デュエル・マスターズDD 〜Dream creatures & Dragon girls〜 作:特撮恐竜
時を遡って、リュウゴが帰国した日の翌日の昼休み、ツルギ達はいつもの様に生徒会室で昼食を摂っていた。皆が食事しながら談笑する中、生徒会室の扉が開く。
「失礼するよ。」
「リュウゴ⁉︎」
「ボルシィ先輩?」
「どうしたんですか急に‼︎」
「ああ、ツルギに用事があってな。ツルギ、少しいいか?」
「別に構わねえけど・・・。」
ツルギはアーシュ達の同意を得ると生徒会室を出て、リュウゴと向き合う。ツルギは昼休み中に生徒会室を訊ねてきた理由を単刀直入にぶつけた。
「俺に用事って一体何だよ?」
「ああ、実はお前にこれを渡そうと思ってな。少し遅れたが私からの入学祝いだ。受け取れ。」
リュウゴは4枚のカードをツルギに渡す。うち2枚は超化獣となったゴルファンタジスタの強化体である森翠月 ゴルファンタジスタ、そしてもう2枚は鎧を解き放ったドラゴンの姿がイラストに描かれたある呪文のカードだった。
「これは・・・超化獣となったゴルファンタジスタ⁉︎それに・・・この呪文は・・・!何処で手に入れたんだ⁉︎」
「今朝、我が相棒に送られてきたカードだ。」
「ボルシャックに?」
リュウゴの話によれば、今朝ボルシャックが目覚めると枕元に手紙が置いてあったらしい。そしてその手紙を確認した所、何とクリーチャーワールドに残ったゴルファンタジスタから送られたものであると分かったのだ。手紙によればゴルファンタジスタはボルシャックが人間であるリュウゴと手を組んだ噂を聞き付け、少しでも力になりたいと感じたらしい。そこで仲間達と共に1分間の時間制限が付いた小さな人間界へのゲートを開き、自身の新たな力の一部をカード化して、手紙と一緒に送ったのだという。それを聞いたドギラゴンはマスコット状態で実体化すると思わず笑みを浮かべた。
『ゴルファンタジスタの奴、枠な計らいをしてくれるぜ。』
「でも、これってお前のボルシャックに送られた物だろ?だったらお前が使った方がいいんじゃねえの?」
「いや、呪文の方ならまだしも、ゴルファンタジスタは今の私のデッキには合わん。それなら自然文明がデッキに入ってるお前に使って貰いたい。」
「そっか・・・んじゃ、貰うぜ。ありがとな。」
ツルギはリュウゴに礼を告げながら受け取ったカードをポケットに仕舞う。ツルギがカードを仕舞ったタイミングで再びリュウゴが口を開いた。リュウゴの口から出た言葉はツルギにとってもドギラゴンにとっても吉報な知らせだった。
「それともう1つ、知らせがある。」
「何だ?」
「今朝の事だ。我がボルシィ・トミー・カンパニーのクリーチャー事件調査部門がアルカディアスの反応を捉えた。」
「『本当か⁉︎』」
リュウゴの言葉に思わずツルギだけでなくドギラゴンも反応する。人間を救う為に共にこの世界に来たメンバーの行方が漸く掴めた事で心躍っているのだ。
「詳しい事はまだこれから分析するが人間と組んでいる可能性が高い。上手くいけば仲間に出来るかもしれん。詳しい事が分かり次第、アルカディアスに認められたデュエリストと接触する。それまでもう少し待っててくれ。」
「分かった。そっちは任せるぜ!」
『頼んだぜ!』
ツルギは気分良く生徒会室に戻っていく。リュウゴも笑みを浮かべながら自身の教室に戻っていった。
そして現在、ツルギはリュウゴから貰った新たなカードを早速使用した。見た事のない新たなカードにアーシュ達が驚く。
「な、何ですかそのドラゴン⁉︎」
「ゴルファーみたいなドラゴンだね‼︎」
『実際、俺らの世界で剛流振の頂点に立つジャイアント・ドラゴンの頭領みたいな奴さ。』
