デュエル・マスターズDD 〜Dream creatures & Dragon girls〜 作:特撮恐竜
従ってデッキにマーシャルも瞬閃と疾駆と双撃の決断も4枚入れる事か出来る段階です。その事を踏まえて今回のお話をお読み下さい。
「おい、君しっかりしろ‼︎」
「う、うう・・・。」
ドーラは誰かの声で目を覚ます。そこにいたのは桜龍高校の制服ではない別の高校の制服を着た同年代の少年だった。その少年は彼女が目覚めた事を確認すると安堵する。
「良かった・・・気が付いたんだね。」
「うぬは何者じゃ?桜龍高校の生徒ではないようだが・・・儂は確か・・・。」
ドーラは何があったのか思い出すべく、先程までに起こった事を振り返る。すると自身を呼ぶ声が聞こえてきた。
「ドーラ‼︎Youも気が付いたのですね‼︎」
「ジュラ子・・・ここは一体何なんじゃ⁉︎儂らは武道場にいた筈・・・なのに何でこんな荒野にいるんじゃ⁉︎」
「それがジュラ子もさっき目覚めたばっかりで何が起きたか分からないのですわ。」
「ウチは覚えとるよ。さっき∞ちゃんとデュエマしてた男子がこの荒野を出したばい。」
そこにしのぶも入ってくる。しのぶに続いてマロン、∞も来た。その後ろから人間ではない者かやってきて少年に話し掛ける。
『アボルよ。このトカゲ娘共は全員目が覚めたぞ。』
「ありがとね、ジャシン君。」
『ふん。余をこき使いおって。肉体を取り戻したらタコさんウィンナー最低でも50本は貰うぜ。』
アオハル組を助けたのは何を隠そうアボルとジャシン帝のコンビである。超化獣の力を手に入れた事でフミビロムの気配を感じたジャシン帝はアボルと共に栗茶市にやってきたのだ。そしてクリーチャーと相棒関係を築いたデュエリスト故に真のデュエルか行われているフィールドに突入できたアボル達はフミビロムによる拘束からアオハル組を助け出し、今に至るのだ。
ドーラが全員が意識を取り戻した事を確認するとマロンが当然の疑問をアボルにぶつけた。
「うぬらも無事じゃったか。」
「うん、何とか大丈夫やけん。その男子が助けてくれたんよ。」
「貴様は何者でし?見た所他校の生徒っぽいでしが・・・。」
「しかも隣にcreatureがいますわ!」
「安心して。このクリーチャーは僕の相棒さ。」
『君の顔、何処かで見た事がある気がする。それにそのクリーチャー、アビスベル=ジャシン帝に似てるけど・・・。』
「僕はアボル。新淵アボルだ。分かるなら話は早いね。こっちは僕の相棒アビスベル=ジャシン帝ことジャシン君だよ。」
『君、まさか昨年のデュエル・マスターズ 全国バトルアリーナJr.部門で準優勝となったアビス使いでリアル斬札ウィンと呼ばれたあの新淵アボル⁉︎』
「あれ?君、あの大会の事を知ってるの⁉︎」
『私も出てた。決勝トーナメントも見ていたよ。』
「え?君も⁉︎・・・驚いた。桜龍高校であの大会の出場者に会えるとは・・・。」
『あの大会は全国から600万人の中学生以下のデュエリストが集まった大きな大会。思わぬ所で参加者同士が会っても不思議はない。まさか、本物のジャシン帝を連れていたとは思わなかったけど・・・。』
「それよりあのフミビロムとかいうクリーチャーはどうなったでし⁉︎」
「過去の話題で盛り上がっている場合ではありませんわ‼︎先程のcreatureを何とかしないと‼︎」
「問題ないさ。今、僕の親友が戦ってる‼︎」
アボルは後ろに目を向ける。アオハル組もそちらに目を向けるとツルギがフミビロムと真のデュエルを繰り広げている場面を見えた。AQvibratoから青い粒子が放たれ、フミビロムはハイパー化し真の力を発揮する。
『AQvibratoをタップして私のハイパーモードを解放です‼︎』
『向こうもハイパーモードを解放してきおった⁉︎』
「お前自身も超化獣か・・・アボルが言ってた通りだな。」
