知るかバカ!そんなことより侵略だ! 作:ブラッキオ
1:多色の枚数は何枚まで許容するか
2:各色は何枚まで採用するか
3:防御札は何枚まで入れるか
4:Gストライクや逆転劇、ニンジャストライクは防御札換算するか
正直、ここの問題が大きすぎて新しいデッキが組みにくいと言う。その点5Cディスペクターってすげーな。デッキの三分の二が多色でも問題ないしSSSとか言う最強トリガーを無理なく組み込めるっていう。
Side in
「無難にメイド・執事喫茶とかどうっすかね?」
「レヴィアタン様が破産しかねないから却下」
兵藤の提案に我らが部長ことリアスが問答無用の否定を入れた。
「いやぁ、いい案だと思いますよ?メイドについては皆さんルックスいいですし、執事も2年と3年の王子両方採用とか。絶対いけますって」
「その3年の王子は今年も用事があってこっちに来る時間は少ないそうよ」
「え、そうなんすか?」
俺が今晩の献立を考えてスマホを見ていると、兵藤の視線を感じた。何でしょうか?
「……何だ?」
「いや、岸波先輩って去年までフリーだったですし、今年はどこかに腰を据えるのかなって思ったんすよ」
兵藤の言い分も分からなくない。てか、そうなるのが普通だろうよ。寧ろそこら中に走り回る俺の方がおかしいのだ。何で今年もフラフラ放浪せねばならんのだ。いや、やることのない帰宅部とか言う地獄を見ずに済んでいるのはいいけどさ。そうさせてくれた去年までの結菜達には感謝だ。
「何か、俺って人気者らしくてな。軽音部の発表に参加したり、色々あるんだよ」
「先輩も大変っすね。俺、モテなくてよかったって初めて思いましたよ」
「こいつ、他人事だからって……」
だいぶ俺の扱いが雑になってきたな、兵藤。ここで少し焼きを入れるべきか?のんきに紅茶をすすりやがって。
しかしながら、皆随分緩んでいる。それもただ緩んでいるわけじゃない。ちゃんと自分を引き締めた上で、無駄な緊張を排している。とてもいいことだ。
俺は思わず笑みがこぼれた。それに気が付いたリアスがこちらに問う。
「どうしたの、ダイチ?」
「いや、もうすぐ神との戦いだって言うのに、皆肩の力が抜けていてな。本番で無駄に緊張するよりはずっといいと思っただけだ」
そう言うと、皆はくすっと笑った。
「はっきり言うわ。緊張しないはずがないじゃない」
そう言うリアスの表情は少し緊張交じりの笑顔だった。
「たとえ異国でも、神は神。私達悪魔とは敵対関係……だった。過去形でも、その力は私達にとっては脅威よ。怖いわけがないじゃない。でもね、あなたって言う大切な人が後ろにいるってだけで力が湧いてくるの。守りたいものがあれば、『人間』は強くなる、なんてあなたみたいなことを言っちゃったわね。とにかく、あなたがいるだけで、少なくとも私は、私達は強くあれるの」
「ぬぅ……」
何だか中二病を掘り起こされたような感覚が走る。すごく、苦しいです。
○○○
夕飯を食べ終えた後、俺は部屋にこもった。一緒に黒歌とアーシアの二人もいる。
「二人に言いたいことがある」
「はい、何でしょうか?」
「何?今更日和った?そんなタマじゃないでしょ、ご主人様」
俺は二人に言わねばならないことがある。それを今言おう。
「実は今日の夕飯中に思ったことがある」
二人は頭の上に『?』を浮かべている。
「多分、ロキは魔法なり何なりを使って、俺を隔離する」
「どう言うことでしょうか?」
俺の言葉にそう返すアーシア。そうだよな、これだけじゃ分かりにくいよな。説明せねば。
「ロキの目的は俺の殺害じゃない。あくまでもオーディンさんを叩くことだ。俺に気を取られる必要なんてない。だけど、俺の存在は確実にあいつにとって邪魔だ。そして、その邪魔を取り除くことは不可能って言っていい」
「そうね、ごすを殺すなんて言ってたって聞いた時は随分大きく出たなぁなんて思ったけど」
黒歌がそう言う。その『大きく出た』ってのは、かなりいい意見だ。
「その大きく出た言葉、おそらくはったりだ。あいつとてそこまで馬鹿じゃないだろう。そうであってほしい」
「ご主人様、変な所でネガティブよね」
「ポジティブ馬鹿のパリピになるくらいなら、お前達を守るために俺はクソ根暗陰キャにでもなってやる」
そもそも、俺はパリピとか性に合わねーんだよ。
「うそ、私達ってご主人様に愛されすぎ?」
「殺したいほどに愛してる」
「まるで幻想な楼閣にゃ」
こうして冗談を言い合えるのは中々心地がいい。リアスやシークヴァイラさん達相手だと、こうはうまくいかないからな。
「ありがと。で、そのロキだが、俺を殺すことは諦める。ただ、その代わりと言っちゃなんだが、別の場所に転移させてそこで足止めをする。その可能性を俺は考えた」
「ほう」
黒歌がそう言う。アーシアも静かに俺の言葉を聞いている。
「黒歌、神クラスになれば転移魔法みたいなのは使えるよな?」
「当たり前ね。
ないわ」
「だろうな。その力で俺を転移、んでもっておそらくだが、そこで俺を何か強い奴とぶつける。多分、そこで俺が死ねば御の字って浅ぇこと考えているのがロキだ。ハティとスコルを出すなら……そこだろうな。俺とぶつけるか、それとも俺のいない状態の皆にぶつけるか。どちらかかと思う」
「なるほどねぇ」
俺の言葉を深く受け止める黒歌。それに対してアーシアはそっと手を挙げた。
「も、もしダイチさんが転移した場合、私達はどうしましょう?黒歌さんはお強いですから、ロキとも戦えるかもしれませんが、私は……」
自信なさげにそう言うアーシア。そう、今それを言いたかった。
「アーシア、君の力は誰かを倒すための力じゃない。その力の使いどころを見誤るな。自信を持て。兵藤達からすれば、シンプルに君が後方で回復役をしているだけでも十分すぎる活躍になる」
「ダイチさん……!」
この子にはもう少し自分を誇ってほしい。力を求めるのもいいが、それ以上に自分の力をもっと自慢してほしいな。でも、きっとそれだけじゃ満足はしないだろうし、その辺もアザゼル先生に相談してみるか。
「俺がどこかへ飛ばされても、すぐに帰ってこられる。ただ、足止めされることには変わりない。だから二人には俺が飛ばされた後、兵藤達の補助に回ってほしい」
俺がそう言うと、二人は力強く頷いた。
「このことはアザゼル先生にも話を通しておく。流石に俺達だけの内密でやるには、足並みを乱しかねないことだしな」
「分かりました」
「分かったわ」
さて、俺の言いたいことは終わった。今晩、オーディンさんの会談が行われる。ロキは確実に来る。
待っていろ、ロキ。俺の前に立ったことを後悔させるからな。
「ところでご主人様」
「ん?何だ、黒歌?」
突然の呼びかけに驚く俺。何だろう。
「今回のことが終わったら、眷属や御使いの皆とデートしよ」
「はいぃ?」
Side out
正直ルード・ザーナと熊田すずはもっと評価されていいトリガーだと思います。