デュエル・マスターズDD 〜Dream creatures & Dragon girls〜   作:特撮恐竜

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ツルギVS∞のデュエルの開幕です。
記念すべきドラ娘生徒会以外のドラゴン娘のデュエマです。
ツルギの対戦相手、アボルを除けばクリーチャーか生徒会メンバーが殆どだったから自分で書いてて新鮮な気持ちになりました。


対立!アオハル組(中編)

ツルギVS∞のデュエルはお互い、クリーチャーを並べながら睨み合い続けていた。∞は『戯具 ザンボロン』を2体、ダルマのようなクリーチャー『戯具 グリダルマ』を1体バトルゾーンに並べている。

ツルギの方はいつものようにメンデルスゾーンからのボルシャック・栄光・ルピアで一気にマナを加速させていた。

∞を除くアオハル組の面子にはアーシュ達がデュエマのルールを軽く教えた為、彼女も何が起きているか何となく分かるようになっている。生徒会、アオハル組が見守る中、ツルギと∞はお互いの盤面を確認してデッキを推測した。

 

(バトルゾーンのクリーチャーに加えてマナに『罪無 ドロキオ垓』がある・・・そして先程召喚したグリダルマの効果で墓地に3枚のカードが行ったって事は・・・間違いねえ‼︎奴はチーム零を中心としたムゲンクライムデッキだな。)

(メンデルスゾーンと栄光・ルピアで大きくマナ加速・・・マナに言ったのはガイアッシュ・カイザーにバルガ・ド・ライバー・・・向こうはドラゴンデッキだね。)

((大丈夫だ。このデュエル俺(私)が勝つ‼︎))

 

2人はお互いの盤面を見てこのデュエルに勝てると思った。そして先攻を取った∞が動く。∞はバトルゾーンにいるクリーチャー2体をタップした。

 

『私のターン。バトルゾーンにいるザンボロン2体をタップしてムゲンクライム2発動。』

「ムゲンクライム?」

「クリーチャーを指定の数タップして、闇か水、もしくは両方のマナを指定の数支払う事で召喚される能力だ。」

『その通り。その能力で『罪無 ヴォダラ垓』を召喚。』

 

∞のバトルゾーンに禍々しい魚の水鉄砲みたいなフォルムのクリーチャーが飛び出す。バトルゾーンにヴォダラ垓が出ると∞は山札から2枚引く。

 

『登場時能力で2枚ドロー。更にムゲンクライム発動に伴ってザンボロンをタップしたから更に2枚引くよ。』

「1ターンで4枚もドローしてきただと⁉︎」

「先攻でツルギ君より手札の消費が早かったのに・・・。」

「流石∞ちゃんやけん‼︎」

「無くなった筈の手札が回復したでし‼︎」

「結構やるみたいだな・・・。」

『ターンエンド。そっちのターンだよ。』

 

ツルギは∞の手札が4枚も回復した事で彼女がデュエリストとしてもかなり強い事を実感する。それでも怯む事なくギャイのカードに手を伸ばした。

 

「俺のターン‼︎ギャイを召喚‼︎」

『そのカードは⁉︎』

 

∞は無表情ながら見た事のないカードに驚きを見せる。スマホに写る闘技場にギャイが降り立つと∞は疑問をぶつけた。

 

『生徒会メンバーのカード⁉︎・・・君、どうやってそれを手に入れたの?』

「悪いけど・・・俺もどう説明すりゃいいのか分かんねえんだ。だから聞かないでくれねえか?」

『そう・・・だったら触れないでおくよ。』

(助かったぜ・・・。)

 

ツルギは∞が疑問を流してくれた事に安堵している。生徒会メンバーのカードを手に入れた経緯を話すという事はギャイ達が持つドラゴンの力の事を話さなければならないからだ。その事を説明せずに済んだ事に安心しているのだ。

 

「ギャイの登場時能力で山札から3枚捲り、ドラゴンを手札に加えて残りをマナに‼︎」

 

ツルギは山札を捲り、流星のガイアッシュ・カイザーと真久間メガ(カード)を手札に加え、メンデルスゾーンをマナに置く。そしてバトルゾーンにある栄光・ルピアのカードに手を伸ばす。

 

「ボルシャック・栄光・ルピアでザンボロンを攻撃‼︎ターンエンドだ。」

 

スマホに映る闘技場では栄光・ルピアが炎を纏った剣で飛び回り、ザンボロンを斬りつけた。炎の切り傷を付けたザンボロンが大爆発する。

 

「クリーチャーを攻撃するんですか?」

「ムゲンクライムの弱点はバトルゾーンに必ずクリーチャーを並べる必要がある事だ。だからシールドよりクリーチャーを潰す戦法で行く!」

「成る程〜。」

「確かにタップしたクリーチャーは攻撃出来るから無料化されてマスネ。」

「それを言うなら『無力化』だ。」

 

