数時間、支援ヘリに乗り、窓に映る背景を見る。
TPPではよく見る光景だが、転生してこの光景を見るのは初めてだ。
さて、俺とセルペンの武装を確認しよう。
まずは俺の武装。プライマリは「AM MRS-4」の3段階強化のみ。セカンダリは「WU S.PISTOL」の5段階強化済み。
生憎ランチャーは持ち合わせてない。
次はセルペン
プライマリは「AM MRS-4」の3段階強化。二つ目は「M2000-NL」のグレート6で、サプレッサー装備。予備のサプレッサーを持たせてる。
セカンダリは「AM D114」のグレード4で、サプレッサー装備。
共通としてデバイス、スコープ、フルトン回収装置。それぞれグレード4。ただし、ワームホール技術がないから、万能じゃない。
バディは当たり前のように無し。
そして今回の任務は「スペツナズの英雄」の排除だ。いやまだスペツナズいるのか……ごっちゃになりすぎてるな。
この任務はTPPのEpisode3の任務だな。
確認はこれでいいだろう。
「ジュン、もう少しで任務先だ。準備しろ」
「了解だ。準備はいいな?セルペン」
「問題ない」
支援ヘリがランディングゾーンに降りると同時に俺とセルペンが下りる。
「どうかお気をつけて、二人とも」
支援ヘリは飛び立ち、戦場から離脱する。
「作戦はあるのか?ジュン」
「まずは近くの敵拠点に侵入して、資料を手に入れるぞ」
俺達は付近の村を目指して走る。
途中で乗り捨てられた四輪駆動車を見つけ、運転し始める。
前世の記憶が戻る前の俺はちゃんと運転免許を持っていたようだ。
*
それから20分の時間が経ち、拠点に入る。
俺が音を立てて誘導し、セルペンが敵兵を無力化していく。
アフガンにはソ連兵がまだ存在していて、マジで混沌化してる。
装備がTTPのままだ。
「よし、資料を見つけた。デバイスにインストールする」
デバイスを資料に近づけ、内容をコピーしていく。
数秒経って、本部から通信が入った。
『どうやらスペツナズの隊長はジャゴ村落に向かっているらしいな。そこで待ち伏せして倒してしまおう』
「了解だ」
*
四輪駆動車を走らせて数分、遠くの方で別の四輪駆動車が走ってくる。
俺達はスコープを取り出し、搭乗者を見る。
「搭乗者は3人」
「そのうちの一人は写真の兵士が乗ってるな」
ここでマーキングしたら「その男がターゲットだ」、とミラーから連絡がありそう…。
「さて、こいつを逃したら面倒になる。狙撃を頼んだ。俺は車に対して発砲して誘導する」
「わかった」
セルペンはスナイパーライフルを構え、狙撃準備に入る。
俺は猛ダッシュで移動し、ターゲットの乗っている四輪駆動車に威嚇射撃を行い止める。
サプレッサーを付けてるおかげで、銃声はならず、乗っている奴らのみ警戒状態になった。
「敵襲だ!警戒態勢に入れ!」
ターゲットの男と護衛のソ連兵が車を降りて警戒。
セルペンは好機を逃さずに降りた3人のソ連兵を狙撃した。
見事頭部に命中し、一人、また一人と眠らされていく。
俺はセルペンにグッドサインを送り、護衛のソ連兵とターゲットの兵士にフルトン回収装置をくっつけ、上空に打ち上げる。
それと同時に通信が入った。
『その男を回収するのか?わかった、
何とも話の分かる司令官だな。
ついでに敵の四輪駆動車も回収し、俺達はホットゾーンの脱出を目指して走り出す。
そんな時だった。
「待て、何かいやな気配がする」
セルペンが反応し、行動を止める。
ライフルを構えて警戒し、少しずつ進む。
「よし、ホットゾーン脱出まであと少しだ」
彼女のいやな気配が正しければ、長居しない方がいいだろう。
支援ヘリを呼ぼうとした瞬間。俺は唐突な殺気を感じ取り、回避行動をとった。
「何だ!?」
飛んできたのは弾丸。しかもかなり最新鋭の弾丸。
しかも辺りには霧が立ち込める。
その霧の先に、不気味な影が4つ映った。俺はこの状況を知っている。
「バカな…スカルズだと!?」
TPPの最悪な敵と交戦する羽目になった。
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