デュエル・マスターズDD 〜Dream creatures & Dragon girls〜 作:特撮恐竜
部活の予算案を掛けての勝負から夜の四天王の1人フミビロムと真のデュエルが終わり、全てが一件落着した事でツルギ達は生徒会室に集まっっていた。ツルギはすずとゼオスに改めてアボルの事を紹介する。
「改めて、ゼオスさんとすずちゃんに紹介するよ。コイツが俺の幼馴染でずっと一緒にデュエマやってた大親友の新淵アボルだ。」
「アボルです。熊田すずちゃんにサーヴァ・K・ゼオスちゃんだね。君達の事はツルギから聞いて知ってるよ。よろしく、2人とも。」
「成る程・・・やはり貴様が前に聞いたコイツの幼馴染なのだな。」
「ハイ、朕も貴方の話は聞いていまシタ‼︎よろしくデス‼︎」
すずがツルギを指差しながら、ゼオスと共にアボルと顔合わせする。実はツルギ、すずとゼオスの2人にアボルの事を話していたのだ。お陰でこうして今、2人はアボルを受け入れて今に至る。2人がアボルに挨拶するとジャシン帝が煙を上げてアボルのデッキから飛び出し、デフォルメされたマスコット形態で現れた。
『ほう、その2人が生徒会に加わったトカゲ娘か?』
「うわぁ、何だ⁉︎」
「クリーチャー⁉︎何処から出て来たんデス⁉︎」
「あーっ、待って下さい2人とも‼︎そのクリーチャーはアボルさんの相棒です‼︎」
「こっちは僕の相棒、アビスベル=ジャシン帝ことジャシン君だよ。」
「邪神ナノ⁉︎そうは見えないワ〜‼︎すずちゃんに負けないくらいちっちゃくて可愛いワネ〜‼︎」
「小さい言うな‼︎」
『何⁉︎』
目を輝かせてジャシン帝にキラキラした眼差しを見せるゼオスに対してジャシン帝は睨みながら彼女の方を向く。どうやらゼオスに『小さくて可愛い』と言われた事が気に召さなかったようだ。ジャシン帝は思わず怒りを見せ、ゼオスに飛び掛かる。
『この余を・・・小さくて・・・可愛いだと・・・‼︎おのれ無礼であるぞ‼︎光のトカゲ娘、今ここで貴様に邪神の裁きを与えてくれるわ‼︎」
ジャシン帝が力を溜め始める。すぐさまアボルがジャシン帝の好物の名を出して引き留める。
「ジャシン君、ゼオスちゃんに危害を加えたら体が戻ってもタコさんウィンナーあげないよ。」
『何⁉︎』
思わずジャシン帝は動きを止める。そして渋々引き下がり、机に腰掛けた。あっさりと邪神の名を持つクリーチャーが動きを止めた事にすずが困惑しながらアーシュ達に訊ねた。
「おい、どうなってる?あのクリーチャー、タコさんウィンナーと聞いて攻撃を止めたぞ。」
「そういえばすずちゃんは知りませんでしたよね?どうもジャシン帝さんの好物はタコさんウィンナーらしくて・・・。」
「・・・邪神の好物が・・・タコさんウィンナー⁉︎」
「あー、やはりすずもそういう反応するよな・・・。ウチらも最初聞いた時はホンマびっくりしたで。」
邪神を名乗るクリーチャーの好物が意外にありふれた物である事にすずが驚愕し、ギャイが同感する中、アーシュは先程のフミビロムと行った真のデュエルで見せた新たなドギラゴンの事について訊ねた。
「あの・・・ツルギ君、さっきツルギ君が見せたドギラゴンさんのカード、あれは一体何ですか?またしても見た事のないドギラゴンさんでしたけど。」
「蒼き王道 ドギラゴン超だっけ?凄かったよね〜‼︎まさかハイパーモードの力まで持ってるなんてさ‼︎」
「そういえば、貴様さっきのドギラゴンを出した時に『ドリームの力に目覚めた』とか言ってたよな?」
「えっ⁉︎ツルギ、彼女達にドリーム・クリーチャーの事を話してないの⁉︎」
「あれ?話してなかったっけ⁉︎」
生徒会メンバーはツルギの言葉に全力で頷く。ドリーム・クリーチャーの力に目覚めたドギラゴンを見た事で彼女達にもドリームの事を教えた方がいいと判断したツルギとアボルは彼女達に全てを打ち明けた。
