【完結】ヒロアカレ⚪︎プ!語録使いになった先輩   作:まだら模様

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さあさあ!真価を発揮する時が来ました!
これを見て戦慄(デデドン)してください…その無法っぷりで!
なんだこれは…たまげたなぁ…

キャラの語彙などの崩壊、ストーリー崩壊などの可能性がございます。
ご注意下さい。

感想、評価付与をいただけると野獣先輩がこの個性の真価を見せてくれるらしいですよ!
語録ラッシュが読者を襲う!


第46話「ワードレス①(複数発動・実験)」

 

 

 朝。

 

 屋上に上鳴が来た。いつも通り。

 

 その五分後。

 

 爆豪も来た。

 

「ありますあります」

 

 野獣先輩が言った。

 

「……来た」と爆豪が言った。「問題あるか」

 

「ありますあります」

 

「……「ない」か」

 

「ありますあります」

 

「……じゃあいい」

 

 爆豪が屋上の端に立った。上鳴が爆豪を見た。爆豪が上鳴を見た。

 

「……何か」と爆豪が言った。

 

「いや!! 爆豪くんが本当に来るとは思ってなかったので!!」

 

「うるさい。始めろ」

 

「あーっ!おぅううっす!おーっ!うーっす!」

 

 野獣先輩が言った。

 

 上鳴が「……それは「ようこそ」ということですか先輩」と言った。

 

「ありますあります」

 

 爆豪が「語録で挨拶するな」と言った。

 

「ありますあります」

 

 

 

 

 

 

 三人体制になった。

 

 野獣先輩は状況を索敵で整理した。

 

「TARGET…CAPTURED…BODY SENSOR…」

 

 上鳴——電撃・速い・直線的。

 

 爆豪——爆破・速い・広範囲。

 

 二人同時に相手にすると——野獣先輩の転移では間に合わない可能性がある。

 

「じゃあまず、年齢を教えてくれるかな?」

 

 野獣先輩が言った。

 

 上鳴が「……「まずお前たちのことを知る」ということですか!! 俺は十六歳です!!」と言った。

 

 爆豪が「俺に聞くな」と言った。

 

「ありますあります」

 

「……「聞いていい」か」

 

「ありますあります」

 

「……「聞くな」という意味か」

 

「ありますあります」

 

「……「どちらでもいい」か」

 

「ありますあります」

 

 爆豪が「……先輩は今、俺の体格を索敵で測ってたか」と言った。

 

「ありますあります」

 

「……「していた」か」

 

「ありますあります」

 

「……それでいい。好きにしろ」

 

「ありますあります」

 

 

 

 

 

 索敵を爆豪に絞った。

 

 爆豪の体格——上鳴より二回り大きい。

 

 肩幅が広い。広背筋の密度が上鳴とは次元が違う。腕の太さが、脱力状態でも腕の内側の筋肉が常に一定のテンションを保っている。

 

 爆豪の個性——爆破は手のひらから発動する。だから手腕の筋肉が特殊な鍛え方をされている。掌の皮膚の下に汗腺があって、そこから爆破に必要なニトログリセリンを分泌している——その特殊構造が索敵に引っかかった。

 

「じゃあまず、年齢を教えてくれるかな?」

 

 もう一度言った。

 

 爆豪が「何回言うんだ」と言った。

 

「ありますあります」

 

「……「何度でも言う」か」

 

「ありますあります」

 

「……俺の体が知りたいということか」

 

「ありますあります」

 

「……知ってどうする」

 

「うまいぞフェラ」

 

 野獣先輩が言った。

 

 爆豪が「……意味が分からん」と言った。

 

「ありますあります」

 

 上鳴が「……「場の空気を理解した」ということだと思います!! 「場の空気読みました」語録です!!」と言った。

 

「ありますあります」

 

 

 

 

 

 

 訓練が始まった。

 

 まず上鳴が電撃を放った。

 

 野獣先輩が「菅野美穂」で囮の気配を生成した。電撃が囮に引き込まれた。

 

 次に爆豪が爆破を放った。

 

 野獣先輩が「緊張すると力出ないからね」で爆豪の個性出力を一瞬低下させようとした。

 

 ——爆豪には効かなかった。

 

「ありますあります」

 

 野獣先輩が自分に向かって言った。

 

「……効かなかったな」と爆豪が言った。「緊張はしない」

 

「ありますあります」

 

「……「そうだな」か」

 

「ありますあります」

 

「……じゃあ俺には「緊張すると」は効かない。別のを使え」

 

「ありますあります」

 

 上鳴が「……爆豪くんに「緊張すると力出ないからね」が効かないのは分かりました!! 記録します!!」と言った。

 

