小さな狐娘と魔法少女   作:う〜☆☆☆

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最近、狐ちゃん組出してないなと思って書きました。

それと、後書きうるさいの許してくださいテンション上がってたんですよ…


第14話 あかりと野菜嫌いな狐2匹と野菜好きな狐1匹

 

 

 

 

星乃あかりの家では、今日も三匹の小さな狐娘たちで賑やかだった。

 

 

朝ごはんの時間。

 

 

あかりは、今日は小さく切ったりんごを三つの皿に並べていたが、少し実験をすることにした。

 

 

魔物といえど、栄養バランスは大事かもしれない——この子達は、ずっとお菓子や菓子パンしか食べてないから…そんな軽い気持ちで、冷蔵庫からにんじん、ピーマン、ミニトマトを取り出し調理した後に置いてみた。

 

 

「みんな、今日は、野菜も食べてみようね」

 

 

あかりが床に三つの皿を並べると、3匹がちょこちょこと近づいてきた。

 

 

狐ちゃんはまずりんごを一口食べてから、野菜の皿に興味を示した。

 

 

「ふわ!」

 

 

と言いながら、にんじんを小さくかじってみる。

 

 

「んむんむ…もぐもぐ…んぴ!」

 

 

平気な顔で、ぱくぱく食べ始める。

 

 

どうやら狐ちゃんは野菜が好きらしい。

 

 

しかし、問題は残りの二人だった。

 

 

ぴーちゃんは、りんごを二口食べた後、野菜の皿に近づいた。

 

 

にんじんの匂いを嗅いで、

 

 

「ふわ……?」

 

 

一瞬だけ興味を持ったように見えたが、

すぐに

 

 

「んぴ!」

 

 

と短く鳴いて、顔を背けた。

 

 

更にピーマンを食べた瞬間、耳がぴたりと倒れて、尻尾の動きが止まる。

 

 

「ん……んぴぴ……」

 

 

明らかに嫌そうな声に加えて顔が明らかに「にがい!」と言いたげだ。

 

 

 

更にミニトマトを一口だけかじってみたが、すぐに

 

 

「ふあっ!」

 

 

と飛び退いて、りんごの皿に全力で戻っていった。

 

 

そして、ゴムちゃんはもっと露骨に嫌がった。

 

 

野菜の皿を見た瞬間、

 

 

「ふわぁ!!?グルルルル…!」

 

 

と大きな声で鳴いて、後ずさりして唸っている…まるで天敵でも見たみたいだ。

 

 

にんじんを指でつついただけで

 

 

「んぴぃぃぃ!?」

 

 

と悲鳴のような声を上げ、ピーマンに至っては、匂いを嗅いだだけで体を丸めてクッションの陰に隠れてしまった。

 

 

「え、ゴムちゃん、そんなに野菜嫌い?」

 

 

あかりが驚いて声をかけると、ゴムちゃんはクッションの隙間から紫色の瞳だけを出して、

 

 

「ん……んぴ……ふわー…」

 

 

と情けない声で訴えてくる。

 

 

尻尾が垂れていて元気が無い、完全に拒否モードだ。

 

 

ぴーちゃんも、りんごを食べながら時々野菜の皿をチラチラ見るが、絶対に手を出そうとしない。

 

 

代わりにあかりの指を軽くつんつんして、

 

 

「ふわぁ…んぴ!んぴ!」

 

 

と「他のちょうだい!」とねだる仕草をする。

 

 

あかりはため息をつきながら、3匹を観察した。

 

 

「うーん…苦手かぁ~…本当に小さい子を相手してるみたいだなぁ…いや小さけどさ…どうしようかなぁ…」

 

 

狐ちゃんは淡々と野菜も食べ進めていて、「んむんむんむ」と言いながら、すでに野菜を半分くらい平らげている。

 

 

一方、ぴーちゃんとゴムちゃんは、好きな物だけをむしゃむしゃと食べた。

 

 

