ヘリから降りた俺達の班はヤーオ・ウブ補給基地の近くに行く。
補給基地なだけに警備が厳重ではある。派遣ミッションでガスマスクとヘルメット、ライオットスーツ、スナイパーライフルを終えさせており、作戦地域内にその装備はない。
フルトン回収装置もかなり強化されている為、マシンガン程度では割ることは簡単ではない。
俺達の班は補給基地内にある装甲車を回収することにする。
「よし、スモークグレネードは持ってるな?」
「ああ。一人12個だったな」
「結構持ってこられるのは大きいな」
俺は猛ダッシュで敵兵に近づき、見張りのソ連兵をCQCで尋問する。
どうやらラマー・ハーテ宮殿の捕虜が脱走し、近くの山まで捜索隊が向かってるらしい。
俺は別の方に降りて行ったB班に回収を要請する。
その間にアナスタシアがスモークグレネードを3つ投げ込み見張りと装甲車の視界を塞ぎ、セルペンが装甲車にフルトン回収装置をくっつけ、回収する。それと同時に俺達は基地内の敵兵を瀕死状態の無力化を行い、基地を制圧する。
「意外とあっけないな」
「まぁ潜入する人数が3人もいればこんなもんだろ」
それと同時にHQから連絡が来る。
『戦闘班、諜報班から連絡だ。標的が移動を開始したらしい。それと、捕虜を乗せた四輪駆動車が作戦区域内で確認された。余裕があれば回収してくれ』
「了解」
まんまTPPの通りだな。
俺達は補給基地を出て、目の前に置いてあるトラックで道を塞ぐ。
装甲車とは違って四輪駆動車の方が合流するのが早い。
全員ダンボールを被って2分ほど待つと、四輪駆動車がトラックの前で停車する。
敵兵も下車して連絡を取ってる。
俺は背後を取って敵兵を無力化し、瀕死にさせる。
セルペンは捕虜を乗せた四輪駆動車事フルトン回収装置で持っていく。
アナスタシアは遠くから見えた装甲車に対し、電磁ネットを設置し、来るのを待っていた。
数分してその装甲車は電磁ネットを踏み抜き、感電した。
装甲車の背後にアナスタシアが中腰で接近し、フルトン回収装置を引っ付けて回収。
各々連携して回収と破壊、制圧を行ってると、また連絡が入った。
『戦闘班諸君!見事な手際だぞ!全ての敵戦闘車両の撃破を確認した。
攻勢作戦はまだ続いているが、長居は無用だろう。ホットゾーンを離脱してくれ』
どうやらB班もうまくやってくれたらしい。
人手が多いというのは良いことだらけだな。
『ん?待て、別の標的が接近してきてるぞ!戦車3両、そして戦闘ヘリ!狙いは戦闘班全員だ』
「流石にやりすぎたか…ソ連軍を怒らせてしまったな」
『だがこれもかえって好機だ。あれらの兵器は反政府ゲリラにとっては脅威だ。撃破すれば追加報酬を期待できるだろう。どうする?』
「そりゃあもう、処理するに決まってるだろ」
端末にあった情報が更新され、戦車、戦闘ヘリの移動経路が表示された。
1両は近くにいる。セルペンはゲリラ戦特化であるため、最初に戦闘ヘリの撃破に向かわせる。
俺とアナスタシアは戦車の回収のために対戦車地雷を置いて、ダンボールを被って待ち伏せした。
「来たな…」
ソ連軍の戦車が地雷を踏み抜き、動きが止まる。
砲塔が別の方向を向いているのを隙に俺がフルトン回収装置をくっつける。
それと同時、近くで戦闘ヘリが墜落した。セルペンが撃ったミサイルが全弾ヒットした証拠だろう。
「後はB班が終えるだけだな」