デュエル・マスターズDD 〜Dream creatures & Dragon girls〜 作:特撮恐竜
なので相棒クリーチャーもかなり分かりやすいと思います。
放課後、ツルギはリュウゴに呼ばれた通り屋上に来ていた。既にリュウゴが待っていた事を確認するとツルギが話し掛けた。
「悪い、待たせたか?」
「気にするな。私も授業が終わって今来た所だ。」
「そうか。なら、早速本題に入らせて貰うぜ。この古文書は何なんだよ?何で人間の世界にこんな物があるんだ⁉︎」
ツルギはアボルから預かったドリーム・クリーチャーについて書かれた古文書を取り出してリュウゴに突き出す。リュウゴは手摺に手を掛けながら彼方を見て口を開いた。
「何故この世界にそれがあるか・・・それは私も分からん。寧ろ私も知りたいくらいだ。」
「おい、何で見つけた張本人が知らねえんだよ・・・。」
ツルギはリュウゴから返ってきた言葉に思わず脱力して、ガッカリした様子になる。リュウゴは落ち込むツルギをフォローするように説明を始めた。
「ま、待て待て‼︎確かに私も何故こんな物がこの世界にあるのかは分からない。だが、これを見つけてはっきりと分かった事がある。」
「それは?」
「デュエマに出てくるクリーチャーは本当に実在する事。遥か昔からこの人間の世界とクリーチャーの世界は接触する事があり、クリーチャーと人間が共に生きていた時代があったという事だ。これはアメリカで新たな玩具工場を建設中に発見された遺跡から見つかった物である事は聞いてるか?」
「ああ、アボルに送った手紙にそう書いていたらしいな。」
「実はこれを発掘した遺跡からは見た事もない文字が壁に刻まれていた。その文字を我が相棒に見せたらクリーチャーの世界の古代文字である事が分かった。」
「クリーチャーの世界の古代文字・・・。」
「それだけではない。壁画には初代ボルシャック・ドラゴンに加え、ウルスやキング・オリオンなどの様々なクリーチャーが人間と共存している壁画に加え、朽ち果てたファイナル・ドラグアーマーやアクエリオン・フォースなどのクロスギアが発掘された。」
「クロスギアが⁉︎何なんだよその遺跡・・・つー事はあれか?この古文書はそのクリーチャーと共存した文明が残した遺産の1つって事か⁉︎」
「恐らくな。」
ツルギは手に持つ古文書が見つかった遺跡が予想以上にとんでもない代物であった事を知り、思わず得体の知れない怖さを感じながら目を向けた。その一方でドリーム・クリーチャーのメンバーを知ってから、疑問に思っていた事を口にする。
「けどよ、何でその遺跡に眠ってた古文書に刻まれたドリーム・クリーチャーの事をドギラゴンは知らなかったんだ?それにドリーム・クリーチャーの中にジョニーとモモキングがいるけどよ、コイツらって比較的最近生まれたクリーチャーなんじゃねえの?何でそんな大昔の遺物にコイツらが書かれてるんだよ?」
「私は2つの可能性を考えている。我々の知るクリーチャー世界の物語は同一世界で行われた物もあれば、異なる世界が舞台の物もあった。1つ目としてクリーチャーワールドにも色々な世界があり、並行世界から大昔の人間世界に来たドギラゴン達が人間と力を合わせ、ドリームの力に目覚めたという可能性だ。」
「俺のドギラゴンがいた世界とは別の並行世界にあるクリーチャーワールドか・・・。」
ツルギは自身が知る背景ストーリーにおける分岐された幾つものクリーチャーワールドの存在からそれが一番あり得そうだと考えている。その一方でリュウゴはもう1つの可能性を話し始めた。
「そしてもう1つはこの古文書は未来予知によって書かれた予言の書である可能性だ。」
「予言の書?これが⁉︎」
「そうだ。君もノストラダムスやマヤの予言は聞いた事があるだろ。」
「世界が終わるってのはガセで終わったけどな。」
