知るかバカ!そんなことより侵略だ!   作:ブラッキオ

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パソコンを買い替えて、データの移行をしたら恋姫シリーズのデータが全部ぶっ飛んだんで、しばらくはエロゲに困らなくなりました、うp主です。全部ドギラゴンのせいにしようと思います。


第135話 歳を取ると素直になれなくなる

Side in

 

夜も深まって来たある日。俺は神社で佇んでいた。別にナルシーな気分になったわけじゃない。そんなことに浸っている暇があったら勉強しろ。あとは作曲。

 

ここにいるのは、やることがあるからだ。それはドキンダムたちの協力も必要になる。

 

――『ったく、お人よしダムね』

 

悪いね、そうして刺され続けてきたのが俺の人生だ。今後も変えられん。

 

――『だろうな。はぁー、嫌な性分ですこと』

 

ドキンダムに呆れられながらも、空を見上げながらその時を待つ。あ、そうだ。人避けの結界も調整しておこう。

 

しばらくすると、こちらに足を運ぶ音が一つ。

 

「ごめんなさい、遅くなっちゃって」

 

「いいさ、朱乃」

 

そう、何を隠そう姫島朱乃だ。彼女を俺はこの夜の神社に呼び出した。

 

言っておくが、断じてやらしいことはない。何なら超がつくほどに真面目な用事だ。そもそも彼女にそんな邪なことをすれば、バラキエルさんにジャッジメントタイムからのデリートをされる。

 

「遅くなった、ブラックゾーン殿」

 

ちょうどそのバラキエルさんがやって来た。彼を呼んだのも彼だ。お父様の登場に、朱乃はすごく嫌そうな顔をする。って言うか、怒りと言うか何と言うか、拒絶の表情だ。

 

「大地君」

 

「まぁ、怒るな。……話はおおよそ聞いたよ。随分なことだな。誰かを憎まねばならない収集を付けられななんて、悲しいもんだ」

 

俺の言葉に、怒りをにじませる朱乃と少し驚いた様子のバラキエルさん。

 

「リアスね……」

 

「そう邪険にするな。俺が問い詰めたから、彼女が仕方なく吐いただけだ」

 

話。それは二人の過去について。実はこっそりとリアス経由でグレイフィアさんから伺ったことだ。何て言うか、とんでもないすれ違いだな。愛する人を悪とせねば自分の心を保てないとか、何のクソゲーだ。俺はそんなのごめんだね。

 

「そこで二人に提案だ。ここで今すぐ仲直りしろとは言わん。だが、ここで二人を向き合わせるチャンスを俺にくれ。さもなくば、今すぐ今回のオーディンさんの護衛から降りろ」

 

俺の強めの言葉に驚く二人。そして苦しそうに沈黙する。まぁ、そうだよな。そうなるのが普通だ。でも、『じゃあ、降ります』とすぐに出ないならまだ希望はある。その希望を捨てるわけにはいかんよな。

 

「オッケー。じゃあ、始めよう。朱乃、頼んでおいたものはあるか?」

 

「え、ええ。これよ」

 

そう言って渡されたのはお守り。赤くて小さな交通安全のお守りだ。

 

朱乃に頼んだのは『お母様との思い出が籠ったもの』。ぶっちゃけ何でもよかったのし、最悪禁断の血力で世界を染めれば何とかなったのだが、朱乃は持ってきてくれたようだ。今からやることは、こいつを起点にして、その禁断の力で黄泉路から一時的に朱乃のお母様を叩き出すってことだ。

 

ああ、そうだ。一応断っておこう。

 

「二人とも。今からやるのは他言無用でな」

 

「大地君?一体何をするの?」

 

簡単に言うと召喚です。何て言えるかボケ。この後のことを考えていたら黙っていた方が得だわい。

 

さぁて、男・岸波大地。いっちょやってやろうじゃないの。ドキンダム、アポロヌス。頼むぜ。

 

――『あいあいさー』

 

――『ふん』

 

俺の中の禁断の力が程々に流れ出る。それを見て軽くぎょっとする二人。

 

「ブラックゾーン殿……!」

 

「なぁに、これからやることの本質は『魂の冒涜』だ。あとで謝るから許しておくれよ」

 

俺は両手を開く。すると、触媒となるお守りが朱乃の手の中で光り出す。よし、行けるな。

 

「それじゃあ、行くぜ」

 

俺は手をポンと叩いた。すると、俺と姫島親子の間に一つの紋様が浮かび上がる。それはこの世のものとは思えないおぞましいものに見える。

 

