デュエル・マスターズDD 〜Dream creatures & Dragon girls〜 作:特撮恐竜
他の方達から見たイメージとは違うかもしれません。あらかじめご了承下さい。
それと前述から分かると思いますが、今回の後半は明らかに日曜の朝に流せない描写があります。
ツルギが出したカードを見てアボルだけでなくデュエルを見守っていたアーシュ達も驚きの表情を浮かべる。ツルギが出した新たな超化獣のクリーチャーはフミビロムから貰ったあのカードだったからだ。
「そ、そのカードは⁉︎」
「あの時、フミビロムから貰った新たな姿のDrache der'Zen⁉︎」
「その通り‼︎Drache der'Zenが超化獣の力を手に入れた新たな姿だ‼︎更にトット・ピピッチを召喚‼︎」
青い光を上げて魔法使いみたいな格好のドラゴンが姿を見せる。更にツルギが呼び出した鳥の効果でマジシャンの姿のドラゴンが動けるようになる。スピードアタッカーになったDrache der'Zenの秘めた力を解放すべく、ツルギはトット・ピピッチのカードに手を伸ばす。
「トット・ピピッチをタップし、Drache der'Zenのハイパーモードを解放!これでDrache der'Zenはパワー11000のブロッカーを持つW・ブレイカーだ‼︎Drache der'Zenで攻撃‼︎」
「まだ僕にも動けるブロッカーはいる!」
「いや、これで1体も動けなくなるぜ‼︎Drache der'Zenの攻撃時能力発動‼︎手札からコスト5以下の水の呪文をタダで唱えられる‼︎」
「何⁉︎」
「コスト5以下とはいえ水の呪文をタダで⁉︎」
「唱えるのはこれだ‼︎発動、『
『う、動けませんわ‼︎』
『更に手札から呪文を唱えた時、墓地にある呪文を再び使用できるんだ‼︎再び氷柱と炎弧の決断発動『チッタ・ペロル』を出して、2枚ドローし、1枚を墓地に‼︎そしてDrache der'ZenでシールドをW・ブレイク‼︎」
「くっ⁉︎」
Drache der'Zenが手に持つ三味線を奏で、楽譜状のエネルギーを形成する。楽譜から音符型の光弾が出るとそれがアボルのシールドを2枚砕いた。その時、シールドだったカードが1枚光る。
「S・トリガーでディッシュ=ウォッシュを召喚‼︎ブロッカー持ちのアビスが来たよ‼︎」
「でも、1体だけじゃトドメまで防げないぜ‼︎ダークマスターズで攻撃‼︎」
「ブロックだ‼︎」
ダークマスターズが口から闇エネルギーを込めた光線を放つと、ディッシュ=ウォッシュがシールドの前に立つ。ダークマスターズの光線が皿のアビスロイヤルを破壊すると最後にサッヴァークが動き出す。
「煌龍 サッヴァークで最後のシールドを破壊‼︎」
サッヴァークが光の剣でアボルの最後のシールドを叩き割る。その時、ツルギのシールドゾーンにシールドが1枚追加された。
「え、何でツルギ君のシールドが復活してるんですか⁉︎」
「サッヴァークのドラゴン・W・ブレイカーによる能力だよ。サッヴァークはシールドを攻撃した際に破壊した数のシールドを追加出来るんだ。」
「マジ⁉︎」
「これで向こうにS・トリガーがあっても少しは耐えられるな。」
アボルは最後のシールドだったカードを見る。そしてそれを見て笑みを浮かべながらバトルゾーンに出した。
「再びS・トリガーでディッシュ=ウォッシュをバトルゾーンに‼︎これで君のトライクラブ・トライショットの攻撃は届かないよ‼︎」
「なっ⁉︎仕方ねえ、ターンエンドだ。」
ツルギはやむを得ずターンを終える。アボルにターンが回るとアボルはジャシン帝の能力で墓地から新たなクリーチャーを出した。
「僕のターン。ジャシン帝の能力で墓地から『カリッキ=リッキ』を召喚し、登場時能力で山札から3枚を墓地に‼︎更にシックル=シークとカリッキ=リッキ、そしてノラディ:ド:ズルーザをタップし、ジャシン帝とジャビビルブラッドのハイパーモードを解放だ‼︎」