「それは勝手に世界の滅亡と思い込んで騒いでいただけだと思うがな。それは兎も角、これが見つかった遺跡の地質年代を調べた結果、遺跡は1000年前の物だと分かった。」
「1000年前・・・。」
「今より自然に溢れた当時であれば、神秘の力やクリーチャーの力を借りて未来を見る事が出来る超能力者がいたとしても不思議ではない。そう言った能力を持つ者が未来に何かを伝えるべく残したという可能性も十分に有り得ると私は思っている。」
ツルギはリュウゴの推測を聞いて、あり得そうな可能性だと感じ、納得する。その一方で、アボルからこの古文書を見せられた時から抱いていた疑問を出さずにはいられなかった。
「成る程・・・けど、何でこれを俺じゃなくてアボルに送った?確かにアボルもクリーチャーを相棒にしてるけど、アイツの相棒クリーチャーはジャシン帝、このドリームの力に目覚めるメンバーの1人じゃないぜ‼︎」
「無論、最初からこれはお前に送る予定だったぞ。というか、実際に送ったからな。」
「は?送ったの⁉︎」
「けど、いざお前に送ったら、もうその住所にお前が住んでいないから送り返されてしまってな。」
「あー、悪い。俺、高校入学直前に栗茶市にある今の住所に引っ越したんだよ・・・。」
「そうだったのか。困り果てて、どうするか悩んでいたらアボルがジャシン帝を連れている事を知った。お前の幼馴染であるアボルならお前に必ず見せると踏んでいたんだ。」
「つーか、お前ってアボルの相棒がジャシン帝なのも知ってたんだよな。どうやって俺らがクリーチャーを連れてる事を知ったんだよ?」
「簡単だ。ボルシィ・トミー・カンパニーを経営する父と母も我が相棒と接触した。奴の話を聞いて人類も何もせず見ているだけではいけないと感じ、ボルシィ・トミー・カンパニー内でクリーチャー事件に関する調査部門を設立した。そして日本に送り込んだ調査員がこの栗茶市及び近くの町を観測し、お前やアボルが本物のクリーチャーを連れている事を突き止めたのだよ。」
「それで俺らが本物のクリーチャーを連れている事を知った訳か。」
「そろそろ君の方も話してくれていいんじゃないか?流星アーシュ・・・今朝の全校集会で見せたあの姿・・・彼女は何者だ?」
「あ〜、遂にそれ聞くか〜・・・。」
アーシュの事を聞かれて思わず頭を抱えるツルギ。ここに来る前に彼女達と話し合い、仮にリュウゴが大丈夫であれば自分達の話をしてもいいという結論にはなったものの起こった事をそのまま全て説明していいか悩んでいるのだ。数秒程悩んだツルギは結論を出して、リュウゴに全てを打ち明ける。
「実はな、リュウゴ・・・。」
「・・・校長先生は実は人間ではなくクリーチャーで、しかも天龍神アークゼオスだと⁉︎成る程な、それで彼女達はドラゴンの力を与えられ、ドラゴン娘にされた訳か。」
「それも強制的にな。あのジジイによって意思もガン無視で強制的にドラゴン娘にされてクリーチャーとの戦いに巻き込まれたんだ。」
「成る程・・・全て理解したよ。」
ツルギから全ての話を聞いたリュウゴは納得と同時に拳を握りしめる。そしてそのまま校長室に向かおうとするとツルギが最後の疑問をぶつけた。
「最後の質問だ。お前、我が相棒とか言ってたよな?それってお前も何かクリーチャーを連れてるって事だろ?お前の相棒クリーチャーって何なんだよ?」
「私の相棒か?お前は既に見てる筈だ。今朝も私と共にヘリを降りたからな。」
リュウゴの言葉を聞いて思わず今朝の事を思い返したツルギはリュウゴのボディガードを思い出す。その姿がデュエマのアニメ及び原作漫画で見た主人公ウィンのライバルであるカイザのボディガードに酷似した姿だった事からツルギはある可能性を確かめようとした時、彼のスマホか鳴り出した。
「もしかして・・・お前の相棒って・・・悪い。少しいいか?」