生徒会メンバーはツルギの取った戦法に納得する。一方で∞は自分のクリーチャーがやられたにも関わらず、動じていない。自身のターンが来た∞は手札から『魔龍 バベルギヌス』を捨て、マナを支払わずにブロック人形を思わせるクリーチャーを出す。

 

『私のターン。マナゾーンにカードが4枚以上あるから手札から闇のクリーチャーを捨ててタダで『戯具 ザンブログ』を出すよ。』

「厄介な闇のクリーチャーを捨てたな・・・。しかもブロッカーまで出してきやがって・・・。」

『更にザンボロンとヴォダラ垓をタップし、2体目の罪無 ヴォダラ垓をムゲンクライムで召喚。ヴォダラ垓の登場時能力とザンボロンの能力を合わせて3枚ドロー。』

「ザンボロンとヴォダラ垓のコンボをまた⁉︎」

「先程捨てた手札をリカバーしてきたぞ‼︎」

『更にグリダルマをタップしてムゲンクライムで『罪無 ターボ兆』を1マナで召喚。』

 

1ターンで3体もクリーチャーを出してきた∞の戦法に生徒会メンバーはツルギを除いて驚きを隠せない。その一方で∞を慕っているらしいしのぶは歓喜の声を上げる。

 

「凄い凄い‼︎流石∞ちゃん‼︎」

『これで私のバトルゾーンには2体のブロッカーがいる。守りも付け、クリーチャーを守る手も付けた。これで後は・・・。」

「『∞龍 ゲンムエンペラー』を呼び出すだけ・・・だろ?」

『⁉︎・・・見抜いてたの。』

「使ってるカードを見りゃ何となく分かるっての。さっきもグリダルマの効果で墓地に行くのを見てたからな。」

『成る程・・・よく見てるね。』

 

∞は墓地にあるカードに視線を向ける。そこには既に彼女の切札である闇の龍が仕込まれていた。

 

アボル(デュエマを教えてくれたダチ)が言ってたぜ。デュエルの際にはバトルゾーンだけでなく、相手の墓地やマナゾーンもよく観察すべしってな。」

『・・・君も中々の強者の様だね。自ら挑んでくるだけはあるよ。久しぶりに楽しめそう。』

 

ツルギと∞はお互いに対戦相手がかなり強いと思い知る。その一方でツルギの口から出たカードの名前にアーシュ達は疑問を抱き、首を傾げてきた。

 

「ゲンムエンペラー?」

「それが∞さんの使うデッキの切札なのですか?」

「どんなクリーチャーなの?」

「コスト、パワー共に∞のドラゴンだ。」

「「「「「こ、コスト、パワー共に∞のドラゴン⁉︎」」」」」

 

デュエマを始めたばかりのアーシュ達にとって規格外にも程があるコストとパワーを持つクリーチャーがいた事に驚きを隠せないらしい。その一方でギャイはゲンムエンペラーの存在を知ったら抱くであろう疑問を口にする。

 

「コスト∞なんてどうやって出すんや⁉︎どう考えても無理やろ‼︎」

『出来るよ。私のバトルゾーンにいるクリーチャーを4体タップする事で水と闇のマナを合わせて4マナ払えば手札か墓地から召喚出来る。』

「く、クリーチャー4体をタップしてたったの4マナで召喚だと⁉︎」

「それじゃあ∞さんがクリーチャーをどんどん並べていけば、コスト、パワー共に∞のドラゴンが出てくるって事ですか⁉︎」

「だからさっきクリーチャーを倒す戦法を取っていたノネ。」

 

ゼオスが先程のツルギのプレイに納得する。その一方で∞は余裕な表情でターンを終えた。

 

『ターンエンド。』

「相手がコストを支払わずにクリーチャーを出した事でガイアッシュ・カイザーを召喚だ。登場時効果で手札を2枚ゲット!」

『さっき手札に入れたガイアッシュ・・・。』

「俺のターン‼︎ギャイでシールドを攻撃‼︎」

「ええっ⁉︎クリーチャーに攻撃しなくていいんですか⁉︎」

「奴の切札が出てきてしまうぞ‼︎」

「何も心配はねえ。コイツを出せばムゲンクライムは出来なくなるからな‼︎ギャイがコスト5のドラゴンなので革命チェンジ発動‼︎手札の百獣の長 プチョヘンザと入れ替えるぜ‼︎」

『百獣の長 プチョヘンザ⁉︎ここでそれを出すとはね・・・。』

 

ギャイと入れ替わって現れたのは弓矢を持つ狩人を乗せた白いライオンだった。プチョヘンザが出た事で常にポーカーフェイスな∞の表情にも焦りが見え出す。

 