再びジャビビルブラッドが双頭の龍に変化し、ジャシン帝の方は悍ましい姿に変貌する。ジャシン帝の姿にすずが怯えながらゼオスにしがみついた。
「あ、あれがジャシン帝のハイパーモードが解放された姿、何て悍ましいんだ・・・。」
「正に邪神と言ってもいい姿ネ。」
「シックル=シークをタップした事で山札から1枚を墓地に送り、カリッキ=リッキをタップした事で墓地からカードを回収‼︎そしてジャブラッドで攻撃‼︎」
ゼオスもすずを守るように彼女を後ろに下がらせる。そしてジャビビルブラッドがアボルの声で動いた。その時、金色のゴルフクラブを持つ下半身が蛸の龍が動いた。
「トライクラブ・トライショットでブロックだ‼︎」
トライクラブ・トライショットはゴルフクラブでジャブラッドを抑えつけるが、段々力負けしていく。そしてジャブラッドに押し倒されるとそのままズタズタに引き裂かれる。
「王道の邪魂 ジャシン帝で攻撃‼︎その時、攻撃時能力で墓地にカードを3枚送り、墓地のカードの枚数以下になるようにクリーチャーを破壊するよ‼︎その能力でサッヴァークを破壊だ‼︎」
「サッヴァーク‼︎」
ジャシン帝の触手がサッヴァークを貫く。そしてサッヴァークが大爆発を起こすと今度はエネルギーを集めるようにジャシン帝の触手に黒い光が集まる。そしてジャシン帝は光を集め終えるとそれを貫く紫色の光線にして放った。
「ジャシン帝で残りのシールドを破壊だ‼︎」
ジャシン帝が放った光線はそのままツルギの残りのシールドを消し飛ばす。またしてもシールドが無くなり、ツルギの手にシールドだったカードが渡る。それを手にして確認すると先程のサッヴァークの能力で追加されたシールドに埋まっていたカードを使用した。
「S・トリガー発動‼︎」
「なっ⁉︎」
「龍幻のトラップ・スパーク‼︎その効果で全クリーチャーを停止だ‼︎更にドラゴンが場にいる事で2つ目の能力も発動‼︎タップされたクリーチャーをスレイヤーにするジョーロー=スイーロをマナに‼︎」
「ジャブラッドの能力で回避‼︎」
光の蔓がアボルの場にいる全てのアビスを縛り、その動きを封じる。アビス達はもがくも脱出出来ずにいた。
『しまった‼︎また動けなくなりましたわ‼︎』
「皆‼︎・・・仕方ない、ターンエンドだ。」
ブロッカーの動きを全て封じられた上でシールド0の状態でツルギのターンを迎える。。ツルギは最後に力強くドローし、切札であるドギラゴンを引く。
「今こそ決めるぜ‼︎俺とお前のドリームデュエル‼︎来いよ相棒‼︎俺とお前ででっかい夢を掴み取ろうぜ‼︎熱く燃え上がれ‼︎今こそ来い、俺らの王道でハイパーな切札あああぁぁぁぁぁぁ‼︎」
「来ました‼︎新たな姿のドギラゴンさんです‼︎」
「もう向こうにはシールドはない。ブロッカーも無効化されてる。もはや勝敗は明白だな。」
「ハイ!ツルギ君の勝ちデス‼︎」
ツルギが引いたカードを即座に出すと、ドリームの力に目覚めた革命の団長が姿をマントをたなびかせて現れた。背後から降り立つドギラゴンを確認したツルギは力強く宣言する。
「ALMIGHTY COMMANDER‼︎蒼き王道 ドギラゴン超召喚‼︎」
『パギャアアアアアアアアア‼︎』
「ぐうっ⁉︎凄い迫力だ‼︎」
『おのれ、革命トカゲの分際で‼︎』
「ドギラゴン超の能力でもう一度ジョーロー=スイーロをマナゾーンに‼︎」
「ジャブラッドの能力で防ぐよ‼︎」
「でも、もう墓地のカードは残ってないだろ‼︎」
アボルは苦い顔でカードが4枚以下に減った墓地を見る。そんなアボルの様子を気にせずツルギはドギラゴンとDrache der'Zenのハイパーモードを発動させる。
「ダークマスターズとトット・ピピッチをタップしてドギラゴンとDrache der'Zenのハイパーモードを解放‼︎更に本日のスペシャルゲストの登場だ‼︎エメラルド・クローをジェネレートし、ドギラゴンにクロス‼︎」
