小さな狐娘と魔法少女   作:う〜☆☆☆

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何か凄い長くなった!初の4000字超えです!


第17話 お狐大集合!

 

 

 

 

 

静華がマグノリアちゃんに足を引っ張られている頃、凛はスーちゃんを連れて天城 静華の所に向かっていた。

 

 

理由は、上からの命令で一番近かった凛が向うことになった。

 

 

「一体何があったら私が向うことになるのかしら…」

 

 

向かいながら凛は呟いた。

 

 

「それにしても『正体不明の勢力が確認された為、確認に向かえ』って現場に人が居るならその人に任せればいいのに…」

 

 

「そう思わない、スーちゃん?…………ん?」

 

 

肩につかまってちょこんと乗っているスーちゃんに言いスーちゃんの顔を見るとなんだかご機嫌だった。

 

 

「どうしたの? なんだかご機嫌だねスーちゃん」

 

 

「ふわー!んぴ!んぴ!」

 

 

スーちゃんは、何かを頑張って伝えようとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、神社に戻って来た璃音は焔月に魔法少女が来ることを伝えていた 

 

※もちろん、マグノリアちゃんが予定外の人物を連れてこようとしていることも

 

 

すると、焔月は…

 

 

「そう…もうすぐ来るの?」

 

 

と言うそれに対して璃音が答える。

 

 

「ん〜…多分もう少し時間が掛かるかも…」

 

 

「あの魔法少女の子は警戒してるっぽいし…」

 

 

そう璃音が言うと、焔月

 

 

「そう…。確かに警戒するでしょうね。」

 

 

「まぁ…それはそうだよお母様。一般的には私達みたいな人間と関わろうとする魔物なんていないからね。」

 

 

「とにかく、璃音…貴方は人間の前では口調を直すのよ?あの子達の平和の為の交渉なんだから。」

 

 

そう焔月が言うと…

 

 

「うっ…わかったわよ、お母様…」

 

 

「ならよろしい。撫でてあげますよ?」

 

 

「別にいいよ、私は準備するから」

 

 

「あら…成長したわね…昔なんて撫でてあげると言ったらすぐに引っ付いてきたのに……ねぇ?」

 

 

「む…昔の事を持ってこないでよ!」

 

 

「はいはい♪ わかってますよ。」

 

 

すると、小さな狐娘達が何匹か寄ってきて来て

 

 

「んぴ!んぴ!」

 

 

と鳴きながら、「撫でて撫でてー!」と言いたげにすり寄ってくる。

 

 

「あら…みんな、撫でて欲しくなっちゃった?」

 

 

「ふわぁ!!」

 

 

「うれしそうですねぇ〜よしよし」

 

 

「んぴぴ!」「ふわぁ!」「ふわわわぁ!」

 

 

しばらく撫でていると焔月が撫でる手を止めた。

 

 

「よし…今はここまでです。みんなも準備しましょうね。」

 

 

狐娘達は、「「「ふわ!」」」と返事をしそれぞれの持ち場に移動を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、マグノリアちゃんが静華を連れて行こうとしている時…

 

 

 

 

「ちょっ…ちょっとちっこいの…ついてきて欲しいのは分かったけど…そんなに急に引っ張らないの、わかった?」

 

 

狐娘に注意した静華だったが、狐娘は思ったよりも落ち込んでいて凄く小さい声で、

 

 

「ん…んぴ…」

 

 

と鳴いて、なんだか静華は申し訳なくなった。

 

 

「な…なんかごめんね?別に怒ってるわけじゃないからね?」

 

 

そう言うと、目の前の狐娘は、「ほ…本当に…?」

と言いたげに鳴く

 

 

「ふ…ふわー…?」

 

 

「ん…んぴ…ふわー…」

 

 

そして更にとても申し訳なさそうに鳴いた。

 

 

「そ…そこまで落ち込まなくても…」

 

 

すると、声が聞こえてきた。

 

 

「あっ!静華さん!」

 

 

「ん? あ、凛ちゃん」

 

 

「命令で来たんですけど…未確認の勢力って何ですか?」

 

 

すると静華が凛に答えようとした瞬間、肩に乗っかっているスーちゃんに視線が向いた。

 

 

「あ?え?その子は、あかりの所の子と似てるわね…」

 

 

「あ…えーと…この子はスーちゃんって言って…魔物なんですけど…」

 

 

「いや…いいわよ別に言わなくて…似たような子見たことあるから、それより正体不明の勢力についての調査でしょ?凛ちゃんへの命令って」

 

 

「あ…はい、そうです。たまたま近いので向かって欲しいって…それよりもどこですか?その正体不明の勢力って?」

 