「人間の持つ夢への思いを力に変えて新たなる力に目覚める事が出来るドリーム・クリーチャー・・・ですか。」
「そ。ドギラゴンが俺の夢への想いをマナとして吸収し、覚醒した新たな姿・・・この世界では俺だけが持っている新たなドギラゴンのカードさ。」
「それじゃあのドギちゃんの姿はツルっちの持つ夢への思いを力に変えてパワーアップした姿だったんだね‼︎」
「ほんならツルギはん、何か夢があるんかいな?」
「いや、俺は夢と言える物は持ってねえよ。でも、皆の夢を守りたいっていう想いを強く決意したら・・・。」
『俺はドリームの力に目覚めて、今に至るって訳さ。』
「自分の夢への思いだけではなく、他人の夢への思いでもドリームの力に覚醒出来るのか・・・。」
「ドギラゴン君を含めて全部で7体いるのヨネ?残りの6体は何処にいるのカシラ?」
「僕達もその辺はまだ分からないな・・・。」
『ただ、アルカディアスもジョニーもボルメテウスもモモキングも・・・そしてモルトもこの世界に来てるぜ‼︎』』
「ボルシャックだけは初代じゃなきゃ駄目なのかボルシャック・カイザーでも大丈夫か分かんねえから微妙なラインだけどな。でも、ドリーム・クリーチャーになれる奴らはこの世界の人間に力を貸す為に、この世界に来てるぜ‼︎デュエリストと手を組んでりゃ充分に可能性はある筈だ。」
ツルギとアボルの話でアーシュ達がドリーム・クリーチャーの事を理解する。彼女達がドリーム・クリーチャーの事を全て理解するとギャイとアーシュが今の話を聞いて思った疑問を口にした。
「でもさ、ウチ気になる事あるねんけど。」
「何だ?」
「アボルはんにそのドリーム・クリーチャーの事が書かれた古文書送って来たのって2人が昔出た全国規模のデュエマの大会で優勝したリュウゴっちゅう奴なんやろ?」
「ああ。」
「どうしてその人はアボルさんにその古文書を送って来たんですか?幾らデュエマの大会で知り合って友達になったからって・・・その古文書はどちらと言えばツルギ君が持った方が良さそうなのに・・・。」
「それにツルギはんもそのリュウゴって人と友達になったんやろ?だったら尚更ツルギはんに直接届けた方がええんちゃう?」
「分かんねえ・・・ただ、確実に分かんのはアイツは俺らが本物のクリーチャーを相棒に迎えた事を知ってる事、そしてリュウゴも本物のクリーチャーがこの世界に実在してる事を知ってる可能性が極めて高いと言う事くらいだ。」
「もしかしたらリュウゴも僕ら同様に何かのクリーチャーと手を組んでいるかもね。」
アボルの言葉にツルギが思わず彼の方を向く。そして確かめるようにアボルに話を切り出した。
「本物のクリーチャーを相棒にしたデュエリスト?リュウゴも⁉︎」
「その可能性は極めて高いよ。でなければあんな古文書、僕に送って来ないって。」
「確かにな・・・。」
アボルの見解に無自覚ながら自身も同じ事をうっすらと思っていたツルギは納得する。ツルギはかつて共にデュエル・マスターズバトルアリーナJr.グランプリに出場した友がどんな思惑でアボルに古文書を送って来たか考えながら、ドギラゴン超のカードを出す。アボルもドリーム・クリーチャーと化したドギラゴンのカードを遠目で眺めて口を開いた。
「それにしても・・・まさかドギラゴンがドリーム・クリーチャーになって、ハイパーモードの力まで手にするとはね。」
「確かに・・・ってそうだ‼︎」
ツルギはドギラゴンのカードをデッキにしまうと立ち上がる。そしてアボルと真っ直ぐ視線を合わせて口を開いた。
「アボル、ドギラゴンもドリームの力に覚醒し、お前のジャシン同様に超化獣となり、ハイパーモードも手に入れた。これでお互いの切札で相棒がハイパーモードの力を手にした事で条件は同じになった‼︎」
「確かにね。」
「だから・・・俺はお前にリベンジマッチを申し込むぜ‼︎このまま負けっ放しじゃいられねえんからな‼︎」
「いいね‼︎で、いつやるんだい?」
「そうだな・・・今からでも」