「クリーチャーの世界にもゴルフがあるんや・・・。」
「この森翠月 ゴルファンタジスタの能力で超化獣のコストを3下げる事が出来る‼︎その能力で文藍月 Drache der'Zenを1マナで召喚だ‼︎」
「何〜⁉︎」
ゴルファンタジスタの能力で魔法使いのような容姿のドラゴンが残り1マナで召喚される。あっという間にクリーチャーの数で圧倒されたすずは少し震え上がるが、ツルギのバトルゾーンを見直してある点に気付いた。
(だが、貴様のバトルゾーンでハイパーモードを解放できるのはどちらか1体のみ!恐らく奴はゴルファンタジスタのハイパーモードを解放して来る筈だ‼︎わらわの場にいるコイツの力でオシオキムーンが発動する以上、そっちは無駄に攻撃出来ん筈・・・まだ勝ち筋はある‼︎)
「栄光・ルピアをタップしてゴルファンタジスタのハイパーモードを解放!更にゴルファンタジスタはマッハファイター、よって特効む月からのセンコウを撃破だ‼︎」
「なっ、マッハファイターだと⁉︎」
「更にゴルファンタジスタが攻撃した事で攻撃時能力発動‼︎バトルゾーンにいる超化獣のハイパーモードを解放出来るんだ‼︎」
「な、何〜⁉︎」
「嘘やろ⁉︎そのゴルファードラゴンが攻撃しただけで他の超化獣のハイパーモードを解放出来るんか⁉︎」
「お、おのれ〜‼︎」
「Drache der'Zenのハイパーモードを解放だぜ‼︎」
栄光・ルピアから流れた粒子がゴルファンタジスタに降り注ぐと、しめ縄が解放され、体から無数の木の枝が生える。そしてパワーアップしたゴルファンタジスタは地面にボールを置くとゴルフクラブを構えて、ショットを打ち出す。その一撃が特効む月からのセンコウに命中し、壁を貫通して、空の彼方まで飛んでいった。更にゴルファンタジスタが攻撃した事でDrache der'Zenのハイパーモードが解放される。パワー11000のブロッカーになったマジシャンドラゴンにすずが忌々しそうな表情を浮かべる
「わらわのクリーチャーが〜‼︎おのれ〜‼︎」
「ツルっちやっぱり凄〜い!リュゴ先から貰って間もないカードを使いこなしてる〜!」
「ツルギ君が使いこなせる事を見込んで渡したボルシィ先輩の目利きも凄いです・・・。」
生徒会メンバーがツルギとすずのデュエマに夢中になっている中、リュウゴは生徒会室で聞き耳を立てていた。偶々生徒会室を通り掛かった際、ツルギがデュエマしているのを見たらしい。リュウゴは自身が渡したカードを使いこなせているツルギの姿に思わず笑みを浮かべている。
「やるな。流石は我が友だ。」
小さく呟いたその時、死角になっている廊下の壁に複数の人物の気配を察知する。リュウゴは溜息を吐きながら腕を組んで廊下に背もたれながら問い掛けた。
「誰だが知らんがそんなとこに隠れてないで出てきたらどうだ?」
廊下の角から出てきたのはしゅうら達軽音部の2年生達だった。彼女達の姿を確認したリュウゴは溜息を吐きながら疑問を口にする。
「君達か。何の用だ?」
「何の用だじゃないわよ。生徒会の子達とよく絡んでるって話を聞いてボルシィ君、遂に1年の子と問題を起こしたんじゃないかって心配だったんだから。」
「君は私をどう思ってるんだ?私がそんなに問題を起こす奴に見えるのか?」
「あのな、俺達は忘れてねえからな。お前が去年起こしたつばきちゃんクビ寸前事件を。」
増樹の言葉にリュウゴは思わず痛い所を突かれた様な顔になる。どうやらリュウゴは1年の頃につばきの教師人生に関わりかねない騒動を起こしたらしい。リュウゴは彼女達に向き合い、口を開いた。
「分かってる。私も先生の本質と本意を見抜けず、決め付けてしまった事は反省してるんだ。」
