IS!! 超宇宙刑事ギャバンインフィニティ S 作:サイトーサイト
うぉぉぉぉぉ!!!! レイジィィィィィ!!! うぉぉぉぉぉ!!! まじでおかえりだよ!! 来週まで待ちきれねぇぇぇぇ!!!
『な、何ということだーっ!? ラウラ・ボーディッヒ選手が、まさかの味方への攻撃!? 織斑秋野選手が倒れ、アリーナは完全にパニック状態です!!』
けたたましい悲鳴混じりのアナウンスが響き渡る中、アリーナの床に鮮血が飛び散る。
腹部を押さえ、信じられないものを見る目でラウラを見上げる秋野の顔は、驚愕と苦痛で白く染まっていた。
秋野「が、はっ.......! お、おい.......ラウラ......てめぇ、何を.......っ!?」
ラウラ「くくく........言ったはずだ、織斑秋野。お前は『用済み』だとな」
ラウラの姿をした「それ」は、冷酷な瞳のまま、自らの手刀に付着した血を忌々しげに振り払った。
その瞬間、彼女の纏う「シュヴァルツェア・レーゲン」の装甲が、まるで生き物のようにうごめき、どす黒い漆黒のモヤを吹き出し始める。
通常のISのエネルギー反応とは明らかに違う、禍々しいプレッシャーがアリーナ全体を支配した。
シャルロット「ラウラ......ううん、偽物! ラウラを、彼女の体をどうしたの!?」
シャルロットが叫びながら「ビーコマンダー」を取り出して すぐに構えた。
ラウラ(偽)「どうもしていないさ。この娘の『強さへの渇望』、そしてこのジャスピオンへの『歪んだ執着』.......実に心地よい苗床だった。魂の隙間に滑り込むのは容易かったよ」
シン「チッ、精神汚染かよ......! 相変わらず悪趣味な野郎だな マッドカイザーの野郎!」
シンは油断なく構えながら、視線だけで倒れている秋野の容態を確認する。絶対防御を展開していたはずだが、ISの装甲ごと肉体を物理的に貫かれている。
おそらく、ラウラのISデータと能力をトレースした上で、絶対防御のシステム自体を内側からクラッキングして無効化したのだ。
シン「シャル! 織斑の馬鹿を引きずり下ろせ! このままじゃ巻き添えで死ぬぞ!」
シャルロット「分かった! シン、気をつけて!」
シャルロットがヴィオレフェアリーに即刻装着して翅を展開して、急降下して秋野の体を抱え上げる。秋野は激痛に意識を朦朧とさせながらも、「クソ.......俺が、ナンバーワンに.......」とうわ言のように呟いていた。シャルロットは彼をアリーナの安全圏へと退避させるべく、即座に離脱を図る。
ラウラ(偽)「行かせんよ、シャルロット・デュノア。お前のデータも、我が主への良い手土産になる」
ラウラ(偽)が右腕を掲げると、シュヴァルツェア・レーゲンの肩部から無数のワイヤー付き超振動ブレードが射出された。標ターゲットはシャルロットの背中だ。
シン「させるかよッ!!」キュゥゥゥンッ......!
シンはジャスピオンに装着して 鋭く地を蹴り、シャルロットの前に割って入る。
ブレーザーソードを瞬時に引き抜き、迫り来るワイヤーとブレードの群れを電光石火の早業で叩き落とした。火花が激しく散り、金属音がアリーナに反響する。
ラウラ(偽)「ほう、相変わらずの反応速度だな、ジャスピオン! だが、この娘の能力を舐めてもらっては困る!」
偽ラウラの左目が妖しく輝く。
ラウラ(偽)「
ジャスピオン「っ........!? またこれか........!」
空間そのものが凝固したかのような圧倒的な圧力が、ジャスピオンを襲う。慣性停止能力──ラウラ・ボーディッヒの持つ最強の拘束技術が、偽物の黒きエネルギーによって何倍にも増幅され、シンの自由を完全に奪った。
ラウラ(偽)「動けまい? さあ、その輝く魂ごと、闇に還るがいい!」
動きを止められたシンへ向けて、大型レールガンが容赦なく照準を合わせる。銃口に収束するエネルギーは、先ほどの第2試合とは比べ物にならないほどの、一撃でアリーナを消し飛ばしかねない質量を秘めていた。
ジャスピオン(クソッ.......これじゃ動けねぇ.......! 反射障壁も間に合わねぇか.......!?)