「∞ちゃん、何故焦っとうと?」

「確かにpowerもかなりstrongなクリーチャーとexchangeしてきましたがそんなに焦る程じゃ・・・。」

『あれは革命チェンジで出てくれば自分よりパワーの低いクリーチャーを全てマナ送りに出来る。』

「全てでしか⁉︎」

「その通り‼︎ファイナル革命発動だ‼︎プチョヘンザより弱いクリーチャーを全てマナ送りにするぜ‼︎」

 

∞のバトルゾーンにいたクリーチャーが全てマナゾーンに送られる。ブロッカーも全てマナ送りになら、クリーチャーが0体になり、ブロッカーも消えた事で完全に無防備となった∞はプチョヘンザの攻撃を受けるしかなかった。

 

「プチョヘンザでシールドを破壊‼︎トリプルブレイクだ‼︎」

『・・・やられた‼︎』

 

スマホに写る闘技場ではプチョヘンザの放った弓矢がシールドを3枚粉砕する。∞はすぐさま3枚のカードを回収した。ツルギのバトルゾーンにいるクリーチャーを見てメガとギャイが歓喜の声を上げる。

 

「デュエマやってるなら分かるだろ。帝王坂、プチョヘンザがいる限り、アンタのクリーチャーはタップ状態で出なきゃならねえ。これで完全にムゲンクライムは封じたも同然だぜ‼︎」

『まさか先手を取られるとは・・・君、思ってた以上にやるね。』

「∞ちゃん‼︎」

「Pinchですわ‼︎」

 

ツルギがガイアッシュ・カイザーのカードに手を付けようとする。すると∞は回収したカードの内、1枚を使用した。

 

『S・トリガー発動。罪無 ドロキオ垓を召喚。』

「ターンエンドだ。そっちのターンだぜ。」

 

∞がバトルゾーンにカードを出すとバネ仕掛けな悪魔の人形みたいなクリーチャーが出る。ツルギがターンエンドを宣言した事で∞にターンが回る。彼女は大量のマナを見て、自身の手札を確認するとツルギに進言した。

 

『君は中々強いデュエリストの様だね。ムゲンクライム封じの為にプチョヘンザを出したのは悪くない判断だよ。でも、私はクリーチャーを5体もマナ送りにされた事で大量にマナが増えた。これで私はムゲンクライム無しでもクリーチャーを出せる。ムゲンクライム無しで『幻龍 ゲンムエンペラー』を召喚。」

 

ウミウシみたいな頭のぬるりとした黒い体の龍が出る。ギャイ、メガ、ゼオスは先程聞いた話から今出てきたドラゴンが彼女の切札と判断するもすずとアーシュは怪しんでいる。

 

「あれがゲンムエンペラーなんか。」

「黒くて強そうなドラゴンが出て来たね。」

「正にエンペラーの名に相応しいワネ。」

「いや待て‼︎何かおかしいぞ‼︎」

「何がデス?」

「さっきゲンムエンペラーのコストとパワーは∞と言っていました‼︎けど、そのクリーチャーはコスト8のパワー12000です‼︎」

「あ、本当だ‼︎」

『これはプロトタイプみたいな物さ。でも、能力は結構強力だよ。見せてあげる。登場時能力で相手のクリーチャーを3体まで手札に戻すよ。』

「くそっ‼︎」

 

ゲンムエンペラーが放つ闇のオーラがツルギのバトルゾーンにいるプチョヘンザを包み込む。そしてプチョヘンザは手札に戻されてしまった。クリーチャーの数がすぐさま逆転され、ツルギは思わぬ展開に苦い顔になる。

 

「・・・やられた。」

『これで私と君のバトルゾーンの状況が逆転したね。シールドの数はそっちが上だけどそれでもまだ逆転のチャンスは見えたよ。』

「それでもまだ2体だけだ‼︎それにプチョヘンザは手札に戻っただけ・・・次のターンに出せば何も問題ねえ‼︎」

『出させないよ。『異端流しオニカマス』を召喚。』

「何⁉︎」

『オニカマスがいれば召喚以外でクリーチャーが出るのを封じる事が出来る。これでプチョヘンザは革命チェンジで出せないよ。ターンエンド。』

「くそっ‼︎」

 

∞が召喚したバラクーダの魚人の能力で革命チェンジを封じられたツルギはかなり苦しい顔になる。何故なら問題はオニカマスだけではないからだ。ドロキオ垓がいればブロックの際にタップした事でクリーチャー1体の動きが止められてしまう。このままでは∞にダイレクトアタックを決められず、次の彼女のターンに全てを闇に飲み込む闇の龍の王が出て来る。そうなれば勝率が低くなる事が見えている為、焦りが出ているのだ。