お腹がぽっこり膨らむまで好きな物を食べ続け、野菜には一切手をつけない。

 

 

「案外、野菜嫌いなんだね……ぴーちゃんとゴムちゃん」

 

 

あかりがそうつぶやくと、二匹は同時に「んぴ!」と返事した。

 

 

まるで「そうだよ!」と言っているみたいだった。

 

 

午後になると、あかりはもう一度挑戦してみて別の野菜を試してみた。

 

 

 

「これなら食べられるかも?」

 

 

狐ちゃんはすぐに食べて

 

 

「ふわぁ〜!んぴ!」

 

 

と満足げに鳴いた。

 

 

しかしぴーちゃんは、ブロッコリーを一瞬だけかじったが、すぐに

 

 

「んぴぃっ!」

 

 

と顔をしかめて、鉛筆の髪飾りをぶんぶん振って拒否。

 

 

ゴムちゃんは匂いを嗅いだだけで「ふあっ!」と後ろに飛び退き、ソファの下に潜り込んで出てこなくなった。

 

 

「ゴムちゃん、出ておいで……」

 

 

あかりがソファの下を覗くと、暗がりの中でゴムちゃんが小さく丸まって、

 

 

「ん……んぴ……」

 

 

と情けない声で鳴いている。

 

 

消しゴムの髪飾りが少しだけ見えていて、なんだかとても可哀想だった。

 

 

結局、その日の夜ごはんも、狐ちゃんだけが野菜をしっかり食べ、ぴーちゃんとゴムちゃんは好きな物オンリーで乗り切った。

 

 

次の日の夕方、三匹が少し疲れてきた頃、あかりは三匹を膝の上に集めてみた。

 

 

狐ちゃんは普通に座って、

ぴーちゃんはあかりの左膝、

ゴムちゃんは右膝。

 

 

「野菜、嫌いなら無理に食べなくていいけど……

少しずつ慣れたらいいな」

 

 

あかりが優しく言うと、

狐ちゃんが

 

 

「ふわ!」

 

 

と同意するように鳴いた。

 

 

ぴーちゃんは鉛筆の髪飾りを傾けて、

 

 

「んぴ……」

 

 

と少し申し訳なさそうに鳴く。

 

 

ゴムちゃんはあかりにぎゅっとしがみついて、

 

 

「ふあふあっんぴぃ…!」

 

 

と「やだやだ食べたくないよ!」言いたげに鳴いた。

 

 

本当に「ごめんね、でも本当に嫌いなんだよ」という気持ちが伝わってくる鳴き声をしていた。

 

 

夜になると、三匹はいつものようにあかりの周りで丸くなった。

 

 

狐ちゃんは野菜を食べた満足感からか、穏やかな寝息。

ぴーちゃんは夢の中で鉛筆を握っているのか、手が小さく動いている。

 

 

ゴムちゃんは枕を抱えるように丸まって、時々

 

 

「んぴ……」

 

 

と寝言を言う。

 

 

あかりは三匹をタオルで優しく包みながら、静かに微笑んだ。

 

 

「好きな物だけで元気いっぱいなんだから、野菜嫌いでも……まあ、今は仕方ないか…」

 

 

あかりは今は仕方ないが今後は少しずつ食べさせようと考えた。

 

 

部屋の中には、三匹の小さな寝息と、

ちりん、ちりん、という鈴の音が、

優しく響いていた。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、璃音とマグノリアちゃんとファットちゃんは『あかり』、『凛』、『みゆき』の誰かが戦闘をしないかあらゆる方法を使い見守っていた。

 

 

 

 

 





親方!評価バーに色がァ!
評価ありがとうございます!
こんな作品ですが、これからも楽しんで読んで頂けると嬉しいです!

よーし、書くゾー☆

そろそろ、新狐も出したいし璃音と魔法少女を合わせたいなァ!自分にそこまで書けるか微妙ですけどォ!
やってやりますよォ!読者様の為にィ!
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