「構わんぞ。」
「悪い。・・・もしもし?どうしたんだよギャイ?」
『ツルギはん、クリーチャーや‼︎』
「く、クリーチャーだって⁉︎」
『せや!数が多くて苦戦しとんねん‼︎ボルシィ先輩との話し合いで忙しいところすまんが手を貸して欲しいんや‼︎』
「分かった、すぐに向かう。リュウゴ、御免‼︎また話は後でな。」
「待て、私も行こう。」
「お前も⁉︎」
「人手は多い方がいいだろ?」
「・・・すまん‼︎」
ツルギはリュウゴを引き連れてギャイから聞いた現場まで向かう。そこでアーシュ達と合流すると衝撃の光景を見る。そこには何と5匹もの『ブラッディ・ドラグーン』がいた。
「待たせたな‼︎」
「いえ・・・ってボルシィ先輩⁉︎」
「おい、何で連れて来たんだ‼︎わらわ達の事は」
「大丈夫だ。やっぱしリュウゴも俺と同じだった‼︎」
「それって・・・。」
『ギッギッギッ‼︎俺達を見ても驚かねえとは中々度胸があるじゃねえか‼︎』
「ブラッディ・ドラグーン⁉︎凄え数だなおい‼︎」
「これでも結構倒したんだよ‼︎」
「さっきはこの倍の数がいまシタ‼︎」
「ツルギ、行くぞ‼︎奴らを一気に焼き尽くす‼︎」
「あ、ああ‼︎」
リュウゴの声でツルギがデッキを取り出し、両者共に真のデュエルを行おうとした時、何処からともなく炎が飛んできた。ブラッディ・ドラグーン達は炎に包み込まれ、跡形もなく焼き尽くされる。
『『『『『グギャアアアアアアア‼︎』』』』』
「何だ今の炎⁉︎」
「新手の敵か⁉︎」
「あっ⁉︎皆、アレを見て‼︎」
メガが指差した先には和風な執事服を着用したクリーチャーがいた。クリーチャーはツルギ達に気付くと会釈しながら挨拶する。
『おや、私に気付いた者がいましたか?』
「クリーチャー⁉︎」
『初めまして。私の名は『炎怒神官 アンゲロス』。夜の四天王アゲブロム様に仕える右腕です。』
「・・・アゲブロムって確か‼︎」
ツルギはアンゲロスの口から出たその名にアボルから聞いた話を思い出す。更に以前戦ったフミビロムの右腕の存在を思い出して結論を出した。
「お前、まさか月軍か⁉︎」
「えっ⁉︎」
『おや、私達の事をご存知でしたか。如何にも。私は怒りの四天王に仕えし神官でございます。』
「そういえばフミビロムの奴、自分達には神官という右腕がいると言ってたな‼︎」
『ほう、フミビロム様をご存じとは・・・もしや貴方達がフミビロム様と戦った噂のドギラゴン使いとドラゴン娘でしょうか⁉︎』
「うえっ⁉︎ボクらの事がバレてる⁉︎」
「しかもフミビロムを知ってるって事ハ・・・。」
「ホンマに月軍の奴かいなアンタ・・・。」
『ええ、まさかこんなに早く会えるとは思いませんでしたよ!丁度いい‼︎ドリームの力に目覚めたドギラゴンとドラゴン娘のお嬢さん方の力、是非とも見せて貰いましょう‼︎」
「丁度いいのはこっちも同じだぜ。また月軍の奴がそっちから来てくれたんだ!テメエらの主人が何処にいるか教えて貰おうじゃねえか‼︎」
「待て、ツルギ‼︎」
ツルギがデッキを構えて真のデュエルをしようとする。その時、リュウゴがツルギを制止し、デッキを構えた。
「私がやろう。」
「なっ、お前が⁉︎」
「調査員達からの報告で月軍の事は私も知っていた。私がいる限り、好き放題にはさせない事を奴らに教えてやらなければな。それにアーシュ君、メガ君にギャイ君‼︎そしてすず君にゼオス君‼︎」
アーシュ達ドラゴン娘は突然先輩であるリュウゴから名前を呼ばれて戸惑いを見せる。アーシュとメガが戸惑いながらも疑問を口にした。
「は、はい⁉︎」
「な、何?先輩⁉︎」
「私は君達がドラゴン娘である事を知った。でも、この事は他人に知られてはいけない秘密なのだろう?」
「えっ?・・・せや‼︎こんな事、知られてもうたら化け物扱いされてまう‼︎」