「本当に反省してるの?前にも言ったけど、ボルシィ君の演説、あれを聞いて私の妹が貴方に怯えてるのよ。」
「それについては申し訳ない。しかし、私は君の妹を怯えさせる様な事を言ったつもりはないのだが・・・。」
「水晶みたいなタイプの奴がお前の演説聞いたら怖いと感じても無理ねえだろ。」
「ボルシィ君、去年よりずっと貴方の態度が柔らかくなったとは私も思うわ。でも、クラスメイトが全校集会の挨拶で腐った大人がとか世界が腐るなんて言い出したら不安と心配になるわよ。」
「まして君の口からそんな言葉が出たら尚更・・・。」
どうやら彼女達はリュウゴとクラスメイトだったらしい。彼女達の言葉を聞いたリュウゴは彼女達に背を向けてその場から去ろうとする。思わず増樹が自身よりも背の高い男子を呼び止めた。
「おい、ボルシィ‼︎聞いてるのか⁉︎」
「案ずるな。私も去年、君達クラスメイトにはつばき先生の事で迷惑と苦労を掛けてしまった事を反省してるんだ。約束する。今後は絶対に問題を起こさない。」
リュウゴはそのまま彼女達を背に向けて立ち去っていく。リュウゴの後ろ姿にしゅうら達は顔を見合わせて不安そうにしながら見送る。
その頃、ツルギはステゴロ・カイザーのカードをタップし、攻撃を仕掛けていた。スマホの画面ではステゴロ・カイザーが背中の板をミサイルの様に射出してシールドを2枚粉砕する。すずはあっという間にシールドが残り1枚と大ピンチに追い込まれた。
「ステゴロ・カイザーでW・ブレイク‼︎」
「くそ、S・トリガー来い‼︎」
すずはシールドゾーンからステゴロ・カイザーに破壊されだシールドを確認する。そしてその内1枚がS・トリガーだと分かると笑みを浮かべながらそのまま使用した。
「来たぞ、Sトリガー!終段γ ドルブロを召喚だ‼︎」
「向こうもブロッカーを備えて来ましたね。」
「ターンエンドだ。」
すずにターンが回ると彼女は残り1枚のシールドを見ながら考え出す。そして手札にあるカードを見て1枚を選択した。それはアーシュ達にも見覚えのあるクリーチャーだった。
「わらわのターン、S-MAX進化だ!行け、『ゲンム-MAX』‼︎」
「S-MAX進化⁉︎」
「プレイヤーを進化元にするから進化元を必要としない進化だ。」
「そんなのあるんか⁉︎」
「あれってむむりんが使ってたゲンムエンペラー⁉︎」
「コイツはその究極態だ!ゲンム-MAXが登場した事でわらわのシールドを1枚破壊‼︎」
「最後のシールドを自分から破壊しおった‼︎」
すずは最後のシールドだったカードを確認するとそれを見て笑みを浮かべた。どうやらS・トリガーだったらしくそのまま使用する。
「スーパー・S・トリガー発動‼︎『撃髄医 スパイナー』の能力で貴様のステゴロ・カイザーの能力を−3000する能力を3回使用だ‼︎」
「なっ⁉︎」
「ステゴロ・カイザーはパワー9000・・・パワーを−3000する能力を3回されたら破壊されマス!」
スパイナーが放った電撃がステゴロ・カイザーのパワーを奪う。ステゴロ・カイザーは電撃に耐えられなくなり、大爆発を起こした。
「更にコイツはシールドが0なのでスーパー・ボーナス発動‼︎墓地からコスト4以下のクリーチャー達を好きなだけ蘇生させるぞ‼︎ダルピ・ルッピー、特効む月からのセンコウ、そしてその効果でさっきシールドから墓地に行ったRe:奪取 ブラッドレインが復活だ‼︎」
「墓地に行ったクリーチャーを蘇らせた⁉︎」
「更にゲンム-MAXがわらわのシールドを破壊した事で能力発動、貴様のボルシャック・栄光・ルピアのパワーを−4000だ!」
「やべっ⁉︎」
進化元を必要としないS-MAX進化で出て来た体中に紫色の紋章が浮かび上がるゲンムエンペラーが放つオーラが栄光・ルピアを包み込む。そして闇に飲まれて、栄光・ルピアは消滅した。