「なっ⁉︎エメラルド・クローを⁉︎」
ツルギのバトルゾーンに現れた緑色のクローがドギラゴンに装着されるとドギラゴンの力が増す。ドギラゴンはクロスギアの効果で更にパワーアップする。エメラルド・クローの効果でパワーアップしたドギラゴンはジャシン帝を見据えて口に咥えた剣を構えた。
「遂にリベンジの時が来たぜ、ドギラゴン。あの時の借りを返そうじゃねえか!」
『ああ‼︎ジャシン‼︎今日があの半年前の戦いの決着の日だ‼︎』
『馬鹿め‼︎今の余は配下ジョーロ=スイーロの力でスレイヤーだ!貴様も道連れにしてくれるわ‼︎』
「悪いが、こっちはそのジョーロ=スイーロを退場させられるんだぜ‼︎ドギラゴンでジャシン帝を攻撃‼︎その時、ドギラゴン超の能力で切札勝太&カツキングをマナからバトルゾーンに‼︎」
「しまった‼︎僕にはもう墓地のカードはない‼︎」
「登場時能力で山札の上から5枚を捲り、火のカードを手札に加えて、タップされたクリーチャーにスレイヤーを与えるジョーロ=スイーロを手札に‼︎」
カツキングの能力でカードにされたジョウロのアビスが手札に戻る。そしてハイパーモードを解放したドギラゴンが剣に力を溜めて、ジャシン帝に突撃した。ジャシン帝は触手を伸ばしてドギラゴンを絡め取るがドギラゴンを力を込めて触手を引き千切る。
『ぬおおっ⁉︎』
『こんなもんで俺を止められるもんかよ‼︎』
ドギラゴンが触手を引き千切り、ジャシン帝に剣を突き立てる。ハイパー化した事で実体を持ったジャシン帝に剣を突き立てたドギラゴンはそのまま剣を振り翳してジャシン帝を斬りつけた。ドギラゴンはジャシン帝の体に何度も大きな切り傷を刻み込む。
ジャシン帝は抵抗すべく大きな口にエネルギーを集めてゼロ距離でドギラゴンを始末しようとするがそれも見透かされ、ドギラゴンはジャシン帝の攻撃が来る前にジャシン帝の体をすれ違いざまで大きく斬り裂いた。ジャシン帝はその場に崩れ落ち、ドギラゴンの背後で大爆発を起こした。ドギラゴンの勝利が決まったのだ。
『よっしゃあ、勝ったぜ‼︎』
「ジャシン君‼︎」
「ジャシン帝は倒した!これで終わりだ‼︎Drache der'Zenでダイレクトアタック‼︎」
「うわああああああ⁉︎」
Drache der'Zenが三味線で奏でた楽譜状のエネルギー波がアボルに向かっていく。そして楽譜状のエネルギー波がアボルに決まり、ツルギの勝ちが決まった。勝利を決めたツルギとドギラゴンは思わず二人揃ってガッツポーズしながら叫びを上げる。
「『よっしゃあああああああああああああああああ‼︎』」
ツルギの勝ちが決まり、アーシュ達がツルギの元に駆け寄ってくる。アーシュ達は勝ちを決めたツルギを称賛した。
「ツルギ君、やりましたね‼︎」
「凄いよツルっち‼︎この前のリベンジ成功じゃん‼︎」
「ホンマやるな。ウチも熱くなったで!」
「流石はわらわのデュエマのライバルだな‼︎ま、わらわのカードを使えばもっと楽だっただろうがな。」
「凄くいい勝負デシタ‼︎朕、感動したワ‼︎」
「皆・・・あ・・・ありがとな。」
アーシュ達5人は女子の中でも美少女に分類されるくらい可愛い女の子達である。そんな彼女達が5人揃って自身を褒めてきた事には流石に恥ずかしくなったのか顔を赤くしながら照れ出す。
その頃、負けたアボルの側に深淵の入り口が開き、ジャガイストが出て来る。ジャガイストはアボルを見てしょんぼりした様子で擦り寄ってきた。自身に擦り寄ってきたジャガイストにアボルも困惑する。
「じ、ジャガイスト⁉︎」
『アボルぅ・・・申し訳ありませんわぁ。私が出ていながら、あの時のエルボロム戦同様、アボルを敗北させてしまうなんて・・・お恥ずかしい限りですぅ・・・。』
「ジャガイスト、僕は大丈夫だから気にしないで。」
『いいえ、それでは私の気がすみません‼︎何も出来なかったお詫びに私が貴方を慰めて差し上げますわ♡』