万事休すかと思われたその時、アリーナの通信回線に、聞き覚えのある凛とした声が割り込んだ。
?「──そこまででござる、悪党!!」
ラウラ(偽)「何っ!?」
〈オモイーダ、チャージ!〉
〈オモイーダ、アクティベート!〉
スタジアムの天井から、幾重もの光のクナイが降り注いだ。
それらは偽ラウラのレールガンの銃口へと正確に突き刺さり、収束していたエネルギーを強引に暴発させる。
ラウラ(偽)「ぬうっ........!?」
爆風によってA.I.Cの展開が乱れ、ジャスピオンの体が自由を取り戻す。
ジャスピオン「シノブ先輩! ナイスタイミングっす!」
アリーナのキャットウォークから飛び降り、ジャスピオンの傍らに着地したのは、ギャバン・アカツキに蒸着したシノブだった。
ギャバン・アカツキ「シン殿、遅れてしまい 申し訳ない。」
ジャスピオン「いえいえ! 全然です! そんで リン先輩は.......」
ジャスピオンが リンの現在地を確認しようと アカツキに質問すると 返答は 遠くの観客席を指さした。
ギャバン・アカツキ「リン殿ならば 現在 あちらで避難を促してるでござる。 拙者達は やつの足止めにござるよ。」
シン「なるほど! 了解です!」
シンは再び構え、不敵な笑みを浮かべる。窮地に陥っても、その瞳から闘志が消えることはなかった。
ラウラ(偽)「ちっ.........2対1か........これは.......」
ラウラ(偽)「使うしかないな、あれを。」
そう言って ラウラ(偽)は 拡張領域から 「ネガエモルギア」を取り出し、起動した。
ジャスピオン「ッ!! やべぇぞ 先輩!」
ギャバン・アカツキ「チィッ!!」バッ!
アカツキがすぐに駆け出すが、しかし 遅かった。
ラウラ(偽)「遅いッ!」
ラウラ(偽)は ネガエモルギアを 大型レールガンのソケット部分に装填し 天空に向けて照射した、すると 「天空には穴が開き、そこから 大量のエモンズ」が呼び出された。
ラウラ(偽)「さぁ! 暴れろ! エモンズよ!」
エモンズ「「「「「グォォォォォォッ!」」」」」
ギャバン・アカツキ「遅かったかッ!」
ジャスピオン「止めねぇと!!!」
アカツキとジャスピオンは武器を取り 構えを取る、そこに 助っ人が現れる。
〈ジャスティーン、アクティベート!〉
〈イクサーノ、アクティベート!〉
客席から飛んできた スピルバンになった ラビノ、ギャバン・スサノオに蒸着したシズナ、ギャバン・リュウビに蒸着した劉備、さらに 秋野を安全な場所に置いてきた ヴィオレフェアリーも 現れた。
ジャスピオン「シャル! みんな!」
スピルバン(ラビノ)「ごめんね! 遅くなっちゃった!」
ギャバン・スサノオ「ここからは 私達も加わります!」
ギャバン・リュウビ「おし、お前ら! こっからは別れて戦うぞ!」
「「「「はい!/うん!/うむ!」」」」
こうして アリーナステージにて 解き放たれたエモンズと ラウラ(偽)との 戦いが 始まろうとしていた。
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マッドカイザー「クククッ........ついに始まったか.......!」
アリーナの 吹き抜けたところ、そこに マッドカイザーが立っていた マスク越しで分からないが、声色は嬉々としてた。
マッドカイザー「この時を待っていた! この世界を震わせる、狂気を!」
マッドカイザーの後ろに マッドギャランが 現れた。
マッドギャラン「.........マッドカイザー様、お見えになられました。」
マッドカイザー「むっ.........?」
マッドカイザーが ギャランの発言に振り向くと そこには ギャバリオントリガーを右手にギシリと強く握りしめる 夏目リンの姿があった。
リン「........これが お前の計画か?」
マッドカイザー「おや シバルバー! 来てくれたのか! そうだぞ、ラウラを仕向けたのは 私だ。」
マッドカイザーの発言に リンの背後のオーラが増大した。
リン「........そうかよ........んなら」
リン「お前をぶっ飛ばして とっ捕まえるッ! 蒸着ッ!!!」
〈カクゴー アクティベート!〉
リンは ギャバン・シバルバーに蒸着して ギャバリオンブレードを展開して マッドカイザーに斬りかかった。
ギャバン・シバルバーの放った烈風のごとき一撃を、マッドカイザーは身動き一つせず、その傍らに控えていたマッドギャランが引き抜いた漆黒の剣で受け止めた。火花が暗がりの吹き抜けを鮮烈に照らし出す。
マッドギャラン「我が主への無礼、このマッドギャランが許さん……!」
ギャバン・シバルバー「そこをどき、マッドギャラン! 俺の用は、その後ろのマッドカイザー だけだ!」
シバルバーの装甲から溢れる怒りのエネルギーが、ギャバリオンブレードの輝きをさらに増幅させる。力任せにマッドギャランを弾き飛ばすと、シバルバーはそのまま地を蹴り、一気にマッドカイザーへと肉薄した。
ギャバン・シバルバー「これで終わりだ、マッドカイザー!!」
全エネルギーを注ぎ込んだギャバリオンブレードが、マッドカイザーの脳天目がけて一閃される。
だが────
鼓膜を切り裂くような甲高い金属音が響き渡る。
マッドカイザーは不敵に歪んだ笑みを崩さぬまま、自身の身の丈ほどもある禍々しい大剣を抜刀し、シバルバーの渾身の一撃を微動だにせず正面から受け止めていた。
ギャバン・シバルバー「なっ.......!? 完全に受け止めた.......!?」
マッドカイザー「ククク、いい気迫だ、シバルバー。........マッドギャランよ、ここは私一人で足りる。お前は下のアリーナへ行き、エモンズどもと共にヒーローどもと遊んでこい。」
マッドギャラン「.......御意。マッドカイザー様、お命じのままに」
マッドギャランは深々と一礼すると、即座にキャットウォークから漆黒の闇に身を投じ、眼下のアリーナへと急降下していった。
マッドカイザー「さあ、邪魔者は消えた。純粋な『絶望』のぶつかり合いを始めようではないか!」
マッドカイザーが剣を凄まじい力で振るうと、シバルバーの体が弾き飛ばされ、壁に激突する。
ギャバン・シバルバー「くっ........! だったら望むところだ!!」
シバルバーは壁を蹴って体勢を立て直し、ギャバリオンブレードを逆手に構え直して再びマッドカイザーへと突撃する。二人の王者の激突により、吹き抜けの空間に激しい火花と衝撃波が吹き荒れた。
ギャバン・シバルバー「オラァッ!!」
そのままギャバリオンブレードを順手に戻して 剣戟が 繰り広げられた。
マッドカイザー「クククッ.......やはり 貴様は 私の
ギャバン・シバルバー「気色悪ぃんだよ!!」ガァンッ!!