「ゲンム-MAXでシールドを攻撃‼︎」
「Drache der'Zenでブロックだ‼︎」
ゲンム-MAXが口から放つ闇の波動砲がそのままシールドに向かっていくもDrache der'Zenが立ちはだかり、それを阻む。闇の波動砲に飲み込まれ、あっさりとDrache der'Zenは消滅してしまった。
「ターンエンドだ。」
すずのターンが終わり、ツルギにターンが回るも、ツルギは苦い顔になる。何故ならクリーチャーの数もゴルファンタジスタ1体にされた上、今のすずのバトルゾーンにはブロッカー1体に加えて、敗北回避能力持ちのゲンム-MAXがいるため、今の自分のバトルゾーンにいるクリーチャーではトドメが届かないからだ。せめてダルピ・ルッピーだけでも倒すべく悩んだツルギはドローしたカードをそのまま出す。
「切札勝太&カツキングを召喚!登場時能力で山札から火のカードを手札に加え、すずちゃんのドルブロを手札に!更にマッハファイターなので即攻撃だ!ダルピ・ルッピーを攻撃してターンエンド‼︎」
「えっ、それで終わりですか?」
「無理だ‼︎すずちゃんの場にはゲンム-MAXがいる。トドメが届かねえ・・・。」
「流石に分かってる様だな。S-MAX進化クリーチャーには敗北回避能力がある。トドメを刺される時にコイツを破壊するか、わらわの手札からコイツと同じカードを1枚捨てる事でわらわは敗北を回避出来るのだ!」
「な、何やて⁉︎」
「成る程、革命0はシールドが0枚でなければ発動しません。シールドが0の時はダイレクトアタックを受けて負ける割合が高いから時間を稼ぐ手段が必要なんですね‼︎」
「だから敗北を無効化出来るカードを使ったノネ!流石すずちゃんだワ‼︎」
敗北回避能力を持つS-MAX進化クリーチャーを使用した理由にアーシュとゼオスが納得する中、すずにターンが回る。すずは早速手札にずっととっていた切札となるカードをジェニーの黒像のカードの上に置く。
「ブラッドレインの効果で7マナでジェニーの黒像をわらわの切札、魔の革命 デス・ザ・ロストに進化‼︎」
「えっ、それタマシードだよね⁉︎進化させられるの⁉︎」
「タマシードにはシンカライズと言って進化クリーチャーの進化元に出来るのがあるんだ。」
「そうなノ⁉︎」
「その通り、コイツはシンカライズ持ちだ‼︎出でよ、デス・ザ・ロスト‼︎」
ジェニーに似た人形のタマシードにカードが合わさると彼女の切札であるデス・ザ・ロストが暗闇から姿を見せる。デス・ザ・ロストが出るとツルギの唯一の手札であったドギラゴン閃のカードが墓地に行く。
「デス・ザ・ロストの登場時能力で貴様の手札を全て破壊だ!」
「くっ⁉︎」
「デス・ザ・ロストで攻撃!そして革命0で貴様の全てのシールドを破壊た〜‼︎」
「アカン‼︎絶対絶命や‼︎」
デス・ザ・ロストが咆哮でシールドを全て粉砕する。ツルギはあっという間にシールド0にされてしまう。
「どうだ、これがわらわの実力だ!参ったか‼︎」
「すずちゃん凄えよ・・・ハンデスとデス・ザ・ロストの革命0、両方を生かせるデッキを作って使いこなせる様になったんだな。」
「ふふん、当然だ。わらわは天才だからな!新行事の為にも負けられんわ‼︎」
「・・・それ、本当にやってる場合か?どう考えても」
「わらわを信用出来んのか?わらわは天才だぞ。スケジュール、各部活の出し物、予算、色々と考えてる。それに例え月軍が来ても、ここにいるメンバー全員が一丸となれば奴らに屈する事なく新入生交流会をやれるとわらわは信じてる‼︎貴様らもそうだろ?」