「なら、私は君達に証明する必要がある。私自身が君達の秘密を知っても大丈夫な人物である事をな!君達の秘密を知ったからには君達の信頼を掴む義務がある‼︎だからここは私に任せてくれ‼︎」
「貴様、まさか奴と戦えるのか⁉︎」
「出来るさ。私もツルギ同様、クリーチャーに認められ、その加護を授かったのだからな。」
「どうしマス、ツルギ君?」
「分かった、お前に任せるぜ!リュウゴ‼︎」
ツルギはアーシュ達の信頼を得るべく真のデュエルを望むリュウゴの意思を尊重し、アンゲロスとの戦いを託す事にする。ツルギからの返事を聞いたリュウゴはツルギに笑みを浮かべると振り返り、アンゲロスを見据えて睨み付けた。
「なら、遠慮なく。・・・月軍よ、貴様らの勝手にはさせん‼︎」
『ほう、中々度胸がありますね。でも、勇気と無謀は違いますよ‼︎』
「果たして私が無謀なだけか・・・その目に刻むがいい‼︎」
リュウゴはデッキを構えて赤く光らせると、周りの景色が赤いマグマが迸る火山へと変わる。それを見てアンゲロスだけでなくアーシュ達も驚きを見せた。
『こ、これは・・・‼︎』
「何ですかこれ⁉︎火山⁉︎」
「私が展開する真のデュエルのフィールドだ。」
「真のデュエルの⁉︎ツルっちのフィールドと全然違うんだ。」
『真のデュエルのフィールドの景色は相棒のクリーチャーによって変わるからな。因みの俺の場合はランド大陸にある火の国の荒野だ。』
「おわっ⁉︎ドギラゴン、アンタいつの間に‼︎」
「さて、始めよう。月軍の手先よ、掛かって来るがいい‼︎我が相棒が放つ轟炎の炎で焼き尽くしてくれるわ‼︎」
『ほう、貴方も真のデュエルが出来るデュエリストだったとは‼︎いいでしょう‼︎相手になってあげましょう‼︎集まるのです、我が月軍の僕達よ‼︎』
アンゲロスは手を翳してカードを集めるとデッキをデュエル台に置く。リュウゴもデッキをデュエル台に置いて、シールドゾーンにカードを置いた。
「『シールドON‼︎真のデュエルスタート‼︎』」
遂にツルギの旧友リュウゴと月軍の副幹部であるアンゲロスとの真のデュエルが始まった。先に動きがあったのはリュウゴの方だった。リュウゴは2ターン目からクリーチャーを召喚する。
「『アシスター・コッピ』を召喚してターンエンド‼︎」
『ならば、私のターンですね‼︎『ボルシャック・
2ターン目からお互いファイアー・バードを並べて睨み合う2人。リュウゴはアシスター・コッピに続いて、背中に大砲を武装したインコを彷彿とさせるファイアー・バードを呼び出す。
「『アシステスト・インコッピ』召喚‼︎登場時能力で1枚ドロー‼︎更に呪文『「暴竜爵様のお出ましだっチ!」』‼︎山札を4枚捲り、轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザーを手札に加えてターンエンドだ。」
「上手い・・・先攻である分、減りやすい手札を呪文で増やしました‼︎」
「先輩、強そうなドラゴンを引いたワネ。」
「ボルシャック・カイザー・・・あの時も使ったカードだ。」
リュウゴが手札に加えたドラゴンを見てツルギが呟く。リュウゴのターンが終わると、アンゲロスは新たなドラゴンの超化獣を繰り出した。
『『揚紅月 フレイムバーン』を召喚。更にボルシャック・疾・ピピッチをタップしてフレイムバーンのハイパーモードを発動です‼︎」
「嘘、もう超化獣が⁉︎」
「しかもハイパーモードまで解放してきおったで‼︎」
ファイアー・バードから赤い粒子がフレイムバーンに降り注ぐ。するとドラゴンの背中に工場を思わせる煙突が生え、油に濡れた剣に炎が引火し、炎を纏った剣となる。
『ボルシャック・疾・ピピッチをタップした事で能力発動‼︎我が僕フレイムバーンにスピードアタッカーを与えますよ‼︎フレイムバーンでW・ブレイク‼︎その時、フレイムバーンの攻撃時能力です‼︎アシステスト・コッピとバトルです‼︎』
