【提出】魔王軍人事評価記録及び褒章状案文の提出について←人事担当 作:ポチエナ
いずれ訪れるエピローグ
こうして魔王軍が滅び、天界と旧支配者達の代理戦争は、人類も魔族も、戦争のコマに過ぎない事に気付くこともなく天界の勝利で幕を閉じました。
勇者カレルが魔王ベルヴェデーレを打ち倒した激闘から5年
かつて魔界だった場所にも人類の町がぽつりぽつりとでき始めました。
未だに少数の魔族が人間の町を襲撃に来ることがありますが、聖教皇王が人類領域から聖騎士団を派遣し対応しているようです。
そして、北部人魔境界線から最も遠い魔界南側
ここには最盛期の魔族ですら近づこうとしないある森があります。
森に名前はなく、魔族からはただ「深い森」とだけ呼ばれていました。
「深い森」に魔族が近づかなかった理由はいくつかあります。
1つ目、常に森の中は夜であること。
2つ目、森の中では理由無く死にたくなること。
3つ目、常に何かに見られている感覚があること。
これが理由で、栄華を極めた魔王軍最盛時代においても「深き森」の探索は進まなかったのです。
第4魔城【地獄】と第7魔城【ゲヘナ】にはいくらかの資料があったようですが、どちらも城ごと焼け落ちたので参照することは、もうできません。
ー 実は、「深き森」は他でもない、旧支配者達の住処だったのです。
旧支配者達は夜と星達に囲まれながら考えました。何が敗因だったのでしょうか。
魔族に概念をあたえ、規則を作らせ、組織を作らせて、ネットワークまで与えたのにも関わらず、たった1人、天界の守護を与えられた勇者に敗北してしまいました。
魔王軍の敗北から5年、長い長い、と言っても彼らにとっては大した時間ではありませんが、長い話し合いの末、ある旧支配者がこう言いました。
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こうして、「深き森」の最深部、星月の湖に無から新たに魔族が誕生しました。
それは組織を生み出し維持するために必要なあらゆるものを持ちません。
ただ、人類の全てを殺害するためだけの、天界勢力にすら直接干渉しうる程の力を持たされたこの魔族は、目を開け、人類領域の方角を見ながらこう言いました。
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その様子を見た旧支配者達は、数千年ぶりに笑顔を見せ合いました。