デュエル・マスターズDD 〜Dream creatures & Dragon girls〜   作:特撮恐竜

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この小説は新入生交流会編までは王道篇の流れを汲んでいます。よってこの段階ではまだマーシャル・クイーンを4枚入れる事が出来ます‼︎
その事を踏まえた上でお読み下さい。


アーシュ、メガ、ギャイのデュエマデビュー(中編)

「で、出来ました‼︎私のデッキが完成です‼︎」

「ボクも出来たよ〜‼︎」

「ウチもや‼︎」

 

ツルギのアドバイスを経て自分だけのデッキを作り上げたアーシュ達3人が歓声を上げる。それを聞いてツルギも笑みを浮かべながら口を開いた。

 

「どうだ?デッキ作りも結構楽しいだろ?」」

「ええ、最初はカードの種類が多すぎて無理だと思いましたが・・・切札を決めればそれを中心に作れました。」

「それに結構かわちいクリーチャーもいるんだね。この間のツルっちのデュエマではドラゴンばっかり出て来たから可愛くないのしか無いのかと思ったよ。」

「それは私も思いました‼︎結構可愛らしいクリーチャーもいるんですね。」

「自然文明もようあったで。コレとかめっちゃ可愛いやん‼︎」

 

ギャイは金髪の赤とピンクのチアガールが描かれた『チアスカーレット アカネ』のカードを見せる。それを見たメガとアーシュが目を輝かせる。

 

「えー‼︎何これめっちゃかわちい〜‼︎」

「こんな可愛いクリーチャーもいるなんて・・・自然文明も侮れませんね。」

「ま、このカードデッキには入れてへんねんけどな。」

 

ギャイの発言に思わずアーシュとメガがずっこける。それを苦笑いしながら見ていたツルギは自分のデッキを取り出して口を開いた。

 

「んじゃ、早速作ったデッキでデュエマしようぜ。ルールはさっき教えたから分かるよな?」

「おお、ツルっち、早速ボクらと勝負するの?」

「オモロいやないか。負けて泣いても知らんで。」

「へっ、初心者に負ける程軟弱な俺じゃないぜ。」

「よーし、早速」

「ちょっ、ちょっと待って下さい‼︎誰が誰とデュエルするんですか⁉︎基本的には一対一ですよね?」

 

アーシュの発言にツルギ達は彼女の方向を向く。ツルギ達は頭を抱えながらどうするか悩み始めた。

 

「そうだった・・・どうすっかな〜。」

「だったらさ4人いる訳だし、ジャンケンで誰が誰とデュエマするか決めようよ‼︎」

「それが1番早そうだな。」

「ほんならグーとパーで分かれよか。」

 

メガとギャイの発言でジャンケンのグーとパーで対戦相手を決める事になり、結果としてメガVSギャイ、ツルギVSアーシュの対戦カードが決まる。

 

「よろしくな、流星。」

「よ、よろしくお願いします・・・。」

「どうした、緊張してるのか?」

「い、いえ‼︎全然大丈夫です‼︎」

「そっか。」

(無理無理‼︎デッキ組んだばかりの初心者の私がデュエマのベテランである蒼井君に勝つなんて無理‼︎)

「やっぱウチの相手はメガなんやな。」

「どうやらそのようだね。ボクの初デュエマの勝利はボクが貰うよ、ギャイ‼︎」

「ウチかて簡単にやられるつもりはあらへん。返り討ちにしたるで‼︎」

 

ツルギ達はテーブルに山札、シールドを並べる。そしてツルギがスマホを起動すると画面に闘技場と宙に浮かぶシールドが映された。

 

「これで何が起こってるか分かり易いだろ。じゃあ、始めようぜ。」

「は、はい‼︎」

「うん‼︎」

「よっしゃ、行くで‼︎」

「「「「デュエマスタート‼︎」」」」

 

こうしてツルギVSアーシュ、メガVSギャイのデュエマが始まった。まずツルギVSアーシュはアーシュ、メガVSギャイはメガが先攻を取る。

ツルギVSアーシュはアーシュがクラゲのように透明かつ、ヒラヒラした衣装の可憐なクリーチャー『カシス・ソーダ』を召喚して守りの体制に入り、ツルギがボルシャック・栄光・ルピアでマナ加速を行う。その一方でメガVSギャイはギャイが2ターン目で忍者のような妖精『増刀(ブースト)の鎖 シノブ』を出してターンを終えた状況であった。

 