そのまま飛び上がり 空中戦だろうと 互角の剣戟を繰り広げる シバルバーとマッドカイザー、 しかし マッドカイザーの攻撃で 客席に落ちてしまう。
マッドカイザー「フンッ!!」ガンッ!
ギャバン・シバルバー「ッ!? グォワッ!?」ズドォォォォッ!!
客席に派手な落ち方をして 潰れた客席に寝そべる シバルバー、しかし すぐに起き上がる。
ギャバン・シバルバー「くっそ........! まだまだッ!」
起き上がり、また飛び上がろうとした時、マッドカイザーが 何かを呟いた。
マッドカイザー「.......後方注意、だな。」
瞬間、シバルバーの背後に攻撃が入った。
ギャバン・シバルバー「ッ!? ガフッ!?」ドサッ
そのまま 蒸着が解除され 倒れてしまう リン。
スピルバン(ラビノ)「ッ! リンッ!!」
すぐ近くで エモンズを倒していた スピルバン(ラビノ)が 駆け寄り リンを攻撃したと思われる エモンズを 切り払い、リンを起こす。
リン「っつぁ........!」
スピルバン(ラビノ)「ごめんね リン........! ッ!"ドンッ!" キャッ!?」
しかし その行動は マッドカイザーが 妨害した。
マッドカイザー「やれやれ.......ただのエモンズに 蒸着を解除してしまうなんて.......注意力散漫していないかい?」
リン「うるせぇ.......! ぐっ.......!」
起き上がろうとした リンの体をマッドカイザーは 足で抑える。
マッドカイザー「残念だよ........ここで脱落だなんてね.......!」
マッドカイザーは 自身の剣に エネルギーを挿入し 刀身を黄金にして リンに 剣先を向ける。
マッドカイザー「さよならだ 夏目リン........ギャバン・シバルバーよ.......!」
そのまま剣が リンの頭上に振り下ろされた........
スピルバン(ラビノ)「リンッ!!」
スピルバン(ラビノ)が リンの名前を叫んだ........すると リンが マッドカイザーの剣を素手で受け止めた。
リン「ッ!」ガシッ!!
マッドカイザー「む.........?」
受け止めた手から 血が滴り落ちる、しかし リンの眼光は 鋭く マッドカイザーを覗き込んでいた。
リン「.......俺は........やれんぞ........ッ!!」
マッドカイザー「........そうかい、ならば この剣を引き切ろうか!」
マッドカイザーが そう言った 瞬間.......
空から「二筋の銀の閃光」が 降り立った。
その閃光は マッドカイザーに直撃し 仰け反らせて リンから離させる。
マッドカイザー「グウッ!?」ズズズッ!
その閃光は リンの近くに留まり、光が弾けて 姿を表した........
スピルバン(ラビノ)「う........嘘........!?」
リン「あ........あなた達は.......!!」
ワタル「リン! 無事か!」
ひとりは リンの師匠にして 初代 宇宙刑事 ギャバン・シバルバーこと 「星野ワタル」だ。 そして もう1人は.........
烈「リン! 立て! 奴を捕まえるのだろう!!」
全ての宇宙刑事の魂そのものであり ワタルの師匠、「宇宙刑事ギャバン」こと「一条寺烈」だ。
リン「ッ........! はいっ!!」
リンも立ち上がり、ギャバリオントリガーを取り出して カクゴーエモルギアを装填する。 ワタルと 烈も 左腕を構え出す。
〈カクゴー チャージ!〉
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次回予告
ついに 3人のギャバンが揃った、ギャバンが マッドカイザーを 初代シバルバーが エモンズの討伐を そして シバルバーは 巨大化したエモンズを倒す!
第30話 「ACE GO!」
カブラギ『シバルバー! 新型兵器を使え!』