 

その質問に対して静華は…

 

 

「目の前に居るじゃない。」

 

 

と答え凛は、周りを見渡して

 

 

「?………どこですか?目の前は静華さんしかいませんけど。」

 

 

「はぁ…足元よ足元…見てみなさい」

 

 

「足元…?」

 

 

 

静華に言われた通り凛は足元を見る、すると…

 

 

 

 

「んぴ!」

 

 

 

 

装甲を着けた狐娘が居た。

 

 

「あぁ、なるほど…この子が未確認の勢力だったんですか…………ん?」

 

 

「え…?………この子何!?」

 

 

すると、狐娘が

 

 

「ふわー!」

 

 

と鳴くとスーちゃんが寄っていって

 

 

「んぴ!」「ふわー?」「ふわわ!」「んぴ!」「ふわー!」

 

 

と会話を始めている。

 

 

 

すると、何処かからヘリのローター音が聞こえてきた。

 

 

「ヘリの音…?何処から?」

 

 

「音はかなり近いけど…見当たらないわね」

 

 

すると、路地から『2m程度の小さなヘリ』が出てきた。

 

 

「静華さん…何ですかアレ…」

 

 

「えぇ……ちっさい…」

 

 

静華と凛は呟く。

 

 

すると、凛が…

 

 

「静華さん…この小さいヘリのパイロット、狐娘の子ですよ…!」

 

 

と言い静華は、

 

 

「本当ね…このちっこいの達…本当に、どんな技術力してんのよ…」

 

 

すると、ヘリの下部からワイヤーが降りてきて装甲を着た狐娘の胸元の装甲に4本のワイヤーが接続されて、ワイヤーが巻かれるとヘリの下部の装置に接続され少し高度が上がりホバリングし始めた。

 

 

すると、ぶら下がっている狐娘が…

 

 

「んぴぴぴ!んぴぴぴぴ!んぴぴぴぴぴ!」

 

 

何度も鳴いて、まるで静華と凛を呼んでいるようだった。

 

 

「このちっこいの…私達を呼んでる?」

 

 

「さぁ…?私達にはこの子達の言葉は分からないですからね…」

 

 

「どうします?ついて行ってみますか?静華さん」

 

 

「上の指示を仰ぎたい所だけど…凛ちゃんはこの子について調べたい?」

 

 

「あ…はい。そもそも調査が今日の任務ですし…」

 

 

「なら、ついて行こうか。」

 

 

「えぇ!?いいんですかね?」

 

 

「最悪戦闘になるかもしれないけど、調べる価値はあるでしょ?そもそもこの子達について、そろそろちゃんと調べ必要があるし。」

 

 

「そうですね…行きましょう。」

 

 

そう言うと2人は歩き出す。

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、あかりは眠っている狐ちゃん達を眺めていた。

 

 

「今日もみんな元気だったなぁ…」

 

 

あかりはそう呟く。

 

 

ソファの上と机の上には、いつものように三匹の小さな狐娘たちがタオルにくるまって眠っていた。

 

 

狐ちゃんは丸くなり、黒いリボンの髪飾りが少しずれている。

 

 

ぴーちゃんは机の上報告書の上にうつ伏せになって、小さな寝息を立てている………報告書の上はやめて欲しいけど……。

 

 

 

ゴムちゃんは狐ちゃんの隣のクッションの山の中で、自分の尻尾を抱えるように体を丸め、時々「ん……」と寝言を言っている。

 

 

小さく微笑みながら、狐ちゃんの頭をそっと指先で撫でてみる。

 

 

ふわふわの金色の髪と柔らかい狐耳が、ほんのり温かい。

 

 

その時——「ふわ……?」最初に動いたのは狐ちゃんだった。

 

 

タオルの中で体をぴくっと震わせ、ゆっくりと紫色の瞳を開けた。

 

 

耳がぴんっと立ち、鼻をくんくん動かす。

 

 

「ん……んぴ?」

 

 

続いてぴーちゃんが報告書の上から顔を上げ、鉛筆飾りを揺らしながらきょとんとした表情になった。

 

 

「ふあっ……?」最後にゴムちゃんがクッションの山から転がり出て来て、「んぴぴ……?」と小さく鳴いた。

 

 

三匹がほぼ同時に目を覚ました。

 

 

あかりは驚いて目を丸くした。

 

 

「?……みんな、どうしたの?まだ寝てていいのに……急に起きて」

 

 

三匹はタオルやクッションから這い出して、

あかりの膝の上にぴょんぴょん集まってきた。

 

 