「ボクのターン‼︎『コッコ・ルピア』召喚‼︎へへーん。これで次のターンには大型ドラゴンを出しちゃうもんね〜‼︎ターンエンド‼︎」

「へえ・・・じゃあウチは守りの体制に入らせてもらうで。ブロッカーを持つ『暴杖の羊飼(アラシロッド・シェパード)』を召喚や‼︎」

 

スマホに写る闘技場ではギャイのバトルゾーンに杖を持つ狼の獣人が増刀の鎖 シノブの隣に並ぶ。

 

「コイツは場に出た時に自分のバトルゾーンに他のクリーチャーがおればマナを1枚追加出来るんや‼︎ウチはさっきのターン、クリーチャー出しとるから効果発動で1マナ追加や‼︎そんでもってさっき召喚した増刀の鎖 シノブでシールドを攻撃や‼︎その際、シノブのアバレチェーン発動‼︎マナを1枚追加や‼︎」

 

種族に暴拳王国を持つクリーチャーが最初の攻撃の際に使える能力『アバレチェーン』でギャイがマナ加速をする。ギャイのターンが終わり、メガにターンが回ってきた。

 

「どや、メガ‼︎これでウチはもう5マナもあるで‼︎切り札級のクリーチャーを出すにはもう充分や。次のターンに一気に勝負を決めたるで‼︎」

「それはどうかな〜。ボクにはドラゴンのコストを2少なくするコッコ・ルピア君がいるんだよ〜。勝つのはボクだもんね〜。それじゃあ早速ボクのターン‼︎コッコ・ルピア君の能力で4マナで『ボルシャック・NEX』召喚‼︎」

 

バトルゾーンに燃え盛る拳を持つドラゴンが描かれたカードが置かれると、スマホの闘技場にボルシャック・NEXが姿を見せた。

 

「ボルシャック・NEXの能力発動‼︎山札からルピアの名を持つクリーチャーをタダで呼ぶよ〜‼︎」

「何や⁉︎タダでクリーチャーを呼べるんかそのドラゴン⁉︎」

「その通り‼︎ボルシャック・NEXの能力で出すのは『アニー・ルピア』だ〜‼︎」

 

闘技場にボルシャック・NEXの効果で新たなファイアー・バードが追加される。火のクリーチャーが3体揃った事でアニー・ルピアの能力が発動する。

 

「アニー・ルピアのシビルカウント3が発動‼︎火のクリーチャーが3体いればボクのクリーチャーはスピードアタッカーになるのだ〜‼︎いっけ〜‼︎ボクのかわちいファイアー・バードの仲間達〜‼︎」

 

特定の数のクリーチャーもしくはタマシードがいる事で能力を発揮する『シビルカウント』により、メガのクリーチャー達が攻撃可能になるとメガはまず先にコッコ・ルピアのカードに手を伸ばす。

 

「まずはコッコ・ルピアで攻撃‼︎」

「さっきウチが召喚したのがブロッカーなん忘れたん?パワー1000のルピアなんて返り討ちにしたるわ‼︎」

「そして『鳳凰竜機ワルキューレ・ルピア』に革命チェンジ‼︎」

「なっ、革命チェンジやて⁉︎」

 

コッコ・ルピアと入れ替わって赤い鎧を纏う鳥のようなフォルムのドラゴンが現れる。そのままワルキューレ・ルピアはギャイのバトルゾーンに向かっていくと炎でシールドを守る狼の獣人を焼き尽くした。

 

「アカン・・・ブロッカーがやられてもうた。」

「ワルキューレ・ルピアの能力でアニー・ルピアも攻撃可能になったからそのままボルシャック・NEXと一緒にシールドを破壊するよ〜‼︎」

 

ボルシャック・NEXとアニー・ルピアによってギャイのシールドが破壊されるとギャイはシールドゾーンから離れたカードを3枚チェックするもS・トリガーは1枚も無かった。

 

「アカン・・・S・トリガー無しや。」

「へへーん!これでシールドの数は圧倒的にボクが有利だもんね〜‼︎それにワルキューレ・ルピアの能力でドラゴンはブロッカーになるんだ。更にアニー・ルピアは最初の攻撃を決めたドラゴンをアンタップ出来るからこっちは攻撃も防御も完璧‼︎ボクのデュエマ初勝利は決まったも同然だね〜。」

「言うやないか・・・こっちはさっきのターンで一気にマナを溜めたんや‼︎ここで決めたるで‼︎」

 

ギャイは強く山札からカードを引く。そしてマナをチャージすると早速引いたカードをバトルゾーンに出す。

 

「来たで、ウチの切札‼︎頼むわ、剛力羅王 ゴリオ・ブゴリ(オトン)‼︎それに加えてブロッカーの暴発の土偶(アラシレーザー・クレイ)を2体召喚や‼︎」

 