『奇天烈シャッフで攻撃‼︎その時、水のコマンドであるシャッフが攻撃した事で侵略発動です‼︎』
『何⁉︎侵略だと⁉︎』
『シャッフを『超奇天烈ベガスダラー』に侵略進化‼︎』
シャッフは突撃すると同時に胸の部分がルーレットになった巨大クリーチャーに進化する。その姿を見てドギラゴンが眉を顰めた。
『ベガスダラー・・・くそっ、嫌な事を思い出したぜ‼︎』
「お前と因縁の強い侵略者の一味だもんな。」
『ベガスダラーの登場時能力発動です‼︎蒼井ツルギ・・・山札を捲りなさい。そしてそれがコスト5以上なら私は貴方のクリーチャーを全て手札に戻せるのです‼︎』
「くそ、やってやる‼︎」
ツルギは覚悟を決めて山札の1番上を捲る。しかし、そのカードはコストが8もある禁断竜王 Vol-Val-8であり、ベガスダラーの登場時能力が発揮される。
「しまった‼︎」
『コスト5以上のカードを出しましたね。登場時能力で貴方のクリーチャーは全て手札行きです‼︎』
「すまねえ・・・ギャイ、ドギラゴン。」
『うおおおおおおお⁉︎』
『ウチもかーい‼︎』
ベガスダラーが大量のコインを放ち、ドギラゴンとギャイがコインの山に埋め尽くされる。そしてツルギのバトルゾーンにいたクリーチャー達が全て手札に戻された。カードにされたドギラゴン達をキャッチするとベガスダラーは両手に力を集めてコイン状のエネルギーを形成する。
『更にW・ブレイクです‼︎』
「ぐああっ⁉︎」
ブロッカーであるヴェヴェロキラーとドギラゴンがいなくなった事でツルギの守りが消えるとベガスダラーが放ったコイン状の光弾がシールドを砕く。その破片で更にツルギが傷付いた。それを見て疑問を浮かべたドーラが思わずアボルを問い詰めた。
「おい、アイツらは何をやっておる⁉︎」
「真のデュエル。君達ドラゴン娘以外で人間がクリーチャーと戦う唯一の手段。」
『真のデュエル⁉︎あれは漫画やアニメの世界だけの筈‼︎』
「この世界でもクリーチャーに認められたデュエリストであれば真のデュエルが行えるよ。」
「その真のデュエルって何なんでしか⁉︎」
『クリーチャーとシールドが実体化し、負けたら命の危険さえある危険なデュエル。』
「What⁉︎命がdangerousになる cardbattleなんてあるんですの⁉︎」
「カードゲームってそんな怖い物やったと⁉︎」
「安心して。これが出来るのはごく稀にいる人間だけ・・・普通なら不可能さ。」
アボルの説明にしのぶ、マロン、ジュラ子が安堵の息を吐く。その一方で∞はツルギが体を張ってフミビロムと対決してると気付く。
『それじゃツルギは・・・私達の為に・・・。』
「蒼井君はウチらの為に命を掛けてくれとるのに・・・何かウチらに出来る事は無か?」
「そうだね。こうなったら彼らが勝つ事を祈る事くらい・・・かな。」
「頑張って・・・蒼井君‼︎」
その言葉にしのぶは真っ先にツルギの勝利を祈る。
その一方でシールドを2枚割られたツルギはそのシールドだったカードを手にする。そしてその内1枚が光りだした。その光ったカードからすずが出て来る。
『わらわの出番だな‼︎』
「S・トリガーですずちゃんを召喚‼︎登場時能力でフミビロムを破壊し、手札を1枚破壊だ‼︎」
『ぐっ⁉︎』
フミビロムはすずか放った闇のオーラに包まれて消滅する。デュエル台に戻ったフミビロムは手に衝撃が走ると手札の1枚を手放す。その1枚はそのまま墓地に行向かって落ちていった。
『仕方ありません。ターンエンドですね。』
「俺のターン‼︎再び電龍 ヴェヴェロキラー召喚‼︎」
自身にターンが回ったツルギは先程ベガスダラーの効果で手札に戻されたヴェヴェロキラーを再び出す。そして先程のターンでS・トリガーで出したすずのカードをタップする。
「すずちゃんでベガスダラーを攻撃‼︎」
『貴様、わらわにあんな奴を倒せと言うのか⁉︎わらわはパワー4000なんだぞ!このままじゃベガスダラーにやられるじゃないか〜‼︎』