 

(クソ・・・このままじゃダイレクトアタックを決められねえ‼︎何とか雑魚どもを倒さねえと・・・。)

 

ツルギは自身のターンが来るとドローする。そして手札に入れたカードを確認するとすぐさま反撃に出た。

 

「ボルバルザーク・エクス召喚‼︎」

「マナを全てアンタップ出来るドラゴンです‼︎」

「マナを全てアンタップし、4マナでメガ・マグマ・ドラゴンを召喚‼︎雑魚クリーチャーを全て破壊だ‼︎」

『・・・メガ・マグマ・ドラゴンだって⁉︎』

 

メガ・マグマ・ドラゴンが炎で周りを焼き尽くし、オニカマスとドロキオ垓を焼き尽くす。クリーチャーを一気に2体も減らされた∞は少しだけ驚くもそれでも動じずにいる。

 

「ボルバルザーク・エクスで攻撃‼︎その時、革命チェンジ発動‼︎蒼き守護神ドギラゴン閃をバトルゾーンに‼︎」

『ドギラゴン・・・‼︎』

 

ボルバルザーク・エクスと入れ替わって赤い鎧と青いマントのドギラゴンが現れる。すずとゼオスは初めて見た剣以外のドギラゴンのカードがある事に驚いている。

 

「あれはアボルさんとのデュエルでも使われた‼︎」

「ドギラゴンのもう一つの姿や‼︎」

「蒼き守護神 ドギラゴン閃だと⁉︎」

「ドギラゴンってドギラゴン剣だけじゃなかったのデスカ⁉︎」

「ファイナル革命発動‼︎山札を4枚捲り、コスト6以下の多色クリーチャーをバトルゾーンに‼︎その効果で行け、雷龍 ヴェヴェロキラー‼︎」

 

ドギラゴン閃のファイナル革命でラプトル系恐竜みたいな姿のドラゴンが姿を見せた。そしてドギラゴン閃がシールドに向かっていく。

 

「ドギラゴン閃でシールドを攻撃‼︎」

 

ドギラゴンは口に咥えた剣に力を込めるとそのまま突っ込み、シールドに向かうと∞のシールドを全て斬り裂く。

 

「∞ちゃんのシールドが0枚に‼︎」

「マズイでし‼︎」

「ヴェヴェロキラーの能力発動‼︎ドギラゴン閃をアンタップし、ダイレクト」

『待った。』

 

∞はシールドだったカードを回収する。そのままツルギがヴェヴェロキラーの能力で再攻撃が可能となったドギラゴン閃でダイレクトアタックを決めようとするが、カードを確認した∞は回収したカードの内、1枚を使用した。

.

『S・トリガー『インフェルノ・サイン』。墓地から魔龍バベルギヌスをバトルゾーンに。』

「インフェルノ・サインに魔龍バベルギヌス⁉︎ヤベエ・・・。」

「何がです?」

『バベルギヌスの能力でバベルギヌス自身を破壊。』

 

∞の言葉通り、スマホのモニターにバベルギヌスが自爆する瞬間が写る。折角出てきたクリーチャーを自爆させた事にアーシュとギャイが驚いた。

 

「ええっ⁉︎自爆したぁ⁉︎」

「嘘やろ⁉︎何で折角出したクリーチャーを自爆すんねや‼︎勿体ないやん‼︎」」

「いや、自爆した事に意味があるんだ‼︎奴は自分自身を含めたクリーチャーを破壊する事で墓地からコスト関係なしにクリーチャーを呼び寄せられるんだ‼︎」

「コスト関係なしに⁉︎」

「そういえば奴の切札はコスト∞とか言ってたよな⁉︎そんな無茶苦茶なクリーチャー、ムゲンクライム以外に出す方法なんてあるのかとは思ってたが・・・。」

『ムゲンクライムを使わせない為に相手がクリーチャー除去をして来るのは読んでいたからね。ムゲンクライムを使わずに出す方法もちゃんと考えておいたんだよ。さて、これで私の切札が出せる。先程破壊したバベルギヌスと引き換えに∞龍 ゲンムエンペラーを墓地からバトルゾーンに。』

 

墓地から先程の黒いドラゴンと同じ姿でありながら凄まじいオーラを放つ闇のドラゴンが現れる。彼女の切札∞龍 ゲンムエンペラーが姿を現した瞬間であった。




だいぶ後で恐らく王道W篇突入後にはなると思いますが、他のアオハル組もデュエマをする予定があります。
ドーラ、マロン以外は既にどんなデッキにするか考えています。一応予定としては以下のような感じです。
しのぶ:水文明メインのシノビデッキ
ジュラ子:バジュラやバジュラズ・ソウルなどのバジュラ系カード集合デッキ
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