スマホの闘技場に写るギャイのバトルゾーンに鎖を身に付けた巨大ゴリラが金色の土偶を引き連れて地面に降り立つ。ギャイは召喚したターンであればクリーチャーのみを攻撃できる『マッハファイター』を持つゴリオ・ブゴリのカードをタップした。

 

「まずはドラゴンをブロッカーに、ファイアー・バードをスピードアタッカーにする厄介な奴を叩き潰したるわ‼︎ゴリオ・ブゴリ(オトン)でワルキューレ・ルピアを攻撃や‼︎」

「いいの〜?パワー5000のそのゴリラじゃ直ぐにやられちゃうよ〜。」

「テキスト見てみい。ゴリオ・ブゴリ(オトン)のアバレチェーンで最初に攻撃するウチのクリーチャーのパワーは2倍に上がるんや‼︎」

「えっ・・・て事は・・・。」

「メガのワルキューレ・ルピアよりもずっと強くなるんやで。」

「そんな〜‼︎」

 

ギャイの言葉と同時にパワーアップしたゴリオ・ブゴリがワルキューレ・ルピアを自慢の拳で叩き潰す。それを見たメガはショックを受けていた。

 

「ああ〜、ボクの切札が〜‼︎」

「さっきの攻撃、ボルシャック・NEXからにすべきやったな。更にシノブでシールドを攻撃‼︎その時、ゴリオ・ブゴリ(オトン)の能力でもう一度アバレチェーンを発動や‼︎マナを追加出来るで‼︎」

 

ゴリオ・ブゴリのアバレチェーンを最初または2回目の攻撃の時に発動させる能力でギャイのマナが追加されると同時にメガのシールドが1枚破壊された。

一方でツルギVSアーシュのデュエマはアーシュがバトルゾーンにクリーチャーと呪文が1つになった『ツインパクト』カードのクリーチャー面を使用し、更なるクリーチャーを展開していた。

 

「『カシス・オレンジ』さんを召喚。登場時能力で山札から2枚を見ます。」

 

アーシュは山札を2枚捲り、1枚を加えると1枚を山札の1番下に置く。ツルギにターンが回るとツルギはボルシャック・栄光・ルピアの効果で召喚出来るカードに手を付けた。

 

「切札勝太&カツキング -熱血の物語-を召喚‼︎登場時能力で山札から5枚捲り、1枚を手札に‼︎」

 

ツルギは捲ったカードの内、ツインパクトカードである『無双龍幻 バルガ・ド・ライバー』を手札に加え、カツキングのカードをタップした。

 

「先程加えたカードが火もしくは自然なら相手のクリーチャーを手札に戻せる。厄介なラスト・バーストを持つカシス・ソーダを手札に‼︎更にマッハファイターのカツキングでカシス・オレンジを撃破だ‼︎」

「うう・・・折角召喚したクリーチャーが・・・。」

「守りは剥がれたな。ボルシャック・栄光・ルピアでシールド撃破‼︎」

 

スマホの画面でカツキングにカシス・オレンジが殴り飛ばされる。ブロッカーが消えたアーシュを守る者はなく、彼女のシールドが1枚破壊される。それを手札に取って確認するとすぐさまバトルゾーンに出した。スマホの画面のバトルゾーンにケーブルを連想させる触手を持つ知的なクリーチャーが出る。

 

「S・トリガー発動、『電磁麗姫ジェリー』さんを召喚です。効果で1枚ドローします。」

「俺はターンエンドだ。」

「では私のターンですね。ドロー。」

 

アーシュは山札からカードを引くと先程手札に戻ったカシス・ソーダを繰り出す。更に先程山札から引いたカードに手を伸ばした。

 

「先程戻されたカシス・ソーダさんを召喚!更に先程S・トリガーで出たジェリーさんを『マーシャル・クイーン』さんに進化です‼︎」

 

知的な小型人型海月が大波をドレスとして纏う妖艶な姫を思わせる姿に進化する。ツルギは予想が大幅に当たった事を確認した。

 

「カシス・ソーダなどのスプラッシュ・クイーンが出たからそいつも来るとは思ってはいたがやっぱり来たか・・・。」

「マーシャル・クイーンさんの能力でシールドを1枚手札と入れ替えます‼︎そしてそのシールドがS・トリガーならタダで使えますよ‼︎さて、来てください‼︎私の切札‼︎」

 

アーシュはシールドから1枚カードを回収し、手札と入れ替えた。そしてシールドから回収したカードを見てとても輝かしい笑顔でそれをバトルゾーンに出す。

 