「大丈夫だ‼︎革命チェンジで行け、暗黒の怨草士 クロユ・レシア‼︎」
バトルゾーンの地を割って、顔に花びらを思わせる襟巻きを備え、発光する腹に玉ねぎみたいなクリーチャーの模様が施されたドラゴンが飛び出してきた。地面から出てきた巨大ドラゴンにすずは驚いてしまう。
『うおわあっ、ビックリした。地面から出て来るな‼︎』
「すずちゃん、手札に戻れ‼︎」
『わ、分かってる‼︎』
すずはクロユ・レシアとバトンタッチし、ツルギの手札に戻る。そしてクロユ・レシアは凶暴な口を備えた触手を伸ばしてベガスダラーを締め付ける。更に触手の先にある口がベガスダラーに噛み付き、闇の力を注入した事でベガスダラーは耐えられなくなる。クロユ・レシアの締め付けと噛み付き攻撃で限界が来たベガスダラーは大爆発を起こした。
「ヴェヴェロキラーの能力でアンタップし、再攻撃だ‼︎T・ブレイク‼︎」
『ぐっ⁉︎』
フミビロムのシールドが3枚触手の先の口から放つ溶解液で破壊される。シールド3枚の破片はカードになり、3枚の中で2枚が光り出す。S・トリガーが出たのだ。
『S・トリガー、2連続で『ウォーター・イン・ザ・ダーク』発動です‼︎』
「なっ、マジかよ⁉︎」
『あれは確か山札をシャッフルし、それがコスト7以下の呪文ならタダで発動出来る呪文‼︎』
「S・トリガーで出たからそれが2回って事か・・・。」
『さて、まずは最初のシャッフルです。それで出たのがコスト7以下の呪文ならタダで使えますよ‼︎』
フミビロムの山札が自動でシャッフルされる。そしてシャッフルが終わると山札の1番上が捲られた。しかし、それは呪文ではなくクリーチャーの『文藍月 スナイパー』であった。
『どうやら1回目は外れだったみたいだな‼︎』
『でも、まだ向こうは2回目が残ってます。もし、それがコスト7以下なら・・・。』
再びフミビロムの山札がシャッフルされる。そしてシャッフルが終わり、1枚目が捲られた。そして出てきたのは水文明の呪文『目的不明の作戦』であった。
『来ましたよ‼︎目的不明の作戦を発動‼︎その効果で墓地にある先程唱えたウォーター・イン・ザ・ダークを再び唱えます‼︎』
『3回目だと⁉︎』
『でも、今は偶々上手くいっただけっしょ?次は上手くはいかないって〜w』
再びフミビロムの山札がシャッフルされる。そして3度目のシャッフルが終わり、先程のメガの言葉と裏腹に出てきたカードは水文明の呪文だった。
『嘘やろおい⁉︎』
『水の呪文が出て来ちゃいました‼︎』
『呪文『ホーガン・ブラスター』‼︎山札を再びシャッフルです‼︎』
「ホーガン・ブラスター⁉︎厄介なのを唱えやがって。」
効果を知るツルギが顔を険しくする中で、4度目の山札シャッフルが起きる。そしてシャッフルが終わるとフミビロムはその手を山札の1番上に乗せて楽しそうに口を開いた。
『そして山札のシャッフルが終わり、その1番上のカードがクリーチャーであれば私はそのクリーチャーをタダで出せるのです‼︎』
『ええっ⁉︎』
『それって水文明版ミステリー・キューブみたいなものですか?』
「いや、違う!ホーガン・ブラスターの場合、呪文であった場合、タダで唱えられるんだ‼︎」
『ええっ⁉︎』
『さて、出るのはクリーチャーがそれとも呪文か・・・このスリルこそデュエルという文化の醍醐味‼︎ワクワクが収まりません‼︎さて、参りましょう‼︎』
フミビロムは山札の1番上を捲り、カードを確認する。そして楽しそうな声でそれをバトルゾーンに出した。
『来ましたよ‼︎クリーチャーのカードが‼︎』
「なっ⁉︎」
『楽識の夜 フミビロム‼︎再び我が身をバトルゾーンに‼︎』
フミビロムはまた自分自身をバトルゾーンに出す。再び出てきたフミビロムにツルギの顔が険しくなる。
「また出て来やがったか。」
『さて、貴方はどうしますか?』