 

 

 

 

 

 二回目。

 

 今度は違う組み合わせを試した。

 

「うまいぞフェラ」

 

 野獣先輩が言った。

 

 屋上の空気が——変わった。

 

 上鳴の構えが一瞬ゆるんだ。爆豪の視線が一瞬動いた。

 

「TARGET…CAPTURED…BODY SENSOR…」

 

 その一瞬に索敵を起動した。

 

「菅野美穂」

 

 囮を三体生成した。上鳴の左・右・後方に。

 

「緊張すると力出ないからね」

 

 上鳴に向けて放った。上鳴の電撃出力が——低下した。三つの囮に分散してさらに弱まった。

 

「!!」

 

 上鳴が「……電撃が三方に引っ張られてる!!」と言った。

 

 爆豪が動いた。囮を無視して直接来た。

 

「しばらくホッとしたろう!」

 

 野獣先輩が言った。

 

 爆豪が——一瞬止まった。

 

「……!」

 

 その一瞬に転移した。

 

「こ↑↑こ」

 

 爆豪の背後に出た。

 

「……!!」

 

 爆豪が振り返った。野獣先輩がそこにいた。

 

「ありますあります」

 

 

 

 

 

 

 静止した。

 

 三秒。

 

 爆豪が「……これが複合技か」と言った。声が低かった。

 

「ありますあります」

 

「……「うまいぞフェラ」で場の空気を変えて、「菅野美穂」で囮を複数生成して、「緊張すると力出ないからね」で上鳴の出力を落として、「しばらくホッとしたろう!」で俺の一瞬を作って、転移で背後に出た——全部繋がってるのか」

 

「ありますあります」

 

「……全部、語録で」

 

「ありますあります」

 

「動物裁判だ…!」

 

 野獣先輩が言った。

 

 上鳴が「……「理不尽な状況」ということですか!! 先輩自身が言いました!!」と叫んだ。

 

「ありますあります」

 

「……「そうだ」か」

 

「ありますあります」

 

「……「複合技自体が理不尽」ということですか!!」

 

「ありますあります」

 

 爆豪が「……そうだな。理不尽だ」と言った。「——で、俺にはどの語録が効く」

 

「じゃあまず、年齢を教えてくれるかな?」

 

 爆豪が「三回目か」と言った。

 

「ありますあります」

 

 

 

 

 

 

 午後。

 

 訓練の後半。

 

 野獣先輩は「ワードレス転移」をもう一度試みていた。

 

 上鳴が電撃を放った。

 

 野獣先輩が——語録を言わずに転移した。

 

 成功した。

 

 上鳴の電撃が空振った。

 

「ウッソだろお前www」

 

 野獣先輩が言った。

 

 上鳴が「……「ウッソだろお前」って先輩が言った!!!!」と叫んだ。「「ウッソだろお前」は俺が言う台詞ですよね!! でも先輩が言った!!!!」

 

「ありますあります」

 

「……「そうだ」ということですか!!」

 

「ありますあります」

 

「……「ウッソだろ」って先輩も思ったんですか!! 自分で無言転移して自分で「ウッソだろお前」って言った!! 語録まとめ番外編に書きます!! 「自分の行為に自分で「ウッソだろ」と言った・唯一の例」として!!」

 

「ありますあります」

 

 爆豪が「……何回目だ、無言で転移できたのは」と聞いた。

 

「ありますあります」

 

「……「二回目」か」

 

「ありますあります」

 

「……そうか」

 

「ありますあります」

 

「……「頻度は増えているか」ということか」

 

「ありますあります」

 

「……続けろ」

 

「ありますあります」

 

 

 

 

 

 夕方。

 

 最後の実験。

 

「今日タァイムはどう?伸びた?伸びない?」

 

 野獣先輩が言った。

 

「……「今日の複合技の持続時間を確認している」ということですか!!」と上鳴が言った。

 

「ありますあります」

 

「……伸びましたか」

 

「ありますあります」

 

「……「伸びた」か」

 

「ありますあります」

 

「……どのくらい」

 

「ありますあります」

 

「……「「ある程度」ということで上鳴に任せる」ということですか」

 

「ありますあります」

 

「……記録します!! 「複合技の持続時間:昨日比で延伸確認」として!!」

 

 爆豪が「実際に見せろ。話で確認するな」と言った。

 

「ありますあります」

 

 もう一度、複合を起動した。

 

「うまいぞフェラ」——場の空気。

 

「菅野美穂」——囮三体。

 

「緊張すると力出ないからね」——上鳴の出力低下。

 

「しばらくホッとしたろう!」——爆豪の一瞬の隙。

 

 そして——

 

