近い内に新しい作品を出すつもりなのでそっちも出したらよろしくお願いします!
紗耶の家のキッチンは、今日も小さな大騒ぎの渦中だった。
「ふゃ! ふゃふゃー!」15cmの子狐・みゅうが、キッチンの床で元気いっぱいに跳ね回っている。
金色の髪をぴょんぴょんさせ、紫色の瞳をキラキラ輝かせながら、短くて小さい尻尾ふりふりと振りながら、小さな両手をパタパタと動かしてアピール中だった。
紗耶が夕飯の準備をしている横で、みゅうは一生懸命「お手伝い」をしようとしていた。
まず最初に挑戦したのは、野菜を洗うお手伝い。
みゅうはシンクの下の椅子をよじ登り、小さな手でスポンジを持って水道の蛇口に挑んだ。
しかし体が小さすぎて、蛇口に手が届かない。
「ふゃー! ふゃふゃ!」みゅうは飛び跳ねて何度も挑戦するが、
結局水が出ず、スポンジだけをぎゅっと握って悔しそうに鳴いている。
紗耶が笑いながら手を貸そうとすると、みゅうは「んみ!」と首を横に振って拒否。
どうやら「自分でやる!」という強い意志があるらしい。
次に挑戦したのは、テーブル拭き。
みゅうは雑巾を両手で抱え、テーブルに登ろうと一生懸命よじ登る。
しかし15センチの体ではテーブルの高さが壁のように感じられ、何度も滑り落ちて「ふゃっ!」と転がる。
それでも諦めず、雑巾をテーブルの上に投げてから、椅子を伝ってなんとかテーブルに登り、雑巾を小さな手で押さえながら、一生懸命にテーブルを拭き始めた。
「んみ! んみ!」雑巾より少し大きい体で、楽しそうに一生懸命、体を前後に動かしている姿は、まるで床に這いつくばって拭いているように見える。
拭いている範囲はほんの20cm四方ほどだが、本人はとても真剣だ。
紗耶はキッチンからその様子を見て、思わず頰が緩んだ。
「みゅう、すごいね…!お手伝い、頑張ってるね!」と褒めてあげる。
するとみゅうは褒められて嬉しくなり、「ふゃー!」と元気よく鳴きながら、さらに勢いよく雑巾を動かした。
しかし勢いがつきすぎて、みゅう自身が雑巾と一緒に滑り、テーブルの端までコロコロと転がり移動してしまう。
「ふゃっ!?」と驚いたように鳴き危うく落ちそうになったところで、
紗耶が素早く手を伸ばしてキャッチした。
「危ないよ、みゅう」みゅうは紗耶の手に包まれながら、
少ししょんぼりした顔で「んみ……」と鳴いた。
でもすぐに元気を取り戻し、
今度は床の掃除をしようと、
尻尾から小さなホウキを抱えて床を掃き始めた。
「ふゃ! ふゃふゃ!」ホウキより少し大きい体で一生懸命に床を掃いているが、進む距離は数十cm。
それでもみゅうは真剣そのもので、短い尻尾をぴんと立てて頑張っている。
ゆきはソファの上からその様子を眺め、
「んぴ…( ´Д`)=3」と呆れながらも、少し優しい目でみゅうを見守っていた。
紗耶は結局、みゅうを抱き上げて自分の頰にすり寄せながら言った。
「みゅう、今日はもう十分お手伝いしてくれたよ。
ありがとう。とっても嬉しかった」
みゅうは紗耶の手に包まれながら、
「ふゃぁ……」と幸せそうな長い声を出し、
満足げに目を細めた。
しかし、すぐにまた元気を取り戻し、今度は夕飯の盛り付けを手伝おうと、小さなスプーンを持って紗耶の隣に並んだ。
「ふゃ! んみ!」と鳴きながら15cmの小さな狐娘が、今日も全力でお手伝いしようと頑張る姿は、紗耶の心をいつも温かく溶かしていた。
「ふふ……みゅうは本当に頑張り屋さんだね」と言うと
キッチンに、元気いっぱいのみゅうの「ふゃ!」と「んみ!」と言う声が、可愛らしく響き続けていた。
並行して書くのに加えて新しい作品を書きためてる最中なので投稿が今後遅れるかもしれませんが、よろしくお願いします!