「い、いや大丈夫‼︎僕は・・・んぐっ⁉︎」
ジャガイストはアボルが最後まで言い終える前に顔を含むアボルの上半身に深くキスを落とす。そのままアボルを約10秒肌吸い続けてると、何股に別れた尻尾の先の手を使ってアボルを捕まえると深淵の中に引き摺り込む。深淵の入り口からはアボルの悶えて声にならない悲鳴とジャガイストが強くアボルに吸い付いてくる音が聞こえてきた。
「〜‼︎〜〜〜⁉︎〜〜〜〜〜‼︎」
『アボル♡アボルアボルアボルぅ♡私、絶対に貴方を離しませんわぁ♡』
「一体あの中で何が起こってるんだろう・・・。」
「アカンメガ・・・それ以上追求したらアカン。」
「アボルの奴、昔から女にモテる奴だったけど・・・とうとう女アビスにも好かれちまったのか・・・。」
『・・・どうやら邪神タイムの必要はなさそうだな。哀れアボルよ、ジャガイストに惚れられたばかりに・・・。』
ジャシン帝ですら深淵の中でアボルに起こっている事を察して思わず合掌する。アボルがジャガイストから解放されたのは約15分後くらいだった。
「ハァ・・・ハァ・・・死ぬかと思ったよ。今日は今までの中で一番激しかったかも・・・。」
「おう・・・お疲れ・・・。」
「あのドラゴン、アボル君への愛に正直なのネ・・・。」
深淵から解放されたアボルの体はジャガイストの涎で全身がぐっしょり濡れている。しかも涎の臭いのせいでアーシュ達はアボルから少し離れた位置に下がっている。ツルギもそれを察して提案した。
「なあ、アボル・・・銭湯行こうぜ。」
「銭湯ですか?」
「この近くに安い銭湯があんだよ。そこでジャガイストの涎を洗い流そうぜ。俺も久々に行きたいしな。」
「そうだね。アーシュちゃん達はどうする?」
「わ、私は構いません!」
「ボクも〜‼︎」
「折角やし付き合うで‼︎」
「わらわも行くのか?」
「いいじゃないデスカ!皆で一緒に風呂に入るのも楽しいデスヨ‼︎それに朕もセントウ?・・・とかいう場所に行きたかったんデス‼︎」
「はあ、仕方ない。付き合ってやるか・・・。」
生徒会メンバー全員の賛同もあり、全員がツルギとアボルの案内で銭湯に行く事となった。男湯ではツルギと体を洗い終えてジャガイストの涎の臭いが消えたアボルが広い浴槽に浸かり、一息ついている。
「は〜、これこれ・・・久々に入ったけどいい湯だぜ〜。」
「全くだね。・・・そういえばツルギ、アーシュちゃん達のカードは使わなかったの?」
「ああ、お前とのデュエマはあいつら無しで勝敗を決めたかったからな。それに新たなDrache der'Zenの力を引き出す為にも水の呪文を入れる必要があったし。」
「成る程ね。」
「それとアーシュ達のカードは真のデュエルで使う場合、アイツら5人が揃ってる状態で使った方がいいと思うんだ。例えばメガなんかはコンビニでバイトしてんだけど、俺がメガと別行動してる時にメガのカードをデッキに入れて真のデュエルをやったとする。バイト中に強制的に真のデュエルに呼び出す事になり兼ねないぞ。それって結構ヤベエだろ?」
「確かにね。」
「ギャイも何処かのカフェでバイトするみたいだし、何より俺がアイツらと別行動してるときに、例えば今みたいに風呂入ってる状態で真のデュエルの時に呼び出してみろ。裸のままで呼ばれるって洒落にならねえだろ。」
「確かに・・・。」
アボルはツルギの考えに納得の表情をした。その一方で先程のジャガイストの様子を思い出したツルギはずっと疑問に思っていた事を率直にアボルに訊ねる。
「しっかしお前、ジャガイストと何があったの?ジャガイストの性別が女なのはまあ納得がいくよ。何処か女性的だと思ってたしな。けど、あのジャガイストにあそこまで求められるって一体何があったんだ⁉︎」
「・・・御免。聞かないでくれ。君といえど話したくない。」
「お、おう・・・。」
ツルギの疑問にアボルが暗い顔で答えた。ツルギはアボルの表情を見て触れてはいけない事だと察して聞くのを止める。その頃、サウナではドギラゴンとジャシン帝が向かい合っていた。