「そうネ、新入生交流会、とてもワクワクするワ。朕も開催したイ‼︎」
「うん、上手くいったら楽しそうだもん‼︎」
すずは視線をアーシュ達に向ける。メガとゼオスは結構乗り気な様子だが、ツルギの言葉を聞いたアーシュとギャイは浮かない顔になった。
「せやけど、ツルギはんの言う通り月軍がいつ襲ってくるか分からんし・・・。」
「新行事は止めた方がいいんじゃ・・・。」
「何言ってるんだ。奴らの幹部であるフミビロムもわらわ達で力を合わせて追い払っただろ!リュウゴ・ボルシィもいる以上、わらわ達全員が力を合わせれば月軍など恐るるに足らん‼︎それに会長、貴様はキラキラJKライフに憧れているのだろ?」
「は、はい!」
「新生徒会の企画する新行事は貴様の望むキラキラJKライフに当て嵌まると思うぞ。想像してみろ、夜遅くまで準備したり、終わった後に成功を祈念して打ち上げやったりする姿・・・これぞ貴様の望む青春じゃないか?」
アーシュはすずの言葉を聞いて先程の彼女の言葉通りのビジョンを想像する。そして思わずドラゴン化する程舞い上がるとツルギに進言した。
「ツルギ君、新入生交流会やりましょう‼︎」
「アーシュ・・・お前。」
「私、すずちゃんのお陰で目が覚めました!私達はドラゴン娘である以前に学生・・・高校生で花のJKなんです‼︎クリーチャーの事を考える前に限られた高校生活を楽しみたい。だから、私は皆で新入生交流会をやりたいです‼︎」
「でも、月軍の事は・・・。」
「ウチらなら大丈夫やて。」
「ギャイ。」
「ウチもアーシュはんとすずのお陰で目覚めたわ。いつ来るか分からん奴らに怯えてたら楽しむもんも楽しめへん。それにフミビロムの時といい、アンゲロスの時といい、月軍が来たとしてもウチラ生徒会とボルシィ先輩が力を合わせればきっと勝てるで‼︎だから、新入生交流会やろうや‼︎」
ツルギは2人の言葉を聞いて、メガとゼオスの方を向く。彼女達も力強く頷くとツルギ自身の先程から思っていた事を打ち明ける。
「実は俺も・・・新入生交流会自体、興味はあったんだよ。いいぜ、皆でやろうじゃねえか!新しい学校行事をな‼︎」
ツルギは力強く宣言するとシールドだったカードを掴む。そしてカードを確認するとS・トリガーだった物があり、その内の1枚を使用した。
「S・トリガーでゼオスさんを召喚‼︎ゲンム-MAXをシールド送りにし、デス・ザ・ロストの攻撃をブロック‼︎」
「何⁉︎」
ゼオスがバトルゾーンに降り立つと、彼女がゲンム-MAXをぶん殴り、シールドゾーンまで吹っ飛ばす。ゲンム-MAXがシールドとなるとゼオスがデス・ザ・ロストを抑えつける。しかし、デュエルのパワー上ではデス・ザ・ロストの方が上である以上、ゼオスはそのまま踏み潰されてしまった。
「ああっ、ゼオちが‼︎」
「まだだ!更にもう1枚、S・トリガー発動‼︎呪文『ハイパー・キャストオフ』‼︎」
ツルギは2枚目のS・トリガーを使う。その呪文こそツルギがリュウゴから貰った新たな呪文のカードだった。見慣れないカードにアーシュが思わず叫ぶ。
「ハイパー・キャストオフ⁉︎何ですかその呪文は‼︎」
「これもリュウゴから貰った物さ。その効果でゴルファンタジスタのハイパーモードを開放し、ブラッドレインとバトルだ‼︎」
「何だと⁉︎」
「その呪文もハイパーモードを開放出来るんか⁉︎」
再びゴルファンタジスタのハイパーモードが解放され、ゴルフの達人である龍の体に木が生える。そしてゴルファードラゴンはゴルフクラブを構え、ブラッドレインに叩き付けた。ブラッドレインが空の彼方に吹っ飛ぶもすずは余裕の表情を見せている。
「だが、わらわにはまだ攻撃可能なクリーチャーがいる‼︎コイツらで」
「それはどうかな?