「ンギモッヂイイ!」

 

 野獣先輩が叫んだ。

 

 五語録が——一息で繋がった。

 

 複合技の持続時間が——今まで一番長かった。囮が五体に増えた。上鳴の出力が半分以下に落ちた。爆豪が半歩止まった。

 

「これは二人ともイキスギだからOKか」

 

 野獣先輩が言った。

 

 上鳴が「……「俺たちも限界超えてるけどOKか」ということですか!!」と言った。

 

「ありますあります」

 

「……「OKだ」ということですか」

 

「ありますあります」

 

「……「二人ともイキスギ」か!! 記録します!!」

 

 

 

 

 

 爆豪が半歩止まったあの瞬間。

 

 索敵でその体格を確認した。

 

 爆豪が一瞬——完全に体幹から力を抜いた。

 

 「しばらくホッとしたろう!」が爆豪に効いた瞬間だった。

 

 普段の爆豪の体は常に張り詰めている。肩から腕・腹部・股関節——全部が「いつでも動ける」状態で維持されている。

 

 でもあの一瞬だけ、すべてが「ほぐれた」。

 

 それが索敵の中で——はっきり分かった。

 

「仮面ライダーなんだろお前」

 

 野獣先輩が言った。

 

 爆豪が「……何だ」と言った。

 

「ありますあります」

 

「……「変装を見破った」ということか」

 

「ありますあります」

 

「……俺の何が変装に見えた」

 

「ありますあります」

 

「……「普段の張り詰めた状態が変装だ」ということか」

 

「ありますあります」

 

 爆豪が「……」と少し間を置いた。

 

「……そうかもな」

 

「ありますあります」

 

 

 

 

 

 訓練が終わった。

 

 三人で屋上に座っていた。

 

 上鳴がへたり込んでいた。爆豪が立ったまま腕を組んでいた。

 

「先輩、今日の訓練、まとめると」と上鳴が言った。「「うまいぞフェラ→菅野美穂→緊張すると→しばらくホッとしたろう!→ンギモッヂイイ!」の五語録複合が完成した。持続時間最長。爆豪くんに「しばらくホッとしたろう!」が一瞬効いた。ワードレス転移が二回目成功。「仮面ライダーなんだろお前」→爆豪くんが「そうかもな」と認めた——以上です!!」

 

「おもみもも」

 

 野獣先輩が言った。

 

 上鳴が「……「意味不明」ということですか!? 俺のまとめが意味不明でしたか!?」と言った。

 

「ありますあります」

 

「……「意味不明じゃない」ということですか」

 

「ありますあります」

 

「……「合ってる」ということですか」

 

「ありますあります」

 

「……じゃあ「おもみもも」は何ですか!!」

 

「動物裁判だ…!」

 

 野獣先輩が言った。

 

 上鳴が「……「自分の訓練が理不尽だと分かってる」ということですか」と言った。

 

「ありますあります」

 

 爆豪が「……それでいい」と言った。「理不尽な方が強い」

 

「ありますあります」

 

 

 

 

 

 翌朝。

 

 上鳴がスマートフォンを持ってきた。

 

「番外編修行記録Day2、完成しました!!」

 

```

語録まとめ戦場版③番外編:修行記録Day2

 

今日の最大発見:

「うまいぞフェラ(空気)」→複合起動の第一声として機能

=「場の空気を支配する」設計が「複合技の起点」として発動

 

五語録複合の完成形:

うまいぞフェラ→菅野美穂→緊張すると力出ないからね→しばらくホッとしたろう!→ンギモッヂイイ!

※最後の「ンギモッヂイイ!」が「出力爆発」として機能→囮が5体に増加・効果時間最長

 

ワードレス転移:2回目成功(本日)

累計成功:2回

 

爆豪くん関連記録:

・「仮面ライダーなんだろお前」→「そうかもな」と爆豪くんが認めた(★★★★)

・「緊張すると力出ないからね」→効かなかった(確定)

・「しばらくホッとしたろう!」→一瞬だけ効いた(★★★)

 

ホモ視点記録(上鳴推定):

・「じゃあまず、年齢を教えてくれるかな?」→爆豪くんに3回使用→明らかに体格索敵

・「うまいぞフェラ」後に索敵を起動→場の空気+体格索敵の同時運用を確認

```

 

「ありますあります」

 

「……「合ってる」ということですか」

 

「ありますあります」

 

「……「ホモ視点記録」の欄は合ってますか」

 

「ありますあります」

 

「……「じゃあまず、年齢を教えてくれるかな?」三回は爆豪くんの体格索敵だったんですか」

 

「ありますあります」

 

「……語録まとめに「★★★★★」追加します!!」

 

