狐ちゃん達があかりの家の玄関で3匹で頑張ってドアを開けようとしている頃。
璃音は目の前の魔法少女と戦っていた。
「あ〜しつこいっ!」
「そのショットガンどうなってんのよ!」
「弾数多すぎでしょ!どんだけ弾入ってんのよ!」
璃音は相手が面倒過ぎて絶賛叫んでいる。
「そりゃあ私の魔力で作ってるからねっ!」
と言いつつ撃つ。
(コイツ本当に反撃してこないな…)
(早く、あかりの所に行きたいんだけど…)
一方その頃…あかりの家の玄関では、
「んぴ!んーぴーぴー!」
(開けろー!あーけーろー!)
とゴムちゃんが叫び
「ふわー?ふわー!」
(ん〜?今更だけど何でこんなことしてんの?ノリでやったけど)
狐ちゃんはぴーちゃんに聞いてみると
「ふわ!ふわー!」
(お姉ちゃんが戦ってるの!止めないと!)
狐ちゃんは
「ふわ?ふわー?」
(お姉ちゃん?)
となり聞いてみる。
すると、
「んぴ?ふわふわーわわ!」
(んん?…あーそっか記憶封印中だもんね!)
「んぴ!ふわ!んぴぴーぴ!」
(わかりやすく言うと、外で今戦ってるのが僕たちと君のお姉ちゃん!)
とぴーちゃんは言う。
狐ちゃんは、
「んぴ! ふわわ?」
(なるほど!つまり助けるってこと?)
と聞いてみる。
ぴーちゃんは、両手を大きく広げて
「ふわ!」
(うん!)
と答えた。
狐ちゃんは、
「んぴ!?ふわわわわ?」
(おいちょっと待て、聞き捨てならない事が聞こえたんだけど?)
あかりは、狐ちゃん達を見て、
(何で外に出ようとしてるんだろう…?)
(もしかして…何かの良くないことの前兆?)
(先輩もあれから連絡取れないし…どうしたんだろう…)
と考えていると、
ちょこちょこちょこと、狐ちゃんが2足で走ってきた。
本人は至って真剣そうな顔だが足が短いので、見た目よりずっと遅くて、歩く事を覚えたばかりの赤ちゃんを見ている気分になる。
そして遂に足元まで来たのであかりは屈んで狐ちゃんに出来るだけ目線を合わせるが狐ちゃんは小さ過ぎるので目線を合わせることが完全には出来ない。
そして、問いかけてみる。
「どうしたの?狐ちゃん?」
すると、両手を上に挙げて跳ねながら
「んぴっ!んぴっ!ふわっ!」
と言い何かを伝えようとしている。
狐ちゃんはずっと自分の耳を指差している。
あかりは、
「狐耳?…もしかして同じ子が外に居るの?」
と聞いてみると、「う〜ん」と言う顔をされたどうやら間違っても合ってもいないらしい。
「えぇー…?」
「他に何があるかな…」
狐ちゃんは、「あっ!」と何か思いついたように耳がぴんっ!としたすると、
急にぴーちゃんに「ふわふわ」と話しかけてぴーちゃんと一緒に自分の前に来て急に
「んぴっ!んぴっ!ふわわわわ!」
と言いながら、狐ちゃんがぴーちゃんを優しめに叩き始めた。
そして、
「もしかして、誰か戦ってるの?」
と言うとぴーちゃんと狐ちゃんは顔を見合わせて手を繋ぎ、ぴょんぴょん跳ねだしたどうやら伝わって嬉しかったらしい。
そして、あかりは「誰か戦ってるている」、「狐耳」と言う狐ちゃんがくれた情報と「すぐに行きたがっている」と言う事を踏まえて考えると、戦ってるいるのは先輩と狐ちゃんの仲間か家族だろうとわかった。
「よしっ!わかったよ!」
「じゃあ行こうか!」
と言うと狐ちゃん達は、
「ふわー!」や「ふあー!」や「んぴぴぴぴぴぴ!」と返事をして来た。
あかりは、変身して狐ちゃん達を腕に抱えて身体能力を強化する魔法を使い移動する。
移動中、ぴーちゃんとゴムちゃんが方向を教えてくれたのですぐにその方向に向かってから少しすると、ショットガンの発砲音が聞こえた。
この辺りの魔法少女でショットガンを使うなんて先輩くらいなのですぐに先輩と誰かが戦っているとわかった。
そして遂に、見つけた。
狐ちゃん達は、「ふわー!」といつもより元気に鳴いているので嬉しそうだ。
あかりは、まず叫ぶ事にした。
「せんぱーーーーーい!」
「その子は討伐しちゃ駄目ですーーー!」
すると先輩の動きが止まった。
相手を見てみる。
つい感想が正直に出た。
「わーお可愛い」
白黒金藍色の肩出しオフショルダー風の着物を着た金髪
の狐娘、でも身長は160cmくらいありそうだ。
「狐ちゃん達を成長させたらこうなるのかな?」
すると先輩がこっちまで飛び退いて来た。
「あかり!どうしてここに?」
「この子達が教えてくれたんです。」
と狐ちゃん達を見せる。
「ふわー!」
と狐ちゃんは鳴くと続けて「ふわ!」「んぴ!」とぴーちゃんとゴムちゃんが鳴いた。
わざわざ、挨拶の時片手を挙げるのが凄い可愛らしい。
先輩は明らかに困惑している。
「あかり?この子達…魔物だよね?」
先輩が聞いてきてた。
すると、あかりが答える前にぴーちゃんが
「ふわー!」
とまるで「そうだよ!」と言いたげに鳴いた。
すると、ぴーちゃんとゴムちゃんはとても嬉しそうに
「ふわー!」や「ふわわわわ!」
と鳴いている。
そして、相手がいた場所に目を向けるともう居なくなっていた。
ぴーちゃん達は、森の方向に手を振っていた。
先輩は
「あかり、その子達について聞かせてね?」
「あ…はい!」
「というかその子達が今日私を呼び出した理由?」
「そうです。この子達、魔物なのに凄い人懐っこいんです。」
「『ふわ』とか『んぴ』くらいしか喋れないんですけど、こっちの言葉は伝わってるみたいなんですよね…。」
先輩は、
「ふーん…にしてもうるさいねぇ……」
と言うと狐ちゃん達は、
「ふわー!」「ふわわわわー!」「ふあー!」
より音量を上げた。
「ねぇあかりこの子達本当に私の言ってることわかってるの?」
「元気なだけです………多分…」
狐ちゃん達は、
「ふわー!」
(やったー!)
「ふわわわわー!」
(作戦成功だー!)
「ふあー!」
(わーい!)
無邪気にはしゃいでいるだけである。
後、2〜3話で終わる気がしねぇ!