"キーンコーンカーンコーン"
「ん〜、今日も疲れたなぁ…」
やっと今日の授業は全て終わり、放課後の時間、皆は各々帰る準備を進めており、僕も帰る準備をしようとするが…
「ねぇ――」
僕が咄嗟に後ろを振り返ると、そこにはにこやかなしかし貼り付けたような笑みを浮かべた柳くんが立っていて
「え、柳くんどうしたの?」
「いやね、少し放課後残ってくれないかなってさ」
そう平坦な声で言う柳くん、でもその声色はどこか無機質で、作られたようなトーンであり、少し怖い
「う、うん…わかった…」
僕は笑顔を作りながら頷く。
と、やがて教室には柳くんと僕のみになり…
「ねぇ柳くん…残ってって……がっ…!?」
次の瞬間、僕のお腹に柳くんの膝が突き刺さり、僕は思わず地面に蹲る。
「や、柳…くん…?」
顔だけ柳くんのことを見上げ、震える声でそうほぼ呟くように言う僕
「なに?勇斗…てか君さぁ、生意気にも戦闘演習の時ペア断ったよね?あれほんとムカついてさ〜」
そう言いながらも、柳くんは僕の髪を掴み上げ、その瞬間頭皮に激痛が走る。
「っ……い、痛いよ…やめて……」
「やめて?誰に口答えしてんの???わかったら逆らうなよ、ゴミが」
そう言い残して、柳くんは僕の髪を離し、教室を後にした。
「っ〜〜〜……」
僕は地面に蹲り、静かに泣くことしかできなく…
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その日から、柳くんのイジメは日に日に酷くなり…戦闘演習でペアを組まなきゃ殴られたり蹴られたりして、口答えしたりすれば仲間も呼び、僕を虐げる……そして今日も、柳くんに放課後殴られ、俯きながら帰っていると…
「「ドカーンッ!!!」」
そんな、大きな音がした、僕は思わず顔を上げ、音がした方向を見る…
するとその音の正体は建物が倒壊した音のようで、巨大なビルが粉々になっていく…
(え…?なに…これ……こんなの能力者でも…)
僕は本能的にそこから逃げ出したいと強く思うが、足が竦んで動かない……
―――すると、見えた…
一人の男が、そのビルのあった場所の真上に浮かんでいるのを…
「え……浮いてる…?あの人が…これを…?」
僕はまだ恐怖で震えながらも、その男の人を見つめる……しかし、遠くて姿はあまり見えず、僕は慌てて携帯で写真を撮ろうとする、しかしその隙にその男は一瞬で姿を消し、最後にかほうじて見えたのは、風に靡いた長く白い髪だけだった…
(なんだったんだろう…???にしても…あんなに強い能力者さん見たことない……コンクリートならまだしも、建物をあんなふうにできるほどの力を持ってる人なんて………)
と、僕は帰り際にそんなことを考えていると…1つの恐ろしい"心当たり"が頭に浮かび
(……四天王…?)
と、僕は何週間か前、母親に四天王の話をされた時に思ったことを思い出す…「「もしも四天王がいたら……四天王みたいに強くなりたい…」」と…その時、妙な倦怠感もあり、すぐ寝てしまった…あの倦怠感は能力を使ったから…?そのせいで……あんな化け物が…?しかし流石に考えすぎか…と思い、首を振る…
(そしたら僕も、強くなってなきゃおかしいもんね…)
と、その瞬間奇妙に鼓動が鳴るが…とにかく怖かった僕は慌てて首を振り、家へと駆けていくのだった。
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深夜テンション混じってるから若干変かも?がち慣れない〜笑