狐が出てくるように成りました。
あかりが、狐ちゃんを保護してからもう2日経った。
一応、狐について良くは調べておいた。
その上で狐が虫を食べれる事を知ったので狐ちゃんには食べないように言いつけておいた。
流石にあの見た目で虫を食べていたら失神出来る自信が100%ある。
狐ちゃんはあれから、お腹が空くと
「ふわー!」
と鳴きながら近づいてきて、両手を上に上げながらぴょんぴょんしてねだってくるので、
「はいはい、ご飯ね」
と言うと、伝わったのが嬉しいのかいつもより尻尾を大きく揺らす。
この子絶対に自分が可愛いのを自覚してる。それじゃなきゃこんな可愛い行動しないもん。
それとお風呂にも入れてあげた。
そして狐ちゃんの尻尾をしっかりと洗っている時に何故か尻尾から釣り竿が出て来た、しかも大きい釣り竿では無くぬいぐるみに持たせるようなサイズの小さい釣り竿で他には葉や石、しまいには空のアルミ缶までもが入っていた。
お風呂から上がった後狐ちゃんは金色の髪と尻尾と狐耳ががぴかぴかになり前より可愛くなった様に感じる。
だが一応…
「狐ちゃん?」
「なんでもかんでも尻尾にしまっちゃ駄目だからね?」
と注意しておく、そしてふと尻尾を見て
「というか…その尻尾のどこにそんな量が入るのよ…」
と疑問を浮かべてみると狐ちゃんは「わかんない!」と言いたげに、
「ふわっ!」
と鳴いた。
あかりは、
「あはは…狐ちゃんでわからないなら私はもっとわかんないや」
取り敢えず、四次元ポケットという事で納得しておく事にした。
一方その頃、狐娘とあかりが心の距離を縮めている時、
何処かの森の中にポツンとある大きな神社の中にて…
白髪の女が、
「うぅ…娘にあいたいよぉ〜…」
と言っている。すると、隣から
「いや…お母様が森に放置してきたんでしょ…」
と金髪の女は言う。それに対して白髪の女が
「それでも私はあの子をモフりたいのぉ!!」
「一番尻尾がふさふさなんだものぉ!!」
と何故かキレ散らかしている。
金髪の女は、
「はぁ…」
と溜め息をつく。
すると、障子が開いて
「ふわー!」
と言う声が聞こえてきた。
それに対して、金髪の女は声のした方向を見る。
そこには、両手で皿を持っている小さな狐娘と
障子を開けた小さな狐娘の二匹が居た。
見た目は狐ちゃんとほぼ同じで唯一違うのは、髪飾りだけで、
狐ちゃんが、右の狐耳の少し下に真ん中に金色の丸い装飾付きの黒いリボンだったのに対して、
両手で皿を持っている狐娘は、右の狐耳の少し下に真ん中に金色の星型の装飾付きの黒いリボンを付けていて、
もう片方の障子を開けた狐娘は、星型の装飾がハート型の装飾になっている。
すると、金髪の女は、
「ん?…あーごめんねテーブルの上に置いておいて」
「……今は、ちょっとお母様の対応で大変なの……」
と言うと、皿を持った狐娘はそのまま部屋の中に入り
テーブルに繋げられた斜めの板に皿を持ったまま登り
テーブルの上に皿を置くと
「ふあっ!」
と言い部屋を出ていく。
そして障子を開けた子が障子を閉めた。
その後、小さな足音が遠ざかっていった。
すると、金髪の女が白髪の女に対して
「お母様!もう少し天狐しての自覚を持ってください!」
と怒った。
その後皿に盛ってあったみたらし団子を食べる。
母親はその後もしばらく駄々をこねていたので縛り付けて来た後、神社の外に出ると、
沢山の小さな狐娘がそこら中にいる。
良く見ると中には、
「ふわー!」「んぴ?」「ふわ〜ん?」「ふわふわー!」
と「できた!」「ここ違くない?」「ここはこうじゃない?」「ホントだー!」と会話している様な所や、
「んぴぴぴぴっ!」「んぴ?!ふぁー!」
と喋り「こんな事があったんだー!」「本当に?!良かったじゃん!」と最近会ったことを話し合っている子達、
「ふわー!」「んぴ!」「ふあ!」
と「よし行くよー!」「うん!」「行こー!」
と喋りながら狐娘達の身長より大きい木材の板を皆で運んでいる所がある。
それを見て金髪の女は、
「この子達をあんな汚らしい魔物と一緒にさせるもんですか…」
「あの子には重い役割を任せちゃったわね…」
「計画が終わったら、しっかり休ませないと」
すると、後ろから
「
と言う声が聞こえてきた。
すると、金髪の女は
「何ですか?
白髪の女が、
「あの子の方で進展があったみたいよ」
「詳しくはその子に聞きなさい」
と言った。
足元を見ると忍者の様な格好をして背中に小さな刀を背負った狐娘が一匹居た。
璃音、と呼ばれた金髪の女は
忍者の格好をした狐娘に向き直り
「それじゃあ何があったのか聞かせてちょうだい」
と言うすると、
「ふあっ!」
と返事をした。
一方その頃、焔月は
神社の横の庭にある桜の木の下の札を貼られた石を見つめている。
そして呟く、
「願いは叶わないものでは無い」
「貴方の言った我々と人間の共存…」
「必ず成し遂げて見せますわ」
「
「貴方を縛るものはもうすぐなくなります。」
石に貼られた札には「封印」と書かれている。
その札が、少しずつ剥がれ始めた様な気がした。
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