『どうやらこれで俺の勝ちのようだな。』
『フン、生意気な。クロスギアによるドーピングもあっただろ。普通なら余の勝ちだ。まあいい。妥協してお互い1勝1敗という事にしてやる。』
『へっ、偉そうな奴だぜ。』
そのまま2人は向かい合って、睨み合う。そして5分後、ドギラゴンが熱したサウナストーンに水を掛けて湿度と体感温度を上げる。それを見てジャシン帝は思わず口を開いた。
『ドギラゴン、貴様ここでサウナの湿度を上げるとは・・・このままでは貴様が苦しむ事になるぞ。』
『バーカ、俺は火文明のドラゴンだぜ。この程度の熱さが効くかよ。そういうテメエこそ霊体の体の癖にサウナ楽しめんのかよ?』
『どうやらこの体でも熱さや寒さは感じられるようだ。この程度の熱さなどぬるま湯に過ぎんわ。』
『へえ・・・上等じゃねえか。何処までも相手になってやるぜ。』
そのままドギラゴンとジャシン帝がサウナで我慢比べする中、女湯ではアーシュが何処かウキウキした気分になっていた。
(ぼっちだった私が皆と一緒に銭湯でお風呂に入れるなんて‼︎銭湯も皆で来れば楽しいものですね♪)
「かいちょー、背中洗ってあげるね。」
「ありがとうございます、メガちゃん。」
後ろからメガに背中を洗われてるアーシュはふと鏡に写ったメガのある部分に目を向ける。そしてメガが背中を洗い終えると後ろを振り向き、メガのある部分に目を向けた。
「よし、洗い終わったよ。」
「ありがとうございます、メガ・・・ちゃん。」
「どったのかいちょー?」
「・・・メガちゃんって結構胸大きいんですね。」
「へ?」
メガは一瞬目が点になる。実はメガ、生徒会メンバーの女子5人の中でかなり胸が大きい部類なのだ。急に指摘されたメガは一瞬目が点になるもすぐに我に帰ると嬉しそうに答えた。
「えへへ♪おっぱいに関してはゼオちには負けるけど、結構自信あるんだよね〜♪因みにまだ成長中なんだよ♪」
「えっ、まだ成長中なんですか⁉︎」
「朕の事、呼びマシタ?」
「ねえ、ゼオち。ちょっと胸合わせしようよ。」
「えっ?どうしてデスカ?」
「いいから。」
ゼオスとメガは対面してお互いの胸を押しつけ合う。それを見たアーシュ、すず、ギャイは顔が凄い表情になった。というのもゼオスが生徒会メンバーの中で一番胸が大きいのだが、そのゼオスにサイズが負けてながらも張り合えそうなバストの持ち主がメガである事実に戦慄しているのだ。因みにアーシュも胸はある方だが、2人より小さいので胸合わせして分かる2人の大きさに戦慄している。
「ありがと、ゼオち。」
「イエイエ、メガちゃん、おっぱい大きいノネ。朕もおっぱいには自信あるけど、メガちゃんも中々ダワ。」
「いや〜、それでもやっぱゼオちには届かなかったよ〜。ボクもまだまだだな〜。」
「・・・何ででくのぼうの次におっぱいがデカいのが貴様なんだ能天気‼︎納得いかーん‼︎」
「ホンマ、すずの言う通りやで。体育の時から思うとったが、暫く会わん内にけしからんおっぱい持ちおって‼︎」
すずとギャイが思わずメガの胸に群がるがこれには訳がある。生徒会メンバーの中で貧乳に部類されるのがこの2人なのである。特にギャイに関しては小学4年の時に一度離れて、高校生になって再会した際、幼馴染に胸の発育の差で圧倒的な差を付けられた事をかなり気にしているのだ。2人はメガに襲い掛かるとその胸を勢いよく掴んだ。
「わっ⁉︎ギャイにすずぽよどうしたの⁉︎」
「貴様〜‼︎わらわ達に喧嘩を売りおって〜‼︎」
「ホンマ、何でいつの間にこんなボインボインになっとんねん‼︎ウチらにもこのけしからんおっぱいを寄越さんかい‼︎」
「い、痛い痛い痛い‼︎2人ともそれ以上は千切れちゃうって〜‼︎」
アーシュは巻き込まれないように体を洗い終えて、浴槽に浸かる。彼女達がはしゃいでいる頃、ツルギとアボルは風呂から出て既に着替えていた。アボルは持ち歩いていた私服に着替えて牛乳を飲んでいる。
