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―あれから数日、ずーっとあの日の出来事が脳裏にこびりついて離れない…あの白髪の人の正体は?自らに感じた"不吉な予兆"は?わからないことばかりで嫌になる…
まぁなにはともあれ、あれからは特に何事もなにもないのだ… まぁ…柳くんの暴力などは収まっていないが…
だから、とりあえずは平気だろうと……そう思いながら授業を受けていると…
「「バンッ!!」」
と、凄い音がすぐ下から聞こえてくると同時に、少し揺れる…先生も皆も慌てており、どうやら本当の緊急事態のようだ。
「っ!鳴瀬、めちゃくちゃ揺れたけど…」
「揺れたね…怖い…」
即座に飛彩くんと大道くんが駆け寄ってきて、寄り添ってくれていて…すると落ち着きを取り戻してきた先生が…
「落ち着け!ひとまずその場で待機だ!!」
と、そう場を制すると、その声に皆も大人しく従い、その場に座り、ヒソヒソ声で話していて…
僕は、内心まさかね…と思いながらも、なんとか落ち着きを取り戻し、先生が状況の確認に教室の外に出ていき、その教室には生徒だけになると、皆は少しずついつもの調子に戻ったのか、大きな声で話し始める……
""あぁ…良かった…""心からそう安堵し、僕も飛彩くん達と他愛のない話をして
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それから数十分……やっぱり、なにかがおかしい…大分前に出ていった先生が教室に帰ってこない
「ねぇ飛彩くん…なんかおか―」
僕が飛彩くんに不安げにそう話しかけようとした、その時だった…
「きゃぁぁぁぁぁ!!!」
甲高い声…しかし、まるでなにかに襲われたかのような、そんな切羽詰まった悲鳴だった…
その瞬間、またもやクラスには緊張が走る…
僕は、やっぱりなにかあったんだ、と確信すると、思わず教室を飛び出す。
「あ!おい!鳴瀬!!!」
後ろから飛彩くんの声が聞こえてくるが、今はそんなこと言ってる場合じゃない…!少しでも情報を手に入れなくては…!と本能レベルでそう察知して…僕は廊下を駆けていき、音のする旧校舎の方に向かう
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新校舎から旧校舎に繋がる渡り廊下を通り、旧校舎に入ると………そこにはあまりにも無惨な光景が広がっていた…
(え……これ…って…)
僕は思わず絶句し、顔から血の気が引いていく……自分の口元を押さえ、僅かに後ずさる……
――その場はまさに血の海で…あらゆる場所に生徒や先生の死体……中にはぐちゃぐちゃにされていて原形をとどめていない肉塊のようになったものもあり……その光景と少しの腐敗臭のような臭いに再び現実に引き戻される…
(っ…い、今は…これをした犯人を見つけなきゃ…)
僕は涙を堪えながらもそう覚悟を決め、階段を慎重に上がり、侵入者のわずかな痕跡を辿って……
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しばらくその地獄のような旧校舎を痕跡を頼りに進んでいくと、空き教室につき……その中央には確かに人が座っている…髪はショートだろうか…髪色はオレンジに時々赤が混ざっており…その手には…剣…?が握られている
「よぉ…ついてきてんのはお前か…」
「っ?!」
(バレてる…!?な、なんで…音なんて出してないはず…)
「いるよなぁ?さっさと出てこいよ、待つの苦手なんだわ、俺」
まるでこの地獄を愉しんでいるかのように軽く、弾んでいる言葉、思わず足が竦むが、僕は勇気を出して一歩その空き教室に足を踏み入れる
「あ、あの…皆を殺したのは…あなたですか…?」
恐る恐る震える声でそう尋ねてみる、すると、その男はゆっくりとこちらを向き、ニヤリと薄笑いを浮かべ、次の瞬間こう告げる
「あぁ、丁度人がたくさんいたんでな〜、まぁ別に良いだろう?なんでもさ〜、弱肉強食なんだし」
「っ…!!そ、それでも…!!」
その軽弾みで人の命を何とも思わないような発言に思わずそう言い返そうとするが……
「あ…?なに?雑魚でしょ君、なんで逆らえると思ってんの?」
変わらず薄ら笑いを浮かべているが、その目から放たれる殺気と威圧に僕は思わず怯え、全身を激しい動悸が襲い。その場に立ち尽くす。
「あ…え……っ…と……」
途切れ途切れの意味のない言葉しか出てこず、思わず後退りする。
「どこ行くの?」
しかし次の瞬間、一瞬で奴は目の前に迫ってきて、変わらず愉しそうで、どこか威圧感のある薄ら笑いを浮かべ、逃がさないと言わんばかりに片手で僕の肩をがっしり掴んでいて。その指が強い力で肩に食い込み、痛みに顔をしかめ
「ど、どこにも…」
「そう?なら良かった、もうちょっとお話したかったもんね〜」
あははと愉しそうに笑い声をあげると、次の瞬間僕の喉元に剣を突き立ててきて
「いやほんと…逃げたら殺さなきゃだからさぁ……だるいんだよねぇ…」
平然とそういう行動をしながらも表情はまだ愉しげにしていて、その矛盾した行動と表情に僕は狂気を感じ…
(やばい…やばいやばいやばいやばいやばい、逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい)
僕は思わず一瞬で思考がそれ一色に染まり、思わず涙を流し、体を震わせて
「ぁ…あの…逃げません…から…だから…許してください…」
どこかで隙を見て逃げてしまおうと考え、僕は恐怖でまだ怯えている頭をフル稼働させて必死に術を考え
「…へぇ………良いねぇ、素直な子は嫌いじゃないよ、でもさ?もうちょっとマシな嘘つかなきゃ…ねぇ…?」
まるで全て見透かしたようにそう言うと、剣を僕の喉に触れさせ、そのひんやりとした剣の感触に思わず喉がひゅっと鳴り、頬を大粒の涙が伝い…
「ほら、やっぱりね…じゃあ勿体ないけどお別れかな…ばいばーい」
最後まで愉しげに軽く、それでいて殺意を込めた一撃を放ち……僕の心臓は呆気なく貫かれて、僕の体はゆっくりと倒れていき。
「ぁ……」
最後に見えた光景は、倒れていく僕をニヤニヤと笑いながら見つめる奴の顔だった……
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