トクベツな学園に入学した普通な私、何故かトクベツ側のみんなから迫られる!?~ただ私は平穏に学園生活を過ごしたいだけなのに~   作:青いバケモノ

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短編 夏子 文月の日記。

××〇〇年 4月1日(水) 22:14

 今日から遂に私も高校生。むっちゃんと同じ高校に通う。

 早速、朝から特別なことがたくさんあった。実は超特別な学園だったことも衝撃だが、何より、始業式での校長先生の発表が印象に残った。

 

 

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「何かに躓いた時、根性を自分から呼び寄せるのではなく、根性に足が生えて、根性側から来て貰えるような人間になれ。やる気が無いから、と言い訳をしてはいけない。なぜなら、やる気に足は付いていないから。やる気を出したいのなら、君たちが、自分の手でやる気を連れてきてください。以上。質問がある人、挙手。」

 

「……」

 

「無いのなら、最後に。この話を聞いて、ただの根性論者だ。陰謀論者だ。人の事を考えることが出来ない、自己中心的な人だ。根性が全てでは無い。そう思った人、それもまた正解だ。自分の意志を持て。自分の意見を持て。自分中心に生きろ。以上」

 

 

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 …今思い出しても、意味わからないな…ほんと。マジで。何が言いたいんだろうね。

 まぁ、やっぱり、特別な学園の校長は、トクベツだということだろう。

 

                                        

            【今日から高校生!】

 

 

 §

 

 

 ××〇〇年 4月2日(木) 21:48

 今日は、自己紹介をした。多分、上手くやれていたと思う。

 担任の先生は、少なくとも、怒鳴り散らかすような人じゃなさそうだから、良かった。

 自己紹介、みんなだいたい個性的だな~とは思ったけど、特に超個性的な人が4人いた。

 なるべく近寄りたくないな。と失礼なことを思っていたら、席替えで一番近くになっちゃった。その中の一人の子に、「ふみふみ」と呼ばれて、懐かしい気持ちになった。

 カンちゃん…元気にしてるかな…

 

 

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「おはよ~カンちゃん!」

 

「お、おはようございます…」

 

「どうしたの?なんか、つかれてる?」

 

「うん…さいきん、ほかのならいごとがつらくて…バスケはたのしいのに…」

 

「カンちゃん、だんすとえんぎとうただっけ?そして、家ではれいぎ?もやってるんだったっけ?」

 

「うん…」

 

「さぼっちゃえばいいじゃん!」

 

「む、無理だよ!まま、おこるとこわいの…パパはやさしいのに…」

 

「カンちゃんのぱぱ、すごいやさしいよね!べんごし?っていう、えらいしごとしてるってママが言ってた!」

 

「うん!じまんのぱぱなんだ!」

 

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 あれから、結局神崎ちゃん…カンちゃんは、小学5年生でミニバスも、お母さんによって辞めさせられてしまい、そこから疎遠なんだよな…

 よく、私の家に連れてきて一緒に遊んだなぁ……

 

 

           【久しぶりに会いたいな、カンちゃん。】

 

 

 §

 

 

 ××〇〇年 4月3日(金) 23:38

 今日は……うん、ごめん、濃すぎるよ。

 初めてミッション配られ、つきつきペアが誕生し、副学級委員になって、学校行事委員になって、十六夜さんと遊びに行ったんだよ!?

 いや、一日で体験することじゃないでしょ。

 

 ということでごめん、今日、詳しく書くことも、思い出すことも出来ないくらい疲れてんだ。もうこんな時間だし。

 おやすみ。

 

            【死ぬほど濃い一日】

 

 

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