空中司令室にて、俺はブリーフィングのカセットテープを回していた。
『ジュン。ついにブルー・ジャイアントの本拠地を見つけた。
諜報班の何名かが断片的な証拠を少しずつ掴んでいたが、確定に行っておらず報告できずにいたらしい。
だが、これで連中の場所がわかった。
場所はインド洋のセーシェル諸島沖にある巨大な海洋プラットフォームらしい。
そう、ジュンが言うに、俺達以外の連中もマザーベースがあるという事だ。
その海域にはあるエンブレムが捨てられていた。ダイヤモンドに犬のエンブレム…ジュンや転生者組は知ってる通り。そこはかつてダイヤモンド・ドッグズという民間軍事会社が存在していた。
それを捨てているという事は、かつて俺達の先駆けとなった組織を冒涜しているのと同じだ。ジュン率いる戦闘班に与える任務は二つ。奴らの最終兵器の破壊。そして、奴らの親玉の抹殺だ』
かつて、TPPでお世話になったマザーベースが今になっては敵対組織の巣窟か…。
全力でかからないと攻略は難しいだろう。運よく、ナガノがワームホール技術を開放し、フルトン回収までは無理だったが、FOBミッションと同じ潜入方法ができるようになった。
それに…ナガノが作るメタルギアが完成しかかってる。彼曰く最高傑作らしい。完成前日に帰れればいいが…。
「何の運命やら…」
俺は連れていく仲間を決め、武装を整える。
今回連れていく仲間は2人
俺、ドーソン、セルペン
この構成で行く。武装は対兵器用の武装を持たせ、それ以外は自由にした。
そのおかげか、セルペンはトラップ類のアイテムが多い(クレイモアやC4、セムテックスなど)。逆にドーソンはサプレッサーを装着した武器が多く、殺傷・非殺傷問わずに予備のサプレッサーをいくつか持っている。
こうやると個性が見えて面白いが、俺は臨機応変に対応できるような装備に変更する。
「今回は俺達3人で敵のマザーベースに潜入する。恐らく相手は警備を分厚くしてるところだろう。だが今回はFOBミッションとは違い、兵器の破壊と敵の抹殺が目標となる」
「質問だ、班長。潜入する時間帯は?」
「午後7時過ぎ…細かく言うなら午後7時12分36秒、要は夜間潜入になる」
セルペンは「了解だ」と言って暗視ゴーグルを装備に入れていく。
「他に質問は?」
「敵のフルトン回収は許容か?捕虜がいる可能性も捨てきれない」
「勿論だ。それどころか回収はぜひやってくれ。情報が多ければ手札が増えるからな」
ドーソンの質問にも答え、装備品が揃っていく。
その時、ヘリのパイロットから声がかかる。
「もうすぐで敵のマザーベースに着く。気合い入れてくれよ。戦闘班」
ああ…油断する気はない。
セルペンとドーソンがメインキャラになってきたな…。
それはそれで嬉しいことなのだが。
ナガノが作るメタルギアの名があまり浮かばなかった。