アボルとのデュエマが始まると思われたその時、下校時間のチャイムが鳴り響く。生徒会室にてそれを聞いたツルギ達はもう今日はここにはいられないと思い知った。
「どうやら今日はここまでのようですね。」
「せやな。デュエマはお預けみたいやで。」
「仕方ねえな。アボル、今日は帰るぜ。」
「そうだね。デュエマは明日の放課後にしようか。」
「んじゃ、明日の放課後、お前の街で待ち合わせにしようか。アーシュ、別にいいよな?」
「ええ、部活の予算案も決まりましたし、当分は大丈夫ですよ。」
「んじゃ決まりだな。アボル、明日の放課後にお前の通う押目高校の校門前で待ち合わせだ!」
「ああ!」
『俺らもあの時の決着付けようぜ‼︎次は絶対負けねえ‼︎』
『いいだろう。何度でも来るがいい!返り討ちにしてくれるわ‼︎』
ジャシン帝とドギラゴンも睨み合い、明日の放課後ツルギVSアボルのリベンジマッチが開かれる事が決定した。明日の予定が確実に決まるとツルギ達は帰りの準備に入る。そしてアボルと背丈が近いゼオスとツルギがアボルの盾となり、先生に見つからないようにアボルを隠しながら生徒会室を出る。無事、先生に見つからずに校門を出る事が出来たツルギとゼオスは溜息を吐いた。
「あ〜、めっちゃ緊張したぜ〜。」
「凄くドキドキしたワネ。」
「御免ね、2人とも・・・僕の為に気を遣わせちゃって。」
「いいっていいって。」
そのままツルギは自転車を押しながら、生徒会メンバー及びアボルと駅まで向かう。そして駅に着くとアボル及びアーシュ達に向かって手を振った。
「んじゃ皆、また明日な‼︎」
「ああ‼︎」
「ツルギ君もです‼︎」
アーシュ達に手を振りながらツルギは自転車を漕いで帰路に着く。そして夕飯に風呂、宿題を終わらせたツルギは明日のアボルとのリベンジマッチの為のデッキを組んでいる。
「ん〜・・・どのカードにすっかな〜。あ、そういえば・・・‼︎」
ツルギはカードを保管したファイルを開いてどのカードを入れるか悩み始める。その時、フミビロムから貰ったカードを思い出す。文藍月 Drache der'Zenのカードを机に置くと、アーシュ達生徒会メンバーのカードを抜いて、超化獣となったDrache der'Zenのカードを組み込んだ。
『アーシュ達のカードは入れねえのか?』
「今日はアイツら頑張ったからな。明日は休ませてやりたい。それにアボルとのデュエマに関してはアイツらの力を借りる事なく俺の力のみで挑みたいんだ。」
『そっか・・・。』
『ただ、ドギラゴンには悪いけど・・・明日も頑張って貰いたい。多分、アイツは超化獣となったアビス達で来る。対抗するには俺も」
『超化獣の力が必要・・・って言うんだろ。任せとけ!俺もジャシン帝の奴にリベンジしたいと思ってたからな‼︎』
「サンキューな、ドギラゴン。」
ツルギはドギラゴンにお礼を言うと、再びデッキ作りに専念する。ツルギのデッキ作りは夜の12時まで続いた。時間に気付くと既にドギラゴンは体を猫のように丸めて眠っていた。
「もう12時か・・・デッキも完成したし、もう寝るか。おやすみドギラゴン。」
返事が返ってくる事はないと分かっていながらもツルギは眠っているドギラゴンに毛布をかける。そして自身もベットに入り、眠りについた。
そして翌日、ツルギ達は放課後になると生徒会室に向かわず、学校を出てアボルの暮らす街に向かう。電車の中でツルギはアーシュ達に今回は彼女達のカードを入れていない事を打ち明ける。
「え?私達のカードは今回のデッキに入れてない?」
「ああ、アボルとのデュエマは俺の実力のみで挑みたいんだ。いいよな、皆?」
「別にいいけど・・・ボク達のカード無しで大丈夫?」
「大丈夫だって。元々アーシュ達のカード無しでデュエマしてたんだ。皆のカードがなくても俺はやれるって。」
「ならば、わらわ達のカード無しで貴様が何処までやれるか見せて貰うぞ。フフフ・・・。」
