思いが見つからず、申し訳ないという気持ちで何を話せばいいか分からなくてなっているのだ。そんな相棒の様子を読み取ったのかドギラゴンは口を開いた。

 

『ツルギ。』

「何だ。」

『焦らなくていいさ。夢なんてすぐに見つかる物じゃねえだろ?』

「まあな・・・。」

『だろ?焦ってもいい答えは出ねえんだ。お前のペースで決めりゃいいさ。』

「でもよ・・・。」

『月軍の事なら心配すんなって‼︎お前の持つ俺関連のカードって色々とあるんだろ?革命の力に目覚めた時の燃える革命の姿やドルマゲドンと戦ったドギラゴールデンの姿とかもさ。』

「まあな・・・。」

 

ツルギは懐からドギラゴン剣、閃に加えて『燃える革命 ドギラゴン』、『龍の極限 ドギラゴールデン』、『伝説のレジェンド・ドギラゴン』のカードを出す。それを横目で見たドギラゴンは安心させるよう話した。

 

『だったら大丈夫だ。お前のデュエルの腕なら月軍にだって勝てる‼︎何たってお前はランド大陸火の国の王様にしてハムカツ団の団長であるこの俺が選んだ人間なんだからな‼︎』

「ドギラゴン・・・。」

『だからゆっくりとお前のペースで決めてくれ。ツルギの夢への思いをさ。俺は気長に待つからさ。』

「ありがとう・・・ドギラゴン。」

 

ツルギは相棒の気遣いに心から安堵し、心に巣食っていた夢への不安から解放される。そしていつの間にか大阪城天守閣を超えたのを見るとツルギは10分も経たずに大阪を通り過ぎた事を実感する。

 

「今のって大阪城⁉︎嘘だろもう東京を超えたのかよ‼︎」

『俺にかかりゃ当然さ‼︎なんならこのままこの世界を一周出来るぜ‼︎』

「マジかよ⁉︎」

『世界一周したいか?』

「ハハ・・・ハハハハハ・・・ハハハハハハハハ‼︎いいぜ‼︎このまま地球一周だ‼︎行けぇ、ドギラゴン‼︎」

『おうよ‼︎俺に任せな‼︎』

 

ドギラゴンは速度を上げて福岡を過ぎると日本を離れる。そしてツルギとドギラゴンの真下に三角の遺跡キザのピラミッドが見えた。

 

「うわ凄え、ピラミッドだ‼︎しかもあんなに真下に‼︎・・・エッフェル塔の天辺があんなに遠く‼︎凄え‼︎マジ凄え‼︎」

 

ツルギはTVでしか見れないと思っていた世界の有名スポットを真下から見れて興奮している。更にドギラゴンがニューヨークの真下に差し掛かると相棒に訊ねた。

 

「なあドギラゴン‼︎少しだけ頭の上に乗ってみてもいいか?」

『俺の頭に?別にいいけど何する気だ?」

「前からやってみた事があるんだよ‼︎」

 

ツルギはドギラゴンの許可が下りると背中から頭に移動する。そして頭に乗ったまま、自身が見たアニメで勝太がいつも言っていた台詞を大声で叫んだ。

 

「ドギラゴン剣はレジェンド!てこたぁ革命チェンジで出た今‼︎今だからこそ発動出来る必殺技がある‼︎さあドギラゴン‼︎俺とお前でファイなろうぜ‼︎ファイなっちまおうじゃねえか‼︎」

『・・・それ、初めての真のデュエルでも言ってなかったか?』

「地面で言うのとお前に乗りながら言うのは訳が違うんだよ。今なら本当に勝太になったみたいな気分になったぜ。」

『勝太って・・・アニメと漫画で俺を使ってた奴か?そんなに好きなのか?』

「当然だぜ‼︎何なら教えてやろうか?」

『ああ、俺もお前の持つデュエルの漫画を読んで気になってたんだ。色々と教えてくれよ。』

 

ドギラゴンがスピードを上げてナスカの地上絵を通り過ぎると、ツルギとドギラゴンは世界を飛び回りながら勝太の事を語り合う。その後も2人は満足するまで世界を飛び回り続けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ツルギとドギラゴンが世界を飛び回っているその頃、桜龍高校の何処かの教室に5人の少女が集まっていた。教室にいるのは道着を着たギャイに近い背丈の赤いメッシュが入ったロングヘアの少女にジャージの下に『蒼斬』のネームが刻まれた学校指定のスクール水着の少女に無口な雰囲気のゲーム機を手に持つ少女、小柄で絵の具とペンキで汚れたエプロンを身に付けた銀髪のツインテールの少女に赤くて長い髪のサンバイザーを被った少女だった。彼女達の前には黒いオーラを纏う『何か』がいた。




ツルギ「桜龍高校生徒会による今日の切札紹介‼︎今日の切札はギャラクシー・ルピアだ‼︎」
メガ「ルピアの名を持つクリーチャーを3体も進化元にする進化GVで出せるファイアー・バードとフェニックスを併せ持つボクの切札だよ〜‼︎」
ツルギ「攻撃時に進化元を墓地に置く能力メテオバーンで山札からNEXの名を持つクリーチャーを場に出せるんだぜ‼︎」
メガ「しかもダブルブレイカーだからトリプルブレイカーを持つNEXを出せば確実に相手のシールドを全て破壊出来るよ〜‼︎」
ツルギ「ボルシャック・NEXを出して新たなルピアを呼び出すもよし!クロス・NEXを出して雑魚クリーチャーを出させないようにするもよし‼︎バルガディアNEXを出して相手の呪文を封じた上で、相手クリーチャーを破壊しながら更にクリーチャーをダダ出しするもよし・・・強力なNEXを出して勝負を決めよう‼︎」
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