「動物裁判だ…!」

 

「……「理不尽」ということですか!!」

 

「ありますあります」

 

 

 

 

 

 

 昼。

 

 廊下で爆豪が上鳴を見ていた。

 

「……上鳴」

 

「はい!!」

 

「……「仮面ライダー」の件は書くな」

 

「もう書きました!!」

 

「……消せ」

 

「★★★★は消せないです!!」

 

「……★の数を減らせ」

 

「★★に減らすのも難しいです!!」

 

「……なぜだ」

 

「事実なので!!」

 

 爆豪が「……」と間を置いた。

 

「……先輩に「仮面ライダーなんだろお前」と言われて「そうかもな」と答えた——それは事実か」

 

「ありますあります!! 先輩の台詞です!!」

 

「俺が「ありますあります」を言うな」

 

「すみません!!」

 

 野獣先輩がその会話を廊下から索敵で確認していた。

 

「ありますあります」

 

 自分に向かって言った。

 

 

 

 

 

 夕方。

 

 廊下を歩いていたら物間と切島が同じ場所にいた。

 

「田所先輩」と物間が言った。

 

「先輩!!」と切島が言った。

 

「ありますあります」

 

「……訓練が続いているようですね」と物間が言った。

 

「ありますあります」

 

「……「三人でやっている」と聞きました」と物間が言った。

 

「ありますあります」

 

「……B組にも声をかけていただけませんか」

 

「ありますあります」

 

「……「かける」ということですか」

 

「ありますあります」

 

「……「かけない」ということですか」

 

「ありますあります」

 

「……どちらですか」

 

「じゃあまず、年齢を教えてくれるかな?」

 

 物間が「……十五歳です」と即答した。

 

 切島が「……俺は十六歳です!! でも「年齢を教えてくれるかな」は訓練への参加許可ということですか!!」と言った。

 

「ありますあります」

 

「……「そうだ」か!! 切島、俺も来ていいらしい!!」

 

「物間くんが俺の台詞を言った!!」と切島が言った。

 

「ありますあります」

 

 物間の耳が少し赤かった。

 

 

 

 

 夜。

 

 相澤が来た。

 

「……今日の訓練の報告を」

 

「ありますあります」

 

「……複合技は」

 

「ありますあります」

 

「……「進んだ」か」

 

「ありますあります」

 

「……ワードレスは」

 

「ありますあります」

 

「……「また成功したか」」

 

「ありますあります」

 

「……二回か」

 

「ありますあります」

 

「……今日で累計何回だ」

 

「ありますあります」

 

「……「二回」か。累計で」

 

「ありますあります」

 

「……そうか」

 

 相澤が少し間を置いた。

 

「……爆豪が来ていたか」

 

「ありますあります」

 

「……「来ていた」か」

 

「ありますあります」

 

「……それは——良かった」

 

「ありますあります」

 

「……「爆豪が来たことが良かったか」か」

 

「ありますあります」

 

「……俺もそう思う」

 

「ありますあります」

 

「……エンデヴァーに伝える。「複合技が五語録に到達した」と」

 

「ありますあります」

 

「……反応が気になるか」

 

「ありますあります」

 

「……聞いておく」

 

 

 

 

 

 

 深夜。

 

 相澤からメッセージが来た。

 

「エンデヴァーから返信が来た。——「五語録の複合か。「うまいぞフェラ」が起点だと聞いた。理解に苦しむが——続けろ。それが修行だ」とのことだ」

 

「ありますあります」

 

「……「嬉しいか」か」

 

「ありますあります」

 

 少し間を置いた。

 

「……エンデヴァーがもう一行書いていた。「「しばらくホッとしたろう!」が爆発の隙を作るなら、俺にも試してみたい」と」

 

「ありますあります!!」

 

「……「嬉しいか」か」

 

「ありますあります!!」

 

「……二個「!!」ついた返信だな」

 

「ありますあります」

 

「……分かった。伝えておく」

 

 

 

 

 

 深夜。

 

 屋上に出た。

 

「TARGET…CAPTURED…BODY SENSOR…」

 

 デクの気配——ある。今夜は動いている。速い。ある方向に向かっている。

 

「今日タァイムはどう?伸びた?伸びない?」

 

 野獣先輩が言った。

 

 自分に向かって言った。

 

「ありますあります」

 

 デクの速度が——ここ数日で変わっている気がした。速くなっている。目的に向かっている感触がある。

 

「ありますあります」

 

 訓練の持続時間が伸びた。

 

 ワードレス転移が二回成功した。

 

 五語録複合が完成した。

 

 デクが速くなっている。

 

「ありますあります」

 

 今日は——全部「伸びた」。

 

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