「ぷはぁ、やっぱり風呂上がりはこれだよね。」
「だな〜。」
「にしてもお前、私服持ち歩いてるんだな。」
「ジャガイストが出てきてもいいようにね。そういえばツルギ、昨日生徒会以外のドラゴン娘がいたけど、彼女達のカードは持ってないのかい?」
「ああ、そういえば持ってねえな。何でアイツらのカードが手に入んねえんだろ?」
「彼女達に宿っているドラゴンの力が分からないからとか?」
「いや、実はそれに関しては分かってるんだ。フミビロムによればアオハル組の持つドラゴンの力はドラゴ大王、ゲンムエンペラー、バイケン、バジュラズテラにロマネスクらしい。そいつらのカード自体は俺も持ってんだよ。けど、何故かカード化しなかったんだよな。」
「他にも条件があるのかな?」
ツルギとアボルは顎に手を当てて考え出す。するとアーシュ達も風呂から上がってきた。
「お2人ともお待たせしました‼︎」
「おう、来たか‼︎」
「いや〜、さっぱりしたわ‼︎銭湯も中々味があってええな‼︎」
「牛乳でも買って帰ろうよ‼︎」
「牛乳?日本では風呂上がりに牛乳を飲むのは本当だったのデスカ?」
「あれ?ドギラゴンさんとジャシン帝さんは?」
「アイツら?」
「確かサウナに行ってた筈だけど・・・。」
ツルギとアボルは顔を見合わせて2人が向かったサウナを思い出す。念の為、2人がサウナに向かうと何とドギラゴンとジャシン帝がサウナの中で倒れていた。2人ともサウナの湿度を上げすぎて、力を抑えた今の姿では耐え切れずに倒れてしまったようだ。その様子にツルギとアボルが絶叫する。
『よぉ・・・ツルギ・・・。』
「うわああああああ‼︎ドギラゴーン‼︎」
「ジャシン君‼︎何でこうなるまでサウナにいたんだよ〜⁉︎」
『ふっ、余とした事が・・・この姿ではいつもより力が落ちる事を忘れていた・・・人間のサウナ・・・侮れんな。』
ツルギとアボルは思わず相棒クリーチャーを抱えて、サウナから連れ出す。そしてアーシュ達と合流すると、一緒になって必死に2人の体を冷まして、看病した。そのお陰でドギラゴンとジャシン帝は何とか一命を取り留めたとか。
その頃、アメリカのニューヨークでは何処かの高層ビルの部屋に長いロングヘアに赤と白のメッシュがあるツルギ達と同年代くらいの1人の少年が座っていた。その少年は窓から見えるニューヨークの摩天楼を眺めていると、仮面を付けた2mを超える人間離れした筋肉質な大男部屋に入ってくる。
「リュウゴ、そろそろ時間だぞ。」
「ああ、すぐに準備する。」
リュウゴと呼ばれた少年は机に飾ってある写真を手に取る。それはツルギ、そしてアボルも写っているデュエル・マスターズ全国バトルアリーナJr.グランプリで決勝トーナメントに出た8人のメンバーが笑顔で並んだ写真だった。その写真を眺めるとリュウゴは小さく呟いた。
「ツルギ・・・アボル・・・そして共に決勝トーナメントに出た友人達よ。また君達とデュエル出来るな。」
その写真を写真立てから出して懐にしまったリュウゴは荷物を纏める。そして仮面の大男を引き連れて部屋から出て行った。
ツルギ「桜龍高校生徒会の今日の切札紹介‼︎今日紹介する切札は文藍月 Drache der'Zenだ‼︎」
アーシュ「俳句を愛する水文明のアーティストドラゴンDrache der'Zenさんが超化獣の力を手に入れた姿で、普段はパワー6000のW・ブレイカーとブロッカーを併せ持つ水のドラゴンです‼︎」
ツルギ「攻撃時能力で水文明のコスト5以下の呪文を唱えられるぜ。更にハイパー化すればパワーは11000にパワーアップし、手札から呪文を唱えた時に、その呪文を墓地からもう一度コストを支払わずに唱えられるんだ‼︎」
アーシュ「ハイパーモードの姿で攻撃すれば2回も呪文を使い回す事が出来ます‼︎このカードで呪文を使い回して勝利を決めましょう‼︎」