『戦闘班諸君。早速アフガンの反政府ゲリラから依頼が入った。
そう、ジュン達転生者勢の情報にあった「ピューパ」という兵器が発見され、現地の砦「ダ・スマセ・リャマン」にいるゲリラとソ連軍が壊滅させられた。
敵味方見境なくだ。明らかにあのPFの仕業だろう。
だが、現地で生き残ったゲリラ兵は自分たちの兵力ではあの化け物には勝てない。
そこで我々に依頼だ。あの兵器を無力化し、破壊して欲しいという事だ。
これは願ってもないチャンスでもある。あのブルー・ジャイアントの野望に近づくことができるチャンスだ。
そして、あの兵器の出どころもな』
まぁ、ピューパ1機なら砦を奪取するぐらいは簡単だな。ただ、あんな狭い所よく走れたな?
もしかして、掘削用の武器を持っているのかもしれないな。
『それと、今回のミッションは1個小隊のみで出撃してくれ。あんな狭い所で大人数で行けば、逆に戦況を悪くするだけだろう』
「了解だ。メンバー人選は任せるぞ。テオ」
*
さて、メンバーの人選だが…
A班
ジュン、ドーソン、フブキ、メリッサ
随分とバランスがいい構成になった。
全員、巨大兵器対策として必ずミサイル武器を持って行っている。
「よし、まずは砦に向かってみよう」
支援ヘリを下りる。途中で四輪駆動車を奪って走らせ、着実に近づく。
砦の中にはゲリラ兵とソ連兵の死体がそこらかしこに転がっていた。
銃撃痕、放電による感電死の証拠である焼き跡まで残っている。
「ひでぇな……これじゃ大虐殺だ」
構えながら砦の中を進む。
敵兵一人も遭遇しない状態で広場に出た時だった。
「ん?」
上から大きな駆動音が聞こえた。
上を見ると見覚えのあるシルエットが映った。
ピューパだ。
ピューパが加速し、俺達の目の前に飛び降りてくる。その際、AIポッドのような大きな機械から声が聞こえた。
『てめぇらがサファイアの害虫か?たった4人で来るたぁ…舐められたもんだ』
「AI兵器が喋った!?」
「いや、違う。どうやらあの機体は有人機のようだ」
ピューパの有人機タイプか…パイロットに大きな負担となる加速度が問題となるからAI兵器になったんだが、何だ?パイロットは戦闘機乗りか?
『自分から来てくれるとはありがてぇ…降りて探す手間が省けたぜ!』
ピューパが電磁ユニットから電撃を放つ。狙いはフブキだが、咄嗟の判断で避ける。
「あぶね!?いきなり攻撃した来たぞ!」
『はははははっ!!俺様の任務は…ブルー・ジャイアントの敵対PF「サファイア・ビートルズ」の害虫どもを殺虫することだぁ!!!死ねぇ!サファイアの害虫どもぉ!!!!』
狙いを定め、機銃が乱射される。
俺達は攻撃を避けながら物陰に隠れ、作戦を開始した。
「行くぞ、こいつを無力化する。パイロットの生死は問わない!」
「「「了解!」」」
アフガニスタンの砦にて、有人機タイプのピューパと交戦する。
AIとは違い、相手は有人機…単純な動きはしない。だが焦ればAI以下の知能に低下するはずだ。
「こいつはどうだ!」
俺はファルケンベルグを取り出し、パイロットの入ってるであろうポッドを攻撃する。
物凄い爆発音が響き、ピューパがよろける。
『ぬお!?随分と威力がたけぇ武器だな…てめぇが部隊の頭だな?先に殺してやる!』
「なら来い!動きはわかってるんだよ!」
俺は機銃から発射される弾を全て避けながら攻撃を続ける。
ドーソンは俺がヘイトを稼いでる間、CGMで右のブースターを破壊する。
多段ヒットが響いたのか、ピューパの動きが遅くなり、避雷針をばら撒き始めた。
『ちょこまかと動き回りやがって、感電死したいらしいな…!』
電磁ユニットから大量の電気が流れ、それが避雷針に飛び、爆発する。
これはピューパの行動の一つで、避雷針をばら撒いて、放電した直後に避雷針型の爆発物が爆発してダメージを与えてくる。
これは避雷針を壊せばいいだけで、自分の周りにある避雷針を壊せば被害はない。
すでに味方に伝えてあるため、飛んできた避雷針はアサルトライフルやハンドガンで破壊している。
後はこいつの性能だが、なぜか弐型と同じ耐久力だという事だ。
「クッッッソ硬ぇ!!!」