【読者参加型】名も無き英雄?の活動記   作:ヒラーズ

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続きです


SideOPS⑦ ジュンの長い一日②

喧嘩を納めて10分。拠点開発班のプラットフォームに来て食堂の手伝いに入る。

最初は皿洗い。後に簡単な料理を作ったり、ドリンクバーの補充といった雑用をこなす。

 

「悪いねぇ…随分と手際がいいじゃないか」

「伊達に任務はこなしてないからな」

 

色々片付けていると、二つのパンを見つけた。

見た目的にハンバーガーに使うパンだ。

 

「ハンバーガーか…」

「作ってみるかい?」

「いいのか?」

 

ハンバーガー作りか…前世では学生時代にやったもんだが…。

前世のレシピが使えるかな…。家で作るつもりでメモして来たのを思い出す。

 

「まぁ、まずはやってみるか」

 

残っている材料を手に取り、ハンバーガーを作り始める。

使用材料は重量アップした100%のビーフのパティに、コルビージャックチーズとチーズソース、オーロラソース、新鮮なレタス、レリッシュ。

 

前世で俺が食べていたチーズバーガーができた。

 

「こりゃあ美味しそうだねぇ…」

「まずは二つ作って食べてみよう」

 

お互いに食べてみる。味は美味しい。

前世の時の味のままだ。

 

「アンタやるね。旨いじゃないか!」

「前世のレシピが役に立ってよかった」

 

試しに10個くらい作ってみた。案の定アナスタシアが我先へと試食席を1つ占領し、次第にあっという間に10人集まった。

評価は好評。俺がたまに作るからほぼ限定品のように扱われ、食べられなかったスタッフは悔しがりながら次の機会を狙っているようだ。

しかもその中にテオが混じってるように見えたが、気のせいだろう。

 

拠点開発班の手伝いを終えた後、俺は支援班プラットフォームに来る。

どうやら魚釣りを行う人が足りなくて困っていたらしい。

 

「教えてくれるなら、俺が来るが…」

「おお!ジュンさんが来てくれるなら万々歳だぜ!」

 

俺は服装を変え、船に乗り、マザーベース周辺の海域に来る。

一通り釣り道具の使い方や、リールの回し方を教えてもらう。

成程、釣りって奥深いんだな…前世では叔父が釣りをしていたが、こんな感じなのか。

 

「よし、まずは釣り上げる事が大事だ」

 

早速釣りを始めるが、船に乗ってる二人の平スタッフがいがみ合っていた。

この二人は元アメリカ海軍の特殊部隊「NavySEALs」の一員で、空母にいた時に釣り名人でもあっただとか。

お互いに部隊と乗っている空母が違うのか、別々の釣り名人同士で色々問題になってるらしい。

 

テオ曰く「漁業の事になるとすぐ喧嘩になる」だとか。

羨ましいな。ライバルを持ってるという意味だぜ?

 

「ウォバのクソッタレめ…こうなったら大物釣りあげて見返してやる!」

「言ったなクルム?こっちも大物釣って黙らせてやる!」

 

ピリピリとした空気が広がるが、暴力沙汰は発生していない。釣りで決着を着けようとしている時点で、仲がいいかもしれないな。

そう考えていると俺の竿が反応する。

 

「お、来たか!」

 

 

それから3時間後、俺は釣りから戻る。

結構な数を釣り上げ、元海軍の二人も負けじとたくさん釣り上げており、大物こそ釣り上げれなかったが、俺の釣り技術が上達したことに喜びを感じているようだ。

 

「しかし、食える魚が結構釣れるんだな。カリブ海って…」

 

 

時は進んで夕方。俺は先に夕食を済ませて警備班の手伝いとして見回りを行っていた。

時々、同業者がここに来る時があるらしく、何回か撃退してるらしい。

敵さんの方でFOBミッションが発生してるのは感心しないな。

 

その時、突然アラートが鳴った。侵入者が来たらしい。

 

「見せてもらおうか?俺達に喧嘩を売った連中の実力とやらを!」

 

俺はスタングレネードが装填されたグレネードランチャーを握り、侵入者がいる方に走り出す。

すると連絡橋でダンボールを被った何かを発見した。

俺は咄嗟にグレネードを取り出し、ダンボールに向かって投擲する。

ダンボールが動き出し、回避行動をとろうとした時、俺はグレネードランチャーを発砲する。

逃げた先に閃光が広がり、侵入者は気絶状態になった。

 

咄嗟に近づいてフルトン回収装置をくっつけ回収する。

するとテオから連絡が入った。

 

『防衛成功!オレ達の勝ちだ!』

 

防衛を終えて2時間後、俺は戦闘班プラットフォームに戻る。

今日の出来事を振り返りながら居住エリアにある自室に入り、ベッドの上で眠る。

 

「色々長かったな…少しは他のスタッフたちも労ってやらないとな…」

 

考えていると眠気が襲い掛かり、俺は深い眠りにつく。

今日はなぜか、非常によく眠れたのだった。

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