青空の下で、管理人と司書補は何を見る 作:Olrand621
前回の投稿から1ヶ月以上経ってますよ、何してたんですかねこの糞珍歩あほあほ犬野郎。
ちょっと言い訳させて頂くと、中間テストやらなんやら色々重なって、執筆が難しい状況になってました。
け、決してスパゼロにハマって、メテオのギャラクシー軍団を再現してランダムな2体で攻略したり、一体だけでクリアしようとしていた訳では……。
はい。
申"じ訳"ござい"ま"せ"ん"でじだ
ホシノの過去を聞き出してから、一夜明けた次の日。一度シャーレに戻り、書類と報告書を提出した俺たちは、再びアビドスに赴いていた*1。そして、今のうちに周辺地形の確認をしておこうという話になり、車を降りて歩き回っていたところ、ある人物に出くわした。
「うっ……な、何っ……!?」
「……会って早々、随分な挨拶だな」
その人物とは、昨日俺たちの協力に反発し、教室から飛び出して行った黒見だ。
「う、うるさいわね!そっちこそ、朝っぱらからのんびりうろついちゃって。いいご身分ね?」
「まだこの辺りの地形と構造物を確認していなかったんでな。地図が役に立たん以上、自分で確認する必要があるんだ」
「黒見はこれから学校か?もし良かったら送って行くが」
「はあ?あのね、何で私があんたたちと仲良く学校に行かなきゃならないわけ?それに今日は自由登校日だから、学校に行かなくても良いんだけど?私はあんたたちと違って忙しいの、もう行くから!」
そう勢いよく捲したてると、じゃあね、バイバイ!と言って黒見は砂埃を上げながら走り去ってしまった。バイパーはやれやれという様子で肩をすくめ、エレナは首を横に振っていた。
これは、信頼を勝ち取るまで長くなりそうだ。
「セリカちゃんの行き先……ですか?」
十六夜が首を傾げながら、そう問い返して来た。
「ああ。何となく気になってな。あいつの性格からして、変なことに首を突っ込んではいないだろうが……」
「それなら、バイトじゃないでしょうか?」
何かの記録をつけていたアヤネが、顔を上げてそう言った。
「バイト……確かに、あいつならそのくらいしていてもおかしくないか。見るからに生真面目って感じだったしな」
「そうですよ〜。セリカちゃんは、真面目でとっても良い子なんです!」
「この近くにバイト出来る所なんてあったか?何かに騙されてないと良いんだが」
「うへ〜、エレナさん、まるでお母さんみたいだね〜?」
「……はあ、揶揄うのは止めろ。私にそんなつもりはない」
ソファに寝そべったまま揶揄う小鳥遊と、それに対して僅かに顔を歪めるエレナを見て、十六夜が微笑みを浮かべた。
「……随分と嬉しそうだな、十六夜。何かあったのか?」
「いえいえ〜。ただ、ホシノ先輩と皆さんが仲良くなっているのが、嬉しくて♪」
そう言って、にっこりと笑みを大きくする十六夜。その目には、俺たちへの純粋な感謝の念が浮かんでいた。
昨日何があったかは伝えていないはずだが、どうやら粗方のことは既に察しているようだ。彼女は小鳥遊と共にあった期間が最も長いらしいから、やはり変化には気づきやすいのだろうか。
そんなことを考えていると、まだソファに寝そべったままだった小鳥遊が欠伸ををし、目を擦りながら身を起こした。
「この辺りでバイトって言うと……やっぱり、
「ああ、
昼が丁度いいタイミング……となると、飲食店か何かだろうか?ここに来るまでの道中では、それらしき建物は見えなかったが……。
それなりに歩くことを覚悟した俺は、既に準備を終え、教室を出て行く十六夜たちの背中を追った。
☆☆☆☆☆
俺の懸念とは裏腹に、彼女たちの足は校舎から十数分ほど歩いた場所にある店で止まった。その店の入り口の上側には『柴関らーめん』という趣のある文字と、割烹着を着た顔に傷のある柴犬の絵が描かれていた。
「……ラーメン屋か。そういえば、久しく食べていなかったな」
「そうなんですか?なら期待しておいてください、ここのラーメンはとっても美味しいので!」
そう言いながら、十六夜が扉を開ける。すると、店の中から聞き覚えのある声が聞こえて来た。
「いらっしゃいませ!柴関ラーメンです!」
「何名様ですか?空いてるお席にご案内いたしますね!」
「少々お待ちください!3番テーブル、替え玉追加です!」
中を覗くと、そこには店の制服と思われる服に身を包み、俺たちと話している時からはかけ離れた笑顔で接客をしている黒見がいた。
周囲の客の注文を片付けた彼女は、出入り口で客が待っていることに気付き、小走りでこちらに向かって来た。
「いらっしゃいませ!柴関ラーメンで……」
そして、先ほどまでと同じように、笑顔で応対をしようとし……。
「わわっ!?」
見事なまでに、その笑顔を驚愕へと変貌させた。