「シールドを削り切ってもトドメまでいけねえし、ターンエンドだ。」
『では、私のターンですね‼︎ドローして、引いたカードをマナに置きます。』
「あれは火文明のカード『
「この火のマナを使って我が右腕『楽識神官 プレジール』を召喚です。』
フミビロムの隣に現れたのは手品師を彷彿とさせる衣装を身に付けた緑色のワームみたいな触手を備えた人型の知的なクリーチャーだった。そのクリーチャーはフミビロムの隣に立つと思わずお辞儀をする。
『お待たせ致しました、フミビロム様。』
「何だそいつは⁉︎」
『こちらはプレジール。私に仕える神官と呼ばれる右腕です。』
「右腕⁉︎僕がエルボロムと戦った時にはそんなのいなかったのに・・・。」
「あれ?アボル、お前何でここに⁉︎」
『えっ⁉︎』
ツルギとアーシュはデュエルに集中して、アボルがここに来ていた事に今気付く。アボルは思わずツルギに手を振って挨拶した。思わずギャイが驚きの声を上げる。
「やあ、ツルギ。それにアーシュちゃん達も。」
『アボルはん、何でここにおるんや⁉︎ここ、桜龍高校やで‼︎』
「ジャシン君が月軍の気配を察知してね。それで来てみたらあの子達がフミビロムに捕まってるわ、君が奴と真のデュエルやってるわでビックリしたよ。」
『お、おい。そいつがもしかして・・・。』
『前に話してたツルギ君の幼馴染デスカ?』
「すずちゃんとゼオスさんは会うのは初めてだったよな。このデュエルが終わったら紹介するからそれまで待ってくれ‼︎」
ツルギの声にすずとゼオスは頷く。フミビロムもアボルに気が付き、彼にも分かる様に口を開いた。
『貴方はあの時のアビス使い‼︎やはり生きていたのですね。折角ですから説明しましょう‼︎私を含む夜の四天王全員には1人ずつ神官と呼ばれる右腕が存在するのです。』
「まだそんなのがいたのか・・・。という事はエルボロムにも・・・。」
『勿論存在しますよ。あちらにもジョナスという右腕がいます。アゲブロムには』
『フミビロム様、それまでにしましょう。幾ら何でもこれ以上は敵に情報を与えすぎです。』
『それもそうですね。では、プレジールの能力で2枚引き、1枚捨てます。更にAQvibratoとザ・ミュートをタップして、私とプレジールのハイパーモードを解放です‼︎』
ハイパーモードとなったフミビロムは腕が6本に増え、隠れていた2つの目が開き、4つ目の魔人となる。プレジールの方もハイパーモードを解放した事で腕が更に増えて4本になり、赤いエネルギーを放っていた。
「遂にハイパーモードになりやがったか・・・。」
『確かにパワーアップしてますね・・・。』
『更に残りの2マナでブロッカーの『フェアリー・キャンドル』を召喚です。さて、そろそろ攻撃に参りましょう。まずは私自身でシールドを攻撃‼︎その時、攻撃時能力で手札を5枚になるまでドローします‼︎』
『奴の手札が増えたぞ‼︎』
『そして私自身でシールドを破壊です‼︎』
「ヴェヴェロキラーでブロックだ‼︎」
フミビロムの6本の手の中の本が開き、青い光線が放たれた。放たれた光線はシールドに向かって飛んで行くがヴェヴェロキラーがその前に立ち塞がる。そしてヴェヴェロキラーは光線の直撃を受けて大爆発した。
『続いてプレジールでシールドを攻撃。その時、プレジールの攻撃時能力で墓地にある火あるいは水の呪文を唱えます‼︎もう1度ウォーター・イン・ザ・ダークを発動です‼︎』
『しまった‼︎奴はさっきウォーター・イン・ザ・ダークを2回使った。その内の1枚はまだ墓地に残ってたんだ‼︎』
再びフミビロムの山札がシャッフルされる。数秒程シャッフルされ、シャッフルが終わると自動的に山札の1枚が露わになる。それは先程フミビロムがマナゾーンに置いた火文明の呪文のカードだった。
『来ましたよ、瞬閃と疾駆と双撃の決断発動です‼︎コスト3以下のクリーチャーである文藍月 スナイパーをバトルゾーンに‼︎更に今出したスナイパーにスピードアタッカーも与えます‼︎』