その紋様が強い光を放ち、そしてそこから一人の人が現れた。

 

紋様が光ることをやめると、そこには朱乃に似た一人の女性がいた。

 

「あら?ここは一体?私、確か朱乃を庇って死んだはずでは……?」

 

「それが後々問題になったんだよ」

 

俺がそう言うと、こちらを向いた女性。

 

「あなたは?」

 

「あんたを呼んだ人。で、そっちの人達が問題を抱えた人達」

 

そう言って指さす先には信じられないものを見る目で女性を見る二人がいた。

 

「嘘……かあ、さま?」

 

「朱璃……なのか?」

 

「あら、朱乃。大きくなったわね。あなたも変わらないようで何よりだわ」

 

そう朗らかに言う女性こと、朱乃のママさん。

 

今回の一件、原因となったのは朱乃のママだ。彼女のことで面倒なことになったのがお二人。だったら、その彼女に解決させるしか他ないと思った。このことについては昨日アザゼル先生にも相談しており、許可をもらっている。

 

―「すまない、岸波。俺達はもう、お前に頼るしかないんだ」

 

面倒ごとばかり押し付けやがって、あの髭。恩知らずにも程があるんだよ。

 

「時間は30分だ。それ以上はいよいよ朱乃のお母様がクリーチャーになりかねん。その間に、思う存分話し合え。んじゃ、あとはうまくやってくれ」

 

俺はその場をあとにして、神社の裏側でひっそりとしていることにした。

 

遠くからは朱乃とバラキエルさんの泣く声が聞こえる。

 

気持ちは分からなくもない。俺だって前世の嫁さんと会えたのなら、ああもなる。どれだけのことを謝罪すればいいのだろうか。どれだけのことを感謝すればいいのだろうか。どれだけ彼女にとって俺が不相応だったか。そんな残悔ばかりが湧いてくる。

 

叶うなら、前世にあるって言う本体の俺がうまくやってくれればいいな。本当は俺が会いにいきたいくらいなんだけど、それは無理なんだよな。

 

帰りたい場所。だけど、今の父さんと母さん、遥輝がいるこの世界も帰りたい場所であることには違いない。欲張りすぎだな。欲張りになってしまうほどに、俺は満たされているんだろな。

 

――『センチになるな、キモイダム』

 

うっせー!いいだろ!これが俺の本心だ!俺にだって帰りたい場所がたくさんあるんだよ!

 

――『はぁ、意味わかんねダム』

 

さて、30分経つまで暇だし、作詞と言う名のパクリメモでも書くか。なーに書こうかなぁ。

 

 

○○○

 

 

気が付いたら30分立っていた。んじゃ、お二人の所に行くか。

 

俺は立ち上がり、神社の表の方に行く。そこには涙の痕を目の下に残した朱乃とバラキエルさんがいた。

 

「よっす、話はつけたか?つけたよな?じゃなかったら、ここでぶっ飛ばすからな」

 

「ええ、したわよ。話」

 

朱乃がそう言う。どうやら、俺のお節介は間違いじゃなかったらしい。これでオーディンさんの護衛も心置きなくやれるってもんだろう。

 

俺が安堵していると、バラキエルさんが突然土下座した。

 

「バラキエルさん?」

 

「ブラックゾーン殿!いや、岸波大地君!俺は……俺は君にどれだけ感謝してもし尽くせない!」

 

大声でそう言うバラキエルさん。よかった、一応禁断の力で結界を張っておいたから外には漏れていないけど、にしたって声がデカいよ。

 

「この恩、必ず返す!たとえグリゴリに背くことになろうと、俺は君のために戦おう!」

 

「いいわ、そう言うの!ったく、真面目なんだから……」

 

堅物すぎるその姿に若干呆れも出てきた。この人、何で堕天したんだよ……。

 

「んじゃ、俺は帰るから。朱乃とバラキエルさんは感想戦でもしてな。ふぁー、眠い」

 

欠伸を一つしながら、俺は神社を後にした。あの感じだと、和解とまではいかないだろうけど、それでも何とかなったと思う。

 

いいね、親子。俺には眩しいよ。

 

Side out

 




最近のやりとり
友人「今度ヴァンガのドキつよが出るから、復帰しない?どんなデッキがいい?」
ワイ「エースが仲間を食い殺すような感じでぇ」
友人「ほなヴァルガか」
ワイ「せっかくだからドラゴンでぇ」
友人「ほなヴァルガか」
ワイ「なんか禍々しい感じのエースを使うデッキがいいな」
友人「お前、なんでヴァンガやってないの?」
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