「不味いデス!ハイパー化した事であのドラゴンのパワーが上がってマス‼︎」
「しかもスピードアタッカーになっとる!3ターン目でW・ブレイクの攻撃が来るで‼︎」
フレイムバーンが炎を纏った剣で砲台を備えたインコを思わせる鳥を真っ二つにする。そして炎を纏った剣がリュウゴのシールドを2枚叩き割る。シールドを2枚割られ、シールドの破片で体に切り傷が付くも、リュウゴは落ち着いた表情でシールドだったカードを手札に加える。
『貴方、随分と落ち着いていますね。』
「・・・この程度、ピンチの内に入らんわ‼︎」
「えっ⁉︎3ターン目で2枚シールドを破られたのに⁉︎」
「何処から来るんやあの自信・・・。」
『ほう、言うではありませんか。なら、ターンエンドです‼︎』
「やっぱリュウゴは凄えわ。この状況でも自信満々でよ。」
「でも、先輩はどうするつもりなんだろ?」
「せや。クリーチャー、シールド共に数が不利になっとるのに・・・。」
メガとギャイは決して狼狽えないリュウゴの様子に疑問を持つ。リュウゴにターンが回り、ドローしてマナチャージをするとアンゲロスを見据えたリュウゴは強く断言する。
「今のプレイで分かった事がある。貴様など、我が相棒が究極の姿を見せなくとも充分だとな!」
「ええっ⁉︎」
「貴様、何を言ってるんだ⁉︎」
「ツルギ、そしてドラゴン娘諸君。今こそ我が相棒をお前達にお見せしよう‼︎まずは『クック・
「コストを6も下げられるのデスカ⁉︎」
「アシスター・コッピの能力で今、クック・轟・ブルッチを3マナで出した。つまり・・・次に出すアーマードは1マナで出て来るぞ‼︎」
「でも、一体何を呼ぶ気なの⁉︎」
「無論・・・我が相棒だ‼︎今こそ来るがいい‼︎」
リュウゴの叫び声と共に空間にヒビが入る。そして空間を突き破り、今朝見たリュウゴのボディガードが姿を見せる。突然現れた鉄仮面の大男にドラゴン娘達は驚きの声を上げた。
「ええっ⁉︎あれって確か・・・‼︎」
「先輩のボディガード⁉︎何でここに⁉︎」
「何で空間を突き破れるんや⁉︎」
「どう考えても人間業じゃないぞ‼︎」
「あの人、一体何者ナノ⁉︎」
「我が相棒よ、真の姿を見せるがいい!」
リュウゴが1枚のカードをバトルゾーンに出すと、指輪が彼の中指に嵌った指輪が赤く光り出す。それと同時にボディガードの顔に付いた鉄仮面がひび割れた。
「先輩の指輪が光ったワ‼︎」
「見ろ‼︎ボディガードの仮面にヒビが‼︎」
ボディガードの仮面が割れると同時にフィールドの火山が噴火し、辺り一面が火文明の世界と化す。そしてボディガードの仮面が割れると同時にその体が炎に包まれた。
「先輩のボディガードが炎に包まれた⁉︎」
「さあ、お前達も刮目せよ‼︎ドラゴンの頂点であるボルシャック!そのボルシャックを統べる苛烈なる帝王の姿をな‼︎」
「やっぱり・・・あのボディガードの正体は‼︎」
リュウゴの力強い宣言と共に、クック・轟・ブルッチの効果でコスト軽減され、先程の呪文で手札に加えた轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザーのカードが出る。カードが出ると同時に炎が斬り裂かれ、ボディガードはカードに描かれたのと同じ姿である轟炎の竜皇と化した。
「見参、悪を裂く炎の使徒‼︎轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザー参上‼︎」
リュウゴのボディガードである鉄仮面の大男が真の姿である轟炎の竜皇 ボルシャック・カイザーの姿をツルギとドラゴン娘達に見せた瞬間だった。
遂にボルシャック・カイザーを出せました。ボルシャック・カイザーの人間態はアニメと同じと思ってくれて構いません。