小さな狐娘と魔法少女   作:う〜☆☆☆

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番外編14 『よく食べて!よく寝る!それがきつねなんです!!』

 

あかりの家のリビングは、今日も「よく寝てよく食べる」狐娘たちで満ちていた。

 

休日の午後2時。

 

リビングのソファの上では、狐ちゃんが大きなクッションを枕にして、お腹をぽっこり出して仰向けに寝ていた。

 

「すー……すー……ふわぁ……」金色の髪がクッションに広がり、尻尾がゆっくりと左右に揺れている。

 

朝からおにぎりを三つと、味噌汁を二杯、4等分にした鮭を平らげた後で、完全に満腹モードの狐ちゃん達。

 

時々「ん…ぴぴぴ…」と幸せそうな寝言を漏らしながら、体を少しだけずらして、より快適な姿勢を探している。

 

その隣では、ぴーちゃんがうつ伏せになって眠っていた。「ん……んぴ……」顔を枕に擦り付けながら、小さな手で枕をぎゅっと握っている。

 

どうやら食べ終わってから、そのまま寝落ちしたらしい。

 

お腹が少し膨らんでいて、時々「んぴ……」と満足げな寝息を立てる。

 

一番奥のクッションの山では、ゴムちゃんが大の字になって眠っていた。

 

「ふわぁ……んー……」と鳴きながら最近お気に入りのゲーム機のコントローラーを胸に抱えたまま、お腹を天井に向け、尻尾をだらんと垂らしている。

 

そしてあれだけ食べた後の昼ご飯は唐揚げ定食(狐娘サイズに小さく切ったもの)をみんな完食し、さらにデザートにフルーツヨーグルトまで平らげた結果、完全に「動けないモード」なってしまっている。

 

あかりはキッチンから皿を洗いながらその様子を見て、小さく微笑みながらため息をついた。

 

「本当によく食べてよく寝るよね、三匹とも」朝から昼にかけての食事量は、本当に体格に見合っていない。

 

狐ちゃんは甘いものが好きで、ぴーちゃんは少ししょっぱいものが好み、ゴムちゃんはとにかく量を重視。

 

三匹合わせて、今日だけでおにぎり6個、唐揚げ12個分、ヨーグルト3個とフルーツを数種類を平らげていた。

 

あかりは三匹の様子をスマホで軽く撮影し、凛花と静華のグループチャットに送った。

 

【あかり】

今日もよく食べてよく寝てるよ

ゴムちゃんなんてお腹ぽっこりで大の字。

写真送るね(画像添付)

 

 

すると、すぐに返事が来た。

 

 

【凛花】

かわいいわね。

ゴムちゃんのお腹、触りたくなってきたわ

 

【静華】

栄養はしっかり取ってるみたいで安心した。

でも食べさせ過ぎには注意ね。

 

 

あかりは少し笑いながらスマホを置いた。

 

その時、狐ちゃんが少し体を動かして、

クッションからずり落ちそうになった。

 

あかりは慌てて近づき、狐ちゃんを優しく抱き上げて元の位置に戻してあげた。「ふわ……ん……」狐ちゃんは寝たままあかりの手に頰をすり寄せ、

さらに幸せそうな寝息を立てた。

 

お腹がぽっこりしているので、触るととても柔らかい。

 

ぴーちゃんはゆっくり起き上がり、

眠そうに目をこすりながらあかりの膝に登ってきた。

 

「んぴ……」まだ半分眠っているような顔で、

あかりの太ももに頭を乗せて再び寝始める。

 

どうやら「食べた後はあかりの膝で寝る」のが最近のお気に入りらしい。

 

ゴムちゃんは大の字のまま、「わふ〜…んー…」と長い寝息を吐きながら、時々お腹をさすっている。

 

完全に「動けない幸せゾーン」に入っていた。あかりは三匹を交互に見ながら、静かに微笑んだ。

 

「本当に、よく食べてよく寝るね……でも、それが一番の証拠だよね。ここが安心できる場所だってこと」

 

彼女はそっと三匹に薄いブランケットをかけてあげた。

 

狐ちゃんはブランケットの中で「ふわぁ……」と長く息を吐き、

ぴーちゃんは毛布を握ったまま「ん……」と鳴き、

ゴムちゃんは大の字のまま「んー……」と満足げに体をくねらせる。

 

午後の陽光がカーテン越しに差し込み、

リビングを優しいオレンジ色に染めていた。

 

三匹の狐娘たちは、今日もたくさん食べて、たくさん眠って、少しずつ、確実に、あかりの部屋で幸せに育っている。

 

あかりは三匹の寝顔を眺めながら、静かに呟いた。

 

「…これからも、たくさん食べて、たくさん寝て、元気に育ってね。狐ちゃん、ぴーちゃん、ゴムちゃん。」

 

アパートの部屋に、三匹の穏やかな寝息と、小さな「すー……すー……」という呼吸音が、温かく響き続けていた。

 

狐ちゃん達は、今日もよく食べて、よく眠る。

 

 

それが、この小さな家族の、一番の幸せな日常だった。

 

 





やっぱり書くのは楽しいですね!
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