電車はアボルの住む街に辿り着く。ツルギ達は駅を降りて街に出る。街の景色を見た瞬間、ツルギは懐かしい気持ちになった。
「何か栗茶市に引っ越して2週間くらいしか経たないのにもう懐かしく感じるな。」
「そういえばツルっち、最近、栗茶市に引っ越してきたとか言ってたっけ?」
「ツルギ君、元々はこの街に住んでたんですね。」
「ああ、元々は俺も押目高校を受ける予定だったんだけど・・・引っ越す事になったから辞退したんだよな。」
「それじゃ、押目高校が何処にあるか知ってるのデスカ?」
「勿論。小学から中学までの間、暮らしていた街だからな。案内するよ、こっちだ。」
ツルギの案内で一同はアボルの通う押目高校に向かう。歩いて10分程、ツルギ達が押目高校の正門に着くと既にアボルが立っていた。ツルギは手を上げながらアボルに話し掛ける。
「よ、アボル。」
「やあ。」
「待たせちまったな。」
「大丈夫だよ。・・・君達も来たんだね。」
「お2人のデュエマが私達も気になっちゃって・・・。駄目でしたか?」
「全然大丈夫だよ。寧ろギャラリーがいた方が盛り上がるって物さ。ここで立ち話もなんだから近くの公園に行こうか。」
ツルギ達はアボルに連れられて近くの公園に向かう。公園に着くとツルギとアボルが向かい合う。アーシュ達が見守る中、アボルのデッキが黒く光り、邪神ゾーンが展開された。
「な、何だこれは⁉︎」
「ジャシン帝さんの力で広がった邪神ゾーンです。」
「何だが禍々しいワネ。」
「このフィールドが展開されたって事は2人ともまた邪神デュエルで勝負するんだ。」
「邪神デュエル⁉︎何だそれ⁉︎」
「簡単に言うと命の危険がない真のデュエルみたいな物や。真のデュエル同様にクリーチャーとシールドが実体化するんやけど、負けても死ぬ事はあらへん。」
「代わりに負けたら恐ろしい罰ゲームが待ってるけどね。」
アボルの言葉を聞いて、前のツルギVSアボルのデュエルを思い出しながらアーシュが疑問を抱く。それはメガとギャイも抱いていた疑問だった。
「あれ?そういえば、前に邪神デュエルをした際はツルギ君が負けましたけど、特に罰ゲーム受けてませんでしたよね?」
「ああ、そういえば・・・。」
「ツルギはんがクリーチャーの攻撃受けただけやったな。」
「ああ、あの時はジャシン君が邪神タイムを執行するのを僕が止めたからね。」
「それでか・・・ありがとなアボル。」
「ドギラゴンに僕達を信用してもらいたかったからね。それじゃあ・・・始めようか。」
「ああ。」
ツルギとアボルはデュエル台にデッキを置き、お互いにシールドゾーンにカードを置いてシールドが実体化される。その光景にすずとゼオスが驚きの声を上げた。
「おい、これ本当に真のデュエルじゃないのか⁉︎」
「同じに見えマス‼︎」
「大丈夫です‼︎私達も最初はそう思いましたが、命の危険はありません‼︎」
「2人とも心配はいらないよ‼︎」
「アボルはんを信じたってや‼︎」
「それじゃ行くぜ‼︎アボル‼︎」
「ああ、行くよツルギ‼︎」
「「邪神デュエル、スタート‼︎」」
生徒会メンバーが見守る中、ツルギVSアボルの2度目の邪神デュエルが始まった。先攻はアボルが取る。アボルは2ターン目から早速アビスを召喚した。
「召喚、『シックル=シーク』‼︎」
「この前は見なかったアビスだ‼︎」
「ターンエンドだよ。」
大きな鎌を持つアビスロイヤルを召喚したアボルがターンを終えてツルギにターンが回る。ツルギはいつも使う呪文カードを使用した。
「メンデルスゾーン‼︎山札の上から2枚を表向きにし、ドラゴンをタップ状態でマナに‼︎」
ツルギがステゴロ・カイザーにバルガ・ド・ライバーをマナゾーンに置いてターンを終える。アボルにターンが回ると、アボルは以前のデュエルでも使用した呪文を唱えた。
「
「あれは確か前のデュエルでも使うた呪文‼︎」