「えっ、それってS・トリガーはないんじゃないんですか⁉︎」
「いや、この呪文は自分の墓地に呪文が2枚以上あればS・トリガーになるんだ‼︎すずちゃんのクリーチャー2体を行動不能に‼︎」
「何〜⁉︎仕方ない、ターンエンドだ‼︎」
ツルギにターンが回るとすぐさまドローしてマナをチャージする。そして先程引いたカードを見てニヤリと笑いながらバトルゾーンに出す。
「これがラストターンだ!このターンで俺が勝つ‼︎蒼き王道 ドギラゴン超を召喚‼︎」
『よっしゃあ、いくぜ!』
「新たなドギラゴンさんの姿です‼︎」
「登場時能力で特効む月からのセンコウをマナ送りだ‼︎更にカツキングをタップし、ゴルファンタジスタのハイパーモードを開放‼︎最後のシールドを撃破‼︎その時、ゴルファンタジスタの能力でドギラゴンのハイパーモードを開放だぜ‼︎」
「しまった‼︎」
ゴルファンタジスタがゴルフクラブでシールドを叩き割ると同時にドギラゴンのハイパーモードが開放される。そしてドギラゴン超は剣に力を集め始める。
「ドギラゴンで攻撃‼︎その時、攻撃時でアーシュをバトルゾーンにだして山札から1枚をマナにして、メガを回収‼︎そしてデス・ザ・ロストを手札に‼︎」
「わらわの切札が〜‼︎」
「ダイレクトアタックだ、ドギラゴン‼︎」
「負けた〜‼︎」
すずの負けが決まり、彼女はがっくりと項垂れる。ツルギは彼女の前に立つと手を差し伸べた。
「大丈夫か?」
「ぐすっ・・・次は絶対に負けん‼︎」
すずは涙を堪えながらツルギの手を取る。彼女が立ち上がるとツルギが全員を見渡す。アーシュもツルギと目が合うと笑い合い、全員と目が合う。全員が頷き合い、生徒会メンバー全員が新入生交流会に向けて意気込んだその時、メガのスマホに電話が鳴る。メガは皆に断りを入れて電話に出る。電話に出た時、メガは青ざめながら驚きの表情を浮かべて叫んだ。
「あっ、御免。ちょっと出るね。もしもし、どったの?・・・ええっ⁉︎ママが倒れた⁉︎」
「「「「「えええっ⁉︎」」」」」
しゅうら達Jack-Potの2年組、同じ学校の先輩キャラだからドラゴン娘としてじゃなくても出し易いんですよね。本格的に出番が増えるのは王道W篇からになりますが、王道篇でもこれから先、ちょくちょく出番があると思います。
それとすずのデッキのゲンム-MAXは強者さんの案を参考にしました。強者さん、本当にありがとうございました。
前章で1番印象が強かったデュエマは?
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ツルギVSタイラー
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ツルギVSブラック・フェザー
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ツルギVSアーシュ、メガVSギャイ
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ツルギVSアボル
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ツルギVSテンサイ・ジャニット
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ツルギVSすず、メガVSゼオス
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アボルVSエルボロム
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ツルギVSメガ
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ツルギVS∞
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ツルギVSフミビロム
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ツルギVSアボル(2回目)
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リュウゴVSアンゲロス