カードファイト!!ヴァンガード Shiny GAME   作:黒破リンク

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第3話です。
ヴァンガードに出会ったリンは、1歩踏み出せるのか。


第3話:1歩踏み出してみて

リンがヴァンガードを始めて、1週間が経った。

 

ヴァンガードに触れて、リンは勇気を出して高校へと歩を進める。

 

鞄の中に、『FL∀MMe-G』のデッキをお守り代わりに持って。

 

リン「お、おはよう…。」

 

リンはか細い声で隣の席のクラスメイトに挨拶をする。

 

ヒナ「おはよう、リンちゃん!」

 

そんな中で、ヒナがリンへ話しかけた。

……『下條ヒナ』。リンの幼馴染で、リンが家族以外で唯一気を許している人物。

 

リン「あ、ヒナちゃん…。」

 

ヒナ「来てくれたんだ…!」

 

リン「うん…1歩、踏み出してみようと思って……。」

 

リンはデッキケースを握りしめてそう呟く。

 

ヒナ「ねぇリンちゃん、それってもしかしてヴァンガード?」

 

リン「う、うん…そうだよ…?お兄ちゃんから私にって…。」

 

ヒナ「良かった、ちゃんとリンちゃんに届いたんだ……。」

 

ヒナの呟きに、リンは首を傾げる。

 

リン「どういうこと…?」

 

ヒナ「私もヴァンガードやっててね?

……リンちゃんのお兄さんに、そのデッキのカード渡してあげたの。いつか、リンちゃんとヴァンガードやりたかったから。」

 

リン「そ、そうだったの!?」

 

ヒナ「うん!

……今日、放課後ヴァンガードやろ!」

 

リン「うん!!やりたい!」

 

放課後。

人が校舎から帰っていく中、ヒナとリンは2人で『カードキャッスル』に向かっていた。

 

ヒナ「ここ知ってる?」

 

リン「うん、この間来た…!」

 

ヒナ「じゃあ入ろ!」

 

ヒナはリンを連れて扉を開けて中へと入っていく。

すると、ソラトが声をかけた。

 

ソラト「おぉ、ヒナちゃんじゃねぇか!」

 

ヒナ「ソラトさん!こんばんは!」

 

ソラト「お?隣はリンちゃんじゃねぇか!」

 

リン「覚えててくれたんですか…!?」

 

ソラト「お客さんの顔と名前覚えんのは得意でなぁ!

今日はどうしたんだ?」

 

ヒナ「リンちゃんとヴァンガードしに来ました!」

 

ソラト「おぉ、いいじゃねぇか!

セイジとヒカルも来てっから、そっち行ってきな!」

 

リン「はい…!!」

 

2人はファイトスペースの奥へ進んでいくと、セイジとヒカルがファイトしているのを見つける。

 

ヒカル「グラムグレイス・ジークでアタック!!」

 

セイジ「くっそ、守れねぇ…!ノーガード…!!」

 

ヒカル「いくぜ、トリプルドライブ!

……ファーストチェック、GET、クリティカルトリガー!グラムグレイスのクリティカル+1!デッキ側のダヴンのパワー+10000!セカンドチェック、GET、フロントトリガー!前列全てのパワー+10000!サードチェック、GET、オーバートリガー!水界の精霊王 イドスファロ!グラムグレイスのクリティカル+1!アスプロミア&サフィラのパワー+100000000!さらにドロップから完全ガードを手札に!」

 

セイジ「くっそ、やりすぎだっての!

……全部トリガーなし!」

 

ヒカル「しゃぁ!!俺の勝ちぃ!!」

 

セイジ「だー!!!負けたァァ!!」

 

ヒナ「こんにちは、セイジさん!ヒカルさん!」

 

セイジ「お、ヒナちゃん!それにリンちゃんも!」

 

リン「こ、こんにちは…!」

 

ヒカル「ヒナちゃん、リンを連れてきてくれてありがとう。」

 

ヒナ「一緒にヴァンガードやりたいですから!お安い御用です!」

 

セイジ「じゃあ、どうすっか?この4人でやるのもいいけど、そろそろショップ大会の時間だろ?」

 

リン「ショップ大会……?」

 

ヒナ「ここのお店が週1回開いてくれる、ちっちゃい大会。

ここの人たち、レベル高いから強くなるにはもってこいじゃないかな?」

 

リン「でも、出て大丈夫なのかな……。」

 

ヒカル「やっぱり、まだ人と関わるの怖いか?」

 

リン「うん……まだちょっと怖い…。」

 

リンはそう言いながら、少し震えていた。

 

リン「でも……お兄ちゃんやヒナちゃんがいるから、大丈夫…だと、思う…。

……私、変わらなきゃいけないから……やる!」

 

セイジ「よし、その意気だ!

エントリーしに行こうぜ!」

 

4人は受付に行って、エントリーシートに名前を記入する。

 

ソラト「んじゃ、参加費200円な〜?」

 

リン「……どうしよう、私今日お財布持ってきてない…。」

 

ヒカル「いいよ、俺が出してやるから。

……オーナー、リンの分も俺が出していいか?」

 

ソラト「ま、リンちゃん初めてだもんな、特別に許してやるよ!

……リンちゃん、頑張れよ?」

 

リン「……はい!」

 

そうして、ショップ大会開始の時刻になり。

 

??「HEYHEYHEYー!!ショップ大会参加の皆ー!!

……みんな大好き、『鬼塚アユム』さんだぞー!!」

 

ある女性が、大会運営を取り仕切っていた。

その姿に少し困惑しているリンは、隣にいたヒカルに話しかける。

 

リン「あの人は…?」

 

ヒカル「鬼塚アユムさん。

……ここのショップの店員さんで、オーナーの娘さん。いつもあんな風に大会を盛り上げてくれるんだ。」

 

アユム「今回!初めましての子がいるから皆優しくな〜?

それじゃあ1回戦のフィーチャー卓は、『セイジ』vs『タツキ』ー!!2人はこっちのテーブルに来てなー!!」

 

セイジ「俺最初っからそこか〜。

じゃ、行ってくるわ!」

 

セイジは呼ばれた席に向かい、それぞれ割り振られた席に座る。

 

リン「よ、よろしくお願いします…!」

 

ショウマ「よろしくね。」

 

お互いのデッキをシャッフルして、対戦準備を進めていく。

 

リン「(イメージ……イメージ…。)」

 

準備を済ませ、リンは目を閉じていた。

 

アユム「それじゃあ皆ぁ、準備はいいかぁ〜!?

行くぞぉぉ!!『スタンドアップ!ヴァンガード!!』」

 

……To be continued




次回、第4話:ショップ大会
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