狐ちゃんはあかりの足の間、ぴーちゃんは左膝、ゴムちゃんは右膝にそれぞれ乗る。

 

 

三匹とも、なんだか落ち着かない様子で、

耳をぴくぴくさせたり、尻尾を小さく振ったりしている。

 

 

「ふわふわ……ん!」狐ちゃんがあかりの服を小さな手でぎゅっと掴み、上目遣いで見つめてくる。

 

 

ぴーちゃんは鉛筆飾りを傾けて、「んぴ!……ふあ!」と何かを訴えるように窓の外を指差しながら鳴く。

 

 

ゴムちゃんは一番何かを感じているのか、あかりの指にしがみつきながら、「んぴぴぴ!」と連続で鳴いた。

 

 

あかりは三匹を交互に見て、そっと頭を撫でてやった。

 

 

「どうしたの? 変な夢でも見た?それとも……お腹すいた?」

 

 

しかし三匹の反応は、いつもの「お腹すいた!」とは違った。

 

 

狐ちゃんはあかりの顔を見上げたまま、「ふあ……!ん!」と鳴き声を繰り返す。

 

 

ぴーちゃんは部屋の窓の方をチラチラ見て、

「ふわっ!」と短く鳴いては、またあかりの顔を見る。

 

 

ゴムちゃんは一番露骨で、あかりの腕にぎゅっと抱きついて離れようとせずずっとゴムちゃんは窓の外を指差している。

 

 

あかりは三匹の様子に、何かが起きていると感じた。

 

 

(みんな……何か感じ取ってる……?)

 

 

(何だか前も、こんな事あった気がする…)

 

 

あかりが思い出したのは、以前ぴーちゃんとゴムちゃんと出会ったその日に、静華先輩と狐ちゃん達を大きくしたような魔物…いや魔人と先輩が戦っていた日のことだ。

 

 

 

三匹の言葉は私達には分からない。でも、魔物同士の何かしらの感覚で、遠くで起こっている出来事を察知してのかもしれない。

 

 

あかりは三匹を両手で優しく包み込み、できるだけ落ち着いた声で話しかけた。

 

 

「よし、みんな何処に行きたいの?」

 

 

 

「行きたい子は準備して」

 

 

すると、狐ちゃん達はそれぞれ「んぴ!」「ふわわわ!」「ふわー!」と元気に鳴く。

 

 

すると、あかりが狐ちゃん達用に作ってあげた小さなリュックを自分達で出してきてお菓子を入れて背負った。

 

 

その後いつも、狐ちゃん達を入れて外出する時用のバックにみんな自分から入っていく。

 

 

いつもなら、狐ちゃんしか自分で入らないのに…

 

 

既にあかりは変身済みで、バックを持ち玄関から外に出る。

 

 

「じゃあ、みんな案内して!」

 

 

と言うとぴーちゃんとゴムちゃんが、「んぴ!んぴぴ!」「ふわー!ふわわ!」と「あっち!」や「そっち!」と言いたげに鳴きあかりはそれに従い向い始める。

 

 

 

 

 

 

 

しばらくすると、あかりは凛と静華が見え目の前に着地する。

 

 

「よっと……先輩!凛さん!」

 

 

静華は驚いたようにあかりに言う。

 

 

「あかり?…何でここに?」

 

 

すると、あかりはバックを置きそっと狐ちゃん達を出す。

 

 

「この子達がどこかに行きたそうだったから行きたい場所に案内してもらったら先輩と凛さんが居ただけです。」

 

 

「そうだったんだ。」

 

 

すると、凛が

 

 

「あかりちゃんの所の狐ちゃん達はあの子達に引き寄せられたんじゃないかしら」

 

 

「えぇ…ま…また新しい子達ですか?」

 

 

あかりは狐達(マグノリアちゃんとファットちゃん)を見ると、

 

 

「何か…随分とゴツい子達ですね…」

 

と言う、その時装甲をつけた子が

 

 

「んぴ!んぴぴ!んぴぴぴ!」

 

 

と鳴いた。すると、スーちゃんも狐ちゃん達みんなが「ふわ!」と鳴いて皆でどこかに向かってまとまって歩き始めた。

 

 

「ちょっ…スーちゃん!?どこ行くの!?」

 

 

「狐ちゃん!?ぴーちゃん!?ゴムちゃん!?」

 

 

凛とあかりは狐達に聞くがぴーちゃんが振り返って手招きをしてするまた歩き出す。

 

 

すると、静華が

 

 

「はぁ…これはついて行く以外には選択肢が無いってことかな…ほらあかり、凛ちゃん行くよ。」

 

 

と言いついて行き始めた。

 

 






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