「なっ⁉︎やべえかも・・・。」
『プレジール、行くのです‼︎』
『はっ‼︎』
プレジールは背中から生えた触手を伸ばしてツルギの最後のシールドを破壊する。最後のシールドの破片がツルギの体のあちこちに切り傷を付けた。
「ぐああっ⁉︎」
「ツルギ‼︎」
「蒼井君‼︎」
「大ピンチでし‼︎」
『さっき呪文で出したクリーチャーはスピードアタッカーが与えられている。あの最後のシールドがS・トリガーでなければツルギの負けだ。』
ツルギはS・トリガーが出る事を祈る様に最後のシールドだったカードを手にする。そしてそのカードはツルギの手に渡ると同時に光り出した。
「来たぜ‼︎S・トリガーが‼︎」
『何、ここでS・トリガーを出しましたか⁉︎』
「罪無 ドロキオ垓を召喚‼︎」
『あれは私がさっき貸したカード‼︎このタイミングでそれを出すなんて・・・。』
フミビロムとの真のデュエルが始まる前に∞から借りた悪魔みたいな姿のビックリ箱のマフィ・ギャングが出て来る。
「蒼井君、すごか〜。このタイミングで∞ちゃんが貸したカードを出すなんて・・・。」
「それがツルギのデュエルさ。ツルギはここぞという場面でS・トリガーや革命0トリガーを引くんだよ。」
「ドロキオ垓はブロッカー‼︎お前の攻撃を防げるぜ‼︎」
『くっ、仕方ありません!ターンエンドです‼︎』
ツルギにターンが回る。ツルギは先程デッキに入れたドギラゴン超のカードを思い出しながら、山札の1番上に手を付ける。
(ここでドギラゴンを出せば・・・‼︎でも、俺に出来るのか?ドギラゴンの秘めた力を解放する事が・・・。)
「ツルギ。」
ツルギの顔がこわばっていたのを見たアボルが横から声を掛ける。アボルは優しく語り掛けた。
「ツルギ、大丈夫。引けばいいんだ。」
「アボル・・・。」
「強いデュエリストはどんなカードが出ても最高の状況を作り出せる。デッキを理解し、次にどんなカードが出ても展開を有利にするプレイングが出来るからね。君はそれが出来る強いデュエリスト・・・だから次に出たカードは必ず君を助けてくれる筈だよ。」
「アボル・・・サンキューな。」
ツルギはアボルの言葉で気持ちが楽になると山札の1番上に手を付ける。そして力強く宣言した。
「今こそ決めるぜ‼︎俺とお前のドリームデュエル‼︎来いよ相棒‼︎俺とお前ででっかい夢を掴み取ろうぜ‼︎熱く燃え上がれ‼︎今こそ来い、俺らの王道でハイパーな切札あああぁぁぁぁぁぁ‼︎」
ツルギが力強くドローする。そして引いたカードを確認すると思わず笑みを浮かべる。
「来たぜ、俺の相棒にして切札‼︎まずはマナをチャージだ‼︎」
ツルギはマナチャージを終えて即座に先程引いたカードを出す。それはドリームの力に目覚めたドギラゴンの新たな姿『蒼き王道 ドギラゴン超』のカードだった。
「赤きマントは勇気の証、蒼き鎧と黄金の剣は最強のドラゴンの証‼︎」
ツルギの背後から蒼い鎧を纏ったドギラゴンが飛んで来る。デュエマ経験者の∞はそれを見てドギラゴン剣と思うも、姿が少し違う事に気付き、驚きを見せる。
『あれはドギラゴン剣・・・じゃない‼︎』
「えっ、何が違うと?」
『纏っている鎧が何処か違う。それに口に咥えている剣も新たな物になってる!』
「ツルギ・・・まさか⁉︎」
「これが俺の相棒ドギラゴンがドリーム・クリーチャーとなった新たな姿‼︎」
青い鎧を纏っているも鎧がより未来的になり、鎧の所々に文字が刻まれた新たな姿のドギラゴンが龍剣 星王紅鬼勝とは異なる新たな黄金の剣を咥えてツルギの後ろに地響きを立てて降り立った。
「ALMIGHTY COMMANDER‼︎蒼き王道 ドギラゴン超‼︎」
『パギャアアアアアアアア‼︎』
漸く・・・漸くドリームレアのカードをデュエルで出せました‼︎本当にここまで凄く長かった気がする・・・。