「山札から4枚を墓地に送り、墓地からコスト4以下のアビスを出せる呪文だよ‼︎」
「アビスベル=ジャシン帝をバトルゾーンに‼︎」
黒い穴からアビスベル=ジャシン帝が姿を見せる。昨日見たマスコットみたいな姿の怪人みたいなクリーチャーの真の姿を見てすずが思わず震える。
『フハハハハハハ‼︎早速余の出番の様だな‼︎』
「あ、あれが奴の真の姿か⁉︎」
「あら、すずちゃん怖いのデスカ?怖かったら朕に抱きついてもいいノヨ。」
「だ、誰が怖い物か‼︎」
「ターンエンド。君のターンだよ。」
すずが震えながらゼオスに言い返している間にもアボルのターンが終わり、ツルギにターンが回る。ツルギはマナチャージを終えると1体のドラゴンを場に出した。
「『雷龍 ヴァリヴァリウス』を召喚‼︎」
「え?そのクリーチャーコストが8もありますよ‼︎このターンで召喚出来ませんって‼︎」
「出来るぜ。コイツは自分のクリーチャーがいなければ5マナで出せるんだ‼︎」
「ええっ、そうなの⁉︎」
「ツルギは十王篇の時、よくチームボンバーのカードを使ってたからね。彼らの事ならよく理解しているさ。」
「ヴァリヴァリウスでシールドを攻撃‼︎その時、マジボンバー7発動‼︎」
「マジボンバー?」
「攻撃の際に指定されたコスト以下のクリーチャーを手札か山札から出せるチームボンバーの必殺技だよ。」
「その効果で行け、悪魔龍 ダークマスターズ‼︎」
チームボンバーを種族に持つクリーチャー達が持つ能力でツルギの手札から闇の龍が姿を見せる。そのドラゴンが出た瞬間、すずは視線を真っ直ぐダークマスターズに向けていた。
「すずちゃん、どうしたんデスカ?あの黒いドラゴンを見つめてますケド。」
「はっ⁉︎な、何故かあの黒いドラゴンを見た瞬間、目が離せなくなってた・・・。」
「ダークマスターズの登場時効果でお前の手札を見て、3枚まで破壊だ‼︎手札を全て捨てさせるぜ‼︎」
「しまった、これじゃジャシン君は場に残れない‼︎」
アボルの手札は公開されると共に2枚全て墓地に送られる。これでアビスベル=ジャシン帝の除去耐性が完全に消えるとヴァリヴァリウスが攻撃に入る。
「ヴァリヴァリウスでシールドを破壊だ‼︎」
「ジャシン帝でブロック‼︎」
『ぬおおおおおお⁉︎』
ジャシン帝がシールドの前に立ちはだかるも、ヴァリヴァリウスの炎で焼き尽くされる。そしてジャシン帝が焼き尽くされるとツルギのシールドが1枚増えた。
「ヴァリヴァリウスの効果でシールドを1枚追加してターンエンドだ!」
「やるね・・・でも負けないよ‼︎」
「でも、もうアボル君には手札がありマセン‼︎これじゃ何も出来ないワ‼︎」
「それは違うよゼオち。アボピのデッキは手札が無くともデュエルが進むんだよ〜。」
「その通り、前に見たメガちゃんは分かってるね‼︎墓地からアビスラッシュでノラディ:ザ:スルーザを召喚‼︎登場時能力でツルギの手札を1枚墓地へ‼︎」
「墓地からクリーチャーを召喚シタ⁉︎」
『ゴガアアアアアア‼︎』
「クソっ‼︎」
恐竜のような大きな顔を持つアビスが吠えるとツルギの手札が1枚破壊される。手札をあっという間に1枚にされて悔しそうなツルギの前でノラディ:ザ:ズルーザのカードがタップされた。
「ノラディ:ザ:ズルーザでシールドを攻撃‼︎」
「出たターンで攻撃出来るだと⁉︎」
「アビスラッシュで出てきたアビスは相手プレイヤーを攻撃出来るんだよ‼︎」
「攻撃時能力発動‼︎墓地から4枚を山札に戻してアビス・メクレイド8発動‼︎」
「アカン‼︎メクレイドの対象か8なら大抵のアビスが出て来れるで‼︎」
「アビス・メクレイド8で出でよ‼︎深淵の噴髄 ファウン=テイン‼︎」
山札を捲り、バトルゾーンに出て来たのは以前のデュエルでも見せた噴水のアビスロイヤルだった。
今回のエピソードはアニメで言えばカイザー・オブ・ハイパードラゴンのカードの先見せ的な要素を含む予定です。