「来ました‼︎カシス・ソーダを私の切札『海姫龍 ライベルモット・ビターズ』さんに進化です‼︎」

 

可愛らしいアイドルみたいな人型海月は妖艶で女性的な体付きの龍に変化する。そしてライベルモット・ビターズの能力が発動した。

 

「ライベルモット・ビターズさんの能力でシールドを3枚まで手札と入れ替えます‼︎」

 

アーシュが手札3枚をシールドと入れ替える。そした手札に回収したカードの内2枚を見て先程以上の笑顔を見せた。

 

「来ました‼︎回収したシールドの中にS・トリガーが2枚あったので2枚とも発動です‼︎」

「ダブルS・トリガー⁉︎マジかよ・・・。」

「まずはS・トリガーで呪文『サイバー・ブレイン‼︎』‼︎山札から3枚ドローです‼︎そして2枚目のS・トリガー発動‼︎2体目の電磁麗姫ジェリーさんを召喚です‼︎」

 

アーシュの手札が呪文で3枚、そして更にS・トリガーで出たクリーチャーの効果により更に1枚増え、手札もあっという間に6枚に増えた事で、アーシュは手札の数が圧倒的に有利になる。その事にアーシュ自身も嬉しそうにしていた。

 

「やりました‼︎これだけ手札が増えればどんな状況になっても対応出来ます‼︎そしてマーシャル・クイーンさんとライベルモット・ビターズさんでシールドを攻撃です‼︎」

 

ツルギのシールドが3枚破壊され、シールドの数もアーシュの方が上になる。ツルギは手札に渡った3枚を確認するもS・トリガーは出ずに終わる。

 

「へえ、結構やるじゃねえか。」

「いえ・・・ただ単に必死なだけですよ。初心者の私じゃ、デュエマ歴の長いデュエリストである蒼井君には勝てませんから・・・。」

「でもよ、凄え顔楽しそうにしてたぜ。デュエマ、結構楽しんでるだろ。S・トリガーを出した時とか嬉しそうにしてたぜ。」

 

アーシュはツルギの指摘に思わず顔を赤くする。彼女自身も気付いていなかったが、アーシュもツルギとのデュエマを楽しんでいた事が伺える。するとアーシュが口を開いた。

 

「私、最初は正直気乗りしませんでした。折角友達が出来たんだからカードゲームより、もっとJKらしい事がしたかったって。」

「え?マジで・・・すまん、気付かなくて・・・。」

「いえ、気にしないで下さい。私、こうしてデュエマをやって気付きました‼︎思っていた以上にカードゲームが楽しいものだって‼︎カードの組み合わせでコンボを決めた時やS・トリガーが出た時の爽快感・・・とてもワクワクします‼︎デュエマってとっても楽しいですね‼︎」

 

ツルギはアーシュが思っていた以上にデュエマの楽しさに気付いた事に笑みを浮かべる。アーシュのとても楽しそうな表情を見て彼女にデュエマを教えて良かったという嬉しさが滲み出ているのだ。

 

「デュエマを気に入ってくれて良かったよ。でも、俺は初心者相手に簡単に負ける道理はねえ‼︎このデュエルの勝利は俺が貰うぜ‼︎」

「私こそ、そう簡単にはやられません‼︎この初デュエル、必ず勝利の一番星を掴んでみせます‼︎」

「アーシュはん達も佳境になってきとるな。こっちもそろそろ決めたるわ‼︎切札のゴリオ・ブゴリ(オトン)も出て、こっちにはブロッカーもおる‼︎まだまだこれからや‼︎巻き返したるで‼︎」

「その程度じゃボク達の攻撃は防げないよ‼︎このデュエル、勝つのはボクだー‼︎」

 

ツルギVSアーシュ、メガVSギャイのデュエルは白熱していく。アーシュ、メガ、ギャイの中で記念すべきデュエマ初勝利を掴むのは誰か、そしてツルギはアーシュ相手に実力者としての意地を見せられるのか・・・‼︎

 

「「「「このデュエル、勝つのは俺(私)(ウチ)(ボク)だ(です)(や)‼︎」」」」




マーシャル&ライベルモットデッキ、暴拳王国デッキってこんな感じでいいんですかね?
私はこれっぽっちも使った事がないので誰か詳しい方教えて下さい‼︎

それとツルギが使ったアプリですが、ジョー編のアニメで使用されたクリーチャー達が写るデュエル台があったのを覚えている方も多いと思います。あのクリーチャーがスクリーンに映る画面をスマホで見れるようにしたものだと思って下さい。
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