まあ、当然だ。十六夜たちの口ぶりからして、恐らく黒見はここで働いていることを他の面々に言っていなかったのだろう。それなのに、明らかに自分がいることを分かっていた様子で、しかも目の敵にしている俺たちを連れてやって来たのだ。当事者とはいえ、少し同情したくなる。
さて、俺がそんなことを考えてる間に、彼女たちの間で話が済んでいたようで。恐らくこの店の看板に描かれていた人物であろう大将に促されたセリカに案内され、俺たちは席に通された。
──獣人の見た目をした住民を見る度に思うのだが、毛が料理に入って問題になったりはしないのだろうか?つくづくこのキヴォトスという地は、俺たちの常識が通じないのだなと思わされる。
「はい、先生はこちらへ!私の隣、空いてます!」
「ん、先生。私の隣も空いてる」
「……お前ら、私たちのことを忘れてないか?」
「エレナの言う通りだな。3人でどうお前たちの隣に座るんだ?まあ、俺たちはそこのカウンター席に座るさ」
バイパーにそう言われて残念そうにする二人だったが、小鳥遊が黒見を揶揄っているのを見て、すぐにそこに加わった。黒見が赤面しながら声を荒げているのを尻目に、俺たちもすぐ近くのカウンター席につき、メニュー表を開いた。
「……一番安いものはこれか。お前たちはどうする?」
「同じもので良い。
「私は……そうだな。味噌ラーメンにしておこう」
「分かった。……黒見、注文を頼む」
未だにアビドスの面々に弄られている黒見に対して注文をし、水を一口含む。
……というか、黒見はいつまでも俺たちに構っていて良いのだろうか。業務中じゃないのかお前は。
「はいよ、お待ち!」
と、そんなことを考えながら待つこと数分。早くもカウンターの奥から、湯気の立ち上るラーメンが差し出された。
「おお、思ったよりも早いな?」
「ウチは早く、安く、美味いラーメンを提供するのがモットーなんだ。さ、食ってくれ!」
それなら、と言って、俺たちは同時に麺を啜った。
あっさりとした醤油の旨味、出汁の香りが口の中に広がり、噛み締める度に麺のしっかりとした食感が返ってくる。これは……
「……美味いな、それもかなり」
そう、話しかけたのだが……。バイパーはどこか空虚な表情のまま麺を噛み、飲み込んだ後でゆっくりとこちらを向いた。
「ん……?……ああ、
「……ああ、そうか。
『……』
そのまま俺たちの間に会話が無くなり、ただ麺を啜る音と、後ろの席から聞こえて来る、小鳥遊たちの声だけが響く。
やがて、食べ始めた時と同じように、全員がほぼ同時に箸を置いた。
「ご馳走さん。……美味かったよ」
「先生たちにそう言ってもらえるとは、嬉しいねぇ。アビドスの子たちはまだ食べ終わってないみたいだし、もうちょっとゆっくりして行きな!」
大将にそう言われて後ろを向くと、まだ小鳥遊たちは談笑しながら食べている最中だった。これに関しては一切の会話無しに殆ど会話無しに食べ終わってしまった俺たちが悪いのだろうと思い、そうさせてもらう、と答える。そして、今のうちにこのキヴォトスの情勢を調べておこうと考え、携帯端末を取り出したのだが……。
「……なあ、先生」
「……なんだ?」
話しかけられて顔を上げると、大将は先程までの笑顔ではなく、子供たちを思いやる真剣な表情をしていた。それを見て、俺も端末をしまい、大将と正面から向き合った。
「あんたにも分かってると思うけどな、あの子たち、特にホシノちゃんは……まだ子供なのに、多くのものを背負いすぎてる。本来なら俺たち大人が助けてやらないといけないんだが……。俺にはどうすることもできなかった。だから先生、あんたが──」
「支えてやってくれ……。そう言うつもりなのだろう?」
俺にそう言われ、呆気に取られた表情をする大将。その目を真っ直ぐに見つめながら、俺は言葉を続けた。
「安心しろ、元からそのつもりだ。俺たちは、そのためにここに来たのだからな」
「……ありがとな」
「気にするな。これが俺たちの仕事であり、俺たちの意思でやっていることだからな」
それ以降はお互いに何も言わず、少しの間、静かな時間が流れた。その後、アビドスの面々も食べ終わり、散々揶揄われて赤面した黒見の「二度と来るな」という叫びを聞きながら、俺たちは店を後にし──
──その日の夜、黒見が行方不明になったという知らせを受けるのだった。
そういえば、今回鏡15層ホーネットムルソーソロをやりながら書いていたのですが、何なんですかねこの人格。
・S2、S3の加重値が2なのでコートで回復可能
・S3が4枚コインなので威力もダメージも出る
・回避の威力も高い上に回復も出来る
・ターンがある程度経つと「カポのため」も乗る
・デスペラも乗る
何だこの人格は、ソロのために生まれたのか?
おかげで乱入ギフト無しなのに一回も非常に不利の5文字を見ませんでした。流石福祉チームチーフや……。