マザーベースに戻って来て4日後。クリサリス改の撃破報告と共にデブリーフィングを終えた俺は戦闘班プラットフォームの甲板で適当な場所に座り、海を眺めていた。
「転生してからもう数ヶ月か…早いな」
ジュンとして生きて数ヶ月。テオ、ノモンと共にSBを立ち上げ、大きくなった。
FOBこそ出来上がってないが、それでも各班のプラットフォームが3つずつ出来上がっている。
資金もたくさんある。今では俺が稼ぎ頭になっているが、悪い気はしてない。
今この状況になってるのは働きすぎなせいで、他のメンバーが仕事を行っている。
確か今日のSideOPSの担当はセルペンとレベッカだったな。
実力が上がっている二人だ。武器の変更を間違えなければ敵の戦闘ヘリの撃墜や戦車部隊、装甲車部隊の排除は問題ない。
研究開発班は今日も革命を起こしてるし、拠点開発班のミオの店は今日も大賑わいだ。
支援班や諜報班も問題なく機能してるし、医療班のジョーンズ博士も薬効植物や色んな薬の研究をしている。
「平和だな」
ここにスネークがいたらタバコを吸っていたんだな。
今になってその気持ちがわかる。
「たまに拠点開発班の手伝いをしようか…」
予定を決めて立ち上がる。
いざ行かんとした時、喧騒が起きていた。
「何だ何だ?男女差別の喧嘩か?らしくないな」
集まっている野次馬をかき分け、喧嘩の現況を見る。
そこには前に回収した少女兵「エリカ=ファウスト」と今では準エースの少女兵「メリッサ・オルコット」が喧嘩の中心にいた。
子供の喧嘩…にしてはかなりズタボロだ。何があった?
「ジュン班長!?」
「……」
「何があった?」
俺は喧嘩を止め、喧嘩の原因を聞く。
どうやらあの時、俺にやられたことに納得がいかずに、俺を引っ張り出すために営倉を移されるのを狙って喧嘩騒動を起こしたらしい。
成程?エリカはイーライ枠か?
「……そんなに俺に負けるのが悔しいのか?」
「あの時は消耗していたからな。今度は油断はしない……!」
俺に対する報復心か…。
「いいだろう。皆、離れろ。どうやら俺なりに教育してやる必要があるみたいだ」
野次馬たちに距離を取らせ、まるでスラム街の喧嘩のようなフィールドになった。
エリカはナイフを取り出し、構える。そんな彼女に俺は丸腰で構えた。
「かかってこい」
「武器を持たないとは…馬鹿にされたな…!」
エリカが俺を倒すために殺気を出しながら床を蹴る。
その時、俺の周りがスローモーションになり、リフレックス・モードに突入した。
「…フン」
ナイフを受け止め、身体を掴んで背負い投げのように投げ飛ばす。
受け身を取っていなかったのか、彼女の体にダメージが入った。
「かっ…!?」
「もう終わりか?」
「まだだ!」
エリカは素早く立ち上がり、掴みかかる。
CQCをかける気か?
「腕はいいが、まだ遅いな」
CQC返しで腕を捻らせ、反撃として顔面を掴み、床に叩きつけた。
ドガァアっと音が響き、再び床に伏せる。数秒もしないうちにエリカは息を上げはじめ、よろける。
「どうした?もうグロッキー状態か?」
「ぐ…まだまだぁ!!」
再びナイフを構えて飛び掛かる。
再びリフレックス・モードに入り、カウンターを決める。
エリカは3mほど吹っ飛ばされ、気絶状態に入った。
「教育は終わりだ。その子を医務室に連れていけ」
メリッサでも苦戦したエリカを倒したことで野次馬の平スタッフたちは「すげぇ!」「流石班長だ!」と褒める。
いや別に褒められたもんじゃないが…。
その後、医療班が来てメリッサとエリカは医務室送りになり、しばらく二人には監視が付くそうだ。
エリカはとにかく、なぜメリッサにも付くのか謎だが、ノモンの意見だ。何かあるんだろう。
「やれやれ…」
TPPのスタッフ喧嘩イベントはGMPをマイナスにしないと見れないから案外珍しいイベントでもある。尚作者たる私は赤字は嫌いなのでそのイベントは起こさせてない。